乙女を穢す夏の喧騒(モブ×水着ミカヤ) (Pixiv Fanbox)
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※拙作の独自設定があります。苦手な方はご注意ください。
◆
青い空、青い海、白い砂浜、楽しげな喧騒。
清々しいとしか表現できないそんな夏真っ盛りと言うべき光景の中に、しかしミカヤは僅かに”悪寒”を感じていた。
“何が”と言葉にして説明する事の出来ない、漠然とした嫌な感覚。
癒しの手を使い過ぎた時の体調不良ではなく、サザからきつく言い含められて水分補給はしっかりとしているから、熱中症というわけでもなさそうだ。
(人混みに酔ったのかしら…………?
デインなんかはあまり人混みがなかったから、気をつけてはいたのだけど……)
特務機関が用意してくれたビーチパラソルの下で、ミカヤは自嘲しつつ周囲を見回して、ビーチの隅の岩場を見つける。
ビーチには人が大勢いるが、岩場の方には見たところ誰もいない。人混みから少し離れるために、あの場所はうってつけなように見える。
(エーデルガルトさんたちは――――オルティナ様やエリンシア様もいらっしゃるし、大丈夫よね)
遠い異界――――フォドラという聞きなれない大陸の英雄であるらしい三人の若者は、今は思い思いに夏の旧家を満喫しているようだ。
学友というものを得た経験はミカヤにはないけれど、それでもこの一瞬一瞬が彼らにとってどれほど貴重なものなのかは、ミカヤにだって理解できる。
自分が体調を崩したとあれば、あの優しい若者たちはすぐに戻ってきて解放してくれるだろうが、そんな事をさせるのは忍びない。
「よいしょ、っと…………!」
だからミカヤはパラソルの下から立ち上がり、少しだけ覚束ない足取りながらに、人気の少ない岩陰の方へと歩んでいく。
可憐な衣装のワインレッドの水着と、銀色の髪に劣らない透き通るような白い肌。意図せずとも周囲の視線を集めてしまう彼女は、しかしその事実に気づいていない。
「…………」
そして、そんな彼女の事を少し離れた場所で眺める一人の男があった。
ミカヤという名前すら知らない、彼女とは完全に初対面――――それどころか男の方が一方的にミカヤを見つめていただけで、ミカヤの方からは認識すらされていない男。
男は立ち上がり、岩場の方へ歩いていく美しい少女の後ろに、一定の距離を保ちながらついていく。
白銀の長く艶やかな髪が揺れ、ワインレッドの可憐なデザインの水着から伸びる白く細い脚を見つめ、布地を僅かに押し上げる尻肉の柔さを想像して、鼻息を荒くしながら。
「っ……!」
そんな男の欲情が伝わったのか、ミカヤは僅かに身を跳ねさせて振り向いた。
けれどビーチには多くの人がいて、ミカヤを襲う奇妙な感覚の正体は掴めない。そもそもこちらの世界に呼ばれてから、そうした予見はうまく機能しないようだった。
(…………大丈夫、よね…………?)
漠然とした不安は拭えない。けれどミカヤはそれを”人混み酔い”と考える。
結果としてその誤解がどれだけ残酷な結末を生むのか。予見の力を弱めた夏の乙女はそれに気づくこともないまま、ただ危難へと一歩一歩砂浜を踏みしめるだけだった。
◆
人気のない岩場に腰かけ、潮騒の音に耳を傾ける。
けれど人混みに酔ったような奇妙な体調不良は、それこそ時間が経つごとに増していく――――と言うよりも奇妙な寒気に変わっていくばかり。
(……これは、申し訳ないけれどどこかで休ませてもらわなきゃダメみたいね……)
エーデルガルトたちには申し訳ないけれど、これはもう仕方がない。
ミカヤは岩場からふらつく足取りで立ち上がって、ビーチの方に戻ろうとして――――
「――――あれ、お姉さんひとりー?」
そして、そんな空々しい言葉を吐く男によって、ミカヤのふらつく足取りは僅か数歩程度でその場に押し留められてしまった。
ビーチからは丁度見えない位置にある岩の影。そこに押し付けるように男はミカヤに近づいていき、”軽薄”の一語で表せる表情を獣のように歪める。
「っ――――!!」
そして同時に、ここまで明確かつ至近距離で感情をぶつけられては、予見の能力が弱まっていたとしても察しない事の方が不可能だった。
軽薄そうな表情の中で、しかし男の目は間違いなく”欲情”に歪んで、岩陰に押し込められたミカヤの身体を舐め回すように眺め続けている。
「ご、ごめんなさい……!私、ちょっと体調が悪いから…………」
ここにいてはダメだ。一刻も早く人目の多いビーチに戻らなくては。
こみあげてくる奇妙な恐れと焦燥に突き動かされて、ミカヤは男の横をすり抜けて、早足でビーチへと戻ろうと試みた。
「えー、そりゃヤバいじゃん?熱中症とかじゃね?
