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 登場キャラクター 『Fate/EXTRA CCC(Fate/Grand Order)』より『BB』 『やはり俺の青春ラブコメはまちがっている』より『雪ノ下雪乃』『由比ヶ浜結衣』 『IS<インフィニット・ストラトス>』より『山田真耶』 「でも、いきなり自由だなんて言われても困りますよねぇ……」  BBは顎にその細い指を添えて、演技がかった様子で考え込む素振りを見せる。そして、名案を思いついたその大きな目をさらに大きく開いた。 「だからぁ、先輩、まずは『お試し』ということで、高校に通ってみませんか? BBちゃんプレゼンツ、先輩に都合のいい学園生活を送れること間違いなしです!」  BBの言葉には興味が惹かれる。 実際、『なんでもできる』ということは、逆に選択肢が多すぎて迷いを生じてしまう。そのため、まずはこのオチンポアイランドに慣れ親しむためにも、案内人のBBが用意した『チュートリアル』を楽しむのも一興である。  あなたは横柄に頷いた。 「はぁ~い♥ それではBBちゃんが『エリアマスター』を担当している、島の東にある『学園都市』へとご案内いたしま~す♥  美少女JKキャラクターや美人女教師とのイチャイチャラブラブな夢の学園生活、どうぞお楽しみあれ~♥」  ■ 「それでですね、お二人には奉仕部として転入生の案内をしてもらいたいんです」  職員室に呼び出された、『雪ノ下雪乃』と『由比ヶ浜結衣』は、クラスの副担任である『山田真耶』よりとある依頼を受けていた。その内容は明日からこの『オチンポ学園』へと転入をしてくる男子生徒に、一足先に学園の案内を行ってくれないかというものであった。 「今からですか?  転校生だって言うのなら、実際に転入してくる明日の放課後でもいいんじゃないですか?」  雪乃はその依頼に対して、怠惰からくる嫌悪ではなく不可解な事象から来る単純な疑問を覚え、そんな言葉を口にした。雪乃の言う通り、クラスメイトとなって交流を深めるためにそのような依頼を受けるのならば理解できるが、まだ正式な転入を行う前に案内というのは、確かに不思議な話である。 「それに、顧問の平塚先生じゃなくて、なぜ山田先生からこんな依頼が?」 「平塚先生は今、織斑先生とともにちょっとした準備中でして。その代わりに私が代わりに奉仕部顧問の活動をお願いされたんです」  真耶は人当たりのよい笑顔をニコニコと浮かべながら答える。 「それから、どうして明日じゃなくて今日なのか、でしたね? 端的に言うと、BBちゃんからの直接に依頼が来まして……この学園がどういう高校なのかというのを、事前に知ってもらいたいということなんです」 「BBちゃんからわざわざ紹介があったんですか!? じゃあ、ひょっとして転校生って超有名人だったりするのかな?」  結衣は後輩であるBBのことを思い出しながら、その人物に対して過剰な想像を抱いてしまう。対して、雪乃は常の通りの醒めた目で言葉を返した。 「学園のスポンサーをやっているお金持ちの息子で、恵まれた人間に相応しい嫌味なクズかもしれないわよ」 「……まあ、それはない、と言っておきますね」  身も蓋もない雪乃の言葉を、真耶は乾いた笑いとともに否定した。 「真耶ちゃんはその転校生にもう会ってるの?」 「先生もまだ会っていませんね。BBちゃんしかその人のことは知らないはずですよ。  それから……由比ヶ浜さん、山田先生って言ってくださいね。プライベートならまだしも、ここは職員室っていうこともありますし。  ……それに、職員室っていうと少し雰囲気が違うでしょう? その転校生が原因なんですよ」 「……そう言えば、そうですね」  真耶の言葉に、雪乃はどこか浮足立っているような職員室の雰囲気にようやく気づく。男性教諭はそれほどでもないが、女性教諭は明らかに上の空である。異常とまでは言わないが、どこかおかしな雰囲気なのは間違いがない。 「私も依頼を受けてその案内に同行しますので、雪ノ下さん、由比ヶ浜さん。隣室で転入生の子が待っているのでついてきてくれますか?」 「……わかりました」 「りょーかいです!」  