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※拙作の独自設定があります。苦手な方はご注意ください。 ◆ 「霊基の強化、ですか?」  大西洋異聞帯の中枢である軌道大神殿。  その内側に抱かれた庭園の隅で、ポルクスは声をかけてきた男に問い返した。 「ンンン、まさに。その通りでございます。  サーヴァントとしての霊基を引き上げ、魔力量を増すための霊基拡張でございますれば」  立て板に水の様に喋る男――――リンボを名乗る道化の面相の大男は、ありとあらゆる意味で信用が置けない男だ。  基本的に誰に対しても――――あのカイニスにさえも信頼を置くキリシュタリアが、ほとんど唯一不快感を見せながら接する男。  少なくともそんな男が持ち掛けてきた言葉に対してポルクスが返す言葉は、たとえどんな甘言に対してであろうとも決まっている。 「お断りします。妄言は控えなさい、道化よ。  そもそも私は兄さまと二人で一つ。私一人の霊基を強化しても、むしろ霊基の均衡が」 「ンンいえいえ!逆ですぞ、それは。  ――――貴殿らの現状こそが、まさに”不均衡”と言った状態だ」  ポルクスの言葉を途中で遮り、リンボは滲むように微笑む。  そしてその先にポルクスの言葉が繋がらない事を理解してから、彼は大仰な身振りと共にもっともらしい”出まかせ”を嘯いた。 「貴殿らは剣の英霊ですが、その特質は”剣”にない。  今の貴殿らをサーヴァントとして構成するのは、兄君の憎悪と大神ゼウスの血のみ。――――つまり貴殿は、サーヴァントとして兄君より格が劣る」  貴殿も現状でお分かりの筈だ、ポルクス殿。  そう言ってリンボが目を細めれば、ポルクスの視線が明白に揺れた。  そもそもこの場にカストロがいないのは、ポルクスが先日の破神同盟との戦いで、決して軽視できないほどの手傷を負わされることになったからだ。  カストロが受け止める事の出来た電撃――――英霊モードレッドの一撃を、ポルクスでは受け止めきれなかった。そんな事実はポルクスの頭に焼き付いてしまっている。 「心当たりがお有りでしょう。心中お察しいたしますぞ?  無力感とはさぞ身を焼く猛毒の筈だ。待つだけなどとは耐えきれぬ。カストロ殿が今日この日、自身のいない戦場で死に果てるかもしれぬというのに」  ぞわぞわと、蛇のような声音がポルクスの恐怖を煽る。  兄の事は誰よりも信じている。信じているけれど。自分の実力に対する疑義と、キリシュタリアによって刻みつけられてしまった敗北の記憶が最悪の想像を掻き立てて仕方がない。 「…………霊基の、強化とは…………!  どのようにすればよろしいのですか……?」  だからポルクスは煽られた恐怖に突き動かされるままに、邪悪な笑みを浮かべた蛇の言葉にそのまま乗ることを選ぶしかなかった。  無聊の中で僅かに思いついた”手慰み”。それが成ったことにリンボは口角の歪みを深めながら、まずは「ンンン」と舐めるように喉で唸る。 「貴殿の選択、さぞや兄君やヴォーダイム殿もお喜びになりましょう。  ――――ささ、まずはこちらへ。準備であればすでに万端、万事整っておりまする」  言いながらリンボは、ポルクスを神殿内に仕込んでおいたバックドア――――自らが支配する空間へと誘導していく。  寒気がするほどの悪寒に苛まれながらも、ポルクスは”最愛の兄と並び立つため”に、ただ与えられた甘言に縋るしかない。  神殿の端に存在する、もはや忘れ去られた一室。  リンボに促されるがままに、ポルクスはその部屋に入り、リンボもまた醜悪な笑みを湛えながら、あくまで美しい所作で扉を閉めた。 ◆ 「っく、ふ、ぅうぅ……っ!ぁ、く、ぅうぅ……っ!  こんな、こんな事を、する必要が、あるのですか……!?」  甘ったるい呪香が焚かれた部屋の中心。  そこに描かれた奇怪な紋様――――方陣の中心に立たされて、脚を肩幅に開いた状態で、まずは身体の自由を腹に貼られた呪符によって奪われる。  