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※拙作の独自設定が多数存在します。苦手な方はご注意ください。



「ん゛ぅうぅぅぅぅっっ!!ふ、ぎっ!ぁ、あ゛ぁあぁ――~~~~ッッ!!!」


 スメールの僻地に存在する、教令院のベースキャンプでもある研究施設。

 僻地に存在する以上、研究設備や立地条件もスメールシティのものとは比べ物にならず、故にほとんど遺棄されているに等しいその場所。

 本来ならば人の声などほとんど響かないそんな場所の地下研究室に、あまりにも悲痛な少女の悲鳴と絶叫が響き渡っていた。


「うぁっ!ぁ、ふぁっ!ぃ、ぃいぃぃいいぃぎぅうぅぅう~~~~っっ!!

 も、やめ、やめろっ!ぁ、あぁぁもうやだっ!やだっ、いや、だぁあぁ゛ぁあぁっ!!」


 辺境の研究施設には似つかわしくない、最新型の元素鋼で作られた実験台—―――明らかに外部から持ち込まれたその台に、一人の少女が拘束されている。


 大の字を描くように仰向けに寝かされ、手首と足首を鋼鉄の枷で押さえつけられ、視界までもを簡素な黒い布で覆われている少女。

 衣服は当然のように剥ぎ取られ、膣には太いディルドを深々と咥えこまされた少女は、腰を高く持ち上げて何度も何度も潮を噴かされている。


「まったく……少しは大人しくできんのか?

 少し耐えさえすればすぐにでも終わる、面白みもない採取実験だというのに」


 そしてそんな少女の横—―――実験台の横に立つ男は、少女の痴態を前にして興奮の一つも見せず、深々と膣を穿つディルドを握ってぐりぐりと蠢かしていく。

 少女の口から悲鳴が上がるのも構わず、ただ噴出する潮と愛液の飛沫が手を汚すことに表情を顰めながら、男は異名である”博士”の名に沿う様に言葉を続けた。


「実験体番号も忘れたが……確か、”コナ”だか”コレイ”だか言う名前だったか。

 元々聞き分けのない実験動物だったが、まさか数年たっても改善の兆しがないとは」


「ふ、ぁ、うぅぅっ!うる、さいっ!!

 あた、あたし、はっ!お前の、実験動物なんかじゃ――――っ、ふ、ぐぅぅあぁっ!!」


 心底から興味なさそうに、博士は少女――――コレイの身体を辱しめ、想定通りとしか言えないその反応になおも失望を深めていく。


 魔鱗病の研究は数年前に終了している。

 見るものはすべて見たし、その上で”利用価値無し”と判断を下し、”道化”と”隊長”へと報告書も提出した。

 つまり博士からすれば、現状のような無意味な採取実験に思考のための時間を奪われる事は損失に他ならない。


「……まったく、女皇陛下も何を考えておられるのやら……。

 ……おい、また絶頂反応が見られているぞ。限界まで耐えろと最初に伝えたはずだ」


「は、ぁ、んぅうぅぅぅぐっ!むり、無理だって、ばぁっ!!

