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罪科の熱は氷雪を穢す(ミノタウロス×アナスタシア(強姦))



「フ――――ッッ!!フゥウゥゥゥッッ!!ぅ、ウゥゥ――――ッッ!!!」


「んぐっ!は、ぁ、んぅうぅっっ!!

 や゛っ!ぁ、あ、ぁ、はぁっ!ぁ、あぁぁっ!や、ぁ、ふ、ぁあぁっ!」


 異聞帯ロシア――――極北にある異聞の歴史の最奥部にて。

 壮麗な宮殿の地下深くに作られた洞穴の内側に、辛うじて人間の言葉だと理解できる獣のような咆哮と、少女の悲痛な嬌声が反響していた。


「フ、ゥウウゥゥゥッッ!!オカ、ス……!コワス、壊スゥゥッッ!!」


「ぅ、ぁ、ひぎっ!ぁ、あ、は、ぁあぁっっ!!

 も、やめ、てっ、深い……っ!ぁ、あ、ぁ、あぁぁぁいやぁあぁっっ!!」


 筋骨隆々の巨体。魔獣のように赤く光る目と不気味な仮面。

 魔人ミノタウロス――――”牡牛”の名を冠するその怪物は、一人の美しい少女を眼下に組み敷き、それこそ獣の交尾のような乱雑さで背後から犯していく。


 ミノタウロスが腰を振るう度、肉と肉がぶつかる淫らな音が暗い地下空間に響き渡り、少女の悲鳴が木霊のように虚しく響いては消えていく。

 当然に存在する激痛と屈辱――――けれど抵抗もできずに乱雑な抽挿を受け入れるしかない少女は、下女や端女のような下賤な身分の女ではない。


「ふ、んぐっ!や、ぁ、カドッ、ク……っ!

 ぁ、ぐ、ふぁっ!や、や、や、んぅうぅぁあぁっ!や、ぁ、ふ、ぐぅぅっ!」


 アナスタシア・ニコラエヴナ・ロマノヴァ。

 汎人類史においては、ロマノフ王朝最後の皇女として知られる美しい少女こそが、ミノタウロスに犯される哀れな少女の正体だ。


「ふ、ぁ、や、うぅぅっ!!は、ぁ゛、ぐ、んぅうぅぅっ!!

 い、ぁ、いたい、痛い……っ!!は、ぁぎっ!ぁ、かはっ!っっ、――――ぅうぅッッ!!!」


 肉と肉がぶつかり合う音。獣の咆哮。搾りだされる哀れな喘ぎ。

 どうしようもない惨めさと苦痛に苛まれる状況に、しかしそれには間違いなく理由が――――残酷に正当化される理由が存在していた。


 体制への叛逆—―――アナスタシアに課せられた罪状はあまりにシンプルだ。

 カルデアという異分子の襲来を好機とみて、雷帝の治世へ反旗を翻すというアナスタシアとカドックの目論見は、脆くも打ち破られることとなった。


 結果としてカルデアは全滅。カドック・ゼムルプスは捕らわれて処刑された。

 そのまま順当にいけば消えるだけだった筈のアナスタシアは、マカリーの進言によって契約を雷帝に奪われ、ミノタウロスの魔力供給源として日夜犯され続けている。


「フ――――ッッ!!ゥ、グウゥゥゥッッ!!ウゥゥ――――ッッ!!!」


「ふ、ぁ、ぎ……っ!ぁ、かは……っ!ぅ、ぐぅうぅっ!