ほら、無理せずここで休んでた方がいいって!ね?ね?」
だがそもそもが華奢なミカヤでは、男を振り切ることなどできない。
焦燥で足がもつれ、その隙に細い手首を掴まれて再び岩壁に押し付けられて、じろじろと無遠慮な目で水着姿を眺めまわされる。
「ていうか、そんなピッタリした水着来てるのも良くないんじゃない?
ほら、胸元緩めてあげるからさぁ、ちょっとここで休んでなよ。ね?」
「ぇ、や……っ!やめ――――っっ!!」
そしてとうとう、男の蛮行がミカヤに直接的に牙を剥く。
胸を覆う水着の布地が大きく引き下げられて、形の良い白く丸い胸が何の遠慮もなく夏の日差しの下に晒されながら、ふるりと一度頼りなく揺れた。
当然、ミカヤは両手で胸を隠そうとするけれど、しかしそれよりも早く男はミカヤの細い手首を片手で一纏めに掴み、背にした岩に押さえつけてしまう。
明らかな加害行為。しかしミカヤは外で胸を晒されたことでパニックを起こし、顔を真っ赤に染めながらも喉から声を発することすら出来なくなってしまう。
「あー、ほらほら、顔も真っ赤になっちゃってるしさぁ。
おねーさん、リラックスしなよぉ。ほら手伝ってあげるから、リラックスリラックス」
「っひぅ……!や、やめなさ、やめて…………っ!」
だが男は、そんなミカヤの反応に『この女は追い込まれれば何もできないタイプだ』という下劣極まる確信を得てしまう。
そしてそうなれば、男はもう欲望の蠢きを止めようとはしない。必死に抵抗するミカヤを片手で制しつつ、男はもう片方の手で白く丸いミカヤの胸を鷲掴みにして撓ませる。
「んっ……!ふ、ぅうぅ……っ!ぁ、あぁ……っ!」
ミカヤの口から、押し殺しきれていない微かな喘ぎ声が漏れていく。
夏の陽光を弾いているような真っ白な――――それこそ雪のようという形容があまりに適切な白い肌は、その見た目同様に感覚もあまりに無垢なままでしかない。
「うんうん、おっぱいはちゃんと緩くなってるねぇ?
でも、その分身体がちょっとビクビクしてない?大丈夫?このままビーチ行く?」
白く柔らかな胸の感触を愉しみながら、男は選択肢にすらなり得ない言葉を、あえて羞恥で真っ赤になったミカヤへと投げかけた。
このままビーチに――――つまり胸を晒した姿を多くの人達に晒される。そんな事は想像するだけでも耐え難すぎて、ミカヤは必死になって何度も首を横に振るしかない。
「や、や、やめ……っ!く、んぅぅっ!
も、もう、大丈夫です、から……っ!手、放してくださ――――ひ、やぁぁっ!」
ミカヤがどれだけか細く抵抗しようと、熱気に狂った男の蛮行は止まない。
乳房全体を鷲掴みにして弾ませるような動きから、今度は白く丸い胸の先端――――微かな薄桃色に色づいた乳首を引っ掻くように、その責め方が変わっていく。
男の手の中にすっぽりと納まる程度の、形の良い白く丸い双丘。
しかし”印付き”であるが故――――ラグズの血を僅かに引いているが故の形質は、ミカヤに得難い程の感覚の鋭敏さを与えてしまっている。
「ん、ふ、ぅぅぅ……っ!ぁ、あ、ぁ、あぁ……っ!