 は、ぁ、だめっ!も、やだっ!これ抜けっ!抜けってばぁぁあぁぁっっ!!」


 だが博士の失望も憤りも、嬲られ続けるコレイにはまるで関係がないし、そもそもコレイは、望んでこの場所にいるのではない。

 『魔鱗病の感染力の増大が確認された』という偽情報がガンダルヴァ村に流されたせいで、村民たちに半ば強制的に研究施設へ身柄を送られただけだ。


 そしてこの場で行われているのも、実験ではなく実情はただの陵辱だ。

 ディルドの小刻みな振動に膣奥を深く穿たれて、コレイはもう今日だけで何度目かもわからない絶頂に追いやられる。

 『耐えろ』と命じられた所で、女としての本能が示してしまう反応には抗いようがない。”耐えれば終わる”と言われても、耐える方法自体がそもそも存在しなかった。


「まったく、汚らわしい事この上ない……。

 先だってカテーテルで尿を抽出しておいてよかった。実験台の上で失禁などされてしまえば、掃除だけで貴重な時間が数時間分も潰れてしまうからな」


 実験台の上に広がった潮溜まりが、点々と滴る新たな愛液で水面を揺らがす。

 愛ある睦み合いや自慰なんかでは至らないほどの絶頂の回数は、コレイの内側から凄まじいまでの性感を引きずり出していて、彼女はもう正常に思考する事もできない。


「ぁ、あ、あ……っ!は、ぁ、ぅううぅぐぅうぅぅ~~~~っっ!!

 も、や、いやだっ!止めろっ!これ、これもう、止めろよぉぉおぉっっぁあ゛――っ!!!」


 目隠しの下で目を剥いて、必死に腰を持ち上げてコレイは惨めに吼える。

 ファデュイの男――――かつて自分を凄惨な実験によって使い潰した男に、更なる陵辱を加えられていること自体がそもそも耐えがたい。

 だがそんな事が些事に感じられるほどに、膣奥に対して与えられる振動と、そこから湧き上がってしまう淫らな衝動の惨めさが、コレイの心身を両面から押し潰していた。


「なぜそこまで嫌がる必要がある?むしろ感謝してほしいものだ。

 実験のために貴様の――――魔鱗病患者の体液が多量に必要であるとはいえ、苦痛の少ない性感という手段に、媚薬によるサポートまで行ってやっているというのに」


 下劣な煽りの意図すらない、心底からの無理解に基づく言葉。

 博士から見れば、コレイの身体は”性感によって悦んでいる”としか解釈されず、コレイの中に屈辱や羞恥が存在している事すら、そもそも理解が成されていない。


「は、ぁ、ぅうぅううぅぅううぅあぁあぁぁぁ……っ!!

 も、もぉ、無理、無理だ!イけ、ないっ!も、おかしくなるぅぅ……っ!」


「実験動物の自己申告ほど当てにならないものはない。

 言われるまでもなく貴様のバイタルは監視している。強い興奮状態と断続的な絶頂反応は見られるが、発狂の値域は未だ遠い所にあるな」


 コレイの感覚的な言葉を、博士は理論で切り捨てながらディルドを揺さぶってしまう。

 ぐじゅ、ぐりゅ、と粘ついた水音が響き、太いディルドをみっしりと咥えこんだコレイの華奢な膣口から、しとしとと愛液の雫が幾筋も零れ落ちていった。


 快楽を与えるためではなく、あくまでも実験のための冷淡な責め方。

 水元素の性質を加えた元素鋼のディルドは、内側に宿した雷元素の振動をより強くコレイの膣肉に伝えると同時に、水の流動性によって膣肉にぴったりと吸着してしまう。


「は、ぁ、ぁうっ!んぐっ!ふ、んぅうぅぅぎぃいいぃぃっっ!!」


 どれだけコレイが抵抗しようとしても、既にディルドは彼女の細い膣にぴったりとはめ込まれるようにフィットしている。

 子宮口もGスポットも肉ひだも、脆い場所も鈍い場所も何処を取っても逃げ場はなく、コレイはもうひたすらに絶頂と羞恥と屈辱を味わわされる”装置”となっていた。


「また絶頂か?何度同じことを言わせれば気が済むのだ。

 限界まで耐えろ。魔鱗病の因子を凝集した体液を採取せねばならんのだ」


「ふ、ぁ、そ、んな事!言ったって……っ!!

 は、ぁ、ぅううぅぐっ!!これ、無理、無理なんだってば!ぁ、あぁあぁっ!!」


 腰を跳ねあがらせて絶頂するコレイに、博士は咎めるようにディルドを蠢かす。

 ズンズンと鈍い痛みと共に抉られながら震わせられる子宮口。不快な筈なのに身体の奥底からどうしようもない熱がこみあげて、コレイは目隠しの下で涙を流す。


「うぁ、ぁあぁぁぁ……っ!ししょぉ……!アンバー…………っ!