 あ、あ、あ、あ゛っ!ぐ、ふぁっ!?ぎ……っ!ぅ、ぐぅうぅんん――――ッッ!!」


 獣のような呻きと共に、華奢な膣穴が圧し拡げられる。

 当然に激痛がアナスタシアの身体を苛み、少女の可憐さと淑女の落ち着きを兼ね備えていた筈のその声音は、ひどく惨めに濁らされてしまう。


 だがそれは仕方のない、当然の摂理というものだ。

 158㎝の身長に40㎏の体重と小柄な体躯のアナスタシアでは”大柄”などという言葉では評しきれない”牡牛”のペニスを受け入れる事がそもそも無理でしかない。


「ぅ、ぁ、あ、あ゛ッッ!や、も、いやっっ!!ぁあぁあぁ――~~~~ッッ!!!」


 けれど、ミノタウロスは文字通りに無理を”押し通す”。

 理屈では間違いなく不可能な”無理”を、ミノタウロスは単純な膂力と体格差だけで押し通してしまっていた。


 裂ける寸前まで圧し拡げられてしまう、アナスタシアの細い膣口。

 狭い穴から血が流れ、惨い苦痛が少女を襲い、濁った悲鳴が暗い洞穴の中で何度も何度も反響するのも構わずに、魔人はただ柔肉の快楽を貪り食らっていくだけだ。


「んぅっ!ぎっ!ぁ、あ、は、ぅぐっ!ぁあぁっ!

 いた、ぁ、いたい、痛いの……っ!も、ぁ、やめて、休ませ、てぇっ!!」


 太すぎるペニスを咥えこまされ、僅かな蠢動すら封じられてしまった膣口は既に感覚がなく、膣奥が貫かれるたびに激痛と共に子宮が揺さぶられる。

 女として――――母胎として扱われるのではなく、それこそ獣に与える餌のように全身を使われて、アナスタシアはただ悲鳴を上げ続けることしかできない。


「ァ、アアアァァァァッッ!!犯ス、犯ス、コワスゥウゥゥッッ!!!」


 だがそんな悲鳴に耳を貸さず、牡牛のような太く長いペニスは少女の華奢な子宮口を痛烈に抉り、貫くようにぐりぐりと刺激する。

 最奥を勢いよく突き穿たれ、その更に奥に存在する子宮すらひしゃげさせる感覚に、アナスタシアは目を剥きながら必死になって歯を食い縛るしかない。


「あ゛っ!が、ぐ、っっっ――――~~~~~~!!!!」


 そしてそのまま、深く抉られた子宮口に大量の精液が勢いよく衝突していく。

 ”注ぎ込む”のではなく、文字通りに刻み込み叩きつけられる熱。アナスタシアという少女の尊厳を根元から破壊していくその感覚は、彼女に悲鳴を上げることすら許さない。


「ふ、ぁ、かは…………っ!う、うぇ、ぇ、ぁ…………っ!」


 背後から子宮に叩きつけられる熱を感じ、そんな感覚に必死に耐えるべく無様にむき出しの地面を何度も何度も引っ掻く。

 壮麗なドレスは最初に犯された時に破り捨てられ、地面に擦り付けられた裸身は土埃に汚れ、長く美しい長髪も魔人の精液を拭う道具にされて見るも無残に変えられた。


 ”雷光”の名を忘れた魔人は、生来持ち合わせていた筈の優しさや温厚までも失ったままで、ビクビクとその巨体を怪物のように痙攣させる。

 それは冠する“牡牛”の名に相応しい巨大すぎるペニスを少女の膣奥に突き立てて、迸る本能的な欲を彼女の内側に一滴漏らさず注ぎ込まんとする――――それこそ”種付け”のようだった。


