【NO.エロ文】おまけのりびどー　彼女は美人な風紀委員！？ (Pixiv Fanbox)

「にしても、白川先輩やっべぇ美人だよなぁ」 「近くで見るだけで俺興奮してきちゃうし」 「あのおっぱいに、あの顔は反則過ぎ！」 「しかも、頭もめっちゃ良いし、運動も出来るんだから完璧だよなぁ」 千代ロマンス高校の教室。 そこで男子たちは集まって、この学校でもトップの美人、白川　凛子（しらかわ　りんこ）について話していた。 美人で、爆乳。運動でも勉強でも何でもござれの凛子は生徒たちの憧れの存在である。 「実際、あのおっぱいはどんなもんなんだろうな……」 「乳首とか綺麗なんかなぁ？」 「……なぁ？」 興奮しながら語っている彼らの視線はゆっくりと近くに座る一人の男子へと収束する。 会話を聞かないよう視線を逸らす彼は、戸田　錬太（とだ　れんた） 何を隠そう凛子の恋人である！ 「………………なんだよ？」 「いや、だからさぁ、あのおっぱいを知るものとして意見を聞きたいんだよ！」 「羨ましいんだよこの野郎！」 「あ、あの、あの、あの、あのデカパイを揉んでるんだろ！？　お前！」 興奮しきった男子たちは錬太を取り囲んで詰め寄る。 それに呆れたとうなため息を吐く彼は「知らない」と一言告げて無視をしようとしても、男子たちは諦めない！ 「教えてくれって！　あのデカパイがどうなのか！？」 「柔らかいの？　固いの？　乳首は！？」 「ぱ、パイズリしてもらった！？」 「…………のーこめんと」 興奮しきった男子たちに錬太はあくまでも答えない。 しかし、彼らも諦めないで縋りついていく。 「写メ見せろって言うんじゃないんだからさぁ！」 「頼むって！　マジで！」 「あんだけの美人のおっぱいがどうなってるか知りたい気持ち、お前にもわかるだろ！？」 日々男子のオカズにされていき、今どき写真が裏取引されている凛子。 そのおっぱいに興味があるのは男子として当然である。 超美人、真っすぐ目を見て話すのも照れるような凛子。 その上、歩くだけで揺れる爆乳装備だ、気にならないほうがおかしい。 男子たちのそんな悲痛な叫びは錬太には届かない。 誠実な彼としては恋人の身体を友人たちに話すことは出来ないと首を振る。 「くそぅ、お前だけずるいぞ！」 「そーだそーだ！　凛子先輩だけじゃなくて、ナンバーワン美少女後輩の美玲ちゃんとも一緒の暮らしやがって！」 「み、美玲は関係ないだろ！　義妹（いもうと）だよ義妹！」 錬太への嫉妬は更にその義理の妹であり、中等部で一番可愛いと言われる美玲にも飛ぶ。 めちゃくちゃ美人の爆乳先輩を彼女に、そしてカワイイ美少女とひとつ屋根の下で暮らす錬太。 健全な男子なら羨ましがらないこともないだろう。 「はぁ！？　ふっざけんなよ！　ミステリアスで、アイドルみたいに可愛い美玲ちゃんと二人暮らしして何にも思わないのかよ！」 「だから！　義妹だって！　家族！」 「抱き着かれたりしてるのみたぞ！？」 「スキンシップだよ！」 友人たちから何故か……いや、必然として責められていく錬太。 美人過ぎる爆乳彼女を持ち、可愛い女の子と二人暮らし。 それを羨ましがらない男はそうはいないだろう。 「中等部で一番人気と、高等部の一番人気を独占しやがって！」 「贅沢は敵だって教わらなかったのかよ！」 「知るか！！」 嫉妬の炎に飲み込まれたクラスメイト達とギャーギャー騒いでいた時―――。 「そこ、休み時間とは言え騒ぎ過ぎだぞ？　む、錬太か……」 「あ、お兄様……❤」 「凛子ねぇに、美玲？」 「「「…………」」」 ―――廊下の方から声がして、そこにいたのは話題の凛子。しかも、プリントを持った美玲までいる。 黒髪ロングの爆乳お姉さんと、白髪の美少女は教室に入ってくると、錬太に近寄る。 「ほら、騒ぎすぎるな、制服が乱れているぞ？」 「お兄様、お召し物に汚れが……」 「あ、ありがとう……」 「「「…………」」」 二人は錬太の乱れた制服に手を伸ばしてそれを整えていく。 そこにいるだけで場の空気が変わるような美人と美少女に甲斐甲斐しく世話を焼かれる姿にクラスメイトたちは無言でいる。 そして、凛子が「あまり騒ぎすぎるなよ？」と告げ、美玲も教室を去れば残された錬太とクラスメイトたち。 数秒の無言の末に―――。 「羨ましすぎるだろぉ！？」 「お前、マジでふざけんよ！」 「なんだよあの状況！！」 「知るかよ！！」 ―――またさっきと同じ、いやさっき以上の大騒ぎになっていくのだった。 クラスの、いや、学校中の男子からの嫉妬を一心に受ける錬太の日常は騒がしいものだった。 ねくすと　りびどー