聖樹の生贄、あるいは魔樹の供物(聖樹×戦闘教官アレイン) (Pixiv Fanbox)
Content
※「『ヴァンキッシュド・クイーンズ3』を参考に」という依頼での執筆です。
公式にご迷惑をかけることのないように、何卒よろしくお願い致します。
※調査を前提とした作品です。
調査不足による公式との乖離があるかもしれませんがご了承ください。
※構成の都合上、公式によるものとはと異なる設定があります。ご了承ください。
※おそらくは拙作の独自設定が多々あります。苦手な方はご注意ください。
◆
樹液を滴らせる蔓草が、意思を持ったようにうねり蠢いていた。
樹木であるという性質上、絶対に自然の中で触れ得る事など無い海生生物の触手のようなその蠢きは、見る者に凄まじい生理的な嫌悪感をもたらす。
「く、ぅ、んぅぅ……っ!は、ぁぁぁ、やめ……っ!!」
そして、そんな蔓草に縛められている一人の人影があった。
森エルフの戦士長――――戦闘教官としても知られる女戦士アレイン。
そこらの魔物には決して後れを取らない筈の彼女は、しかし蠢くだけの蔓草にその身を縛められて、悔し気に歯噛みしながら時折その肢体を跳ねさせている。
植物の魔物は、基本的には下等種族だ。アレインほどの実力があれば、この状態からでもその根を断ち切ることは容易い筈である。
けれど彼女はそうしない。それどころか抵抗の一つも見せることがないままに、彼女は蔓草による陵辱を半ば受け入れるようにその身を揺さぶられてしまっていた。
「こんな、事が……!こんな、事が、許されて…………っ、ぁうっ!」
衣服の内側に入り込んできた蔓草の蠢きに、アレインは声音を淫らに跳ねさせ、その羞恥に顔を真っ赤に紅潮させる。
衣服を完全に捲り上げられた上半身は、豊かな胸を蔓草の蠢きによってふるふると揺さぶられ、白い肌にてらてらと妖しく光る樹液を塗り付けられる。
下半身は身じろぎの度に揺れるミニスカートを捲れさせられて、肉感的な太腿や細い足首を蔓草によって締めあげられてしまっていた。
意思はなく、けれど紛れもない陵辱はアレインを焦らせる。
羞恥と屈辱がアレインの心を満たすが、しかし湧き上がるそれらの感情は、それでも彼女に”抵抗”という手段を取らせることはない。
「許さんぞ、沼地の魔女め……っ!
まさか聖樹に、こんな下劣な呪いをかけるなど……っ、ぁ、ひぅっ!」
アレインの身体を縛めているのは、沼地の魔女によって魔と変じさせられた植物だ。
それもただの植物ではなく、エルフ族の霊薬に欠かすことのできない聖樹――――軽々に枯らすことなど許されない秘奥を、沼地の魔女は事もあろうに魔物へ変貌させた。
つまりエルフ族に――――とりわけそれを守ることを任じられてもいるアレインにとって、この相手は実力とは無関係の天敵とも言える存在だ。
抵抗は出来るが許されない。倒すことはできるが許されない。
自分自身の身の安全よりもはるかに重要なそれが、悪意を持ってアレインを絡めとっているという現状は、彼女から抵抗力を完全に奪い取ってしまう。
「っぁ、ぁうっ!は、ぁぁぁ……っ!
っく、ん、正気に……っ!正気に、戻れ……っ!もどって……!」
魔に変じた聖なる樹は、抵抗できない獲物を嬲るようにアレインを絡めとり、魔女によって書き加えられた悪意に基づいて駆動し続ける。
捲り上げられていた上半身の衣服――――ほとんど下着同然のそれがとうとう破り捨てられ、同時に特異なデザインのブーツも同様に引き裂かれる。
はためくだけでほとんど何も隠せていないスカートは破り捨てられこそしなかったが、しかしそれだけが残されたところで、アレインに抵抗の余地が生まれるわけではない。
「っ、ぅ、くそ……っ!この、やめろぉ……っ!」
涎のように滴る樹液が、粘着質にアレインの白肌を染め上げていく。
粘り気を帯びた液体が肌を張っていくだけで、その場所が酷く熱を持つような錯覚があって、アレインは恐ろしさにぎゅっと目を瞑り、下唇を噛み締めた。
粘液を帯びた触手が乳房の上を這いまわり、擦りつけられるように粘液が白肌の上に落とされて、そのままゆっくりと肌の稜線を這い落ちていく。
ただ重力に忠実に垂れ落ちていくそれらは、ひたすらにゆっくりとアレインの豊かな胸の先端を避けるように乳房を伝い落ち、その身体にねっとりとした性感を纏わりつかせた。
「ふ、ぅぁぁ……っ!く、ひ、き、ぃうぅぅぅぅ…………っ!」
フェザータッチの粘着質な愛撫を受けているように、アレインの全身が内側から凄まじい熱を持って、汗ばみながら疼いていく。
間違いなくこのままではどうしようもない。だからアレインはほとんど必死に縋るように、何とか深く息を吸って思考の暇を繋ぎ止めるしかない。
(落ち着け、落ち着け……!植物型の魔物は動作が遅い!