少し訝しげに答える雪乃と、おどけたようにビシリと敬礼をする結衣。二人は真耶に先導されるまま職員室に併設されている応接間へとついていく。  すると、そこには一人の小悪魔スマイルを浮かべた美少女と、とても十代には見えないのに学生服を着たおっさんがソファーに座っていた。 「あっ、先輩、先輩、来ましたよ♥ BBちゃんイチオシの雪ノ下さんと由比ヶ浜さん、それに山田先生です♥」  他ならぬ、BBとあなたである。  BBは現れた三人を指さして、うるんだ瞳であなたを見上げる。あなたはガタリと立ち上がりそうになる興奮を抑えて、ニチャアという擬音がついてしまいそうな、コミュニケーション能力の低さを感じさせる、はっきりといってしまえば気味の悪い笑みを浮かべた。  そう、あなたはキモオタである。キモオタで、底辺で、たまたまスーパーパワーを手に入れただけの男だ。二次元のような美少女はもちろん、平凡な女性と結ばれることすら夢のようになってしまうようなキモオタだ。  そんなキモオタがニチャと美少女に対して笑いかける。冗談でもなんでも無く、警察を呼ばれてもおかしくはないのだ。 「あっ……♥」 「う、うわぁ……♥」 「……あ、あなたが、転校生なのかしら♥」  だが、その笑みを見た結衣は顔を真っ赤に染め、教育者である真耶もまるで十代の乙女のように頬に手を当てて感嘆の声を漏らし、常にクールな雪乃ですら少々声を上ずらせてしまう。この三人もオチンポアイランドに住む都合のいい美少女、あなたが笑みを浮かべるだけで明らかにその心を奪われていた。今の三人にとって、あなたの浮かべた笑みはそれこそテレビの向こうのアイドルや俳優なんか比べ物にならないほどの魅力的なものに映ってしまっているのだ。  それが、この島の『ルール』なのだから。 「そうですよー♥ この学園の方針を決められる『エリアマスター』のBBちゃんが決めた、もう変えられない事項です♥」 「な、なんか、こんなかっこいい男の子が来るだなんて、さすがに想定外かも……あはは……こ、これからよろしくしたいなぁ♥」 「……でも、所詮はBBのやることでしょう」  BBは嬉しそうに雪乃の疑問に答え、それに対してひと目で浮かれているとわかる反応を取る結衣だが、雪乃はそんな結衣を見て、ふと心に冷水をかけられたような気持ちになった。  その原因は、『人の嫌がることを進んでやる女』と雪乃が密かに呼んでいるBBの存在そのものだ。 「BB、あなたの悪戯にも飽き飽きとしているわ。このオチンポアイランドの『学園都市』を任されているエリアマスターだからといって、いい加減に私達を無意味に振り回すのはやめてくれないかしら?」  雪乃は、このどうしようもないほどにイケメン♥で頼りになりそう♥な男性へとちらりと視線を向けて、胸をキュンと痛める。だが、こんな素敵な男性でも、いや、こんな素敵な男性だからこそ、BBは私達の前に連れてきたのだ。 「あなたが今回連れてきたそこの人は男性みたいだけど、どうせ『この学園に通う有象無象の男子や男性教師』のように、『偽物のおちんぽ』の持ち主だって丸わかりよ。あなたの肝いりだなんて銘打って期待をさせて、実際は『選ばれしオチンポ様』を持つ『御主人様』とは程遠い粗チン、よくて平均的な男性器であることを明かして私達に失望させるのを楽しんでいるだけでしょう?」  雪ノ下雪乃も、由比ヶ浜結衣も、山田真耶も、この『オチンポアイランド』に住む雌である以上、選ばれし者の最強オチンポと出会えることを夢見て毎夜枕を涙と愛液で濡らすド変態雌豚である。たくましいオチンポ様と出会えたら人権など全てを放棄して足元に這いつくばって服従するが、そんな人物と出会えたことなど一度もない。  そして、こんな歳にもなれば現実を理解できてしまう。  この世のどこかにいると言われている『本物のオチンポ』を持った素敵な男性など、単なるお伽噺に過ぎないのだ、と。  夢は夢に過ぎないのだ、と。  目の前の学生と呼ぶには年齢を重ねているように思える素敵な男性も、裸にひん剥いてしまえば情けないがっかりするような粗チンをさらけ出す、結局は『偽物』に過ぎないのだ。雪乃は、賢しげにそう思うことで己の心を守ろうとしていた。 「そ、そう、だよね……うん、素敵な人だけど、そう都合のいい話はないよね……」 「……ええ。