 ふ、ぅ、ぐぅうぅぅぅ……っ!たすけて、たすけてぇ……っ!も、やだぁぁ……っ!」


 全身を汗ばませ、歯を食い縛って涙を流すその姿は、あまりにも悲劇的だ。

 まだ少女と呼ぶに相応しい年齢で、愛してもいない相手の前に全裸を晒し、それを隠すことも許されずに嬲られる状況は、悲劇と呼ぶ以外に表現のしようもない。


 だが”博士”と呼ばれる外道は、その悲劇性を何一つとして理解しようとはしない。

 目の前で起こっている現象の一つ一つ――――”快楽”に腰を持ち上げ、少女らしい小さな乳首をそそり立たせ、愛液と潮を間断なく噴き散らす有様を、彼は悲劇とは捉えない。


「そんなに嫌ならば、血液採取にでも変えてやろうか?

 魔鱗病の濃縮因子が確保できるのならばそれでも構わん。まぁ、その過程に伴う失血によって、貴様は死亡する事になるだろうが」


 悍ましい言葉は、それこそ交換条件にすらなりはしない。

 コレイからすればその言葉は紛れもない脅迫であり、しかし博士からすればその言葉は脅迫どころか悪意ですらない”提案”に他ならなかった。


「んぁっ!ぁ、ふ、ぅうぅぅぐぅううぅぅぅぅぎぃいいぃぃっっ!!

 は、ぁ、は――――っっ!!ぁ、ぁ、ぁ、あ、ぁ、だめ……っ!も、無理っ!ぁ、あぁぁぁこれもうやだっ!ぁ、奥、もう、奥、熱いっっ!!ぃやだぁああぁぁぁっっ!!」


 ただ所属する国が違うだけの同じ人間。そうである筈なのに。

 なのにコレイと博士の間には、まるで理解し合えない隔絶が幾重にも展開されていて、だからこそコレイは地獄のような責めから逃れることが出来ない。


 子宮口を震えさせられながら、コレイは勢いよく潮を噴いて果てる。

 誰がどう見ても”限界”と言う言葉を想起するだろうその姿に、しかし博士は苛立つように仮面の下の顔を歪め、一層強くディルドをコレイの膣奥に押し入らせた。


「んぁっ!?ぇ、いぎっ!は、ぁ、んぅぅぅぐぅぅうぅぅっ!!」


「出産直後の検体であれば母乳から採取できたものを……。

 同じことを言わせるな、少しは耐えて見せろ。貴様が性感に抗えば抗うほど、分泌液に込められた魔鱗病の因子は濃縮されるのだからな」


「んぇぅっ!あ゛っ!が、ぅうぅうんぐぅぅ――――っっ!!

 む、無理っ!聞け、聞けよぉっ!無理なんだってばぁっ!も、もぉ、やだっ!イってるっ!ずっと、ずっとイってるの!ぁ、ぁ、あ、ぁぁむりむりむりもうやだっ!あぁ――――ッッ!!」


 何度も何度もコレイに絶頂を与え、それでも博士の冷酷な命令は変わらない。

 “耐えろ”という簡素な、けれど絶対に不可能な命令。コレイはそんな無慈悲な言葉によって翻弄されて、やがてその言葉に従うしかない事を悟らされてしまう。


「は、ぁ……っ!ぅ、んぐっ!ぃ、ひ、ぎぃぃ……っ!!」


 眉間に皺をよせ、唇を強く噛み締めて、それでもコレイは必死に耐えようとする。

 持ち上がった腰。柄の部分を掴まれてぐりぐりと揺さぶられるディルド。限界まで広げられてディルドを咥えこむ膣口からは、ぼたぼたと止めどなく愛液が零れていく。


「んぅ、くぅぅ……っ!ぁ、は、はぁ……っ!!

