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※詳細ではないですが出産描写があります。苦手な方はご注意ください。

※若干リョナに寄った描写があります。苦手な方はご注意ください。



「あ、あぁぁ、あぁ……………!」


 ニニアンが正気を取り戻した時、もうその眼前に”世界”はなかった。

 人間が築き上げた文明の痕跡は悉く瓦礫と化し、人の代わりに竜が地と空を闊歩する地獄の光景だけが、彼女の視界には広がっている。


「あ、あ……………!誰か、誰かいませんか……!?

 ニルス……!エリウッド様、リン様…………っ!?」


 朧げにではあるが、自分が何をしてしまったのかは覚えていた。

 ネルガルに捕らえられ、竜の力を暴走させられて、門を開いて竜たちをこの世界へと連れ出してしまったのは紛れもない自分自身だ。


 まさに地獄としか形容できない光景の中で、ニニアンはただ何もわからぬままに、それでも駆けだすしかない。

 せめて誰か――――誰か一人でも生存者を見つけなければと、少女はただ目的地も何も理解できないままに、必死になって瓦礫の海を駆けていくしかなかった。


「はぁ、はぁ、はぁ、はぁ…………っ!」


 だがどれだけ瓦礫の上を走っても、生存者は一人とて見つけられない。

 人間の文化の痕跡は踏みつぶされ、あるいは焼き尽くされ、人間の痕跡すら時折見つけられる血だまりや千切れた手足の残骸程度のものだ。


 絶望的な考えが、段々とニニアンの心を絡めとっていく。

 最愛の弟も、優しかったあの人たちも――――それどころか自分以外の生命は全て、この竜たちに蹂躙され尽くしてしまったのではないか。

 そんな絶望的な考えが、駆けるニニアンの呼吸を段々と乱して、その思考を絶望的な方向へとゆっくりとだが確実に捻じ曲げてしまう。


「――――あっ!?」


 そしてそんな乱れた呼吸と思考は、長いスカートの下の足をもつれさせ、瓦礫の上に少女そのものの華奢な身体を転ばせてしまう。

 瓦礫が大きな音を立て、華奢な膝がしらに痛みが走って、それでもニニアンは起き上がろうと顔を上げて――――


「あ…………ぁ、あぁぁ…………!」


 そして彼女は”それ”を目にした。

 あまりにも絶望的なそれ――――彼女に落とされる”巨大な影”を目にしてしまった。


 彼女を見下ろすような形で火竜が長い首をもたげ、獰猛な目をぎらつかせている。

 およそこの世のものとは思えない、どこまでも醜悪で絶望的な生物が、上からじっくりとニニアンの事を睥睨していた。


「う、うぁ……っ、あぁぁぁ……!

 いや、いやぁぁ…………っ!!に、逃げな、逃げないと……!」


 獰猛な竜の唸り声。必死に起き上がってその場から離れようとするニニアン。

 けれど既に恐怖で腰が抜けてしまっていては、たった数歩を走ったところでニニアンは再び瓦礫の上にうつ伏せに身を投げ出してしまう。


 そしてそんな彼女の背を追うように、ゆっくりと火竜が歩を進めた。

 魔竜や地竜ほどの巨大さではないが、それでも人間を――――現状のニニアンの体躯を明らかに超える、数メートル以上に及ぶ巨体。

 それは怯えながら這って逃げようとする少女に覆い被さり、その所有権を主張するかのように、長く突き出した鼻を少女に擦り付けた。


「ひっ……!い、いやっ!たすけて、だれか…………!」


 たとえ同族であったとしても、理性を失った竜はただの獣に等しい。

 喰らい、眠り、犯す。ただそれだけのために生きる原始的な生命体は、しかし人間に対して向けるべき”食欲”ではない欲望を、同族であるニニアンに向けてしまう。


「――――え、ぁ、いや…………っ!!

 待って……!や、やめ……やめて…………!」


 うつ伏せに押さえつけられた身体。体を包む衣服の布地に爪が立てられて、その下の肌を傷つけない程度の加減で薄布が引き裂かれていく。

 そして同時にその行動と肌に押し付けられる奇妙な熱量で、ニニアンはこの火竜が何をしようとしているのかを、どうしようもなく理解させられてしまった。


「う、嘘、嘘でしょう……!?

