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 白狼姉妹  姉 デカパイデカ乳低身長の白髪ストレート  妹 デカパイデカ乳例身長の白髪ツインテール  ともに肌は褐色で白い尻尾を持つ仲良し姉妹 「いらしゃいませ~」 「ん、おつりだ」  王国から少し離れた場所にある、とある貴族の治める平和な街。  そこの武器・道具屋から可愛らしい声が響いてくる。  店の中にいるのは、とても可愛らしくそっくりな見た目の白狼の獣人姉妹だった。  活動的なホットパンツにデカ乳を見せつける為に着ているようなへそ出しのシャツを着て、その上からエプロンを羽織った二人はこの店の従業員にて看板娘のような立ち位置だった。  獣人のメスは総じて可愛らしいが数は少なめであり、オオカミの獣人は少ない、そして白い狼となるとそれは目立つものだった。  白く綺麗な髪と耳、そしてミルクチョコレート色の肌をした姉妹、姉はストレートで、妹はツインテールにしている。  二人は良く働き、この店の店主であり元冒険者の獅子の獣人、隻腕ながらも屈強なオスにも気に入られていた。  獣人のオスは屈強であり、この店主は片腕を失った結果、冒険者をやめて店を開いたのだが、今でも大型モンスターの一匹程度ならば討伐できる力の持ち主故に、可愛らしくデカ乳をたっぷたぷ揺らす姉妹にエロい目を向ける男はいても、セクハラや野次をかける客はいない。  それ故に二人は『まともに』働くことが出来るのだった。    ―――。  ――――――。   「それじゃあ、店長、あたしたちは上がりますね」 「ああ、ありがとうな、二人とも。今週分の給料だ」 「わ、ありがとうございます❤」 「感謝する……!」  仕事を終えて帰る際に、週払いの給料を受け取る姉妹。  愛想の良い妹と、少しクールな姉、見た目そっくりだけど性格の違う二人は渡されたお金を喜んで受け取っていく。  二人暮らしの姉妹はこの給料や、薬草採集などをして生計を立てており、裕福ではないが貧困もせずに暮らしていた。  店を後にした二人は給料を確認していき―――。 「ふむ……せっかくだし少しやっていくか?」 「そ……そうね、お給料もらった日くらいね?」  ―――姉の方は片手でグラスを持つジェスチャーをしてそれを口元で傾ける、所謂「一杯ひっかけていくか?」というポーズを見せた。  それに妹は少しだけ頬を赤らめて頷くのだった。  この二人、身長140センチ無く、童顔ツリ目だが酒を飲める歳ではある。王国の法では15歳以上から可能なので、二人は最低でもそれ以上と言うことになる。  そんな二人が目指すのは獣人たちの集まる酒場―――ではない。  では、獣人と人間が仲良く酒を飲む酒場―――でもない。  それなら、冒険者が集う酒場―――でもない。  せっかくだし高級な酒を飲めるBAR―――でもなかった。 「…………❤」 「…………❤ お、お姉ちゃん、はやく、いこ?」 「あ……ああ……❤」  二人が来たのはやや奥まった場所にあり、最も数が多いかもしれない労働者向けの安い酒場だった。  中から聞こえてくるのは品のない声や野次、中にいるのは全て人間であり、品性のない男たちが酔えれば良いという酒を飲んでいる場所だった。  そんな酒場に二人が……二匹が足を踏み入れると一瞬沈黙が訪れる。  人間しか来ないような安い酒場に来たのは品のある様にも見える美少女獣人姉妹が二匹。  女っ気もないそこでデカ乳を―――。   ”たっぷんぷるんっ❤”  ―――と揺らして歩くのだからたまらないものがあるだろう。  姉妹は適当な机に座ると給仕の女の子に適当な酒を頼んだ。  困惑したように注文を受けた女の子、その目には心配そうな色が浮かんでいた。  こんな酒場に獣人の美少女がやってきたら大変だという心配をしているようで、心優しいようだった。  その彼女の心配通りに、少しして周囲の男たちが驚きの沈黙から帰還すると下卑た笑みを浮かべて野次りだした。 