 ん、ひ、ぎ、――~~~~ぅうぅぅぅっっ!!はーっ、はーっ、はぁ……っ!」


 拘束の中で四方にそれぞれ伸ばされた両腕と両脚が、ぷるぷると無様に震えだす。

 今すぐにでも絶頂したい。身の奥底で醸成された淫らな熱を、ディルドで塞がれた膣口から勢いよく迸らせて、この疼きから解放されたい。

 だが、そんな目先の快楽を掴むことは、自分を地獄に留め置くのと同じ事だ。


 耐えなければならない。耐えなければ解放されない。

 悟らされてしまった残酷な事実は、コレイと言う少女に対して”耐える”という地獄を強要して、絶対に達成不可能な条件を僅かな希望のように感じさせてしまう。


「はぁ゛……っ!ぁ、あ、ぁ、ぁが……っ!

 ぅ、ぃ、ひぎっ、ぅ、ぐぅぅっ!ぁ、ぇ、うくっ、ぃ、ぁ、あぁぁ……っ!」


 途切れ途切れの言葉――――言葉にもならない単音が、いくつもコレイの口から零れる。

 自分の身体が分からない。痛くもなくて苦しくもなくて、なのに痛くて苦しい感覚だけがあって、自分が何を思って何を恐れているのかすら理解できなくなってしまう。


(耐えろ……ッ!耐えろ耐えろ耐えろ耐えろ耐えろ耐えろぉ……っ!!)


「――――~~~~ッッ!!!ぁ、はぁっ!は、ぁ、ぐぅぅっ!!

 んぐっ、ぎぃ……っっ、あ゛っ!だめっ!だめだめだめだめ待って!!ぁ、やだっ!そこやだっ!ぁあぁやだやだやだやだ変なとこっ!変なとこ当たってるぅぅっっ!!!」


 だが、どれだけ耐えようと試みても所詮は無駄な足掻きでしかなかった。

 博士はコレイの努力を嘲笑うつもりもなく、ただ”効率的な方法”を探るためだけに――――辱しめのための悪意すら抱くこともないままにディルドの蠢かし方を変えてしまった。


「ほ、ぉぐっ!!ぉ、ぉ、ぁ、あ゛っ!あ゛ぁああぁぁ――~~ッッ!!!

 や、や゛っ!ぁ、やら゛っっ!!も、ぉ、だめっ!ぁあぁだめだめだめだめ出るっ!あぁぁ出ちゃうっ!!ぁあぁやだやだやだお願いもぉ許してぇぇっっ!!」


 多少の慣れによって耐えていた筈の身体に、突如として与えられた不意打ちの快楽。

 それは張り詰めていたコレイの身体をいとも容易く跳ねあがらせ、凄まじい快楽の奔流を膣口から勢いよく噴出させる。


 細い膣に馴染んだディルドを強く咥えこみながら、コレイは許しを請いながら腰を大きく持ち上げて狂ったように果てた。

 ディルドを咥えこんでいるとは思えないほどの潮の飛沫は、実験室の低い天井に届かんばかりに持ち上がって、実験台のみならず床までもを汚していく。


「はぁ、はぁ、は、ぁ、うぅぅうぅぅ……っ!!

 なんで、なんで、だよぉ……っ!耐えた、あたし、耐えてた、のに……っ!」


「何を言うかと思えば、あの程度で濃縮が成されるわけもあるまい。

 もっと強い性感によって、貴様の体内に存在する魔人の残滓から要素の抽出が成されなければ、どれほどの時間を掛けようと全ては無駄なのだ」


 腹立たしげに言ってから、博士は「続けるぞ」とどこまでも冷酷に宣って、先刻コレイを絶頂させたのと同じようにディルドを乱雑に揺さぶっていく。

 膣奥の敏感な場所を押し拉ぐのではなく、ディルドの柄を乱暴に掻き回すように揺さぶることで、膣肉を揺らがせるような責めがコレイの身を跳ねさせてしまう。


「うぁっ!ぁ、あぁぁうぐっ!!ひ、ぃ、これ、やだっっ!!