少しでも隙があれば、そこを突いて脱出するのは容易い筈だ……!)
機を窺え。一瞬のスキを逃さずに行動に移れ。助かるためにはそれしかない。
必死にそう思考を回して、アレインは全身を這いまわる蔓草の感触――――明らかに捕食ではなく”陵辱”を念頭に置いているその動きに、どうにか耐えようと試みた。
「っっ、ふ、ぅうぅぅぅ…………!
ぁ、ぁ、あぁ……っ!く、ぅ、んんっ……!」
衣服を破り捨てられて、粘液に塗れさせられてしまった豊かな胸。真っ白な膨らみの上を粘液に覆い尽くされたことで、木漏れ日にてらてらと妖しく反射してしまっている白肌。
スリーサイズなど久しく測ってもいない――――明らかに数値上のサイズと合わないほどの豊かな乳房が、蔓草に巻き付かれてその形を変えられていく。
根元から先端までを細い蔓草に巻き付かれ、それがぐいぐいと豊かな双丘に食い込んで、僅かな痛みと共に柔らかな肉を弾ませる。
人間の手の感触ではなく、それこそ縄目を喰い込まされているような屈辱的な感覚は、しかし疼きを溜め込まれた身体にはこれ以上なく効く責めだ。
「ひっ、きぅ……っ!く、んんぅっ…………!!」
アレインの口から淫らな声が漏れていく。
いつもの凛と伸びた背筋と視線。周囲から畏怖と尊敬を集める烈女のものとは思えない、あまりにも淫らなその声は、誰よりもアレインの心を辱しめる。
そしてそのまま、トドメとでも言わんばかりの感覚がアレインを襲う。
縄目のように乳房を縛める蔓草の先端。それが双丘の頂点をくすぐるように幾度か蠢くと、アレインの口からは惨めかつ淫らな悲鳴が隠しようもなく迸った。
「っ、ふ、ふぁっ!?ぁ、あうっ!
や、やぁぁぁっ!!あっっ、あぁぁあぁぁ!!」
豊かな双丘に誂えたような、平均よりも僅かに大きめの乳首が、触手の先端によって幾度か弾かれて、悲鳴と共に内側から淫らな熱を帯びていく。
やや濃い桃色をしたその場所は、しかし白い乳房の色味と相まってその見た目を妖艶かつ淫靡に彩って、アレインの身に望まぬ性感を流し込んでしまっていた。
幼児の指よりなお細い蔓草の先端。それがしこり立った乳首を乱雑に掻き回せば、それだけでアレインの身体がひくひくと浅ましい程に跳ねまわる。
白い乳房に蔓草が食い込み、段々と凛とした声が蕩け、”戦士”としての表情もまた雌として蕩けて、アレインは羞恥と屈辱にその身を支配されるしかない。
「ふ、ぅ、ぅうぅ……!こんな、この、程度で、私が……………!」
胸の先からビリビリと全身を跳ねさせる、電流めいた性感の奔流。
抵抗できない。でも折れられない。意識を性感に浸し尽くされるわけにはいかない――――けれどそんなアレインの思考を邪魔するように、太ももを愛液の雫が撫でていく。
「ひ、ぃ、ぁうっ!……っあ!や、や、そこ、だめ、ダメだ!!
ぁ、あぁぁぁっ!!やめ――――っっく、んんぅぅっ!ぁ、は、ぁあぁぁっ!」
そして同時に、蔓草の責めはアレインの下半身にも当然のように及んでいき、その身と心をどうしようもなく辱しめていく。
捲り上げられたスカートの下から晒されたのは、布ではなく葉によって編まれた、色気などない極めてシンプルな――――けれどある意味で奇矯な下着。
文字通りに”内側を隠す”事以外に意味を持たないそれを、蔓草はどこか興味深げな動きで弄り回しつつ、アレインの身を辱しめていく。
「っぁ、あ、や、やめ……っ!
ふ、く、ひ、ぃぃぃぃ…………っや、や、ぁぁぁっ!!」
下着の上からさわさわと、女として最も敏感な部分をくすぐられる。
そして同時に下着の内側にも細い触手が侵入してきて、アレインは悲鳴をあげながら必死でそれに抗おうと”してしまった”。
抵抗によってギシギシとアレインの身を拘束する蔓草が軋み、僅かに切れた表皮組織からボタボタと樹液が滴る。
それはアレインからすればすぐにでも引き千切ってしまえるほどに脆くて、けれど彼女がそのまま蔓草を引き千切って逃げることは許されない。
「ぃ、くぅ……っ!ふぁ、ぁ、ぁうっ……!
んんぅっ!は、ぁあぁっ!や、や、や、ぁ、だ、だめ……っ!」
神聖な樹――――魔物に成り果てていたとしても、守らなければならないエルフの至宝。
辱しめの中でも、アレインはあくまでも責任感を捨てきれない。積み重ねてきた歴史の重みを知っているからこそ、彼女は魔に堕ち果てた植物の魔の手から逃れられない。
「んぁ……っ!は、ぃ、ひぅぐっ!!