ありがとう、雪ノ下さん。このままだと私も変に期待をして、彼を傷つけてしまうところでした。教師として、本物でない偽物の男性だとしても、関係なく振る舞わなけばいけないのに……」  そんな雪乃の言葉に、結衣も真耶も賛同をする。 「ふふーん、お三人とも、そんなことを言っていますが、これを見たらどうです……か!」  だが、BBはそんな二人を見てニヤリと笑い、ガバリとあなたのズボンを下着ごと思い切りずりおろした。当然、現れるのは、あなたの常軌を逸したデカチンポである。 「なっ……♥」 「え、ええっ……♥」 「す、すごい……♥」  これに驚いたのは三人、いや、『三匹の雌』である。あなたが持つ最高級のオチンポを前に、目が潤む。三匹の雌はその瞳にハートマークを浮かべながら、よだれをダラダラと垂らしながら、そのチンポに目を奪われた。 「じゃじゃーん♥ 大発表♥  なんと、この『ハーレム学園』にぃ……ついに♥ 御主人様が通われまーす♥」  大発表と言わんばかりにはしゃぎだすBBだが、三匹の雌の耳にはもう届いていない。 「す、すごい太さだわ……私の腕よりもずっと太いんじゃないのかしら……♥」 「長さもすごいよ、これ……♥ あたしの顔よりも長い気がする……♥」 「匂いも……くんくん♥ 芳しいです♥ ああ、これだえでもう言っちゃいそうです♥」  三匹はもじもじと腰を揺らし、わずかに前かがみになり、あなたのチンポから一切目を逸らさない。発情しているのだ。ただ、チンポを見たそれだけで。 「先輩、これがこの世界のルールです♥  ここにいる雌たちは先輩のオチンポを心の底から欲しているので、どんな生意気な態度を取ってきてもちょっとぽろりとオチンポを見せればなんでも言うことを聞くんですよ♥ そう、例えば……♥」  BBの言葉は真実だ。このオチンポのためならば、雪乃も結衣も真耶も、家族ですら喜んで捨ててしまうだろう。  だから、BBはこのクソチョロな雌たちをたっぷりと味わってもらうことに決めた。 「本当はここでセックスをしてもいいんですけど、お楽しみはまだまだいっぱいありますから、他のことをしちゃいましょうね。  じゃあ、雪ノ下さん、由比ヶ浜さん♥」 「ごくっ、すっごい……♥ って、え? な、なにかしら、BB……♥」 「はぁ、乳首がじんじんする……このオチンポをオカズにしてオナニーしたい……♥  ……えっ、BBちゃん? あっ、な、なにかな?」  すっかり自分とオチンポだけの世界に入っていた二人が、BBに呼びかけられて慌てて応える。  とびっきりの美少女二人がチンポに魅入っている姿は、なんと卑猥な姿だろうか。それだけで射精に達してもおかしくなかったシチュエーションだ。しかし、BBは敬愛する『先輩』であるあなたのために、より良いシチュエーションを用意する。 「これから、先輩にファーストキスを捧げちゃってください♥」  それ以上の、もっと興奮するものを用意するのだ。 「えっ……♥」 「そ、それって……♥」  雪乃と結衣は当然動揺する。  あなたは当然だと思った。  花の女子高生がおっさんとキスをしろと言われて、なんの気持ちも抱かないわけがない。  だが、雪乃と結衣が抱いた動揺はあなたの想像とは異なる同様である。 「そ、そんな素敵なことをしても構わないのかしら♥」 「こんな、『本物のオチンポ様』を持ってる人に、キスをしちゃうの、さ、さすがに失礼じゃない、かな♥」  それは、『こんな素敵な男の人にキスをしてもらえるなんて幸せなことがあり得るのだろうか♥』という動揺である。  だが、これこそが男根崇拝諸島・オチンポアイランドに住む雌の本性なのである。この島に住む美少女たちは本能的にどんな男にもなびくことはない。まるで何かに決められたように穏やかな恋をして、穏やかな家庭を育んでいく。男女の関係に親愛はあっても恋慕は存在しないのだ。  ただ、あなたという例外を除いて。 「ふふふー♥ 先輩はオチンポも器のおっきな支配者様なので、雪ノ下さんと由比ヶ浜さんのファーストキスをもらってくれるお優しいところがあるんですよー♥ たっぷり感謝をして、キスをしちゃってくださいね♥」 「そ、その……ありがとう、感謝してもしきれないわ……♥」 「うわぁ、すっごい……これ、いつもの夢じゃないんだよね……♥」  大げさに、恩着せがましく無茶苦茶を言うBBだが、雪乃と結衣は心からBBの申し出とあなたの『優しさ』とやらに感謝を覚えていた。  