「っ、ふ、ぁ゛…………!は、はぁぁ、っ、く、ぁ…………!」


 そうしてやがて、射精が終わる。

 華奢な膣穴から太いペニスがずるりと引き抜かれ、精液の残滓がぼたぼたとアナスタシアの背中に落ちて、傷だらけの白肌を穢した。


 霞む視界。惨めさに屈しようとする心。

 それでも僅かな抵抗感—―――既に潰えた夢の残滓が、アナスタシアに完全な屈服を許さず、呪いのように彼女を陵辱の中に留め置いてしまう。


「ぁ、あ、あぁ………………カドッ、ク………………」


 地面に崩れ落ちるように横たわったアナスタシアの髪を掴み、ミノタウロスは精液を零す自身のペニスを拭っていく。

 守れなかった”可愛い人”――――弟のような、それでいて何処か弟への思いとは違う愛おしさを感じた人の名を呼んでも、現状の惨めさはまるで弱まりもしない。


 アナスタシアの長い髪を精液によって台無しにしてから、ミノタウロスはゆっくりと獣のような息を吐いて、どこか見知らぬ場所へと消える。

 宮殿の地下の洞穴に転がされたアナスタシアには、助けの手が伸ばされることも嘲笑や悪罵が浴びせられることもない。


 ただ薄汚れた裸身を晒し、起き上がることもできずに横たわりながら啜り泣き、そうしてまた獣の欲のままに全身を貪られて朽ち果てていく。

 それは熱に晒された氷が段々と溶け落ちていくような、アナスタシアという少女に対して与えられた緩慢な滅びであり、何より残酷な死の形だった。



原石は淫らに磨かれる(コヤンスカヤ×オフェリア(レズレイプ))



 北欧異聞帯、氷雪城の程近く。

 巨人種の闊歩する領域ではなく、しかしスカディによる庇護や監視の目も霊脈の関係で届かない、一種のセキュリティホールのようなその場所にて。


 コヤンスカヤとオフェリア・ファムルソローネ――――北欧異聞帯においては”異物”である二人の女が、ひどく近い距離で絡み合うように身を寄せ合っていた。


「っ、ふ、んぁっ、ぁ、コヤン、スカヤ……っ!!

 やめ――――っ、ぁ、ふ、んぅっ!や……っ!ぁ、あ、あぁっ!」


「うふふふ、随分と可愛い声で喘ぐんですねぇ?

 いつもの凛々しいオフェリアちゃんからは、ちょっと想像できないお姿です💛」


 氷の壁に背中を押し付けられた状態で、オフェリア・ファムルソローネは喘ぐ。

 喘ぎ、身を捩り、けれど彼女の抵抗は嘲笑と共に抑え込まれ、魔眼すら満足に発露する事は出来ず、オフェリアはただの少女として嬲られ続けていた。


「魔眼を持つ才媛も、こうなってしまえばただの女の子。

 どれだけ睨んでも凄んでも、ただただ可愛らしいだけの愛玩動物同然ですねぇ?」


「この、ぁ、何が、目的……っ、なのですか!?ふ、んぁっ、やぅっ!

 は、ぁ、この、抜いてっ!抜きなさ――っ、ぁ、ひぅっ!ぁ、あぁんっ!」


 貞淑な印象のタイトスカートを大きく捲り上げ、その下のタイツと下着の内側に手を突っ込んで、コヤンスカヤはオフェリアの膣の浅い場所をしなやかな指で掻き回す。


 生真面目なオフェリアらしい無毛かつピッタリと閉じた秘部。

 それは触れた感触や反応だけでも、オフェリアという少女が男を受け入れた事のない乙女であるという事を、女狐の悪辣な感性に理解させてしまう。


 だがどれほど貞淑であろうとも、ヒトは本能には抗えない。

 コヤンスカヤのしなやかな指が、じっとりと膣口に埋まって蠢かされていけば、オフェリアは自分の内側が段々と潤んでいく事を強制的に理解させられてしまった。


「この……っ!ふ、んぅっ!なんで……っ!

 ぁ、ぁ、ぁ、やめ……っ!ふ、ぁ、あぁぁっ!そこ、だめっ!」


「うふふふ、分かりやすいことこの上ない、本当に素直な反応ですねぇ?