 や、やだ、やめて、やめてください……!」


 肌に押し付けられた硬く熱いペニスが、ニニアンのほっそりとした脚の間――――誰にも触れさせたことのない清廉な秘部へと強く強く押し付けられる。

 この火竜はニニアンという”同族の雌”を犯し孕ませようとしている。そんな事実をこれ以上ない程に突き付けられて、ニニアンは心底からの恐怖に必死で身を捩ろうとした。


「い、いや、いやです!だめ、だめ、入らない……っ!

 そんな、そんなの、入らないです!や、や、やめ、やめてくださいっ!!」


 顔を蒼白にして必死に身を捩ろうとしても、そもそもの膂力と体格の差は、ニニアンの抵抗を”抵抗”とすら呼べないほどのものにまで貶めてしまう。

 間違いなく”竜”であり、けれどその身と力は”人間”にも劣る――――そんな存在でしかないニニアンは、火竜による理性無き蹂躙から逃れる方法を何一つとして持っていない。


「ぁ、あ、ぁ、いやっ!や、ぁ、やめて!!

 やだ、やだ、や―――――あ、あ、あ、うそ、やだ、いや、ぁ、ひぐ……っ!」


 興奮しきった獣特有の鼻息――――蒸気のようなそれがニニアンの背中に降り掛かり、同時に華奢な秘部に大きすぎるほどの質量がぐりぐりと押し付けられていく。

 当然に濡れていない秘部。そこにどれだけ大質量を擦り付けられようとも、それはニニアンの内側に侵入することすら出来ない。


「だめ、だめです……!あ、諦めて、諦めてください…………!」


 必死に瓦礫の上で藻掻きながら、ニニアンは通じない言葉で懇願する。

 だが当然、言葉が通じなければ後は暴力が趨勢を決するだけだ。火竜は業を煮やしたようにニニアンの身体を動かないよう強く押さえつけ、狙いを定めるように腰を引いた。


「あ、あぁぁぁ、やめ、いや……っっ!!!」


 そしてそのまま、巨大な槍で串刺しにするように。


「―――――――っっっっっっ!!!!!!!」


 華奢な少女の身体の最奥までを、大きすぎる肉の楔が深々と抉り穿った。



「は…………ぁ、かはっ……!ぁ、ぁう……!

 うぁ、ぁ、ぇ、ぇ、えぁ、え、ぇあ、あ……………………っ!?」


 激痛と圧迫感。熱い筈の身体が寒気によって震える。

 冷や汗が全身をじっとりと覆い尽くす中で、ニニアンは混乱の中で途切れ途切れの吐息のような言葉で、必死に現実を否もうとするしかない。


「え、ぁ、え、うそ、うそ、ちが、ぁ、ちがいます……!

 こんな、こんな、こんなのちがう、ちがう、ちが、ぁ、ちがう…………!」


 必死に『違う』と譫言を呟いて、それでも現実は変わらない。

 激痛。純潔なんて容易く破られ、子宮を押し潰すように硬く太い肉楔が華奢な子宮口を押し拉ぎ、裂かんばかりに膣口を押し広げているという残酷な現実。


「あ、ぁぁぁ、いや、いやぁぁ……っ!

 エリウッド様、ニルス、みんな、ぁ、あぁぁ、いや……っ!!」


 太すぎる質量を濡れてもいない状態で受け入れた膣内は、焼かれるような耐えがたい激痛を叫んで、それでも必死に負担を軽くするように蠢いている。


 背中や後頭部に振り下ろされる鼻息は蒸気のように熱く、身体を押さえつける重量も決して緩むことはなく、残酷な激痛は増していくばかり。

 そんな状況を理解してしまえば、ニニアンは完全に火竜のペニスを挿入されてしまったという現実を、絶望の中で受け入れるしかなかった。


「あぁぁ、あぁ、や、いや――――いやぁぁぁあああぁぁぁぁっっ!!!」


 そしてとうとう、絶叫がニニアンの喉から響き渡る。

 文明を失った世界に響く、ただ一言だけの”ヒト”の言葉。しかしそれらは誰の耳にも届くこともなく、むしろ竜の雄としての本能をくすぐってしまう。


 ニニアンの叫びによって欲情を煽られた竜は、ただ姿が違うだけの同種の雌――――自らの精によって孕ませることが出来る雌を犯しぬくべく、ゆっくりとその腰を引く。

 濡れ始めたとはいえ、太い質量を受け入れるには不十分すぎる膣壁がゴリゴリと擦られて、ニニアンの口から「いぎ……っ!」と濁った悲鳴が漏れる。


「ぁ、あ、ぁ、やめ、や、やだ……!