やめ、て……っ!そこ、だめっ!だめ……っ!ぁ、あぁぁっ11」
右胸の先端ばかりを、五本の指で掻き回すように震わせられる。
男の指が小さな肉蕾を掠めるたびに、身の奥から湧く耐えがたい疼きがミカヤの身体を震わせ、喉奥から淫らな声を絞り出させてしまう。
「あれ?ちょっと乳首硬くなってきちゃってる?
ダメだよぉ、身体緩めなきゃ。ほら、手伝ってあげるからさぁ?」
「ひ、ぃうぅぅっ!は、ぁあぁぁぁやめ――――っっ!!
あ、あぁぁっ!んぅっ!ひっ!あ、あぁんっ!や、やだっ!やめ、てぇっ!」
弾かれることで弾力を帯びてしまった乳首。指先に確かな感触を伝えるそれを、男は嬲るように根元を摘みながら扱き上げる。
ぞくぞくと背筋を震わせる淫らな感覚。ミカヤは必死にそれに抗おうとするが、鋭敏すぎる”印付き”の感覚はそんなか細い抵抗すら彼女に許そうとはしない。
「ほらほら、乳首から力抜いてー?段々硬ぁくなってきちゃってるよ?」
「んぁっ!ひっ、だ、だ、ったら……!も、やめ、やめて……あぁんっ!」
分泌されるはずのない母乳を絞り出すように、男の指遣いは巧みすぎるほど巧みにミカヤの内側から性感を引きずり出していく。
声も、反応も、何一つとして堪えられない。右胸しか嬲られていない筈なのに、連動するようにひくひくと打ち震えながら屹立していってしまう左乳首。
「あーあ、左側もこんなにしちゃってさぁ。
ほら、こっちはこうやって絞ってあげるから、自分でも力抜いてよお姉さぁん」
「や、ぁ、だめっ!ひ――――っっ!ぅうぅっ!
あ、あぁぁっ!やっ!いやっ!やぁあぁぁっ!!」
かさついた唇で左乳首を挟みこまれ、その内側からぬるりと伸びてくる唾液に濡れた舌によって左乳首をねっとりと蹂躙される。
指で絶え間なく刺激される右側と、予測のつかない軟体に蹂躙される左側。タイプの違うそれはミカヤの鋭敏な感覚を残酷に研ぎ澄まさせ、そうして彼女を追い込んでいく。
「は、ぁ、うぅぅっ!だめっ、だめっ、ぁあぁだめぇ……っ!!
ぁ、あぁぁ、や、や、や、ぁぁぁだめっ!や、ぁあぁぁ――――っっ!!」
そしてとうとう、強く左乳首が吸引されたことによって、ミカヤの身体が一度大きく反り上がるように跳ね、甲高い喘ぎが一段跳ねあがった。
そのまま男は胸先から手を放し、唇も同時に放す。
男の舌先とミカヤの左乳首を唾液の糸が結び、しかしそれは重力に撓み堕ちるよりも先に、ミカヤの身体の痙攣によって断ち切られ、少女の白い腹に透明な線を引いた。
「はぁ……っ!ぁ、う…………っ!」
身を幾度か震わせながら、ミカヤは自分を見下ろす男を睨む。
けれど、羞恥に肌を紅潮させ、目を潤ませて胸先をそそり立たせたその姿でどれだけ睨もうとも、それはどうしようもない弱者の姿にしかなり得ない。
「あー、ちょっと力抜けたかもだけど、まだ全然ダメっぽいねー」
そんな事を言いながら、男はミカヤの両手を解放し、けれどそれ以上に残酷な方法でミカヤの動きを封じ込めてしまう。
「――――やっ!だめっ!そこはだめぇっ!!
あ、あぁぁっ!や、や――――ぁ、いやぁあぁっ!!」
水着の股布を一纏めにするようにずらし、その下の無毛の秘所をまずは晒させる。
パニックに陥って動けなく泣てしまうミカヤ。そんな彼女の反応を嗤いながら、男は片手で自身の水着を岩場に落とし、興奮に打ち震えるペニスを華奢な秘部へと押し当てた。
「ひ……っ!や、だめっ!それ、だめですっ!」
「いやいや、まだ身体が硬ぁいまんまだからさぁ?