 ぁああぁぁこれやだっ!やだ、やだぁあぁっっ!!うぅぅうぁぁぁ――――っ!!」


 子宮口を縊る一定の責めから、膣内を搔き乱す乱雑な責めへの転換。

 折角耐える方法を掴みかけてきたのに、それら全てをぶち壊しにされながら、コレイは重すぎる絶頂に更なる快楽を塗り重ねられてしまう。


「うぁあぁぁもぉやだっ!やめろっ!やめてっ!!

 ぁあぁやだやだやだやだもぉイきたくないっ!!あ、アンバーっ!助け、たすけてっ!!ぁ、もぉ、もぉやだっ!だめだめだめだめこれだめもぉイぐぅぅっ!!!」


 そしてさらに悪い事に、乱雑な責めはコレイの膣内の”弱い場所”を捉えてしまう。

 膣壁に密着するように形を変えたことで、僅かな突起のようになった場所。それがぐりぐりと膣内で揺れ動き、コレイのGスポットを擦ってしまっていた。


「あ゛ぁあぁぁ~~~~~ぅぅううぅぅううぅぅっっ!!!!

 も、もぉ!やめ、ぁ゛っっ!!ぎぐっ!ぅ、んぐぅううぅ~~~~っっ!!ぁ、ぁ、ぁ、ぁあぁぁぁ痛い痛い痛い痛いぃぃっっ!!」


「すぐにわかる嘘を吐くな。痛覚に刺激反応は出ていない。

 出ているとすれば絶頂の反応だが、少しは耐えるフリでもしたらどうだ?」


 嘘をついているつもりはない。コレイは確かに痛みを感じている。

 与えられる性感が強すぎて敏感になった神経—―――媚薬に犯されたうえで壮絶な連続絶頂に晒され続けたせいで、神経がまるで正常に機能していない。


 だがそれでも、博士の目に映るのは純然たるデータだけだ。

 コレイがどれだけ『痛い』と喚き、『許して』と無様に乞い、『もうイけない』と言いながら潮を噴いても、博士にとってそれらは等しく無価値なものでしかない。


「ぅ、ぅううぅぅっっ!!耐え、られる、わけ、ない……っ!!