そう、二人はあなたというオチンポを崇拝する『男根崇拝者』。それが雪ノ下雪乃であり、由比ヶ浜結衣であり、そして、山田真耶でありBBであり、この島に住む雌なのだ。 「じゃあ雪ノ下さん、由比ヶ浜さん♥  最強のオチンポ様を持つ最高の男性である先輩に、ファーストキス捧げることを許してくれたお礼を言いながらキスをしましょうね♥」 「ええ、わかったわ。そして、ごめんなさい。一つお願いがあるのだけれど……あなたのことを、『御主人様』と呼んでもいいかしら♥」 「うん、あたしも『御主人様』って呼びたいな♥  だって、なんか……『格が違う』って感じだから……♥」  大人びた美貌のクールな雪乃と、幼さを残した愛らしい明るさを持った結衣。この対象的な二人の美少女が、同じように頬を真っ赤に染めてデレデレヒロインとなって、上目遣いにあなたを見上げてくるのだ。  ゾクゾクと背筋に奇妙な快感が走り、ビキビキとチンポに興奮と血が集まっていく。 「ふふっ♥ どうですかぁ、先輩♥ 先輩がオチンポを見せただけで、あの大人気ラブコメの『やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。』の二大ヒロインがこんなにも完落ちチョロインになっちゃうんですよぉ♥」  BBはギュッと後ろからあなたへと抱きつく。常識はずれの生意気デカパイがムギュとあなたの背中に弾けるように押し付けられて、その快感だけで思わず射精をしてしまいそうなほどの見事なデカパイだ。 「山田先生は、二人のファーストキスをもらってあげる先輩をサポートするために、後ろから支えてあげてくださいね~♥」 「はい、わかりました♥ 大丈夫ですよ、こうやって支えてあげますから……生徒たちに、キスの祝福をあげてください♥」  そこにBBと同じくらい、いや、BBよりも大きな乳房を持った真耶が後ろから抱きついてくる。  BBの生意気なデカパイとは対象的な、思いやりと優しさに溢れたおっぱいが柔らかく押し付けられる。 「それじゃ……御主人様……♥  私、雪ノ下雪乃が今までずっと大事に取っておいたファーストキス、受け取ってください……♥  ふふ……中途半端にお利口さんで口先だけが回る悪賢い私だけど、御主人様を前にしたらなにも思い浮かばないわ……♥  ごめんなさい、こんなつまらない前口上だから口にできなくて……でも、それだけ御主人様に心を奪われている証拠だと思ってくれたら、嬉しいわ……♥」 「え、えっと……御主人様……♥   私、由比ヶ浜結衣はビッチとか言われちゃうぐらい頭も股も軽そうなバカ女だけど、本当は男の人と付き合ったこともないお子様なんだ……♥  当然、キスなんてしたことなくて、だから、だから……うう……御主人様みたいな『本物』の男の人にファーストキスをもらってくれるなんて、本当に夢みたいで……なんだか、泣けてきちゃって……♥  ありがとうね、本当に、本当に、ありがとうございます……♥」 「もう、由比ヶ浜さんったら……こんなおめでたい席で泣くことないじゃないの」 「だって、だって、ゆきのん~!」  感極まって泣き出した結衣を、雪乃は普段の冷徹な姿からは考えられないほどに優しげに声をかける。見た目から性格まで、良くも悪くも対象的な二人だが仲はいいことがよくわかるやり取りだ。 「良かったですね、ふたりとも……」  そんな二人を見て、穏やかな目で優しい視線を向ける真耶。教え子が素敵なファーストキスを体験できることを我がことのように喜んでいた。  頼りないと言われたり、友人のような気安い態度を取られることの多い真耶だが、『生徒を想う』というただ一点において、どんな教師よりも優秀な教師であった。 「ふふ……♥ すっごい、興奮しませんか、先輩……♥  こーんなライト百合な二人が、先輩に喜んでファーストキスを捧げるんですよ……♥  おまけに保護者的な立場のはずの教師が、それを止めるどころか喜んでサポートをしてるんです♥  すっごいありえなくて、すっごい都合が良くて……すっごい、興奮しますよね♥」  BBの言葉通りであった。  