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※暴力描写があります。苦手な方はご注意ください。

※拙作の独自設定があります。苦手な方はご注意ください。



「だからさァ、いい加減意地張るのもやめたら?」


 亜種特異点、悪性隔絶魔境・新宿。

 ネオンの光のみを光源とする夜の都の中でも、最下層にして最底辺の場所だと言ってもいい裏路地のゴミ捨て場にて。


 誰の目にも触れない――――触れたとしても見て見ぬふりを決め込むだろう劣悪な場所で、白皙の美貌と濡れ羽の黒髪を有する美しい青年が、苛立ちまじりにそう吐き捨てた。

 地面に落とした吸殻を踏み消すようなその足遣い。しかしその下で踏み躙られているのは、決して吸い殻などではありえない。


「っ、ぐ、ぁぁ………っ!ぐ、くぅ…………っ!」


 青年――――悪性魔都の一角を収める”アサシン”によって踏み躙られているのは、白金色の髪と黄金の目をした一人の女である。

 後ろ手に縛られた体勢で衣服を剥かれ、夜に映える白い肌を街路灯の下に晒す女は、自らを踏み躙るアサシンを見上げ、悔し気に表情を歪めている。


「俺だって悪鬼羅刹の類じゃァないのよ。

 そちらさんの情報――――戦力規模だとか、次にどこの区域を狙うのかとか、教えてくれれば、それこそ楽に殺してやってもいいんだぜ?」


「は……っ!それは随分と慈悲深いですこと…………ッ!

 ……ホント、そのお優しさに反吐が出るわ……っ、ぐぅっ!あ゛っ……!!」


 アサシンの苛立ちまじりの言葉に、女――――聖女ジャンヌ・ダルクの別側面たる少女は、屈辱に顔を赤らめながら、それでも毅然と地面に唾を吐いた。

 アサシンによって殴られ張られ、僅かに腫れあがった頬の内側は出血していて、吐き出した唾には赤々とした血の色が混ざっている。


「……あのさ、そろそろ状況ぐらいは理解しようぜ?アンタに逃げ場もない、助けも来ない。魔力も戦闘で粗方尽きてる。俺ァ男でアンタは女。

 それにアンタの服も剥いでビリビリにして、布片までぜェんぶ燃やしたって事はさ、最終的に何されるかぐらいは分かるだろ?」


 うつ伏せになったジャンヌの細い背中を踏みつけて、それからアサシンはサッカーボールを蹴り転がすように、ジャンヌの身体を仰向けにする。

 聖処女――――そう呼ぶにはあまりにも肉感的すぎる肢体が街路灯の下に晒され、ジャンヌは羞恥に表情を染め上げて、それでも後ろ手での拘束は彼女に抵抗を許さない。


「一応は英霊として、知識としちゃあ知ってるんだぜ?”聖処女”サン?

 “斯く在れかし”と望まれて出来上がった復讐者――――ってことはつまり、アンタは”処女”であるって事実が、それなりに深く存在基底に関わってるんじゃねぇの?」


 僅かな抵抗の身じろぎに揺れる、真っ白な双丘とその中心の小さな乳首。

 くびれた腰はひどく華奢で、閉ざされた太股は肉感的でありながら少女らしさを失っておらず、しなやかかつあまりにも細い。


 アサシンは眼下のそれらを冷たい目で見降ろし、それからゆっくりとしゃがみこみつつ、抵抗のために閉じられたジャンヌの脚を太ももを掴んで大きく割り開く。


「ひ、ぁ、や…………っ!」


「……ほら、やっぱりなァ?アンタいろんな奴の理想で成り立ってるだろ。

 『処女たるもの斯く在るべし』みたいな、男の欲を異様に煽るカラダしてるぜ?」


 無毛の秘部は少女のようで、しかし体つきは成熟した女そのもの。

 女性と少女の過渡期としか表現できないその体つきに、アサシンは自らの内に湧く欲が無意味なものであると知りながらも、それでも欲を堪えきれない。


「っ……!!ふざけんな!そんな汚いものを――――ッッ!!」


 ずるりと下穿きを脱ぎ捨てて、下半身を晒したアサシン。

 その下種な行為に、ジャンヌは後ろ手に拘束された身体を無理矢理に駆動させて右足をしならせ、鋭い蹴りで目の前の男の整った顔立ちを打ち砕こうとした。


「っ、おっとォ!――――ははっ、油断も隙もねぇなぁ」


 だが格闘戦において、この新宿でアサシンに勝れるものは存在しない。

 あくまでも飄々とした調子のままで、アサシンは伸ばされた右足を自らの頬に掠らせる形で躱し、そのままジャンヌの右足首を掴んでしまう。


「けど、これじゃあもう脚も閉じられねぇだろ?