 オフェリアちゃん、オナニーなんかほとんどした事ないでしょう?処女なんかより余程敏感で、けれど持て余したエッチな音が響いてますよ?」


 くちゅ、くちゅ、くちゅ、と粘着質に響く淫らな音が、突きつけるかのようにオフェリアの耳に届き、その清廉な心を辱しめる。

 同時に膣口付近の敏感な場所が指の腹で擦られて、オフェリアは抑え込まれた身体を固くして、ビクビクと身を震わせてしまった。


「っ、はぁ……っ!!ふ、んぅぅっ!ん、く、ぅう…………っっ!!」


 こんな反応は見せたくない。こんな責めに屈したくなどない。

 けれどどれだけ意地を張ろうとしても、”性感に耐える”という行為を知らないオフェリアの身体は、どうしようもなく素直に快楽に反応を返してしまう。


 くちゅ、くちゅ、と一音一音を響かせるように蠢く指。

 徹底的にオフェリアの弱い場所――――処女でも感じ取れる程の緩慢な責めを繰り返して、コヤンスカヤはニタニタと嗤いながらまずは一度オフェリアを絶頂させた。


「っっ、ふ、んぅ――――っ、は、ぁ、あぁぁっ!

 や、や、だめっ!い、いや、だ……っ!も、やめなさっ、ぁ、やめ、てぇ……っ!!」


 水音が響き、狭い膣口から散った飛沫が太ももを滴り落ちていく。

 くすぐったさと呼ぶにも微細な感覚が、今この時だけは嫌味なほど鋭敏に感じられて、オフェリアは屈辱と羞恥に心を染め上げられるしかない。


「本当に止めてほしいの?本当の本当に?

 その割にオフェリアちゃんのアソコ、随分と私の指を締め付けて、離れたくなさそうに惨めったらしく縋りついて来るんだけどナー☆」


 そしてそんな屈辱と羞恥を、コヤンスカヤはどこまでも的確に煽ってしまう。

 特に何かの意味があるわけでもない――――ただひどく退屈な北欧異聞帯への滞在を、ほんの少しだけ愉快なものにするための”手慰み”。

 そんな理由にもならない理由は、けれど理由がないからこそ逃げ場のない責めとして、オフェリアの清廉な精神を侵食するように追い込んでいく。


「そ、んな事、して、いませ……っ!ぁぅっ!は、ぁあぁっ!やっ、やぁあっ!!

 は、ぁ、んぅぅっ!だめだめだめだめ……っっ!ぁ、あぁぁぁ、そこ、や、ん――――ぅ、ぁ、あ、ああぁぁぁあぁっ!」


「うふふふ、嘘はいけませんねぇオフェリアちゃん?

 貴女の弱さ、狡さ、浅ましさ。全部全部アソコが代弁してくれておりますから💛」


 否定の言葉に返される嘲り。どうしようもなく示されてしまう自身の浅ましさ。

 受け流すこともできず、かといって与えられる性感に抗う事もできず、オフェリアはただ女狐の指先によって蕩かされ、その身と心を棄損されてしまう。


「は、ぁっ!んぅっ!く、は、ぁあぁ……っ!

 だ、だめっ、だめっ!ぁ、だめだめだめです……っ!ふ、ぁ、あぁぁっ!」


 膣口を掻き回す手を止めるため、オフェリアは必死にコヤンスカヤの手首を掴み、屈辱と羞恥から逃れようとした。

 けれど快楽に蕩かされた身体では、それを振り払う事などできるわけもない。粘着質な水音を聞きながら、オフェリアは自らの限界を悟らされる。


「ふふ、そろそろ限界ですよねぇ、オフェリアちゃん?

 膣肉きゅうきゅう締め付けて、愛液もずぅっと垂れ流しにして、悔しくて切なくて死にたいほど恥ずかしいのに、それでももうイくの止められないでしょう?」


 オフェリアがどれだけ性感に抗おうとしても、コヤンスカヤは悪意を混ざらせた言葉で全てを詳らかにしてしまう。

 睨む目は潤んで蕩かされ、身の内からこみ上げてくる疼きは高まっていくばかりで、そしてとうとうオフェリアの中で、未知の感覚が大きくドクリと跳ねあがる。


「は、ぁ、ぁ、だめっ!ぁ、あぁぁだめ…………っっ!!」


「あらあら、もう?もうイっちゃうんですか?