――――あ、あ、あ、あっ……!や、だめ、いやだ……っ!やめ、ろぉぉ……っ!」
下着を構成する葉の内側から愛液が滲み、じっとりと滴るように太ももを伝って地面へ零れ落ちようとして、けれど地に落ちる寸前に蔓草によって舐め取られる。
魔力によって変性し、簡素な口のような器官を得るに至った蔓草の先端。それはアレインの肉感的な太ももに巻き付き、滴る愛液を樹液に塗れた”舌”で舐め取っていく。
くすぐるような舌先の蠢きが太ももにじっとりと染み渡り、強制的にアレインの身体を跳ねさせ、その身に淫らな熱を染み渡らせる。
霊薬の素材でもある樹液――――それはアレインの身体に塗りつけられては、変性した魔力と共に染みわたり、その身を強制的に淫らに作り替えてしまっていた。
「――――っっ!ひ、ぁ、や…………っ!!
ひ、んぅっ!!ぁ、あぁぁ、だめっ!や、だめ、そこは……!ぁ、やめろぉっ!!」
そしてとうとう、蔓草どもはアレインの太ももを伝う”蜜”の根源が、うっすらと匂い立つ”葉”の後ろ側である事に気が付いてしまったらしい。
蔓草どもがアレインの秘部の付近に集まって、葉で出来た簡素な下着を引っ張っていく。そして当然、アレインは抵抗に身を捩る。
「や、い、いやだ……っ!だめ、だめ、だめぇ……っっ!!
――――っあ!!ぁ、ひぅっ!?や、や、だめっ!ぁぁぁいやぁぁっっ!!」
だがそんな抵抗を咎めるように、豊かな胸の中心へと蔓草の先端――――口のような器官を得たそれが吸い付き、舐めしゃぶるようにそれを刺激しだした。
魔力によって得た思考力は、アレインの弱点を植物の原始的な思考野に刻み込み、だからこそ聖樹だった魔物は、獲物の抵抗を削ぐためにその弱点を執拗に刺激する。
「んっ!んっ!んぅっ!ぁっ!あ、あ、あぁぁぁああぁっっ!!
や、やぅっ!ぁ、だめっ!だめだっ!ぁぁぁや、やめて!やめろぉぉっ!!」
引き千切ることなど容易い筈なのに、責任感ゆえに引き千切れない。性質が生真面目であるが故に抗う事すら不可能になってしまった窮地。
ゆっくりとゆっくりと、そこにあって当然の筈の感覚が――――秘部を覆う薄い葉の感触が蔓草によって引っ張られて消え失せていくのに、アレインは何もできない。
「あ……………!ぁ、あ………………!」
そしてそのまま、勢いよくアレインの秘部を外気が撫でた。
愛液を僅かに滴らせながら、ひくひくと蠢く女にとって最も大事な場所。千年以上生きてきてなお誰にも許したことのない場所が、意思すらない植物によって晒されてしまう。
「や……………っ!ぁ、あぁぁ、ぁ……………………!!」
あまりにも重い羞恥は、アレインから言葉どころか悲鳴すら奪う。
凛と前を向く眼光が印象的な目は涙で潤みながら見開かれ、口は何かを言おうとしているようにぱくぱくと幾度か蠢いたまま、何の音も発さない。
けれど、そんな風にアレインが羞恥に浸り続ける事すら、魔力によって植物に刻み込まれた”本能的悪意”は許さない。
晒された秘部――――僅かに愛液を滴らすその場所は、それこそ汲めども尽きない水を沸かすオアシスのように、植物の本能には感じ取れてしまう。
「ぁ、ふぐ……っ!や、や、やめ……っ!
い、いやだっ!やめろっ!ぁ、だめだ、触るな……!!や、や、やめろぉぉっ!」
群がってくる細い触手――――それらが全方位からアレインの陰唇を割り開き、それが開いたままになるよう固定して内側の媚肉を外気に晒した。
千年単位で穢れなくあり続けてきた、乳首の色よりもなお薄い可憐な色味の膣肉。
それこそ少女のような色味のそこは、与えられる性感にひくひくと蠢いていて、その内側から涙のように愛液を垂れ流しにしていた。
「や、ぁ、はぁぅっ!んく……っ!んぅぅっ!
ぁ、あ、ぁ、や、や、いやだ……っ!そこ、やめ、やめろ、やめろぉ……っ!」
そして同時に、胸先への責めも止むことはない。
乳首に吸い付いた触手は、内側に存在する舌のような器官と細い触手を組み合わせて、いっそ異様なほどの巧みさと精密さでアレインに淫らな熱を染み込ませてしまう。
舌先で舐り回すようにじっとりと弾かれ、同時に逃れようもない場所で乳首の全体を撫でまわすように擽り続けられる責め苦。
もはやアレインの乳首は触手の内側で痛むほどに勃起し尽くし、内側から湧き出る耐えがたい淫らな熱で、アレイン自身を焼き尽くさんばかりになってしまっていた。
「く、んんぅぅぅぁあぁぁ……っ!や、や、や、こんな、この、程度で……っ!