 ふ、ぁ、ぐっ!こんな、こんな、ぁ、ひどい、ひどい……っっうぅぅぅうぅ!!」


 混乱の最中で性感に揺さぶられ、コレイはそれでも果て続けてしまう。

 実験台の上には彼女自身が噴かされた潮が溜まり、彼女はその冷たさに背中や薄い尻を苛まれつつ、何度も何度も身悶えながらその身を苛まれ続けるしかない。


「これでは、実験台に零れた体液を集めた方がまだ有意義かもしれんな。

 まったく堪え性がなさ過ぎて困る……。これではフーマイ家に取り入って材料を得るプランも進めておく必要があるではないか…………」


 そしてさらに悪い事に、博士はもうコレイから興味を失いかけていた。

 ただ漫然とディルドを蠢かせ、もう目的を果たすことなど不可能であると理解したうえで、それでも”もしかしたら”という低い可能性を得るために彼はコレイを嬲り続ける。


「は、ぁ゛っっ!!ぅ、ぐっ!も、やめっ、あ゛っ!やめ、てぇっっ!!」


 何を言っても、何をしても、コレイはただ嬲られ続ける。

 嬲る意図すらない検証実験—―――魔鱗病という博士にとってはまるで興味もない事例を再び調査するためだけに、少女はその尊厳の全てを蝕まれてしまう。


 ぶじゅじゅじゅ、ぐじゅ、じゅぶぶぶ、と膣口に埋まったディルドが下品に鳴る。

 愛液と潮が書き混ぜられた白濁し、ディルドと膣口の僅かな隙間からどろどろと垂れ落ちていくその姿は、それこそ膣奥に精液を放たれているようでもあった。


「あぁ止めてやるとも。どのみち貴様では無理そうだ。

 最後に徹底的に因子を搾りだしてから、新たな方法を考えてやるとするさ」


 白濁と濁った愛液を飛び散らせるように、博士はディルドを勢いよく揺さぶりながら、ディルドの内側で駆動する雷元素を一層加速させた。

 断末魔のような悲鳴が実験室に響き渡り、コレイは縛められた手首と足首に痣や傷が刻まれる事も構わずに、ただ目の前の苦悶から逃れるように身を跳ねさせる。


「ぁうぁあぁぁっっっっぎぅうぅぅぐぁあぁぁぇうぅぅぅぅぅっっ!!!!

 も、やらっ!ぁ、ぁ、やぇっ!やぇ゛っっ!!ん゛、ぐ、はぅっ!ん゛っっ!!ぁああぁぁだめだめだめだめやめろっっ!!ぁ、ぁあぁだめだってばぁあぁっっ!!!」


 だが、どれだけ無様に泣き叫びながら身を捩っても、無慈悲なディルドの振動は止まらず、博士の手による陵辱ですらない”抽出”も終わらない。


 仮面の下から冷めた目でコレイの痴態を見下ろしつつ、それでも博士はもうコレイの事など気に留めることもない。

 “博士”という皮肉な異名を名乗る男はもう、次なる実験動物となるべきフーマイ家の少女をどのように貶めるかだけを考えている。


「……五月蠅い。少しは静かにできんのか。

 実験に使うラットの類ですら、そこまで無様に鳴きはしないが」


「ぁ、あ、ぁ、ぁ、あ、あぁぁっ!!だ、だったら、止め――――ぁ、ぐぅぅっ!!

 これ、止めろっ!とめろよぉっ!ぁ、ぁ、ああぁぁぁやだやだやだもぉやだぁっ!!しぬ、しんじゃうっ!ぁ、あ、ぁぁぁもぉだめなんだってばぁっ!!」


 舌打ちまじりの無体な言葉がコレイに降り掛かる。

 膣口が熱い。子宮口も熱い。Gスポットも膣内の全ても、体全体が異様な熱を帯びていて、コレイはもう自分が”戻れない”事を本能で悟ってしまう。


「お゛っぁ、ぁ、あぁぁぁあぁぁっっ!!も、やだっ!いやだぁぁっ!

 ししょ、ぉっ!あん、ばぁぁぁっ!!も、ぁ、しぅっ、ん、ぐぅぅ、死ん、じゃうぅっ!!」


「…………死なれては事だ。やむを得ないか」


 そしてそこでとうとう、博士はコレイに対して”根負け”を認めた。


 これ以上やかましく喚かれては、浮かぶ筈の思索も集中を断ち切られて像を結ばない塵と変じさせられてしまう。

 それに万が一死なれてしまえば、アビディアの森のレンジャーども――――教令院ともつながりがある、あの”半獣”を明確に敵に回すことになる。

 それなりに貴重な植物の群生地域を利用できなくなるのは避けたいし、何より業腹ではあるがあのレンジャーは敵に回すには見るべきところが大きすぎた。


 だからこそ博士は、コレイをここで一度解放すると決めた。

 とはいえそれは、彼女を”自由にする”と言う意味ではなく、”現状の苦しみから解き放つ”という、ある意味で最も残酷な措置ではあったが。


「んぐっ、ぁ、ぁぎっ!ひ…………っ!?