 ふふ、ふふふふ!いいでしょう!ほら、ここを弄ったらもう止まらないわよねぇ?」


 最期のトドメを刺すように、コヤンスカヤは膣内に埋めていない親指の先で、ぷっくりとそそり立ちかけたクリトリスを弾いた。

 目を剥き、身を捩り、ビクビクと身体を震えさせるオフェリアは、何をされたのかすらも理解できずに、臨界寸前まで高められた性感を味わわされる。


 最早残っているのは最後の堰—―――僅かな刺激で崩れるだけの防衛線。

 だがコヤンスカヤはその防衛線を、残酷な指遣いで膣口の敏感な場所を擦ることで、いとも容易く崩壊にまで追いやった。


「やっ、や゛っっっ!!!!ふ、ぁ、あ、あぁぁ――~~~~ッッ!!!

 うぁっ!ぁ、ぇ、や、やだっ!ぁ、止まっ、てっっ!!や、や、ぁ、あぁ、ぁ、やだっ!ぁ、あぁぁだめだめだめ出ないでぇっ!!!」


 下着とタイツの薄い布地を突き抜けて、粘り気を帯びた潮がピチャピチャとオフェリアの下半身とコヤンスカヤの片手を濡らしていく。

 淫らな喘ぎは北欧異聞帯の冷えた空気の中に響き、けれど人の目も神の目も届かないその場所では、少女の悲痛な声に気が付く者がいるわけもない。


「は、ぁ、う…………っ!んぁ、も、や、ぁ、あぁぁ……………!」


 与えられた性感に戸惑い、絶望し、涙を流す魔眼の才媛。

 常の凛々しい姿など見る影もない零落—―――淫らな屈辱に染まって潤んだ目は、それこそコヤンスカヤの目には宝石のように輝いて映った。


「ン~~~~いい目ですねぇオフェリアちゃん💛

 “宝石の魔眼”なんかより余程美しくて惨めったらしい、貴女に誂えたような目ですわ☆」


 万感の嘲りと興味—―――残酷な絶対者の視点からコヤンスカヤはそう言った。

 オフェリアはせめてもの抵抗としてそんな女狐を睨もうとしたけれど、その目を研磨するように再び膣内で指を蠢かせられれば、もう彼女に抵抗の余地は一つも存在していなかった。



忠士なれど”女”なれば(ホームズ×秦良玉(拘束媚薬責め))



「は、ぁ……っ!は、はぁぁ……っ!っ、ぅ、くぅぅ…………っ!!」


 シャドウ・ボーダー内部に存在する尋問室。

 藤丸立香やマシュ・キリエライトは当然知らない、いわゆる首脳部にあたる面々だけが知るその場所に、一人の女が厳重に拘束されていた。


『――――さて、秦良玉。異聞帯についての情報を吐くつもりは?』


「ふ、ぅぅ……っ!あるわけ、ない、でしょう……っ!?

 このような、下劣な、責めで……!わ、私を、屈服、させられるとぉ……っ!」


 スピーカーから響く冷淡なシャーロック・ホームズの声。

 それに良玉が反駁を返せば、言葉としての答えの代わりに、尋問室の壁を使う配管から魔力を帯びたガスが勢いよく噴出する。


 汗ばむほどの湿度と熱気の中で、良玉は拘束椅子に革ベルトで身体を縛り付けられ、身じろぎどころか視界すら封じられた状態で尋問を受けている。

 敵対しているとはいえ、捕虜に対しての扱いではない振る舞い。だが良玉がどれだけ憤慨しようとも、彼女に抵抗の余地はなかった。


「ふーっ、ふーっ、ふ、んぅ……っ!は、ぁ、ん、くぅぅぅ……っ!」


 湿度を帯びた、僅かな刺激臭を放つガス。

 密閉された狭い尋問室の中ではそれを吸うしかなく、けれどそのガスを吸う事で、良玉の身体は段々と下劣な責めに浸されていってしまう。


 身体に張り付く戦装束の内側で、身体がどんどん淫らな熱を持っていく。

 ぷっくりとそそり立っていく乳首が布地からその形を浮かばせ、濡れそぼっていく秘芯が愛液を滴らせて座面を濡らしていくのを、良玉は理解してしまっていた。


「こ、の、ような……っ!下劣な、責めを……っ!