私、私が、この程度で、この、程度でぇ…………っ!!んっっ、ぅうぅぁああぁぁぁっ!」
膣肉を外気に晒された状態で、乳首をひたすらに責められ続ける。
くすぐったさがいつの間にか性感に変わり、背筋がビクビクと跳ねながら、脳天に至るまでを凄まじい疼きが往復する。
責任感ゆえに振りほどくことのできない拘束。
両手両足を広げられて、崇めてきたはずの聖なる植物に辱しめられるその姿は、それこそ供物――――あるいは生贄と呼ぶにふさわしいような有様だった。
「か、ぁ、ぁふっ!!ぁあぁぁっ!あ゛…………っっ!!」
そのままぎゅっと乳首の根元を挟みこむように締め付けられて、アレインの口から濁音混じりの喘ぎが漏れ、その背が弓なりに反り上がる。
抗えない本能的な性感。それが破裂しそうになっているのがわかっていて、けれど抗い方すら分からずに、アレインはその身を跳ねさせたままにしてしまう。
うっすらと割れた腹筋を前に突き出すようにする体勢。まだ頭の上に残っていた帽子すらもが、ふわりと地面に向けて落ちていく。
どうしようもなく無様な、それこそ屈服を示すような姿勢への恥は、しかしそれ以上の恥で即座に塗りつぶされていく。
幾度かしなやかな身体を震えさせて、「あ」「あ」と単音の喘ぎを漏らして。
凛と前を向いていた筈の目を潤ませ、当然のように乳首の先を触手の内側で硬くそそり立たせて、アレインはとうとう女として最大の生き恥を晒す羽目になってしまう。
「あ、あ、や、いやっ!うぁぁぁぁつ!い、いやだ、やめろっっ!!
あぁぁぁぁいやっ!だめだめだめ出ちゃ――――うあぁっ!や、や、や、やぁあぁぁああああぁぁあああぁぁぁぁぁぁっっ!!」
乳首を刺激され、身体を弓なりに反らし、勢いよく潮を噴く。
開かされた陰唇は吹き上がる飛沫を遮ることもなく湧かせてしまう。アーチを描くように潮の飛沫が噴出して、ぴちゃぴちゃという水音がアレインの耳に届いた。
「あ……ぅぁぁぁ、うそ、嘘だ…………!
わ、私が、こんな、こんな事…………っあ、ぁあぁ、とま、止まれ、止まって……!」
どうしようもなく震えてしまう脚と、ちょろちょろと流れ落ち続ける潮の飛沫。
流れ落ちる潮の飛沫は、アレインの足下に落ちた赤い帽子をぐしゃぐしゃに濡らして、その矜持をも残酷なほどに穢していく。
アレインはあまりにも惨い辱めの中で、どうしようもなく果ててしまった自らの浅ましさを突き付けられるしかない。
そしてそんな風に潮の飛沫を垂れ流す秘部への責めは、当然まだ終わらない。
未だ潮の飛沫を湧かせるその場所に向けて、今度こそ魔物と化した聖樹は、刻み込まれた悪意のままに、これまでとは意図の違う触手を伸ばしていく。
「うぅぅぅぅぅ、止まれ、止まれぇ…………っ!
と、とま――――っあ゛っ!!ぁうっ!は、ぁぁぁやめ……っ!!」
アレインの乳首をぎゅっと挟み込んで彼女の意識を覚醒させ、聖樹――――もはやただの魔物と呼ぶべきそれは、これまでよりも太い触手をアレインの面前に突き付けた。
震える身体を縛める蔓草の触手よりも頑健で、太く、植物というにはあまりにも肉めいたそれが何なのか。現状のアレインはすぐには理解できない。
「そ、それ……!それを、どうする、つもりだ…………!?」
だがその問いかけに応えるように、触手はただ行動で答えを示す。
その太い触手が何に用いられるものなのか――――彼女が見て見ぬふりをしたかったその答えを、彼女はすぐに知らしめられることになった。
「っうぅ……!や、やめろ……!
ぅぅぅ……っ!こ、こんな、辱めを…………っ!」
絶頂によって力を込められなくなり、ふるふると震えるばかりの右脚。
それをゆっくりと吊り上げられるように持ち上げられて、アレインは秘部を開いた状態でそのまま晒されてしまう。
触手によって開かされているわけでもないのに、打ち震えるように浅ましくひくつく内側の肉を晒されてしまった膣口。
そしてそこに、太い触手の先端が狙いを定めるように押し当てられた事が、アレインに残酷な”答え”を逃げ場もなく理解させた。
「や……っ!ぁ、あぁぁ、うそ、嘘、だろう……!?」
地面についているのは左足の爪先だけ。右脚は高くI字バランスのような体勢で持ち上げられて、両腕も吊るすように万歳の体制を取らされている。
左太ももに愛液の雫がいくつも伝い、晒された腋の窪には触手によって擦り付けられた粘液が伝い落ちて、鋭敏なアレインの肌を陵辱するように撫でていく。
「や、やめろっ!やめて!
だめ、だめなんだ、だめ……!そ、それ、それだけはやめて……!」
ギシギシと縛めが軋み、けれどアレインは抵抗しきれない。
逃げられる――――この場で魔物と化した聖樹を討伐すれば、いっそ簡単に自分の身の安全は保障されることになる。
「っっっ……!!や、や、やだ、いやだ…………っ!
