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 かつては女王として畏れられ崇められていた薙切えりな。  神の舌と呼ばれるほどの味覚に合わせて、卓越した調理技術。  更には美貌とスタイルという完璧すぎる美少女。  その彼女は今―――。 「ぁぁん♥ いけませんわ、お客様っぁ♥ そんな、ん♥ お触りは、っぁ♥」 「ぐひひ♥ ええやないけぇ♥ おっほ♥ でっかいおっぱいしよって♥」 「いやぁん♥」  ―――場末の温泉宿で、緋沙子と一緒にセクハラピンクコンパニオンをしていた♥  畳敷きの宴会場。酒に酔った中年オヤジが騒ぐそこにえりなと緋沙子はそれぞれ露出激しいボディコン姿でお酌をしたりして忙しく働いていた。  色々あって、色々あり過ぎてここまで落ちぶれた美少女2人。  媚びた笑みを浮かべてセクハラに対しても決して拒否はしないえりな。  今もまた浴衣姿の中年オヤジは脂っこい手で彼女の肩を抱いて、ハリのある巨乳を揉みしだいていく。 「おっほ♥ でっかいなぁ♥ こんな乳ぶら下げてたらセクハラされてまうでぇ?」 「っ……ぁん♥ もう……♥ これがセクハラ、ですよ?」 「ぐひひ♥ そりゃすまんなぁ♥」  遠慮なく胸を揉まれてえりなは一瞬だけ辛そうな顔を見せるも、直ぐにコンパニオンの笑顔に戻る。  と、そこに―――。 「っ……! んんっ……も、もう、おじさま? えりな様……じゃなくて、エリちゃんだけじゃなくて私も可愛がってくださいな♥ ね?」  ―――割り込むように緋沙子が接近。  赤みがかったショートヘアでスレンダーな彼女もまたボディコン姿。  媚びた笑みを浮かべながら、片手にとっくりを持って中年オヤジに身体の隣についた。 「ぉ~♥ すまんすまん、ひーちゃんも可愛がってやらんとなぁ♥ っても、おっぱいがないのがなぁ♥」 「…………てへ★ ナイチチでごめんなさーい♥ でも、お尻に自信はあるんですよぉ? あ、エリちゃん♥ 追加のお酒お願いしまぁっす♥」  胸がないことを笑われながらも笑顔で、かつおバカなノリで返す緋沙子。  自然体で上手くやりつつも、彼女は自分の主人であるえりなをその場から逃がしていく。  えりなも緋沙子もセクハラピンクコンパニオンとして働いて生計を立てている身ではあるけれど、望んで今の位置にいるわけでもないのだ。  見知らぬ男に媚びてセクハラされることで日々、心をすり減らしている。  それは緋沙子も同じなのだが、自分よりもえりなを彼女は優先していた。  中年オヤジにその自慢のお尻を揉まれながらお酌をし、更には―――。 「ほれ、飲ませてくれや、ほれ♥」 「…………も、もー、甘えん坊さんですね~♥ ん、ちゅ……んっぅ……♥」 「っぉほ♥ 美少女の口移し、たまらんなぁ♥ ごく♥ ごく♥」  ―――お酒の口移しの命令もされて、それに緋沙子は応えていく。  中年オヤジの脂っこい手で形の良い大き目の桃尻を揉まれ、タバコ臭い口に舌を絡めての口移し♥ 「はっぁ……はぁあ……♥ はぁ♥」  唾液の糸を引かせるほど濃厚なキスを終えても、まだまだコンパニオンの仕事は終わらない。  えりなと緋沙子以外にも数名の美少女コンパニオンが働いているも、酔った男たちの悪ふざけに付き合うのはかなりの重労働だ。  緋沙子は精一杯えりなをカバーしようにも、男の数の方が多くてうまくはいかないことが多い。 「ほぉれ、声が震えとるでぇ、ひーちゃん♥」 「っぁ♥ っぁあ♥ だめ、歌うの、っぉ♥ 無理っぃ♥ ひぃい♥」 「ぐひひ♥ 下手やなぁ♥ エリちゃんを見習えや♥ ほれ♥」 「っぇ? ……っぁ……!」  ロクな歌が入っていないカラオケを肩を抱かれて手マンされながら歌わされる緋沙子。  男に言われて視線をえりなの方に向ければ、そこでは―――。 「んっぅ゛♥ バナナの輪切りっぃ♥ っぉ♥ 得意、ですのよっぉ♥」  ―――ガニ股で立ったえりなが、おまんこに皮の剥いたバナナを挿入し、締め付けで切っては床に置かれた皿に落としていた。  手を使わないでおまんこの動きだけで締め付けて、切って、また少しバナナを押し出しての動きを繰り返して見せるえりな。  高貴な彼女は媚びた笑みでそれをして見せて、更には―――。 「もちろん♥ 切ったバナナは無駄にはせずに、いただきまぁ~す♥ ぁむ♥」  ―――自分のおまんこで切った、マン汁の付着したバナナを食べていた。  プライドも何も捨てきった姿を見せるえりなの周囲に男たちが集まり撮影したり、野次を飛ばしたりしていた。  えりなはえりなで自分を常に守ろうとしてくれている緋沙子の為に精一杯行動しているのだ。  自分のせいで負担がいってしまっていることに胸を痛めて、無様な芸を晒して男たちの注目を集めて恩返しをしていた。 「っ……! えりな、様……っ」  彼女の気持ちを理解しつつも、緋沙子は従者として自分の力不足を感じていた。  男の太い指でおまんこをほじられ、マン汁を垂らしていた彼女は主人に守られている訳にはいかないとマイクを握りしめた。 「ひ……ひーちゃんとドスケベ淫語しりとりしませんかぁ♥ まずはぁ、えっとぉ、ち……チンカスぅ♥」  主人がさらし者になっているのは耐えられないと、緋沙子は精一杯自分が無様な姿を晒そうとしていくのだった。  お互いがお互いを思い合い、守り合う姿は美しい。の、かも知れない。        

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