 抵抗するつもりなら、その後のこともちゃんと考えておくべきだったなぁ?」


 掴んだ右足を自身の肩に乗せ、そこからアサシンはずるりとジャンヌの身体を引き摺るように自らに密着させる。

 掴まれた左太ももと右足首。脚はもう閉じることも叶わず、固く閉ざされた秘部にはグロテスクな程に張り詰めた怒張が、ぐりぐりとねじ込むように押し付けられる。


「――――さて、それじゃあこれが最後だ」


 濡れてもいない秘部に、無理矢理に擦りつけられる張り詰めた亀頭。

 先走り程度ではジャンヌの閉ざされた秘所をこじ開けることなどできず、その行為によってジャンヌが感じるのは、性感ではなく不快感だけだ。


「情報を吐けよ、聖処女の模造品ちゃん。

 ちゃんとすりゃちゃんと解してやるし、なんなら俺らで飼ってやってもいい」


 けれど、そんな事は織り込み済みで、アサシンは最後に問うた。

 答えなど当然に分かり切った問い。ジャンヌは酷い不快感に顔をしかめるけれど、それでもアサシンが望むままの言葉を吐く以外、彼女に選択肢などあるわけもなかった。


「…………お断りよ、糞野郎。

 そもそもそんな粗末なペニスを晒して、何を勝ち誇っているのかしら」


「――――なるほど、よォくわかったよ」


 聖女の反転――――憎悪を基底とする復讐者としての反骨心。

 媚びへつらい、あるいは縋って機嫌を取った方が効率的だと理解していても、ジャンヌは自らの存在を規定するそれに抗う事は出来なかった。


「ふ、ぐ、ぁあ…………っ!!」


 硬く閉ざされた秘すべき割れ目。彼女を”聖処女”と定める場所。

 先走りを僅かに塗られた程度の、まるで解されてもいないその場所に、それこそ力任せにグロテスクな肉楔が押し付けられ、やがてめりめりと圧し開いていく。


 文字通り、防御も許されずに身体の中心を貫かれる激痛。

 目を見開き、涙を滲ませ、陸に上げられた魚のようにぱくぱくと何度も口を開閉させる無様な姿を眺め、アサシンは整った顔立ちを嗜虐的に歪める。


「どうだい?”粗末なペニス”の味はさぁ?

 喚いてた割に、随分痛そうじゃないか。あぁ?」


「っぐ、ぅ……!……少し、くすぐったい程度、ですね……!!

 この程度で、私を辱しめようなどと、可笑しいにも程が――――っ、ぎ、ぅあっっ!」


 ジャンヌ・ダルクは屈しない。それは歴史からも読み取れる。

 異端の濡れ衣を着せられながらも信仰に殉じ、守った者たちに裏切られながら憎悪も抱かずに炎の中に消えた聖女の生涯は、アサシンも座から送られた知識として知っている。


 そしてそんな性質は、如何に反転していようとも変わることはない。

 ジャンヌ・ダルクは屈しない。いっそ呪われているかのように、彼女は自らが定めたものを裏切れないし振り切れない。


「っ、ぐぁ、ぁ、やめなさい…………っ!!

 ぃ、ぁ、あ゛、うぐ……っ!ふ、ぅうぅ……っ!ぐ、あ゛っっ!!」


 アサシンのペニスは、それこそ東洋人の平均を優に越す凶悪な巨根だ。

 ドッペルゲンガーとして数多の人格が混ざり合ったことによる霊基情報の変質。しかしこの場において重要なのは、そんな理屈の話ではない。


 美丈夫の顔に似合わない凶悪な巨根が、”処女たれ”と望まれた少女の、濡れてもいない膣肉を割り裂くように押し広げ、段々とその純潔の証へ近づいていく。

 反転した聖処女を内側から打ち壊すように、ゆっくりとゆっくりと残酷にアサシンは腰を押し進め、とうとう見つけ出した処女膜を張り詰めた亀頭で一度つついた。


「ひ……っ!」


「今更ビビったところでさァ、もう遅いんじゃない?