こんな、こんなの……!ぁ、あぁぁ、ぁぁあぁぁぁ…………っ!!」
だがどれだけ抵抗したくとも、アレインにそれは許されない。強烈までの責任感は、それこそ呪いとなってアレインの行動を縛ってしまう。
エルフ族の皆が、それこそ自分が生まれるよりもずっと前から育ててきた聖なるもの。霊薬を作るのに必要不可欠なそれを、自分可愛さだけで終わらせるわけにはいかない。
辛い。苦しい。恥ずかしい。それらの本能的な恐怖を終わらせる方法はすぐそこにあるのに、それでもその手段に手を伸ばすこともできない。
手が届くはずのものに手を伸ばすことすら許されない苦しみは、それこそアレインの内側から気丈さを徐々に削り取り、そこに弱気を滑り込ませる。
「ひっ……!!や、いやだ……!やめて…………!」
太い触手――――魔力によって変質した”雄しべ”。
蛸の触腕と人間のペニスを複合させたような、グロテスクな形状のそれは、射精寸前の人間のペニスのように、ひくひくと滾るように幾度か跳ねている。
ぷっくりと膨らんだ先端部――――ペニスで言えば亀頭の位置。
触手はガチガチに硬く膨らんだその場所で、確かめるかのように――――あるいは挿入が可能かどうかを検分するように、アレインの秘部をつついた。
「あ……っ!や、やだ、やめろ、やめ、やめろ…………!」
多肉植物のような、内側にぎっしりと何かが詰まっている事がわかる感覚。
それを何より敏感にされてしまった場所に押し当てられて、アレインは目を見開き、歯を食いしばって喉奥から悲鳴を漏らす。
「い、意味がない……!意味がないんだ…………!
ど、どれだけ私を辱しめても……!意味なんてない!意味なんて…………!!」
理路整然と諭すように――――それこそ教えを説くかのようにアレインは言った。
性的な経験は無くとも知識はある。それこそ生物学的に、異種族がどれだけ交わったところで、その行為は繁殖には何一つとして繋がらない。
「あ、あ、あ、やめ、や、やめてっ!!
い、意味がないっ!意味がないんだってば!や、いやだっ!やだ、やめろぉぉっ!!」
だがどれだけ理屈を説いたところで、そもそもの思考力が存在していない植物が相手であれば、それこそ意味など何もなかった。
沼地の魔女によって聖樹に刻み込まれた命令は『ただ異種族の女をその触手で犯し辱しめろ』という、あまりに単純かつ残酷なものでしかない。
ゆっくりと、ゆっくりと、先端から樹液を染み出させながら、太い触手の先端がアレインの未通の秘所へと潜り込もうと押し付けられていく。
右脚と左脚を縦に一直線にするように縛められ、身体を強張らせれば乳首に吸い付いた触手に性感で身体を弛緩させられて、逃げ場はもうどこにもない。
「やっ、ぁ、ひ……っ!!」
絶頂によってひくひくと蠢く秘所が、押し付けられた凄まじい質量を咥えこんでいく。
望んでなどいない――――嫌悪感しかない筈の、愛どころか情もない魔物の生殖器を、アレインの女の部分が蠢きながら咥えこもうとしてしまう。
「や、やだ、や、や、や、ぁぁぁ、いやっ!!
は、入って、入って、くるな……!くるな、来るなぁ……っ!!」
どれだけ『来るな』と懇願しようと、アレインの意思を魔物は理解しない。
後付けの本能は魔女の悪意によって捻じ曲げられていて、それこそどこまでも残酷にアレインを”雌”として蹂躙していくだけだ。
硬く滾った亀頭部分が、しかし人間のペニスではありえないほどの柔軟さによって、ぬるりと愛液で濡れそぼった膣穴へとまずは侵入を果たす。
押し広げられた膣口はその質量によって押し広げられて、浅ましさすら感じさせるほどにひくひくと蠢いて、蔓草の毛羽立ちを帯びたままの”雄しべ”を締め付けてしまう。
「いやっ、ぁぁぁいやだ……!こんな、こんな、の…………っ!」
そのままゆっくりと、アレインの細い膣内を触手が進んでいく。
誰にも許したことのない場所――――自分の指ですら触れたことのない場所を、蔓草は押し広げるように掻き分けて、そうしてやがて――――
「――――ぁ、あぁぁ、だ、だめ…………!」
とうとうアレインの純潔の証――――頼りない薄膜の間際にまで、生殖のために硬く滾った蔓草は至ってしまった。
防備にすらならない薄い膜。押し潰されれば簡単に裂けてしまうだろうそれ。
しげしげと観察するかのように、触手はアレインの純潔の証を幾度か硬く滾った先端でつつき、破れるか破れないかの瀬戸際で震わせてしまう。
「ふぁっ!ぁ、や、やめろ……!やめて…………!