だが、少し不満な部分もある。いや、先程のファーストキス献上宣言まではそれでいいのだが、これから行うことを考えると直しておきたいところであった。 「えっ……? これからはあなたのことを、キモオって呼んでくれ、って……?」 「忠誠の言葉ならともかく、クラスメイトとしても仲良くなりたいから壁を作られると悲しいんだ……」  それは、彼の学生時代のあだ名であった『キモオ』と呼んでほしいという想いであった。  屈辱の記憶、本来ならば思い出したくもない出来事だ。  だが、このとろけきった美少女二人に呼ばれるのならば構わないと思った。 「優しいのね、御主人様、ううん、キモオくんは……♥  本当なら私を顎で命令しても許されるぐらいの立場の差があるのに、友達みたいに接することを許してくれるだなんて……♥」 「ふわぁ、すっごい嬉しい……♥ じゃ、じゃあ、キモっちって呼んじゃうね♥  クラスメイトなんだし、仲良くしよっ♥」  これだ。  本来ならば侮蔑のあだ名である『キモオ』という名前も、彼女たちが頬を紅潮させながら、もじもじと呼んでくれることによって、それは友好の証となる。  あなたは決め、BBに伝える。 「はぁい♥ わかりました、先輩っ♥  この学園での先輩のお名前はキモオ先輩ですね♥  『エリアマスター』権限を使って、それをルールとして設定しまーす♥」  これからあなたはあの頃の高校生活と同じ肩書のまま、あの頃とはかけ離れた日々を送るのだ。  そう想うと、もう、我慢が出来ない。 「あっ♥」 「きゃっ♥」  あなたは二人の肩をぐっと引き寄せて、その美しい顔と可愛らしい顔を近づける。  雪乃と結衣の親友美少女高校生はそれに対してなんの不満も漏らさず、静かに目を閉じた。  キスを待っているのだ。  もはや、なんの我慢をする必要がないことを確かに理解した。 「ん、ちゅっ……♥」 「はぁ……ちゅぅ……♥」  ぶちゅり、と。  雪乃と結衣の二人の頬が触れ合うほどに近づけさせ、その小さな唇をあなたの太い唇が飲み込むように重ねられた。  二人の女子高生は、ファーストキスを同時に奪われるというめったに無い体験をすることとなったのだ。 「ちゅるっ、んんっ、ちゅぅ……れろぉ……♥」 「はぁ、はぁ……♥ んちゅぅ、ちゅっ、ちゅっ、ちゅぅぅぅ♥」  それに対してなんの思いも抱かずに、キスは続く。  あなたと雪乃と結衣、三人の舌が伸ばされ、まるでひとつになろうとしているかのようにぐじゅぐじゅと絡み合っていく。 「山田先生、それじゃ先輩を応援しちゃいましょう♥  なんたって、美少女女子高生の花のファーストキスをもらってあげてる最中ですからね♥  いっぱい媚び媚び応援をしてあげないと♥」 「そうですね、BBさん♥  微力ながら、雪ノ下さんと由比ヶ浜さんのファーストキスをもらってくれているキモオくんにありがとうの応援をしないといけませんね♥」  そういったBBと真耶は背後から、それぞれがあなたの左右の耳に口元を近づける。  そして、その赤い唇をゆっくりと動かし始めるのだ。 「がんばれがんばれ♥ JKからキスをせがまれてとても大変ですけど、がんばれ♥  女の子たちの夢を叶えてあげてる横顔、とってもかっこいいですよ先輩♥」 「かわいい生徒のファーストキスを素敵なシチュエーションでもらってくれてありがとうございます、キモオくんはとっても優しい生徒ですね♥  かっこよくて頼りになる生徒がきてくれて、先生も年甲斐もなくドキドキしちゃってます♥」  二人は、耳元で息を吹きかけながら、あなたを褒め称える。  四人の美少女、美女の柔らかい体と触れ合いながら、二人の美少女からキスをされながら、巨乳美少女と巨乳美女から耳元で媚びきった言葉をつぶやかれる。  この世の天国と呼んでも過言ではなかった。 