 ここからどんだけ『抜け』だの『許して』だの喚いても、たぶん止めらんないよ?」


 ジャンヌの口から漏れる、揺らぎに満ちた悲鳴のような吐息。

 金色の目は涙で潤みながら揺らぎ、顔は紅潮し、荒い息遣いによってふるふると揺れる柔らかな双丘は、しかしアサシンには見向きもされない。


 ジャンヌの腰を強く掴み、アサシンは侮蔑の情で眼下の女を眺める。

 意地だけで強きを保つ哀れな少女。抵抗を削がれた戦士にすら見えないそれを、アサシンはゆっくりと腰を押し進めつつ、同時にその身を自身の方向に引き寄せる。


「ふ、ぐ、ぁ、あ、やめ――――ッッ!」


「やめねェよ。楽に殺されるのも楽に犯されるのも、拒んだのはアンタだろ?」


「っっ、あ゛、あ、あ、あ゛っっ!!!!

 っぎ、ぐ――――っっ、ふ、ぅうぅ―――~~~~~~っっ!!!」


 そして残酷に、アサシンはジャンヌの純潔を強引な抽挿でぶち壊した。

 濡れてもいない膣肉――――巨根によって押し広げられ、結果的にグロテスクな肉楔を締め付ける形になっている肉穴が、ひくひくと痙攣しながら蠢く。


 激痛。破瓜の血が膣口から滲む。ジャンヌは悲鳴を堪えるために歯を食いしばる。

 右足を肩に担がれた横倒しの体勢――――ただでさえ密着度の高い側位での抽挿は、本来ならば擦られるはずのない膣壁の右側方をカリの段差で擦り付けられる感覚。


「っ、ひ、ぐ……っ!ぁ、あぁぁ、痛…………っ!

 は、ぅ、っっ~~~~!!ふ、ぅっ!ふぅっ、ふ、ぅうぅ……っ!」


「あーあ、随分強がってた割に、鼻水垂らしてベソかいてるじゃん。

 そんなに辛いか?”粗末なペニス”で処女膜ぶち破られちまったのがさぁ?」


 嘲るように表情を歪め、アサシンはそのまま処女膜に守られていた膣奥までの道のりを、ゆっくりと知らしめるように擦り付けながら割り開く。

 濡れていない肉と肉――――互いの敏感な場所が擦り合わされる感覚は、ぬるりとした破瓜の血で舗装され、段々とスムーズになってしまう。


「っ、ぁ、やめ、なさ……っ!やめて…………!

 ふ、ぁぐっっ!!ぎ、ぁ、あぁぁ、痛、いっ!痛いのよ、この……っ!!」


「そりゃ当然。痛くしてんだから当たり前だなぁ?

 無駄な意地張って俺らに逆らっちまった女の末路なんてこんなモンでもまだマシさ。薬漬けでウリに使われないだけ感謝しろよ」


 外道極まる言葉を述べつつ、アサシンのペニスがジャンヌの最奥を穿った。

 快楽などなく、それでも膣の最奥でひくひくと蠢き、防衛機制によって僅かな潤みを分泌してしまっているその場所は、どこまでも”処女”らしい。


「は、ぁ……っ!や、やめっ…………!」


「さァて、情報の方はもう吐かなくていいぜ?

 後はもう俺が愉しむだけだ。そのキツキツの雌穴、ちゃんとガバらせてやるからさ」


 右足を肩に担がれ、腰を強く掴まれ、後ろ手に拘束された体勢。

 逃げ場も逃げ道もなく、媚びることも許しを請うこともできないジャンヌにとってすれば、これはもう袋小路以外の何物でもなかった。


「っっっ゛……!ぁ、かはっ!やめ――――ぅ、あ゛ぁああぁっっ!!」


 膣奥を深く穿った巨根が引かれ、また奥まで叩きつけられる。

 膣の右側方――――測位の体勢で穿たれるたびに、グロテスクなほどに大きくせり出したカリの段差によって肉ひだが直接震わせられる。


 ぱん、ばちゅ、ぱん、と猥雑な夜に響き渡る肉の音。

 激痛と衝撃にジャンヌは悶え、それでも大勢が決してしまっている現状、彼女に出来る抵抗は無様に身悶えをする程度だ。


「ははっ、何度言ってもやめねーよぉ。今更言われたところでなァ。

 ほら、痛いんじゃなかったか?ちょっとずつイイ声が出てきてる気がするがねェ?」


 連鎖する肉の音。浅ましく売る身を帯びていく膣内。跳ねていく声と身体。

 ジャンヌにとってどこまでも屈辱的な反応の変化は、彼女が既に”聖処女”ではなく、ただの女と化している事を突き付けてしまっていた。


「っふ……!ぅ、あ、あぁ……っ!

