火事場泥棒【虐殺OL(1-4)】 (Pixiv Fanbox)
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「オニーサン、そこで何してるの?」
「あぁん?」
女が、男に話し掛ける。
夜の街。
夜・・・ではあるが、深夜と言うほど遅い時間では無い。しかし、周りに他の人影は無かった。
「何でこんな時間に、外にガキが居やが・・・・・ん? ガキってほどでもねぇのか」
繁華街とはいえ、夜の路地裏。ほとんどの店が閉まっていることもあり、かなり薄暗い。
限られた街灯だけで、男が女の容姿を認識するには多少の時間を要した。
「オネエサン、で良いのかな? 仕事帰りかい?」
男は目が慣れたのか、まるで舌舐めずりをするように女の全身を見回した。
童顔な相貌に似合う、ピンクのスーツ。そして一方で、不釣り合いなメロンを思わせる爆乳が深い谷間を作っている。
男は、“仕事中”でさえ無ければ、今直ぐにでも襲い掛かりたい。そう思わせる童顔美女だった。
「悪ぃが、こっちはまだ“仕事中”なんでな。相手してる暇ねぇんだわ。あっち行ってな」
「へぇ・・・お仕事中、ねぇ・・・」
女は、薄っすらと“笑み”を浮かべた。
「・・・あ、何だ?」
男は一瞬、嘲笑を浮かべたのかと思った。・・・が、何か違う。この状況で初対面のOLが浮かべる表情としての、違和感。
「実はぁ、あたしもお仕事なの♪」
「へー、じゃあ早く行かなきゃな」
男は女を追い払うかのように、シッシッと手で払う仕草をした。
「そんなぁ、ツレなくしないで」
女は、男の手を右手でおもむろに掴んだ。
ギリギリギリ・・・
「ぐぁっ! 痛てててて!!」
女は軽く握ったようにしか見えないのに、男の手には万力で挟まれたかのような圧力が掛かっていた。
「何しやがるッ!」
ボキッ!! ボギャ、バキバキッ!!
「う、ぎゃあぁぁぁっ!!」
「ん~、やっぱり良いわぁ・・・」
女は、男の手を入念に握り潰しながら、恍惚の表情を浮かべていた。
「やっぱり、“お外”よねぇ」
路地裏といはいえ、街灯と月だけが照らす、外。解放感と、もしかすると通行人に見られるかも、という緊張感。
「ここの所、狭い場所での“お仕事”が続いたから、久々に興奮しちゃう」
「は、 はなっ・・・」
左手をグシャグシャに砕かれ、男は息も絶え絶えになっている。
「オニーサン、“見張り”よね? 早く、中に居るお仲間呼んだ方が良いんじゃない?」
「手前ぇ、まさか知ってて“俺ら”を・・・」
男は空いた右手で思いっ切り女に殴り掛かる。
「いらっしゃーい」
女は難なく、男の右手を残った左手でキャッチした。
「・・・あ。や、やめ・・・」
男は、女がさっきと同じ“笑み”を浮かべていることに気付いた。
嘲笑とは、絶対に違う。獲物を見付けた時にする、“舌舐めずり”の笑みだった。
「だーめ♪」
ボキボキボキキャッ!!