「んっ、ちゅるぅう、じゅるっ、れろれろ、ちゅぅぅ……♥  はぁ、キモオくん、キモオくん……♥」 「先輩、かっこいいぃ……♥ はぁ……♥ 素敵ぃ……♥  先輩、もっと、もっとかっこよく女の子を幸せにしてあげてください……♥」 「ちゅぅ、ちゅっ、じゅるるる、ちゅるる、れろぉ……ちゅぅぅ♥  キモっちの唾、すっごく甘ぁい……♥ もっとほしいよぉ……♥」 「はぁ……♥ こんなかっこいい姿を見せられたらぁ……♥  せ、先生なのに、生徒にオチンポをおねだりしちゃいそうです……♥  でも、かっこいい……♥ 今のキモオくん、とってもかっこいいです……♥  こんな、こんな素敵な男性がいるなんてぇ……♥  教師なのに、生徒のこと大好きになっちゃいます……♥」  雪乃と結衣が一心不乱に舌を絡めるハードなキスを行い、それに対してBBと真耶から熱い情熱の言葉を囁かれていき、あなたの興奮はまさに最高潮に達していた。  そして、その時、BBの手があなたの『オチンポ』に伸びた。 「あぁ、すっごい、とってもビキビキに勃起してますね♥  当然ですよね♥ こんなかわいい女の子たちに囲まれてるんですもんね♥  でもでもぉ、早くこれぐらいのことには慣れてくださいねぇ♥  先輩は選ばれた『本物のオチンポ』様なんですから、もぉっと過激なことをしちゃうんですよぉ♥」  そして、BBの手がチンポを握り、上下に動かされる。  手コキである。  そのBBの手コキに釣られるように、雪乃の、結衣の、真耶の、三匹の雌の手もあなたのチンポに伸びていった。 「はぁ、ふぅ、ちゅっぅう、れろぉ……♥  わ、私も♥ 私も、おちんぽ様にご奉仕をさせてもらうわ……♥  はぁ、こ、こんなに太くて……ビキビキって脈打ってるなんて……♥」 「ちゅるるるっ、ちゅぅぅぅぅぅ、んんっ♥  すっごい……♥ 本物のオチンポ様だぁ……♥  ゆきのんと一緒にキスをしながらオチンポ様を手コキできるだなんて……♥  こんな素敵なファーストキス、毎日のオナニーの妄想でも考えたことなかったよぉ……♥」  良家のお嬢様である雪乃が大人びた美貌をうっとりとした表情に染めてであなたのチンポに触れ、そして、明るく優しい少女である結衣もまた興奮と感動で目をうるませながらあなたのチンポに触れる。  彼女たちはラブコメ作品の登場人物で決して百合作品の登場人物ではないが、本来ならば恋敵であるはずの二人の仲はとても良い。  その二人が仲良くあなたとキスをしてチンポに触れている、この興奮は何者にも変えられないものである。 「ふふ、先生もオチンポをシコシコしてあげますね♥  先生には男性経験なんてありませんけど……拙いながらも、愛情を込めてしっかりと手コキしてあげます。  そ~れ、シィ~コシィ~コ♥」 「ふふ、雪ノ下さんも由比ヶ浜さんも山田先生もノリノリですねぇ♥」  シコシコっ♥  シコシコっ♥  後ろから抱きついてくる真耶の、大人にしては小さな手もまたあなたのチンポに触れる。  雪乃、結衣、真耶、BBという最大級の美少女と美女に囲まれて、キスをしながら手コキをされる夢のシチュエーション。  あなたは頬がニヤつくのを止められず、それを見たBBもまた嬉しそうに笑みを深める。  この、バグが発生してしまったとは言え、大本は人類のために作られた人類種という大きな規模の介護AIであるBBは、もはやあなた一人に尽くすお手軽奴隷AIへと変貌しているためだ。  唯一の奉仕対象であるあなたがこれほどまでに喜んでいるのだから、その気持ちはまさしく推して知るべしというところである。  そして、そのあなたの興奮を高めるために一つの提案するのだ。 「それでは極めつけにぃ……この素敵な男性に愛を囁いちゃいましょうねぇ♥」  シコシコっ♥  シコシコっ♥  BBはあなたの耳元に顔を寄せて、そっと唇を開いた。 「せんぱぁい……好きっ♥ 好きですっ♥ だーい好きっ♥  BBちゃんは先輩にメロメロですっ♥  今もJKのファーストキスを奪ってる姿がかっこよすぎてぇ、オマンコと胸がキュンキュンうずいちゃってますっ♥  あぁんっ、好き好き♥ 先輩大好きぃ♥」  シコシコっ♥  シコシコっ♥  どこか劇がかっているような、ともすればからかっているとも取れるBBの言葉だが、それは偽りのない本心である。  好き、あなたのことが大好き。  その気持を言葉に乗せて、BBは唇を開いていく。  そして、その姿を見てまず聡明な雪乃がBBの意図を素早く読み取った。 