 そんな、わけ、ない、でしょう……っ!妄想も、大概にぃ……っ!!」


「妄想してるのはどっちだよ。聞こえてんだろ、愛液の音。

 聞こえねぇってんなら、ちょっと激しくして聞かせてやろうか?」


 それでも気丈なジャンヌを嬲るように、アサシンは腰の動きを速める。

 処女を穿たれたばかり――――けれど”ジャンヌ・ダルク”として、数多の陵辱に晒されたことを史実に記録されているその身体。


 引かれては穿たれ、引かれては穿たれる巨根に任せるようなピストン。

 けれどそれによって膣壁を擦られるたびに、ジャンヌの身体は刻み込まれた陵辱の記憶を呼び起こされ、急速すぎるほどに濡れそぼり出してしまっていた。


「ふ、ぁっ!ぁ、あぁ……っ!やめ……っ!くっ、ひぁっ!!

 ぁ、あぁっ!や、や、だめ……っ!やめ、ろっ!やめろぉ……っ!」


「レイプされてるってのに、これまた随分濡らしてるが、まぁ当たり前か。

 惨い拷問と陵辱の果てに生まれたのが、”復讐者ジャンヌ・ダルク”だ。つまりアンタは、身体自体は処女でも精神の方は処女じゃない」


 ジャンヌのか細い抵抗を嘲笑うように、アサシンは激しいピストンで濡れそぼった膣穴を責め立て、そこから淫らな水音を引きずり出す。

 ぱちゅ、ぐちゅ、ぶじゅ、と肉の音と水の音が連続し、ジャンヌの左太ももに滴り落ちた愛液がゆっくりとアスファルトの上に滴り落ちていく。


「身体が変わっても、心ってのは容易く変えられねぇモンさ。

 刻み込まれた陵辱――――記録によれば、審問の時以外はほとんど服も与えられずに、兵士どもだとか挙句の果てには豚やら犬やら軍馬にだって犯されたんだっけ?」


 復讐心の根源である絶望の水底を、ジャンヌは忘れることなどなく憶えている。


 男たちの下劣な笑い声と表情。剥ぎ取られる襤褸切れのような囚人衣。縛られる身体。咥え込まされるペニス。膣奥に注ぎ込まれる精液の感覚。

 指で掻き回される膣内と絶頂。首を絞められながら気絶寸前まで犯される意識の途切れ方。肛門にペニスが侵入してくる圧迫感。

 背中に覆い被さってくる発情した犬の荒い吐息。背中から圧し掛かってくる豚の体重の重さ。馬のペニスが射精する際の、子宮を壊すようなペニスの膨らみ。


「だま、れ……っ!は、ぁぐっ!や、や、ぁ、あぅっ!

 か、ぁはっ!や、や、だめ……っ!ぁあぁ、も、やめなさ、ぁ゛、やめて……っ!」


 ジャンヌは引きずり出される記憶に苛まれ、一層強く目を潤ませた。


 “裁定者”であったならば、そんな記憶も受け入れて自分を規定できたかもしれない。けれど”復讐者”でしかない自分は。

 残酷なその末路を受け入れられなかったからこそ――――受け入れられるわけがないと望まれたからこそ、今ここに存在している。


 屈辱も羞恥も絶望も、受け入れられなかったからこその”自分自身”。

 斯く在るべしと望まれ、その通りに生まれ落ちた自分自身の脆弱さを突き付けられるように、ジャンヌはアサシンの腰遣いに合わせて喘ぎながら身を震わせるしかない。


「おら、思い出してきてんだろ?どんな気分か言ってみなよ。

 悔しいか?辛いか?それとももう気持ちよくなっちまってるのかなぁ?」


「ふ、ぁ、ぁう……っ!っ、こんな、の、気持ち悪いに、決まって……!