それならもう、ナカから解してあげるしかないんじゃない?って思って」
理由どころかその場しのぎの理屈にもなっていない身勝手な言葉は、しかし現状のミカヤがどれだけ指摘したところで意味のない戯言だ。
男は軽薄さを透けさせる顔立ちを醜悪に変貌させて、ゆっくりと自分と岩壁でミカヤを挟みこむように、彼女に近づいて閉じられた秘所を穿とうとする。
「い、いやっ!ぁ、誰か――――っっ、う、んぅうぅぅっ!!」
必死に手を男の胸板に押し当てて力を込めても、ただの魔道士でしかないミカヤの細腕では、ただの軽薄な男一人も押し退けることなどできない。
ピッタリと鎖された秘所。胸先を嬲られてうっすらと潤みを帯びてしまったその場所を、男のペニスが探るように幾度かつついて震わせる。
「あーあー、叫ばないでもらえる?見つかったらヤバいでしょ?
それとも見られたい?おっぱいもおマンコも、いろんな人に見られていいの?」
ミカヤの口を片手でふさぎ、男は脅迫めいた言葉で彼女の抵抗を削いでから、いよいよ見つけ出した入口の感覚に、ニタリと醜悪な笑みを深める。
ピッタリと閉ざされた処女同然の膣口。けれど濡れそぼったそれはこじ開けるのに何ら不足はなく、男の腰はゆっくりとミカヤの内側に埋められていってしまう。
「んっ!ぅうぅっ!んぅっ!ふ、んん――――っ!」
内側をこじ開けられる感覚に、ミカヤは必死でくぐもった悲鳴を上げる。
しかしこの状況に至ってしまえば、もう彼女に出来る抵抗は何もない。
ずらされていた股布が手放されるけれど、半ばほどまで膣内にペニスを埋められた状況では、それが再び意味をなすことはなかった。
「ふ、んぅぅっ!――――ぁ、ぐ、く、んぅうぅぁあぁっ!!」
「おいおい、処女かと思ったけど中古かよ……!」
ミカヤの口から手を退け、彼女を抱き潰すように背中に片腕を回す。
そうして残ったもう片方の手で、自身の胸板に密着する柔らかな乳房を掴んで堪能しながら、それでも男は『処女ではなかった』という一点に舌打ちをした。
“印付き”であるミカヤは、外見年齢と生きてきた歳月が一致しない。
長く生きていれば当然嫌なものも見るし、嫌な事をされることだってある。処女を失ったことだって、拠点にしていた街で”印”がバレて、その結果として奪われただけだ。
しかしそんな無体な振る舞いに対してすら、ミカヤは抵抗もできない。
華奢な膣奥をぐりぐりと刺激されることで反論を封殺され、ミカヤは男に身体を密着させられたまま圧迫感に耐え続けるしかなくなってしまっている。
「まぁでも、それはそれで手加減の必要がなくていいかもなぁ……!」
「ぐ、ひ、ぃいっ!ぁっ!?ぇ、うぐっ!は――――ぁあぁぁっ!」
そして幾度かミカヤの膣奥をつついて震わせてから、男は何の遠慮も躊躇いもなく腰を引き、今度は勢いを強めて膣奥へと叩きつけた。
“ばちゅ”と水音と肉の音が同時に響き、岩場に打ち付ける波の音がそれをビーチの方向には響きすらしないように押さえこむ。
「ひっ!や、ぁうっ!んっ!んんぅっ!