「ぐぎゃあぁぁっ!!」
「あはぁ・・・っ。やっぱり、“これ”ってあたしの天職だわ・・・」
男の手の骨が砕ける度に、女はピクッ、ピクッと身体を震わせた。
「こ、この女、“興奮”してやがるのか・・・?」
「そうよぉ・・・ん。んん・・・っ!」
女は興奮に任せ、身体に力を篭めると、着込んだスーツのあちこちから、ピリッピリッと生地が裂ける音がした。
「な、んだ・・・その、身体は・・・」
いつの間にか、女の身体は一回り大きくなっていた。
肩や二の腕がボールを詰め込んだかのようにボンッと膨らみ、袖をほとんど弾き飛ばしていた。
スーツの袖だった部分から覗くのは、柔肌に血管がいくつも走る、極太の筋肉。
上半身全体の筋肉も盛り上がったのか、胸元のボタンは全て吹っ飛び、中のシャツを引き裂かんばかりに爆乳が零れ落ちそうになっていた。
「もう、オシマイ?」
「このぉっ!」
男はこのままでは殺られる。そう思い、残った渾身の力で蹴りを放った。
バシ。
乾いた打撃音。
「・・・な」
男の右脚は、確かに女の左太腿にヒットしていた。・・・だが、ただ単に“当たった”というだけだった。
タイトスカートにスリットを作り、倍近くにまで膨らんだ太腿は、微動だにしなかった。
大腿四頭筋の一本だけで、男の腕ぐらいの太さがある、超極太腿。まさしく、極めて太い腿だった。
「太腿が良いの? じゃあ・・・」
女は、男の右肩を左手でガシッと掴む。
「な、何を・・・」
「周りも含めて、お店とかの設備を壊しちゃダメ、って言われるの。“こう”しないと、飛んでっちゃうから」
基本的にどう“処置”しても構わないが、今回は『施設等の破壊は極力控えろ』とお達しを受けていた。
「ッ!? や、やめ・・・て、くだ」
それはつまり、押さえてなければ吹っ飛ぶぐらいの衝撃がこれから降り掛かる、ということで。
「もっかい、言うね? だーめ♪」
「$%(&¥=~#~」
ドッゴオォォォッ! ボキバキャキャバキャッ!!
女の蹴りは、男の骨盤を一撃で粉々に粉砕し、大殿筋をズタズタに引き裂いた。
真っ二つにはならなかったものの、裂けた皮膚や筋肉の隙間から、ボトボトと“中身”が零れ出していた。
「おい、どうした。さっきから騒がしいぞ」
「何か、あったのか」
男がそれまで立っていた建物、その裏口と思しき扉から男が二人、出て来た。
「なぁっ!? お、おい、あれ・・・」
「ん・・・っ!?」
見張りに立てていた筈の男は、見るも無残な姿を晒していた。
「手前ぇが殺ったのか!?」
「はぁい♪」
女は、挨拶交じりにそう答えた。
「この男をヤったのは、あ・た・しよ。それで?」
「コイツ、舐めてやがんのかッ!」
二人の内、体格の良い大男が女に詰め寄る。
「こんな女に・・・」
単純な上背では、大男が頭一つ分は女より大きかった。
「・・・ッ!」
室内から外に出ばかりで目が慣れていなかったが、徐々に慣れて行くに連れ、女の体格の異様さに気付く。
「あたしの身体、どうかしら?」
女は、自慢の身体を見せびらかすように品を作って見せた。爆乳がブルンと揺れる。
「・・・・・」
大男が勝っているのは、“上背だけ”だったのだ。
肩の厚み、二の腕の力瘤、太腿の太さ、どの部位を取って見ても、明らかに女の方が上回っていた。
「殴り合いっこ? 力比べ?」
女は敢えて挑発するように、男の目の前で右腕を折り曲げた。
胸元のメロンと同じサイズの上腕二頭筋が、力瘤となって強烈に盛り上がる。正真正銘、筋肉が塊となって力が篭もった瘤。
モリモリッというよりは、どちらかというと、ボコボコォッ!といった感じ。
「な、なぁ・・・見逃しちゃくれねぇか?」
「はい?」
さっきまでのイキり具合は何処へやら。大男はその見た目に似合わず、まさかの譲歩を申し出た。
「・・・はい?」
「ッ!?」
女は、男の顎を右手でガシッと掴む。
「・・・・・はい?」
「あ、ががあぁぁぁッ!!」
凄まじい握力に加え、“自重”が一気に男の顎に掛かる。
女は、そのまま右腕一本で男の身体を持ち上げていたのだ。
「ごめんなさい。三度も聞き返しちゃった。もっかい、言ってくれます?」
「がっ、ががあああぁっ!!」
男は、激痛でそれどころではない。100kg近いであろう大男が、女に片腕で持ち上げられ、足をバタバタとバタ付かせている。
「くそぉっ! 死ねやあぁぁぁっ!」
パンッ、パンパンッ!