 は、ぁ、あぁぁ、だめ、だめっ、あぁぁ、も、やめ、ろぉ……っ!いや……っ!」


 アスファルトに額を擦り付けるようにしながら、ジャンヌはせめて快楽に浸されかけてしまった表情を隠そうとする。

 既に身体の方は蕩かされ、喉の奥から絞り出される声は”女”として明白に歪み、”聖処女の別側面”としての力は見る影もなく弱体化してしまった。


 肉体的な抵抗も言葉による抵抗も、共に等しく意味がない。

 腰を掴まれ側意で犯される。肉と肉がぶつかると同時に、ひどくスムーズにピストンを受け入れるようになってしまった膣肉が、淫らな粘つく水音を奏でてしまう。


「はぁっ、はっ、は、ぁ、うっ!んぅぅっ!ぁ、かはぁっ!!

 や、や、だめっ!やめろ!やめなさ――――っ、くひぅっ!や、ぁ、ぁ、あぁぁっ!!」


 乳首を縊ることも、クリトリスを責めることも、無理矢理に唇を奪う事もない。

 ただ只管に、アサシンはストレスの解消だけを目的として、ジャンヌ・ダルクの処女穴を穿ち、彼女の経験と肉体の全てを歪な巨根で犯しぬいていく。


 悪都と化した新宿の中で、ジャンヌは反転してなお清廉すぎた。

 “悪”でなければ生き抜けない都――――そこで生きる程度のことは可能であったとしても、その場所を壊すことが出来るほど、彼女は”悪”に染まり切れてはいなかった。


「さァて、随分よさそうな反応になってるじゃねぇの。

 こっちもそろそろ限界なんでね。まずは一発注がせてもらうぜ?」


 何度も何度もジャンヌの子宮口に張り詰めた亀頭を叩きつけながら、息一つ乱すこともなくアサシンが言った。

 血管が浮いた陰茎、張り詰めきった亀頭、せり出したカリ首。その全てに醜い熱が充填されていて、先走りを流す尿道から今にも迸らんとする。


「ふ、ぅぐっ!ぁ、や、ふざけんな……っ!この!やめ、いやっ……!

 ころす……ッ!殺してやる!ぁ、ぁ、あぁぁ、や、だめっ!ぁ、あぁぁっっ!!」


「『殺す』ってどうやってだよ。状況わかって言ってる?

 動けない、逃げられない、助けも来ない。こんなナイナイ尽くしの状況で、そんなイキりに意味があるとか思ってんのかねぇ?」


 必死の強気でアサシンを睨むジャンヌ。そんなジャンヌを嘲笑するアサシン。

 アサシンの振る舞いはそれこそ三下の悪役のようで、もしもこれが物語であったならば、彼はこの後に現れたヒーローによって完膚なきまでに叩き潰されるだろう。


 だがここは現実であり、そしてこの悪性魔都に”ヒーロー”はいない。

 力だけが全ての道理を作り出す、あまりにも単純な場所。アサシンとジャンヌの関係性すら、それを決めるのは”力”以外の何物でもなかった。


「ぁ、あ、ぁ、やめ、ろっ!やめろぉ……っ!

 こ、ころ、すっ!ぜったい、許さな、ぁ、あぁっ!ころすっ!ころ―――っひ、ぅぁあっ!」


 どれだけ言葉で抵抗を示しても、力が無ければ意味がない。

 魔力も逃げ場も自由も、何もかもを奪われたジャンヌに出来るのは、絶対に意味を成すわけもない言葉での抵抗を、虚しく哀れに響かせることだけ。


「あーはいはい、流石にそろそろ聞き飽きるぜ?

 何かと言えば“殺す”ばっかりで、癇癪持ちのガキかよって」


 ジャンヌの抵抗を押し潰すように、肉と水の音が激しさを増していく。


 凄まじい腰遣い――――それこそジャンヌの子宮口を穿ち抜かんばかりに振り付けられるそれは、狭い膣内で愛液と先走りと破瓜の血を攪拌して泡立てる。

 ぐじゅ、ぶじゅ、と子宮口が穿たれるたびに、泡立てられて白濁と濁った愛液が膣口から染み出し、白く滑らかな太ももを無様に汚す。


「ぁ、あぁぁっ!や、や、だめっ!ぁ、ひ、ぎぅっ!!

 あっっあ――――ッッ!!うぁっ!ぁ、だめっ!ぁ、だめっ!や、いやぁっ!!」


 どれだけ叫び嘆こうと、ジャンヌを助ける者はいない。

 ただ犯すため――――性欲とストレスの解消のためだけに犯され尽くすジャンヌは、段々とその身体だけを女として解されていく。


 凄まじいピストンによって、ジャンヌの身体は段々とのけ反っていく。

 汗ばんだ身体と揺れる真っ白な双丘。意識させられずとも薄桃色の乳首は明確に屹立し、子宮口を叩かれるたびに揺れる身体は汗の飛沫を飛び散らせる。


「ぁ、あ、ぁ、や、や、やっ、やぁああぁぁっ!!