 やはり、悪辣な儒の、輩ぁ……っ!ふ、く、ふぁ、んんぅぅ……っ!」


『こちらとしても、手段を選んでいられる状況ではないのでね。

 手荒ではあるが致し方ない。敵軍の中核であった”女性”を捕らえた以上は、このような拷問で情報を引き出すのは最適解の一つだ』


 あくまでも冷徹な言葉と共に、配管からガスが噴射される音が良玉の耳に届く。

 湿度故なのか、それとも認めたくないが内側から湧く淫らな衝動によってなのか、良玉はもう思考すらまともに結べてはいない。


「っっ……!は、ぁ、ん、ぅうぅ…………っ!

 く、や、ぁ、ん、ぐぅうぅぅ……っ!ふ、ふ――――っっ!!ふーっ!」


 厳重に拘束された身体では、太ももを擦り合わせることすら出来ず、だからこそ性感を逃がせるだけの手段はない。

 視覚を封じられた状態で、なおかつまともな思考も奪われた状態では逃げ道など何処にもなく、良玉は女であるが故の惨い拷問に身体を段々と屈服させられていく。


 認めたくなくとも、自分の身体は屈服へと向かってしまっている。

 そして一層残酷な事に、シャーロック・ホームズは敵対者に対する情を見せない。


『現状の拷問官は私一人だが、手段次第では増える可能性がある。

 そうなれば現状の君の映像も共有する事になるので、耐えるなら覚悟しておいてほしい』


 良玉の肉体的な限界を悟り、ホームズは冷徹にそう告げた。


 装束の下からぷっくりと浮いた乳首は、それこそカメラ越しのスクリーンですら、明らかな臨界を越えて屹立しているのが見て取れる。

 椅子の座面から滴り落ちる愛液の量も、それこそ指一本も触れられていない女が分泌するには異常すぎる量となって、じわじわと床に広がっている。


 誰がどう見ても、秦良玉の身体は限界を迎えている。

 だからこそホームズは、肉体に付随する精神を屈服させるため、あえて三流の悪党のように言葉による責めを開始した。


「は、ぁ、んぅぅっ……!く、ぁ、はぁっ、は、ぁ…………っ!

 覚悟、など、とうに……っ!とうに、出来ています……っ!こ、殺しなさい……っ!」


『他に情報源があればそれでも構わないのだがね。

 我々にとって現状の情報源は君だけだ。殺すには惜しいと言わざるを得ないな』


 喘ぎ混じりの言葉と、それに対しての冷酷極まる反証と。

 良玉が抱いた”戦士”の覚悟と忠節は、現状の”女”としての辱めに対してはいかにも無力な紙の盾にしかなり得ない。


 刺激臭を放つガスを吸い込むたびに、身の内の疼きが加速度的に高まっていく。

 装束に擦れる乳首が疼く。股布に擦れる秘芯が濡れていく。包皮の下から陰核がむくむくとそそり立ち、布地に擦れて耐えがたい性感を叫んでしまう。


「く、ぅうぅ~~~~っっ!!この、下種共…………っは、ぁあっ!

 こんな、このような、外道の、行い……っ!か、必ずや、報いが…………っ!」


『我々としては構わないが、耐えるつもりならあまり言葉を発さない方がいい。

 君の周囲に散布しているガスは微弱だが中毒性がある。情報源としての価値を失って解放された後も、その離脱症状に苦しみたくはないだろう?』


 冷酷な言葉と共に、残酷なガスの噴出音が重ねられる。

 目隠しの下で良玉の表情が怯えに揺らぎ、そんな怯えに伴った身の震えによって、布地に擦れた乳首とクリトリスが耐えがたい性感を叫んだ。


「ひ……っ!!ぅ、あ、あぁぁっっ!!