乾いた音が三発。それは、女の後から聞こえた。
「・・・?」
女が振り返ると、もう一人の男が拳銃らしきモノを向けていた。
「ちょっと、そんな“オモチャ”、人に向けたら危ないじゃない」
女は手に持っていた“モノ”を、思いっ切り拳銃を持った男目掛けて投げ付けた。
「ぐぎゃあっ!」
ブチブチィッ!!
「ぐえぇっ!」
ドゴッオオンンッ!!!
「・・・あれ?」
この“稼業”を始めてから、初めて味わう拳銃の弾丸。つい、反応してしまった。
大男は数メートルは投げ飛ばされ、拳銃男をしっかりと捉えていた。
「ぐえ・・・。コイツを投げ飛ばすなんて、何て女・・・ひぇっ!?」
拳銃男は自分に圧し掛かる大男の顔を見て、ギョッとした表情になる。
大男の顔から、下顎が無くなっていた。
女の手に、大男の“顎だったモノ”が握られている。100kgもの自重に耐え切れず、女の驚異的な握力もあって引き千切れてしまったのだ。
「ちょっとぉ。こんな“モノ”使っちゃ、あたしの大事なスーツに穴空いちゃうじゃない」
「元から、ビリビリに破けてるじゃねぇか」
大男と拳銃男が女と出くわした時点で、既にパンクアップして服が破れたいたのは確か。
「それで?」
「ひっ、ひいぃぃっ!!」
女は足元に落ちていた拳銃を拾うと、まるでプラスチックを砕くかのようにバキッバキッと握り潰してしまった。
「自分で破くのと、人に破かれるのは違うでしょ・・・んぅっ!」
女はそう言うと上半身、特に広背筋に力を篭め始める。
ムクムク・・・モリモリモリィッ!! ビリビリビリィッッ!!!
コン、コンコン。と、さっきの銃撃音と同じ数だけ、何かが地面に落ちる音がした。
「う、そ、だろ・・・」
それは明らかに、さっき撃ち込んだ筈の、銃弾だった。
女はパンプアップすることで筋肉を隆起させ、肉に食い込んでいた銃弾を弾き落としたのだ。
ナイフや銃弾を通さない、常人離れした女の筋肉だからこそ出来る芸当。
「さて、と」
さっきまでと比べて更に、一回りどころか二回りは大きくなった女が、男に詰め寄る。
「あたし、背中の筋肉だけパンプアップさせるとか、そんな器用なこと出来ないの」
「・・・?」
拳銃男は、女が何を言いたいのか、良くわからない。
「オジサンが銃弾を撃ち込んでくれたお陰で、徐々に持ってく筈が、一気にヤっちゃった」
「な、何を・・・」
「あたし、比例するの」
生地がボロボロになっていた上着が、ハラリと落ちた。汗ばみ、ブラが透ける中のシャツが露わになる。
「筋肉のパンプアップ度と、あたし自身の興奮度が、よ」
ちょっとずつ、イクはずだったのに。もう、絶頂寸前。
「あたしって。どうやら、男に跨るより、男の筋肉や骨が哭く音でイク変態みたいなの」
ツカ、ツカとハイヒールで歩を進める度にタイトスカートのスリットが大きくなり、こちらもハラリと地面に落ちた。
「こ、来ないで・・・」
拳銃男は仰向けに寝たまま、動けない。100kgもの大男が自分に圧し掛かっているからだ。
「でも、こうやって敢えて跨ってみるのは、それはそれで愉しめるかも・・・♪」
汗でへばり付き、ブラが透けている上半身。ショーツのみとなった下半身には、ツーッと愛液らしきモノが垂れている。
普通の女と違うのは太腿が余りに太過ぎて、更に血管が浮き捲っている為、愛液の流れが迷路のようなルート取りになっていた。
「さぁ、愉しみましょう」
女は、うつ伏せになった大男ごと、拳銃男を思う存分、全力で抱き締めた。
「んっ・・・ぅっ。ん、ああぁぁぁっ!!」
ボキボキボキッ、メギャ! グキャキャ、グシャッ!!
二人の男が一つの肉塊に変わるまで、女の嬌声は路地裏に響き続けた。