だ、だめだ、そこ、そこはだめ…………っ!お、お願いだから、もう……!」
女としての幸せなんて、もうとっくに割り切ったものだと思っていた。
自分はそんなものとは縁がない。異性との睦まじいお付き合いや、愛する夫や子との穏やかな暮らしなど、望むべくもないのだと悟っていた筈だった。
だから当然、純潔などどうでもいいと。
そう考えていた筈なのに。自分はただの戦士で、”女”ではないと割り切っていた筈なのに。
「い、いやだ……っ!お、おねがい!そ、それだけは、それだけはぁ……っ!」
処女の証をつつかれて震わせられるたびに、耐えがたい恐怖がこみあげてしまう。
愛など当然どこにもなく、それどころか欲の解消ですらない。意味すらなさない生殖行動のためだけに純潔を破られるという事実は、ただ只管に耐えがたい。
恐怖を長引かせるかのように、触手は何度もアレインの純潔の証を震わせる。
膣内で僅かに触手が蠢くたびに、愛液がじんわりと湧き出しては零れ落ち、地面に垂直になるように下ろされている左脚をゆっくりと伝い落ちていく。
「誰か…………!だれか、助けて…………!」
そしてとうとう、アレインの口から助けを乞う言葉が漏れた。
それは誇り高い森エルフの戦士――――”戦闘教官”として、文字通りの畏怖をその小柄な一身に受け止め続けてきた彼女ではありえないほどの、ひどく弱気な声音だった。
「ぁ……!あ、あぁぁ…………!」
だがそんな弱気も弱音も、後付けの本能に突き動かされるだけの魔物には関係がない。
ゆっくりと、ゆっくりと、とうとう純潔の証に硬い亀頭が押し付けられていく。
嬲るようでありながら嬲る意図はなく、苦しめるようでありながら苦しめる意図すらなく、ただ”この膜に危険性はない”と判断したが故の生物的な行動。
「あ、あぁぁぁ、い、いや、いやだ…………!
おねがい、やめて、やめて!ぁぁぁだめ、これ以上はダメなのに……!」
凛然としていた筈の瞳を涙で蕩かし、白い肌を羞恥と屈辱で真っ赤に染め上げ、不安定な体勢が揺れるたびに豊かな乳房がふるふると揺さぶられる。
胸の先端は触手によって吸い付かれ続け、それでもその感覚すら朧げになるほどに、アレインは膣を穿つ触手の感覚にその意識を奪われてしまっていた。
「や、や、ぁぁ……っ!」
純潔の証が軋む。アレインの内側の本能が身を護るために愛液を垂れ流す。
肉感的な左太ももを伝っていく愛液の雫が明らかに増えて、ブーツすら奪われた真っ白な脚の爪先に至るまでを、ねばつく雫がじっとりと撫でた。
「あ、あ、あ、や、いや…………っっ!!
――――ぁ!!だめ、だめ、だめだめだめお願――――――っっっ゛!!!!」
そしてとうとう、残酷なほどに容易くその瞬間が訪れる。
縛めの中で反り上がる身体。揺れる乳房。アレインの動きについていけずに腕を吊り下げて縛める蔓草の表皮が割れて、美しい白金色の髪の上にボタボタと樹液が滴り落ちる。
「あ゛……っ!!は、ぁ、かは…………っ!!!」
けれど、どれだけ樹液に身体を穢されたとしても、アレインはもうその程度の事には意識すら剥けられないほどの衝撃に、心身を支配されてしまっていた。
打ち破られた純潔の証――――”破瓜”と形容されるその状況。
当然の激痛に惨めさがプラスされて、アレインは目と口を目いっぱいに開きながら、激痛と惨めさと喪失感に支配されて、荒く息を吐きつつ涙を流すしかない。
「ぁ、あぁぁぁ、うそ、嘘だ…………!!
こ、こんな、こんなの、うそ、嘘…………!」
現実を受け止めきれずに、アレインはただ譫言のようにそう呟く。
愛液ですらない液体――――染み出した破瓜の血が点々と地面に落ち、あるいは愛液の雫と同様に左太ももから美脚を伝ってつま先までを汚していく。
目線が揺らいで定まらない。身体の震えが止まってくれない。
そして当然、純潔の証を破り裂いたところで、触手による蹂躙が止まるわけもなかった。
「っぐ……!!ふ、ぅぁぐっ!!
――――ぁ、あ、ぁ、あぁぁっ!ひ……っ!!ぃ、ぎぃっ!!」
後はそのまま流れ作業であるかのように、破瓜を迎えたアレインの膣の奥底へと、触手はうねりながらその先端を至らしめる。
そのまま処女膜にそうしたように幾度か膣奥をつつかれて、アレインは激痛と性感をない交ぜにされた、悲鳴めいた喘ぎ声を漏らした。
「そ、こは、ぁ……!なに、なんだ、これ……っ!!
や、やめろっ!だめ、だ、だめだっ!ぁぁぁそこ、そこ、だめっっ!!」
ピストンとも呼べない緩慢かつ小刻みな動きで、アレインの膣奥の一点を触手の先端がつつき、検分するように打ち震えさせる。
膣奥に存在する小さな孔――――子宮口と呼ばれるその場所。女として最も大事な場所を震えさせられて、アレインは未知極まる感覚に身を跳ねさせ恐怖に怯える。
一般的な性交の中ですら、余程の巨根を相手にしなければ触れられることなどない、文字通りの最奥部であり女としての最深部。
そこを明確に意思を持ってつつかれる感覚は、アレインの背を思いっきり跳ねさせ、彼女の整った顔を樹液で汚しつつ、その心を焦燥で駆り立てた。
「だ、だめだ……!そこ、突くなぁ……っ!!