「んんっ、ちゅるぅ、ちゅぅぅ……♥  私も、私もキモオくんのことが大好き……♥ 一目惚れよ……♥  オチンポ様を見て一目惚れじゃないわっ♥ あなたの姿を見て、一度もうずいたことのなかった『恋心』がキュンキュンキューン♥って動き出したの♥  『男なんてだらしのない、つまらない生き物』って雌のくせに生意気に思っていたけれど、キモオくん、あなただけは別だってすぐにわかったわ♥  そのあなたが『本物のオチンポ様』を持っている、『本物の男性』だってなんて、ふふ、運命を感じてしまったわ♥  すき……♥ すき……♥ すき、すき、すきすきすきぃ~~~ん♥  ああ、あなたの前じゃバカ女になってしまうの♥ ありがとう、ありがとうございますっ♥  こんな素敵な女なんて選り取り見取りなのに、私と由比ヶ浜さんのファーストキスをもらってくれるなんて面倒なことも笑って受け入れてくれる優しさも大好きなのっ♥  好きよ、初めての気持ち、本当に好き、大好きぃ♥」  シコシコっ♥  シコシコっ♥  これもまたおべっかではない、本心からの言葉である。  雪ノ下雪乃は、氷とも称されるクールな美少女は、本気であなたにガチボレしているのだ。 「ちゅぅぅ、ぶちゅぅぅ、れろれろぉぉ♥  あたしも、あたしもキモっちのことが好きっ♥  今まで男の人を『なんかいいなぁ……』って好きになったと思ってたこと、あれって恋じゃなかったんだってわかっちゃったっ♥  ゆきのんと一緒で、あたしも御主人様に初めて出会ったときに胸がズッキュン♥って締め付けられたのっ♥  はぁ、好きぃ、大好きぃ♥ 好き好き♥  あたしのファーストキス、大好きな『御主人様クラスメイト』のキモっちと大切な友達のゆきのんと一緒の3Pキスで体験できるなんて、夢みたいぃ♥  もっと、もっとぉ♥ 大好きなキモっちとぉ、もっとキスしたいのぉ♥」  シコシコっ♥  シコシコっ♥  結衣は溢れ出る情熱的な想いを告白する。  結衣のような愛らしい美少女にこんなことを言われるなんて、人生を何度やり直しても不可能であろう。 「先生も、あなたのことが大好きですっ……♥  教師になることを夢見て今まで頑張ってきました、その中に、『本物の男性』の先生になること夢もあったんですっ♥  大切な生徒たちが、偉大なオチンポ様にメロメロになって、私はあなたを含めたみんなのために頑張るんです♥  素敵な物語、どんなドラマよりも心を動かされること間違いないんだろうなぁって思っていましたっ♥  その夢を叶えてくれて、本当にありがとうございます……♥  好きです……♥  教師と生徒だから、この気持ちは抑えなきゃいけないのに、あなたがかっこよく雪ノ下さんと由比ヶ浜さんのファーストキスをもらっているところを見ると、抑えられません♥  好き、好き、好きぃ……♥ 大好き……♥ 処女な女教師の、初な恋心です……♥  ふふ、あなたを教え導くはずなのに、初日からあなたに『恋心』を教えられちゃうなんて……やっぱり、『本物の男性』はすごいですね……♥  好きですよぉ、大好きですっ♥ 学校生活に困ってることがあったらぁ、あなたの恋人に全力志願している女教師になんでも言ってくださいねっ♥  大好きなあなたのためだったら、なんでもしちゃいますよ♥」  シコシコっ♥  シコシコっ♥  真耶もまた、本来ならば許されない想いを口にする。  そして、雪乃の手が、結衣の手が、真耶の手が、BBの手が、あなたのチンポをシゴイていく。  我慢など出来るはずもなかった。 「好き、好き、好きぃ……大好きぃ……♥  いつもの余裕ぶった言動なんて出来ないぐらい好きぃっ♥」 「ねっ、ねっ、あたしもゆきのんと一緒っ♥  好きなのっ♥ キモっちが大好きっ♥  頭は確かに悪いけどビッチじゃないよっ♥  正真正銘、『あなただけ』が大好きっ♥」 「ふふ、キモオくんはさすがモテモテですね♥  先生もあなたのことが大好きですよ♥  これかもいっぱい他の女の子の『大好き』を受け止めてあげてくださいねっ♥」 「先輩、これが現実なんですよ♥  ここには先輩をひと目見ただけで恋に落ちる、先輩のことが好みのど真ん中な美少女しかいないんですっ♥  当然……ここに通ってるBBちゃんも、先輩のことが大好きでぇ~す♥」  シコシコっ♥  シコシコっ♥  四人の手の動きが早くなり、ついに我慢の限界を迎える。  