 ぁ、あぁぁおねがい、やめて……!や、やだ、やめて!」


 目を剥いて必死に懇願して、それでも意思の疎通は不可能だ。

 せめて竜の姿に戻れれば――――絶望的な状況の中でそう考えても、門を開けるために力を使い果たしてしまったためか、今のニニアンにはそれすらもできない。


 今のニニアンは竜ではなく、さりとてヒトでもなかった。

 どちらの強みも持ち得ない徹底的な弱者として、ニニアンはこの場においては何一つとして抵抗もできずに、ただ蹂躙されるだけの贄にしかなれない。


「やめて……!!や、や、や、やめ――――っっ!!!!」


 そのまま”ずぶり”と、肉の楔がニニアンの子宮口を勢いよく抉る。

 灼けるような痛みが膣内を埋め尽くし、けれど悲鳴すら上げられないほどの圧迫感が、ニニアンの口から虚しい空咳のような音を絞り出した。


「ぁ、うぁ、ぁ、ぁぐ、ぁあぁぁぁ…………!」


 あまりの痛みに思考が止まる。止まりそうになる息を必死で吸う。

 呼吸をするだけで膣奥が痛い。死んでしまいそうな激痛――――ただの”人間”であれば間違いなく死んでいる筈の激痛が、ニニアンの細い身体を満たしている。


 だがそれでも、ニニアンは竜でもないがヒトでもなかった。

 半端に残ってしまった竜としての頑健さ。体格差によって明らかに無茶な追い詰められ方をしているのに、ニニアンの身体は人間と同じように壊れてはくれない。


「お゛……っ!ぁ、あぐっ!!

 か、ぁは、ぇ…………!う、ぅうぅぅぅ……!」


 火竜はゆっくりと揺さぶるように、ニニアンの膣奥にペニスを擦り付ける。

 竜種同士での交尾では当たり前のその動きは、しかし現状のニニアンという華奢な少女にとっては、どうしようもない拷問に等しい。


「いぁ、ぁ、いだ、いたい、痛いです……っ!

 おねが、お願い……っ!ぁ、あぁぁ、せめて、ぁ、竜の姿に…………っ!」


 犯される屈辱からは、もうどうしたって逃れられない。

 ならばせめてこれを受け入れられるだけの姿になりたいのに、それすらも今のニニアンには許されないし、理性無き火竜はその意思を汲んでなどくれない。


 膣奥にペニスを擦り付けてから、再び腰を引いて勢いよく叩きつける。

 ニニアンの細い身体を軋ませるほどの強すぎる抽挿が何度も何度も連続して、次第にそのペースが貪るように早められていく。


「うぁ、ぁ、ぁぐっ!!いうぁあぁあっっ!

 や、や、やめ、いだ、痛いっ!いた、ぁぁぁいやぁぁぁっ!!」


 か細い喉から絶叫を絞り出して、快感など微塵もない蹂躙に晒される。

 巨大すぎるペニスが膣奥に叩きつけられるたびに膣内が僅かに潤んでいくのが、愛液の分泌によってなのか出血しているからなのかすら分からない。


 肉と肉がぶつかる音すらなく、ズン、ズン、と地鳴りのような音と共にピストンが繰り返されて、火竜の興奮を表すようにニニアンを押さえつける力が強まる。

 痛くて、苦しくて、屈辱的で、必死で逃れようとしても逃れられない暴虐。半端に残ってしまった竜としての力を恨みそうになるほど、それはあまりに常軌を逸していた。


「あ゛ぁっ!ぎ、ぃうっ!!は、ぁぐっ!あ゛っっ!!

 いぁ、が、いだい、い、痛い、いたいぃぃ……っ!!も、いや、いや、ぁぁぁ、助けて……!」


 何度も何度も全身を軋ませるようなピストンに晒されて、ニニアンは必死に空を掻きながら、虚ろな声音で誰かに助けを求めた。

 エリウッド、ニルス、リンディス――――なんならネルガルでも構わないから、こんな地獄のような現状から誰かに救い出してほしかった。


 けれど現実はどこまでも非情に、ニニアンの望みを打ち砕き続ける。


「んぅ゛っ!か、ぁは、が、ぁぁぁ…………っ!!