な、なんで、こんな……っ!ぁ、ぁうっ!は、ぁぁぁ、変に、なる……っ!!」
そしてさらに悪い事に、アレインの性感帯はまさに”その場所”だった。
一般的な性感帯である乳首やクリトリス。あるいは少し倒錯的なところで、首筋や腹、脇腹や鼠径部といった場所は、当然にアレインに性感を与える場所ではある。
それこそアレインの身体は一般的な女性よりも敏感で、だからこそそうした”一般的な性感帯”でも、快楽を得る分にはまるで不都合はなかった。
「っっっひっ!!ぃ、ぁあぁっ!やめっ!あ、あ、あ、いやだっ!!
だめだめだめそこだめっ!い、いやっ!ぁぁぁだめだめだめ……ッッ……ッ!!」
だがそんな鋭敏な身体の中でも、とりわけ膣の最奥部――――子宮口の感覚は、それこそ常軌を逸するほどの敏感さを持つアレインの弱点になってしまっていた。
ただ何度か、ピストンとも呼べない緩慢な動きでつつかれただけ。
だがただそれだけの動きで、アレインはその背筋を大きく反り上げて、脚をピンと引き伸ばすようにしながら絶頂に潮を噴いてしまう。
スプリンクラーのように散っていく潮の飛沫と、それからじょろじょろと流れ落ちていく、失禁にも似た潮の奔流。
左太ももを伝っていく淫らな水の感覚と、爪先を僅かに濡らす自らの体液の感覚が、凄まじい辱めとなってアレインの心を追い詰めていく。
「う、ぅうぅぅぅぅ……!こんな、こんなの、や、嫌だ……!
たすけて、だれか、助けてぇ…………っ!こんな、こんなのってない……!」
ボロボロと涙を流し、鼻を鳴らしてすすり泣く表情。
凛と前だけを見据えていた眼光も、厳しくも温かな言葉を紡いでいた口も、そもそもが整っていた顔立ちも、その全てが淫蕩と屈辱に染め上げられてしまっている。
両腕を一纏めに持ち上げられ、美しい白金色の髪をも樹液に塗れさせて頬に貼り付け、流麗な腋の窪を晒されながら、豊かな乳房をふるふると揺さぶられる状況。
右脚を高く持ち上げさせられて、その状態で膣奥に至るまで太い触手を咥えこまされ、噴出した愛液や破瓜の血を左足に伝わせるというその姿。
どの要素を取ったとしても、これ以上に惨めな姿はなかった。
戦士としての誇りも、女としての尊厳もこれ以上なく惨めな形に貶められて、それでもアレインに与えられる苦しみは、未だ終わる気配すら見せない。
「ふ、ぅぁ……っ!か、ぁ、や、やめ…………っ!!」
幾度か子宮口をつついてから、やはり緩慢な動きで触手が引かれていく。
逆撫でするように掻き分けられていく肉ヒダ。じっとりと全身に染みわたっていく淫らな熱は、アレインの身体を淫らに汗ばませ、ピクピクとわずかに痙攣させる。
そして当然、責めはその程度で終わるわけもない。
膣の半ばほどまで引かれた触手は、そこで数秒ほど静止して、狙いを定めるようにアレインの膣内で僅かにくねるように蠢き――――
「ぁ、あ、ぁ――――――あ゛っっ!!!!」
そしてそのまま、狙いすましたように勢いよく子宮口を再び穿ち抜く。
勢いよくアレインの身体が反り上がり、とうとう彼女の右足を吊り上げていた蔓草の触手が、衝撃に耐えかねてブチリと勢いよく千切れて落ちた。
「っうぅぅぅぅぐっっっ!!!!」
そしてそうなれば当然、吊り上げられていた右脚もそのまま地面に落とされる。
力の入らない身体。着地の衝撃がそのままアレインの身体に圧し掛かり、膣奥に穿たれた触手がより一層深くまで押し込まれる。
激痛に目を見開くアレインは、蔓の一つを千切れさせてしまった聖樹のことを心配するような余裕もなく、ただ荒く息を吐いて子宮口への衝撃に身を震わすだけだ。
「は、はぁ……っ!!ぁ、ぁう、ぅぅぅぐ……っっ!!
う、うあぁっ!は、ぁうっ!や、やめてっ!ぁ、痛いっ!ぁぁぁいやぁぁっ!!!」
そして当然、魔物と化した聖樹もただ蠢き続けるだけだ。
書き加えられた本能のままに、魔物は獲物の内側に埋めた触手を何度も何度も蠢かし、その最奥に先端をぶつけ続ける。
ぐちゅ、ぐちゅ、じゅぶ、と粘着質な水音が立つ。
押し広げられた膣穴から惨めに愛液の雫が落ちて、アレインはもう両手を一纏めに拘束する触手に体重を預け、前かがみになってその身を揺さぶられるだけになっていた。
「ぁ、あ、ぁうっ!や、やぇっ!!か、ぁふっ!あぁんっ!!