やめ、やっ!ぁ、だめっ!やめて!やめ、てぇっ!!」
パン、パン、パン、パン、と一定のリズムで響く肉と水の音。
それらは打ち付ける波の音でかき消せても、それでもミカヤの口から上がってしまう甲高い悲鳴は、波の音程度では隠すことなどできない。
「ははっ、ムリムリ。つーかアンタもちゃんと濡れてるじゃん。
自分でもわかるだろ?アンタの中古マンコがうねうね蠢いて、俺の精液搾り取ろうとしてるってさぁ!」
どこまでも身勝手に、男はミカヤの身と心を両面から辱しめていく。
労わりの念などない、獣のようなピストンが何度も何度も膣壁を擦り付け、脆い膣奥の一点ばかりを叩き潰すように穿っていく。
膣内が潤んでしまうのも、ペニスを締め付けてしまうのも生理的反応だ。
けれどそんな正論は、獣欲に狂った男相手では何の意味も成さない。ミカヤは刻み付けられた諦念によって、既にそう悟ってしまっている。
「んっ!ひぐっ!うぁぁっ!や、や、だめっ!ぁ、あぁんっ!」
声が甘く跳ねていく。世界から切り離されたような波音を声音が割る。
可憐かつ清楚な見目の少女が零す、恥じらいと屈辱が混ざった喘ぎ声は男の嗜虐的な欲を煽り、だからこそ抽挿は残酷な程に早められていってしまう。
「あー……!いい、いいねぇ……!
処女じゃなくてもちゃんと締まるわ。これアタリだわ……!」
腰を振り、子宮口を何度も何度も何度も何度も叩き伏せる。
女の身体を慮る意思など無く、それどころか自分の行為の邪悪さを欠片一つとて感じていないような身勝手さで、男はただミカヤを犯し続ける。
「ひっ!ぁ、ぁぐっ!あぁぁっ!や、や、だめ……っ!
ふ、んぅうぅぅっ!んぐっ!んっ!んんん――――――ッッ!!!」
子宮口を何度も穿ち、胸板に押し付けられる柔らかな乳房と弾力を帯びた乳首の感触を愉しみ、やがてミカヤの唇をも奪ってその内側を舌で蹂躙する。
口内で蠢く不気味な感覚。男の息遣いを間近で感じさせられて、それでもミカヤに出来るのはただ涙を流し、逃れられない熱にせめて備えようとする事だけ。
男の舌がミカヤの舌を絡めとり、流し込まれた唾液を嚥下させられる。
間近から伝わってくる欲情。予見の形で流し込まれる危機感は、既に現実の危機感と相乗効果を生み、今ではもうミカヤを苦しめる楔にしかなっていない。
「ふ、ぅぐっ!くふ――――っは、ぁあぁぁっ!!
やぁっ!あうっ!んうぅっ!ぁ、あぁんっ!や、や、や、やぁぁっ!」
男とミカヤの間に唾液の糸が引かれて、けれどそれはすぐに切れ落ちる。
既に獣欲に支配された男は、ただミカヤという見目麗しい女の全てを犯し辱しめ尽くすためだけに、猛烈な速さで腰を振るだけに成り果てた。
「ひっ!ぁ、や、や、だめっ!ぁ、あぁっ!ぁ、だめぇっ!
や、や、ぁあぁだめっ!も、だめっ!それ以上は――――抜いて!抜いてぇっ!!」
そしてそんな乱暴なピストンは、ミカヤに全てを悟らせる。
背に回された腕はミカヤを逃がさない拘束となり、膣壁をこじ開けながら往復する肉の楔は、段々と硬く太く熱を帯びていく。
下から上へ、下から上へと、子宮を押し潰すようなピストンが連続する。
ぐちゅ、ぐちゅ、と淫らな音と感覚があって、その度に膣奥から絞り出された愛液が膣口から岩場へと降り注ぎ、太ももを液が伝い落ちていく。
太ももを撫でる感覚の正体が、愛液なのか汗なのかを確かめることすら、今のミカヤには不可能な事でしかない。
「あー……!あぁぁ、出る、出る、出すぞ……!!」
「や、や、だめっ!出さないで!出さないで下さいっ!