 ぇ、ぇうっ!んぐっ!は、ぁ、ぁ、あ、ぁぁ、が、ぁあぁぁっ!!」


 快感など無くとも、質量差だけで竜のペニスをきつくきつく締めつけてしまう、少女としてのニニアンの膣内。

 竜はそれに暴虐的な興奮を煽られて、次第に打ち砕くような腰の蠢きを更に速めて、獣同然に身勝手な射精へと至ろうとしてしまう。


「うぅぅぅ、や、いや、いやです……っ!

 うぁぁ、エリウッド様、エリウッドさまぁ……っ!うぁ、ぁ、いやぁぁぁっ!」


 次第に膣内に擦り付けられるペニスが、一層硬さと太さを増す。

 太すぎる質量を咥え込まされた膣口から血が滲み、それでも彼女は壊れることもできずにただ泣きながら藻掻き、愛しい人に助けを求めるだけ。


 膣肉を削るようなカリの段差が、膣壁の上部を激痛と共に擦っていく。

 ペニスに浮かんだ血管は内側の溶岩のような熱をニニアンの奥底に伝え、じわりと沁みてくる先走りは、どうしようもない粘度によって少女の純真を嬲った。


「んぐっ!あ、ぁうっ!

 あぁぁっ!あっ!や、や、やぇ……っ!!」


 振り付けられる腰の動きは、既に無様な程に早められている。

 浅ましい程に何度も何度も腰を引いては振り下ろし、腰を引いては振り下ろし、もはやニニアンを犯す火竜に神獣としての面影は残っていない。


 ただ目の前の雌を犯し、自らの子種を注ぎ込むだけの浅ましい雄の獣。

 けれどそんな浅ましさに落胆を覚えるような理性ある存在は、この場所にはただの一人すらも存在してはいなかった。


「ぅうぅぅっ!や、ぁ、ぁぐっ!は、ぁあぁぁっ!

 も、や、やだ、ぁ、だめ、だめ、抜いて!抜いて下さ――――っぅいあ゛っ!」


 そしてそのまま、浅ましい欲に支配された”けだもの”は、少女の奥底に振り下ろしたペニスを子宮口に密着させて、恍惚の鼻息を漏らした。

 火傷するほどに熱いそれがニニアンの背中に振りかけられて、膣奥でひくひくと巨大なペニスが痙攣を始める。


「――――は、ぁ、や、やめて!

 やだ、やだ、おねがい、抜いて、ぬいてぇっ!!」


 目を剥き、必死に懇願の言葉を口にするニニアン。

 少女としてあまりにも残酷すぎる辱しめ――――巫女としての力も竜としての力も使えず、ただ数秒後に迫った”最後”に伴った恥辱が、彼女の心を怯えで満たす。


 けれど当然、理性無き獣相手に懇願は何の意味も成すことはなく。


「――――ぁ、あ、ぁ、いや、いやぁぁっ!だめ、だめ、だめっっ!!!

