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「何かあったらこの一花おねーさんに相談するんだぞ?」  どこか抜けてて、どこか頼もしく、それでいて可憐で可愛らしく美しかった一花。  彼女と恋人になって4ヶ月。手を繋ぎ、キスをして初めてのセックスを経験した。  そして、彼女は失踪した。  当然探した。大切な彼女を探した。  警察にも相談したのだけど、直後に本人から―――。  『私の意志です』  ―――という電話があったという。  そのせいで警察も動いてくれることもなくただただ時間だけが過ぎていった。  そしてあっさりと1か月経って、3か月。半年、一年経った。  諦めてしまいたいのに諦められない日々の中で、ある動画を発見した。してしまった。  それは動画サイトに投稿されていたシリーズもので、古いものは一年近く前のモノもあった。  知らなかっただけで、かなり有名なモノのようだった。  かなり可愛く、胸もデカい美少女がどんどん堕ちて行くエロ動画。  そのサムネイル画像に写っていた顔。忘れようもないその顔に心臓が跳ねあがって、胃が嫌な音を立てた。  クリックしてはいけないと思っていたのに、その動画をつい、つい開いてしまった。  動画のタイトルは。  【便所ギャルイチカ#76】逆ナンチンポしゃぶり第8弾!【有料会員募集中】  ―――。  ――――――。 「はぁい♥ こんちんちん~♥ あはぁ♥ ヤリマン便女ギャルのイチカちゃんでぇっす♥ ピーっス♥」  甘ったるい媚びた声を上げる一花―――ではなくイチカ。  髪は金色に染まっているけれど、頭頂部は黒く戻っているプリン状態。  そして肌はミルクチョコレート色の褐色使用で、耳にはピアスが光っていた。  そのイチカは夜の街中にいるようで、大き目のパーカーを着ていた。  誰かが撮影しているカメラに向かって慣れた様子で挨拶をした彼女はペロリと舌を見せた。  その舌は半ばくらいから裂けていて、スプリットタンという蛇舌状態でかつピアスが割けた舌先にそれぞれつけられていた。 「とりあえずぅ♥ 今夜もダーリンの命令で逆ナンチンポしゃぶりしきまぁっす♥ えへへ~♥」  蕩けるような甘い声。媚び声を出したイチカは逆ナンフェラ宣言。  更には「あ、忘れてた」と呟くとカメラ前でパーカーのファスナーを下げていく。 「ちなみにぃ♥ この下はまっぱでーっす♥ ってかぁ♥ ダーリンに貢ぎ過ぎて金ないから服かえねーの♥ きゃは♥」  言葉通り。イチカはパーカーの下に服も、下着さえもつけていなかった。  やや垂れ気味だけど90cm以上は確定のデカパイ、その乳首にはピアス。  ヘソにもピアスが穿たれ、更には下腹部には男子トイレのマークが刺青されていた。  彼女は『ダーリン』なる人物の命令で身体を改造されているようで、イチカ自身もそれを楽しんでいるようであった。   「え? ほらぁ♥ おまんこにもしっかりピアスあしまーっす♥ ダーリンの命令で初めてつけたのがクリピアスでぇす♥」  野外で、周囲に人もいる状況なのにイチカは足をあげておまんこを見せつける。  クリトリスにはピアス、マンビラにもリングピアスがつけられているのがハッキリ映像に写っていた。 「そんじゃ♥ あは♥ そろそろ逆ナンはじめまーっす♥」  へらへらと笑いながら、パーカーの前を締めたイチカは夜の街を歩きだす。  そして獲物を物色するように道行く男たちに視線を向けていく。  その中で、画面の下にテロップが出だした。  『イチカちゃんとダーリンのなれそめは?』 「え~? なれそめって言うかぁ♥ 前カレがショボチンで~♥ ダーリンに本気のチンハメ教えて貰ってそのままぁ♥ みたいなぁ♥」  『うわ、めっちゃビッチですね。彼氏にごめんなさいした?』 「してないでーっす♥ ってかぁ、むしろ? イチカのおまんこの処女をあんなショボチンに捧げたのマジ萎え! お前が謝れや♥」  AVのインタビューかなにかのように会話をしていくイチカはカメラに向かって中指を立てて見せた。  別にこれは彼氏に向けた映像ではないのだけど、その中指は画面の向こうの1人の少年に突き刺さっていった。 「マジでぇ、ショボチンに捧げるくらいならダーリンにあげたかったぁ♥ ってかぁ、一回処女膜再生してヤリ直そうか迷ったレベルだしぃ!」  中指立てたまま本気でイライラした様子を見せるイチカ。  しかし、そのイライラも直ぐに引っ込んで行った。 「あ♥ あのおじさまチンポおいしそうじゃね? うわ♥ 濡れる♥ 絶対チンポ臭いでしょ♥ じゃ、今日の1人目はあの人でけってー、ね♥ おじさまぁ♥ チンポ勃起しちゃってますぅ?」  元カレへの怒りよりも見知らぬ男のチンポのようで、笑みさえ浮かべていく。  かつては愛し合った元カレよりも、肥満体の中年男のチンポに興味は移ってしまうイチカ。  その動画の中で、二度と元カレについての話題は出て来なかった。  それほどまでにイチカにとって元カレは『どーでも良い存在』のようだった。 「じゅちゅる♥ れろぉ♥ どぉ? あーしのスプタンフェラ♥ やばいっしょ♥ じゅちゅるる♥」  

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