だめっ!あぁぁ、いやっ!抜いて!抜いて!ぁあぁ抜いてぇっ!!」
男の口から恍惚としたような、あるいは切迫したような呻きと言葉が漏れる。
ミカヤは男の身体を必死に押し、腰を引いてなんとか最悪の結果から逃れようとするけれど、しかし抱き潰すように身体を密着させられていては逃れることなどできはしない。
「っ、ぁ、ひぎ……っ!!」
必死の抵抗で僅かに引かれた腰を追うように、男の強いピストンがミカヤの最奥を穿ち、その場でひくひくと蠢きながら静止する。
そしてそのまま、男の口から獣のような呻きが零れ、膣奥で大きく肉の楔が跳ねたその瞬間、ミカヤの内側で何かが爆ぜた。
「あっ!あぁぁぁぁだめっ!抜い――――ぁ、あぁぁぁいやぁあぁっ!!
やだっ!ぁ、だめっ!止めて!止めてっ!いやっ!ぁ、いやぁああぁぁあぁっ!!」
膣奥に押し付けられた亀頭から、凄まじい熱がミカヤの奥底を駆け上る。
どくどくと脈動するように注ぎ込まれる精液は、勢いそのままに華奢な身体の最奥へと潜り込み、子を為すには幼すぎる身体を慮ることもなく奥へ奥へと突き進む。
「あ、あぁぁ、ぁ…………!」
子宮口を叩くように押しひしがれて、ミカヤは絶頂しながら呻く。
跳ねてしまう身体。死にたいほどの羞恥と屈辱。注ぎ込まれる精液の感覚は以前に犯された時の感覚を呼び起こし、それが一層ミカヤを苛んだ。
「――――ふぅ、中々のマンコだったなぁ」
そして射精を終え、男はミカヤを解放するようにペニスを引き抜き、一歩を退く。
それから男はニタニタと下劣な笑みを浮かべながら彼女の痴態を眺めた。
淫蕩と屈辱を綺麗に混ぜ合わせた、”弱い女が精いっぱいに強がっている”表情。
晒された形の良い白い胸。そそり立ってなお薄桃色の小さな乳首。
ずらされたままになってしまった股布は伸びきり、ひくひくと蠢く膣は晒されたまま。
愛液と精液が混ざったそれを垂れ流し、ずるずると岩壁に沿って地面にへたり込んでいくミカヤの有様は、どうしようもない程に男の嗜虐心を煽る。
「う、ぅうぅ……!こんなの……!
もう、十分でしょう……!?……早くどこかに」
「いやぁ、そのつもりだったんだけどさぁ」
へたり込んだミカヤの方を掴み、男は彼女を押し倒す。
屋外である事を忘れているかのような蛮行。だがミカヤがそれに悲鳴を上げるよりも先に、再び鎌首をもたげたペニスが、ミカヤの膣内にするりと潜り込む。
「―――ふ、ぁっ!?ぁ、えっ!?
や、や、ぁ、あぁっ!ま、待って!なんで、なんでぇ……っ!!」
「いやぁ、俺、おねーさんのこと気に入っちゃったからさぁ。
一回だけで終わらせるとか惜しくなっちゃって、ね?わかるっしょ?」
「は、ぁ、何、言って……ぁ、あぁぁっ!うぁ、あぁんっ!
や、やめ、てっ!今、奥ダメっ!敏感に、なってる、からぁっ!!」
正常位でのピストンは、濡れそぼった膣壁を一層スムーズに掻き分けてしまう。
絶頂が抜けきる前の敏感になった膣奥。何度も何度もそれを突かれ、解放されるというか細い希望すら奪われて、そうして二度目の蹂躙が身勝手に始められる。
誰もが休暇を満喫するビーチ。
そこには人気のない岩場に目を向ける者などいない。
「ぁ、あぁっ!やめっ!やめてっ!も、いやっ!いやぁぁっ!
助けてっ!やだ、誰か、だれか、ぁあぁだめっ!だめっ!いやぁああぁぁぁっ!!」
声は喧騒にかき消され、肉の音は波音に呑み込まれる。
全てを穢された乙女は、しかし救いすら与えられぬまま、身勝手な欲望が満たされるその時まで、何度も何度もその身と心を顧みられぬまま辱しめられ続けた。
≪了≫
お読みいただきありがとうございました!
次回は7月15日に更新予定。
内容は『原神』より「リサさんが雷蛍術士にねっとりレズレイプされる話」です。
次回も楽しみにお待ちいただければ幸いに思います!