や、や、や、ちが、ぁ、違うっ!こんな、こんな声、ちが、ぁ、ちがう、のにぃっ!!」
誰に訊かれているわけでもない喘ぎ声。浅ましい声を零してしまう自分自身の事を、アレインは許すことが出来なくなってそう叫んだ。
けれど現実として、子宮口を穿たれる快楽は怒涛のようにアレインを包み込み、その喉から呼気を搾り取って淫らな音へと塗り替えてしまう。
ぐじゅ、と膣奥から淫らな音が響くたび、アレインの口から「ぁんっ!」と甲高くも惨めな喘ぎ声が木霊して、森の中の空気を妖しく揺さぶる。
簡単に振りほどけた筈の拘束すら、もう満足に揺さぶることすら出来ないほどにアレインは与えられる快楽にその身と心を屈服させてしまっていた。
「あ、あ、あ、も、だめっ!これだめっ!や、や、ぁうっ!!
ひ…………っ!!ぁ、ぁぐっ!や、だめだめだめ乳首……っっぁぁああぁぁぁっっ!!」
そしてそんな中で、久しく意識すらされていなかった乳首へ吸い付く触手が、ちろちろとその場所を舐めあげるように蠢いた。
膣奥への刺激を助長するようなその動き。きゅっと窄まってしまった膣穴は、埋められた触手の太さや熱までもを鮮明にアレインに伝えていく。
「っあ、ぁ…………!ひ、ぃぁっ!ぁ、うぁあぁぁっ!!」
そしてそのまま、呆気ない程に”その時”が訪れる。
魔物と変じたことで、歪ながら生殖の手段を得た植物。
繁殖には意味のない行動であったとしても、”雌の性器を犯している”という現状は、魔物の内側から凄まじい衝動を湧きあがらせるには十分すぎた。
「や……っ!!や!や!やっ!待て、待って!!待ってぇっ!!
だめだめだめそれだめ……っっ!!っっっぁああぁぁやめろぉぉぉぉっっ!!」
早められていくピストンの動き。念入りに突き抉られる子宮口。
突かれるたびに淫らな水音が湧き、アレインの膣奥が彼女の意思とは無関係に蕩けていき、触手の内側から何かが先端に向けて押し出されていく。
「やめ……っ!ぁ、ぁうっ!やめろっ!やめて!!
ぁぁぁいやだっ!!だめだめだめお願――――ぁ、ぁうっ!ぁあぁぁっ!!」
そして、触手の先端――――亀頭部に悍ましい熱が充填され、そのままそれがアレインの最奥を押し潰すように穿ち抜かれたその時だった。
「ひっっっ――――――――――――――――――――――――――――あああぁあああぁあっ!!!
あっ、あああああぁぁあああああああああぁぁあああああぁぁっっあああああああああああああああああぁあああ――――――――――!!!!!」
アレインの最奥に、凄まじい量の粘つく熱が押し寄せる。
魔と化したことで花粉が変じた精液――――そうとしか呼べない熱を持つ粘液。それはアレインの内側を残酷に穢し尽くし、それと同時に彼女の身体をひどく歪に作り替えていく。
「あ、あ、あ、あぇっ!?ぇ、ぁ、なに、なに、これ!?
あ、あ、あ、や、やだっ!やめろっ!ぁぁぁだめだめだめこれだめっ!!ぁぁぁや、ぁぐっ!お、おかし、おかしく、おかしくなる……っっぁああぁぁぁ!!!」
子宮内に流れ込んだ熱は、その場所で子を為すことはない。
けれどその分だけゆっくりと浸透していくその子種は、アレインの内側でその神経へと歪に結びつき、彼女の身体の感度を異様なほどに高めてしまう。
触手に穿たれたままの膣から、ねっとりと糸を引くように白濁が滴り落ちていく。
足元に転がる愛液に濡れた帽子に落ちていくそれは、当然のようにどろりと広がっていき、アレインの現状を暗喩するように積み重なっていった。
「は、はぁ……っ!ぁ、ぁぁぁやめ……っっ!!
うぁっ!ぁぁぁいやだっ!も、もういやっ!いやだぁぁぁっっ!!」
もはや責任も何も放棄して、アレインは両腕を縛める蔓草を力任せに引き千切った。
これ以上の責めには耐えきれない。アレインはもうそう悟ってしまっていて、だからこそ彼女は本能的に戦士の誇りを捨てることを選んでしまう。
けれど彼女にはもう、逃走に使えるだけの体力すらもない。
拘束から脱した彼女は、しかしそのまま無様に地面に倒れ伏し、そのまま再び数多の触手に群がられていくだけだ。
「うぁっ!!ぁ、あぁぁだめっ!い、いやぁぁっ!!
は、放してっ!放してぇっっ!!い、いやっ!ぁ、やだ、やだぁっ!!だれか、だれか助け――――いやぁぁああああぁぁぁぁぁぁっっ!!!」
うつぶせのまま、足首を触手によって捕らえられて、そのままズルズルと森の奥にまで引きずられていくアレインに、救いが与えられることはない。
必死に叫び、藻掻き、”戦士”としての尊厳を自ら手放した彼女は、それでも決して救いなど与えられない絶望の中で、終わらない陵辱に浸され続けるだけだった。
≪了≫
お読みいただきありがとうございました!
次回の更新は6月5日を予定。
内容は『FEH』より「花嫁リリーナが騙されてエロマッサージに連れ込まれちゃう話」です。
とはいえ、内容的に花嫁衣装はほぼ関係ないですが。
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それでは次回も楽しみにお待ちいただければ嬉しいです!