「おいお~い、ワンちゃんがこんなところでなにしてんだぁ?」 「見ろよ、あれ❤ すっげぇ、乳❤」 「げひゃひゃひゃ! オレのとこでペットやんねーかぁ? 毎日肉棒くれてやるよ❤」  最低な言葉を発しながらも近寄ってきたりする者はまだいない。  それは紳士的とかでは一切なく「獣人は強い」という思い込みからである。  獣人が強いのはオスだけであり、メスがクソザコなのを知らない人間は非常に多い。  故に、例え見た目はちっちゃな美少女でも警戒するのだ。  それと、獣人相手に何かした後の報復が怖いのもあり、野次るだけにとどめているのだ。  獣人のメスに手を出した人間の男の家が、オスたちによりものの10分で倒壊させられた事件などありふれているからだ。  だからこそ、遠巻きにそのエロいデカ乳を見て野次る程度に留めているのだった。 「お待たせしました……」 「ん……」  給仕の女の子が酒の入ったグラスを二つ持ってきて姉妹のテーブルのおいた。  それを受け取った姉は、妹にそれを渡して二人で少し飲むが、給仕の娘がまだいることに気が付いた。 「まだ何かあるのか?」 「あの…………あんまり長いはしない方が良いと思います……」 「…………そうか、忠告感謝する、この一杯にとどめておこう」  心優しい娘は姉妹に心配からの進言をすると頭を下げてまだ仕事に戻っていった。  姉妹は何も気にしてないふりをして談笑をしつつ酒を飲むがそこに―――。 「おーい、犬っころ、芸でもしてみせろよ!」 「そのデカ乳使った芸が俺みてぇなぁ❤」 「ワンちゃん、虐めないからオイラの膝の上においで~❤ たっぷり撫でてやんよ!」   ―――野次は殺到する。  見てるだけでも十分エロく可愛い姉妹に対しての最低な言葉。  さらには、一人の男が食べていた鶏肉の骨を姉妹の近くに放り投げた。 「おい、犬っころ、取ってこい、だ取ってこい! ほらぁ、ちゃんと芸すればご褒美くれてやんぞ?」  そして、最低な野次を飛ばして笑っていく。  それに妹はキッと睨みを飛ばしたりしていくのだった。  そんな野次の中で酒を飲んでいき、男たちの会話が―――。 「あのデカパイたまねぇなぁ」 「俺はあのプリケツだわ、引っぱたきながら犯してぇ」 「どうせなら首輪させてやんねぇとなぁ」  ―――などと下劣な話になってきたころに、姉妹はため息交じりに立ち上がった。  テーブルに酒代を置くと、「おちおち酒も飲んでいられないな」と呟いて店を出て行くのだった。  その背中、というかプリケツにはも野次は飛んでいくが姉妹は無視して店を出た。  そのまま無言のまま家に帰ると、二人は何も言わずに家の奥にある窓のない部屋に向かうと―――。 「はぁっぁあああ❤❤ さいっこぉおお❤ 姉さんっ❤ 最高ね❤」 「あ、あああっ❤ ああ、最高だったな❤ ああ、あのまま骨を咥えておねだりしたかったっ……❤」 「あ、あたしも! あたしもやりたかった! ぁぁあ、犬っころ、ワンちゃん呼ばわりすごかったぁ……❤」  ―――二人で抱き合うようにして大はしゃぎ&我慢していた分の潮吹きをかましていった。  姉妹のひそかな楽しみ、これはかつて近所に住んでいた年上の劣等種族(オナホメス)に教えて貰った裏技だった。  質の低い酒場にいけば、散々野次って貰えるというテクニックである。  ちなみに、そのお姉さん、黒い毛の狼だった彼女はいつからか見なくなったという。  そのお姉さんに教えて貰ったテクニックを使ってこうして、劣等種族(オナホメス)としての欲望を満たしていくのだった。 「ね、ねえ、姉さん、今度少し高いけど音を記録できるオーブ買わない? それで酒場の野次を記録しておけば……」 「!? て、天才かお前……! よ、よし、そうと決まれば明日は朝から薬草採集だ! がんばるぞ!」 「おー!」  二匹は興奮冷めやらぬようにそのまま数時間、希望の飼われ方などを語っていくのだった。

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