そして、四人もまた震えるあなたの体に何かを感じ取ったのだろう。  手コキの動きがさらにさらに早まっていく。 「ちゅっ、ちゅぅ……♥ 好き、好き、好きぃ……♥」 「大好き、れろぉ♥ 好き、大好きなのぉ……♥」 「愛してます♥ 教師だけどあなたのことが大好き……♥」 「先輩、モテモテですねっ♥   BBちゃんも先輩のこと大好きですよぉ♥  だから、見せてください……♥」  そこで四人があなたを熱い瞳で見つめる。  そして、言葉を揃えて宣言した。 「「「「あなたのかっこいい射精で、私達のハートを撃ち抜いて♥」」」」  びゅるるるるるるっ!!!! びゅううぅぅぅぅ!!!! びゅううううう!!!  その言葉に、あなたは絶頂に達した。 「ひゃんっ♥」 「うわぁ、す、すごぉい♥」 「これが、射精なんですねっ♥」  初な乙女である雪乃、結衣、真耶はどくどくと脈打つチンポを握りながら、その射精をうっとりと見つめる。  選ばれし男だけが出来る豪快な大量射精、鼻をさす精の匂いが心と鼻を夢中にさせる。  その一方で、見惚れている三匹の雌とは違い、『エリアマスター』としてあなたのサポートを任されているBBは素早く動く。  手のひらをあなたの射精で受け止め、それを手皿にしてあなたの前に見せつける。 「ふふ、すごい射精量ですね♥ ねっばねばですよぉ♥」  BBの挑発するような声に、あなた自身も驚いた。  明らかに普段の射精量よりも多い、常軌を逸したエロ漫画のような精液の量だ。  しかし、その射精量を見せつけてなにをするつもりなのだろうか。 「由比ヶ浜さん、山田先生、BBさんの方へ……♥」  そのBBの考えを、遅れて、雪乃が理解した。  かっこよすぎる射精に見惚れてBBに遅れを取ったことを、才女である雪乃は恥じる。  しかし、今は後悔よりも行動をすべきだと結衣と真耶に声をかける。 「えっ、えっ……あ、あっ、そっか♥」 「なるほど、そういうことなんですね……♥」  雪乃が作っている手皿に口を近づけると、結衣と真耶も意図を理解する。  二人はその美しい顔をくっさい精液スープへと近づける。  そして、四人は顔を見合わせた後、あなたをうっとりと見つめて。 「「「「じゅるるるるるるっ♥♥♥♥♥」」」」  唇を寄せあわせて、その精液スープを四人で飲み干し始めた。  自身の精液を、クールな雪乃と、天真爛漫な結衣と、優しげな真耶と、生意気なBBが一斉に飲み干す。  それはたまらない興奮を与えてくる。 「「「「じゅるる、じゅるるるっっ……んんっ、ふぅ……♥ ぺろ、ぺろぉ……♥」」」」  その精液スープを飲み干し、四人はBBの手のひらに僅かに残った精液まで舐め取っていく。  全てを舐め取り終えると、あなたへとニッコリと笑みを向ける。 「キモオくん♥」  雪乃は氷が溶け切った蕩けた笑みを浮かべて。 「キモっち♥」  結衣は人好きのする明るい笑みに色っぽさを備えて。 「キモオくん♥」  真耶は優しげな笑みに媚びを含んだ目を向けながら♥ 「キモオ先輩♥」  BBは生意気そうな目のくせしてニタニタと浮かれきってる顔で。 「「「「せーの……♥」」」」  そして、四人は個性的な笑みを浮かべながら、息を揃えてこう言った。 「「「「とっても美味しい精液、ごちそうさまでした♥」」」」  ここはオチンポアイランドにある『ハーレム学園』。  あなたに一目惚れすることが運命づけられている数多の美少女が在籍する、あなたの楽園である。  夢のような学園生活が送れることを実感し、あなたは笑みを深めた。 ──────────────────── 月末に立てたこのアカウントに早速の支援、ありがとうございます……! まだ投稿もしていないし、支援は月初めからだろうからそれに合わせて投稿かなと思っていましたが、せっかくなので投稿させていただきました。 そして、このアカウントは短文エロの練習だったはずなのに、1万文字を平気で超えてしまいました。 立派な長文病です。 基本的にもう少し短めの作品を中心にしていきますので、ご了承ください。

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御前

即堕ち・媚び・奉仕の欲張りセットは最強ですね