 ぇ、ぁ、待って!?ぁ、何っ!?な、な、ぁ、ぇ、待って、な、何を……!?」


 白衣の懐からおもむろに注射器を取り出し、博士はコレイの右胸の先端――――ぷっくりと膨らみ色づいた、それでも小さな乳首へと針先を突き刺す。

 そのまま注射器の内側に揺れていた薄紫色の液体がコレイの右胸先に注入されて行き、そのひやりとした感覚にコレイは背筋を総毛だたせる。


「な、何を、何をし――――――て…………っ!!??」


 そしてその効果は、問うまでもなくすぐにコレイの身体を震わせた。

 抜けきらない性感の疼き。柔草で全身をくすぐられているような疼きが唐突に激しさを増して、雷に打たれているような衝撃が華奢な身体を内側から打ち伏せる。


「ぁ、ぁ、ぁ、え、や、や、ぁ、うそ、ぇ、なん、ぁ、ぁ、ぁ、あぁぁ……っ!!」


「快感の伝達速度を鈍化させ、同時に鋭敏化させる元素薬だ。

 雷元素と草元素の激化反応の応用。とりわけ草神に見初められた者であれば、生来の元素力と鋭敏な体質も相まって、より一層効果を発揮する事になるだろうな」


 コレイにとっての残酷な言葉は、しかしもう彼女の耳には届いていない。

 黒い布で覆われた視界。それが薄白く染まって見えるほどの性感は、みるみるうちにコレイの華奢な身体の中で膨れ上がっていく。


「ぁ、ぁ、あ、あぁぁやだっ……!や、や、や、だめだめだめだめだめぇぇ……っ!」


 絶頂に至る前の前段階。まだ絶頂に至る前の寸前。

 だというのに、コレイの膣内は既に絶頂同然に収縮し、ディルドを咥えこんだ膣口からは断続的に勢いよく潮と愛液の奔流が噴き出し続けてしまう。


 乳首は焼かれているように熱く、膣口は痛い程に収縮しきっている。

 そしてその状態で、ディルドの柄が強く握られ――――――


「ぇ、あ、いやっ!ぁ、うそうそうそうそやめて!!!

 ぁあぁあぁゃだやだやだやだやだ助けて、ししょ――――――――――――ッッッッッあ゛っぁあぁああああぁぁぁあああ―――――~~―――~~~~――っっっっ!!!!!!!!!」


 そのまま勢いよく、衝撃がコレイの身体から意識と呼べるものを消し飛ばす。

 壮絶な振動はそのままに、勢いよく子宮口を潰すように叩きこまれたディルドは、コレイの細く華奢な身体からすべてを搾りだし、数度の痙攣の後にその身を実験台に沈めた。


 じゅぽ、という下品な音とともにディルドが引き抜かれる。

 ぱっくりと開いた膣口からは、異様なほどの愛液と潮がしとしとと零れ落ち、やがてひくひくと蠢く尿道から黄金色のアーチが実験台に降り注いだ。


「――――私だ。実験室を片付けておけ。

 …………ああ、そうだ。実験動物の処理は任せる。死なぬ範囲で好きに使え」


 博士が通信越しに、残酷な事を宣っていく。

 少しでも頭が回れば、自分のこれからの処遇を認識できるだろう言葉。だがコレイと言う少女にそんな頭はもとよりなく、彼女はただ身を焼く熱に抗うだけで精一杯だ


「ぁ、ぅ、うぁ……………は、ぁ、ぅぅぅ、ア、ン、バー………………」


 意識を快楽に沈められて、惨めさに身を焼かれて、それでも呼ぶ”ヒーロー”の名前。

 けれどその声に答える者はなく、コレイはただ絶望の中に意識を浸されたまま、焼かれるように壊れていく自らの身体を感じ続けることしかできなかった。


≪了≫



お読みいただきありがとうございました!


次回は10月1日(土)もしくは10月4日(火)に更新予定。

内容は『FGO』より「壱与の生前ifで輪姦」になる予定です。


それでは次回も楽しみにお待ちいただけると嬉しいです!

Comments

Anonymous

早速の壱与! たのしみです!

ミズウミ

ありがとうございます! 思ったより難しくて「ひぃん……!」ってなってましたが、一応書き終えたので予定通り公開予定です。楽しみにお待ちいただければ!