 やだ、やだやだやだおねがいおねがいっ!!!!っっいやぁぁあああああぁぁぁぁぁあああ――――~~~~ッッ!!!!!!!!!!」


 華奢な身体の奥底に、凄まじい熱を帯びた大量の粘液が押し寄せた。


「ぁ、あぁぁぁ、ぁ、あ…………――――――――」


 薄い腹をぼっこりと膨らませ、限界まで開かされた膣口から僅かに残骸を零すほどの量となった精液は、しかし止まることなくニニアンの中に流れ込み続ける。


 あまりに深い絶望と、心の中に満たされてしまった虚脱感。

 胎の奥に流れ込んでくる現実の残酷さに耐えきることが出来ずに、ニニアンは呻き声すら手放すようにその意識を闇に閉ざした。


 愛する人に求める助けも、愛しい弟や仲間たちへの心配も、全てを忘却の彼方に置き去りにするように、ニニアンはただ無意識の中で身を跳ねさせる。

 せめてもう二度と目覚めることがないように――――そんな事を願いながら、竜の巫女たる少女は穢された自分から目を背けるように、ただ目を閉ざすだけだった。



「うぁ…………!ぁ、ぁう……っ!く、ぅうぅぅぅ~~~~ッッ!!!」


 最初の蹂躙から、もう何日が経ったのかもわからない。

 多くの竜種に囲まれたその中心――――それこそ祀られているようなその場所で、ニニアンは大きく膨らんだ胎から、華奢な身では受け入れきれない大質量を絞り出す。


 ニニアンの内から絞り出された、蠢く奇妙な肉塊――――それは火竜の幼体だ。

 それを自らの胎から生み出すことを半ば強要される日々に、ニニアンはその心をすり減らして、ただ生まれ出た存在を茫洋と眺めるしかない。


「――――ぁ、あぁぁ、ぁ………………」


 既にニニアンの深紅の目は、何の光も宿してはいなかった。

 衣服は剥がれ、美しかった水色の髪は薄汚れ、白く華奢な身体は何匹もの竜に犯されて孕まされたことによって、腹部と胸を大きく肥大化させてしまっている。


 生まれたばかりの竜の幼体――――蠢きながら奇妙な音で喚くトカゲのようなそれが、ボロボロになったニニアンの身体を這い上って、噛み痕の目立つ乳首に吸い付く。

 ニニアンの華奢な身体が声もなく一度跳ねあがり、けれどもう少女は何の抵抗もできぬまま、死人のような目で現状を受け止め続けるしかない。


「ぅぐ……ぁ、はぅ…………!

 ぁ、あ゛、ぁ、あぁぁ…………っ!ぃ、あ、いたい、いたい…………!」


 生まれた傍から生えそろった牙によって乳首を噛まれ、その奥から母乳をじゅうじゅうと勢い良く吸いだされ、灼けるような痛みにニニアンは呻く。

 そうして満足した竜の幼体がニニアンの身体から離れた頃には、吸いつかれた彼女の右乳首は赤い血にまみれて、今にも千切れてしまいそうなほどに肥大化したまま揺れていた。


「うぅぅぅ、ぁ、も、もう、いや、いやぁぁぁぁ…………!」


 光を失った目から涙を流し、ただその境遇の惨めさに絶望を深める。

 けれどニニアンが母乳によって子竜を満足させ終えれば、今度は別の竜――――生殖本能を滾らせた成体の竜が、呆然自失の体のニニアンをうつ伏せに押し倒してしまう。


 何度も何度も太すぎるペニスを挿入され、何度も何度も望まない出産を繰り返させられたことで、既にグロテスクなほどに開かされてしまった少女の膣。

 だが竜は、そのグロテスクさすらも理解することなく、ただ少女を組み敷いて本能のままに浅ましく、その生殖器へとペニスを突き立てて腰を振り始めてしまう。


「うぁぁぁ……っ!!や、やだ、ぁ、やめ――――っ!!

 ぁ、ぁが……っ!あ゛っ!あぁぁ――――――――ッッ!!!!」


 目に光を失った可憐な少女の口から、獣めいた絶叫が響き渡った。

 竜の鳴き声にも似たそれは、しかし巫女の力も竜の力も失ってしまった現状では、ただの力なき少女の悲鳴にしかなり得ない。


 ぐちゃぐちゃになるまで、少女の膣奥が蹂躙されていく。

 楽しむなどという意図は一切なく、ただ生物として当然の本能に基づく地獄。選り好みすらないままに与えられる地獄は、いつまで経っても終わりはない。


「うぁ、ぁぁぁやぇ、や゛っ!ぁ、あああぁぁぁっっっ!!!!!

 あ゛っっっっ――――――ぁ、うぁぁぁああああああああああああぁぁぁぁぁ!!!!!」


 竜の鳴き声ではない、人間としての少女の悲鳴が響く。

 人間の身体ではない、竜としての身体が精液に塗れさせられ、代わる代わるに犯され続けては、代わる代わるにその胎に子を宿され続ける。


 ヒトでもなく竜でもない少女に、与えられる救いはどこにもない。

 ニニアンはただ与えられる地獄の苦しみの中で壊れきることもできず、やがてその身と心を魔と闇に覆い尽くされていくことしかできなかった。


≪了≫



お読みいただきましてありがとうございました!


次回は5月26日に更新予定。

内容は『FGO』より「ライネスがコヤンスカヤに快楽拷問される話」です。


少女玩弄・誨淫導欲(コヤンスカヤ×イリヤ(陵辱))』、

少女玩弄・蒼玉壊乱(コヤンスカヤ×美遊・エーデルフェルト(陵辱))』、

少女玩弄・聖巫掘削(コヤンスカヤ×宇津見エリセ(快楽拷問))』の続編になってますので、よろしければそちらの作品群ご一読ください!

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