 だ、だめっ!はなせっ!はなし、てぇっ!や、ぁ、あぁぁぁいやっっ!!」


 膣内でどんどん硬くそそり立ち、今にも射精しそうになっているペニス。

 ジャンヌは必死に身を捩って、なんとかその蹂躙から逃れようとするけれど、その程度の抵抗で男の腕力から逃れられるわけもない。


「――――そら、イくぜ?」


 あくまでも飄然とした調子のまま、アサシンが深々とジャンヌの子宮口を抉った。

 これまでよりも数段重い、子宮そのものを圧迫して押し拉ぐような衝撃がジャンヌの息を詰まらせ、細くしなやかな身体を勢い良く弓なりに反り上がらせる。


「ぁあ、あ゛――――――っっ!!?」


 そして、その次の瞬間だった。

 子宮口に強く強く押し付けられた亀頭。その先端から暴発するように勢いよく、異様な量の熱く粘つく液体が、ジャンヌの奥底に向けて押し寄せていく。


「ぁ、あ、ぁ、かは……っ!や、ぁ、だめっ!だ、めぇっっ!!

 ぁ、ぬ、抜けっ!抜きなさ――っぁ、やめっ!や、や、ぁあぁいやぁあぁぁぁっっ!!」


 ほとんどパニック状態になりながら、ジャンヌは狂ったように叫ぶ。

 悲鳴であり、それでも未だ折れていない心の証明でもある言葉。想像よりも強靭な女の心を認めて、アサシンは快楽と嗜虐に歪んだ口元を、舌で一度舐めあげる。


「ぅ、ぅうぅぐ……っ!長い……っ!この、注いでんじゃ、ないわよ……っ!

 抜け、抜けって、言って……っ、ぁあぁ、奥揺らすなぁっっ!い、いやっ……!!」


 気丈な抵抗も、性液を注ぎ込みながら子宮口を揺すってやれば黙らせられる。

 身体は既に屈しきり、けれど折れ切っていない心は、嗜虐的な欲望を満たすための道具としては、いっそあまりにもうってつけすぎた。


(薬漬けにするのは勿体ねぇが、ウリにせよ抵抗を削ぐ必要はあるか。

 雀蜂の調教班に任せるにも、サーヴァント相手だしなァ…………さて、どうするか)


 そんな事を考えていると、長く続く射精が終わった。

 息も絶え絶えになっているジャンヌ。その膣からペニスを引き抜いてやれば、カリの段差で掻きだされるように、夥しい量の白濁が漏れ落ちてくる。


「はぁ……っ!は、はぁ……っ!っ、う…………!」


 潤みつつ睨んでくる目。赤らんだ顔。食いしばった歯。

 汗ばんだ身体。そそり立った乳首。腰に刻み込まれた指の痕。


「――――おいおい、そんなにそそる顔で見るなよなァ」


 アサシンの中に宿る”何か”が、凄まじい欲と共に射精したばかりのペニスを充血させる。

 「ひっ」とジャンヌの口から悲鳴が漏れ、けれど犯され抜いたばかりの彼女では抵抗らしい抵抗などできるわけもない。


「や、やめっ!ふざけんなっ!この……っ!この、けだもの……!!」


 今度は正常位で覆い被さりながら、アサシンはジャンヌの膣にペニスを突き込む。

 精液と愛液で濡れそぼったその場所は、先刻まで処女だったとは思えないほどスムーズに巨根を受け入れて、再び肉と水の音を響かせ始める。


「か、ぁ、うぐっ!んっ!んぅぅっ!や、や、ぁ、あぁぁあぁっ!!」


 悲鳴を上げ、身を捩り、それでも暴力的な蹂躙の中にジャンヌ・ダルクは捕らわれる。

 何度も、何度も、湿った夜風に身を撫でられ、硬いアスファルトに身体を擦り付けながら犯され続け、そうして姿を消した彼女の行方は、誰にも知られることはなかった。


≪了≫



お読みいただきありがとうございました!


次回は7月29日に更新予定。

内容は未定ですが『FGO』よりラクシュミーか、『デュエプレ』よりルカにしたいなーと思ってます。


それでは次回も楽しみにお待ちいただけると嬉しいです!

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