 や……っ!ふ、く、ぅう――――~~~~っっ!!」


 拘束の中での絶頂。ガタガタと拘束椅子が僅かに揺さぶられる。

 そしてそうなってしまえば――――現状を認識してさえしまえば、後はもう転げ落ちるように全てが加速していくだけだった。


「ひ……ぅ、ぁ、かは……っ!!っ、っっ!!ふ、んぅ……っ!!

 は、は、はぁ……っ!ぁ、く、ひ、ぃいぃ~~~~っっ!!!ッッ、あ゛っ!!」


 ガスを吸わないように呼吸を止めようとしても、零れる喘ぎは止められない。

 絶頂に震える身体。纏わされたままの戦装束が――――忠節の証である筈のその装いが、責め具となって良玉の”女”としての身体を辱しめてしまう。


『さて、情報を話すつもりは?』


 触れられもせずに身悶え、けれど湧きあがる性感を逃がすことすら出来ない良玉に向けて、ホームズはあくまで冷淡に問いかけた。

 辱めをあくまでも”手段”としてしか捉えない言葉に、しかし良玉は目隠しの下で睨む目を向け、あくまでも忠義の士として言葉を返すしかない。


「あ、るわけ、ない……っ!貴様等に、話すことなど、何もぉ…………っ!!」


『…………そうか、それは残念だ』


 だがそんな忠節が、この場においてはどうしようもなく仇となった。

 これまでよりも長い噴出音。狭い尋問室の内側に刺激臭が満ちて、それを吸い込んでしまった両玉の身の奥で、ドクリと勢いよく心臓が跳ねる。


「ふ、っ、ぁ、あ、ぁ、あ、あ……………っ!!

 い、いやっ!ぁ、あぁぁいやだっ!や……っ!は、ん、ぅうぅぅぅっ!!」


 そしてそのまま、ぞわぞわとした感覚が良玉の全身を駆け抜けて。

 その感覚が彼女の中心に達した時、しなやかな身体は拘束の中で弾けるように、ビクビクと震えながら臨界点に達した。


「ふ、ん、ぅうぅぅああぁぁああぁぁ――――~~――~~――――ッッ!!!!!

 は、ぁ、や、ぁぐ……っ!は、ぁあぁ、ぁ、あぁ……っ!は、ぁ、はぁぁ…………っ!!」


 装束の内側から勢いよく噴出する潮が、ビチャビチャと音を立てて床に零れる。

 ぷくりと浮かび上がる乳首とクリトリスは、浅ましさすら感じさせるほど鮮明に布地に形を浮かばせていて、薄い装束の布地を破ってしまいそうなほどだ。


 目隠しの下の顔を、羞恥と屈辱とそれを覆うほどの性感に蕩かした良玉。

 絶頂感に喘ぎ、必死になって湿ったガスに満ちた空気を吸って、自分の身体が段々と取り返しがつかないほど貶められていく中で、彼女はひたすらに辱しめられ続ける。


「はーっ、はっ、ぁ、うぅぅくっ!!?

 ひぁっ!?ぁ、んぅっ!く、ふぁっ!あ゛っ!あ゛ぁぁ――――――っ!」


 絶頂したばかりの身体の周囲に、勢いよく噴霧される催淫ガス。

 その痴態を捉えるカメラに水滴が浮かぶほどの湿度の中、良玉はひたすらに触れられぬまま絶頂させられ続け、やがて全ての情報を絞り取られるだけだった。


≪了≫



お読みいただきありがとうございました!


次回は9月24日に更新予定。

内容は『原神』より「博士に捕まって快楽拷問されるコレイの話」にする予定です。


次回も楽しみにお待ちいただけると嬉しく思います!

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