そのまま衣服をどこからか伸びてきた触手によって剥ぎ取られ、リンボの手によって膣内を掻き回されながら、ポルクスはそんな当然の問いを口にした。  細く骨ばった指が、じっとりとした動きで膣内を掻き回す。  そして同時に長い爪の先端でクリトリスを掻くように擦られれば、身じろぎ一つできない身体の中で凄まじい性感が破裂するように押し寄せた。 「エエ、勿論ですとも。まずは霊基の脆弱な個所を知らねばなりませぬ。  そしてそれを知るには、内側を知らねば話にならぬ――――道理でございましょう?」 「ふ、ぅぁ、あ……っ!だ、だから、って……!  こんな、こんな、事を……っ!あ、ぁ、ひぅっ……!くぅぅ……っ!」  リンボにとっては適当な出まかせは、しかし魔術に縁遠いポルクスにとっては否定する事の出来ない言葉となってしまう。  そしてたとえ否定出来たとしても、”神性存在を捕らえるための方陣”に自ら踏み入ってしまっていては、ポルクスにはもう責めから逃れるだけの手段はない。 「外形はサーヴァントとして完成されているようですが、やはり内側が脆いようだ。  ほんの些細な刺激を加えただけで、随分と鋭敏に反応が返されてくる。――――特にこの場所など、相当に効くのではありませんかな?」 「ふぅっ……!っ、ぁ、ああぁっ!やめ、やめなさ……っく、ひぁぁう……!!  この……っ!!っっ、うぁ、ぁ、本当に、本当にこれで、兄さまのお役に……!」  婉曲的に女としての脆さを論われて、嘲笑と共にGスポットを幾度か擦られ、じっとりと湿った膣から愛液の雫を滴らせられる。  ガクガクと脚を震えさせることもできず、ただ表情だけを羞恥と屈辱に染め上げながら、ポルクスは膣内だけを蠢動させられて、その身を女として蕩かされてしまう。  身体はまるで動かすこともできず、けれど意識ははっきりとしたまま。  むしろ体が動かせない分、膣内の蠢動や太ももを伝う愛液の感触なんかが一層鋭敏に感じられて、ポルクスは味わったことのない羞恥に心を焼かれるしかない。 「エエ、エエ、それは勿論。拙僧が保証いたしましょう。  なにせ拙僧も術士の端くれ。必ずや貴殿に”ご満足”いただけるよう取り計らいますれば!」  ポルクスの問いには巧妙に答えを返さずに、リンボは濡れそぼった膣内をじっとりとした指遣いで掻き毟り、くちゅくちゅとあえて大仰に音を立てさせる。  生前より男を受け入れたことなどないポルクスの身体。  しかしその清らかな肢体は、部屋中に焚かれた呪香と巧み極まる粘着質な指遣いによって、既に性感を目覚めさせられて久しい。 「うぅ、は……っ!くぅうぅぅ……っ!  ん、ぁ、ぁ、あぁぁ、や……っ!こんな、は、はやく……っ!!」 「いえいえ、まだ準備段階は終わっておりませぬ。  霊基拡張は劇薬に等しい荒療治だ。まずは丁寧に必要個所を見極めねば、ねェ?」  舌なめずりをするように粘着質に言いながら、リンボは指を蠢かし続ける。  細く華奢なように見えて、実によく鍛え上げられたポルクスの体。それは膣にも相応の締まりを与えつつ、しかし生娘特有の鋭敏さも損なってはいない。 「は、ぁ、ぁぁ……っ!くぅ、ん……!  そこ、や……っ!ぁ、や、や、やっ!あぁぁっ!」  くちゅくちゅと音を立ててよく締まった膣肉を掻き分けつつ掻き回してやれば、羞恥と屈辱に満ちた表情と裏腹に、少女の膣内と声音はひどく甘く淫らに蕩けていく。  首から上が陵辱に合わせていやいやと何度も振られ、喉元を晒すようにのけ反っているのに裸の身体が何一つとして動かない事もまた、ひどく倒錯的な色香を煽った。 「く、んぅうぅぅ……っ!は、ぁうっ!ひぁぁっ!  ――――あ、あ、や、や、やぁっ!!ぁ、だめ、だめ…………っ!!」 「ほう?これはこれは随分と酷いものだ。  この場所をほんの少し押すだけで、声も体も軋むほどに蕩けておりますなぁ?」  ポルクスの顔が言葉を受け止めて、より一層強く深い羞恥と屈辱に蕩け、けれど嫌悪に満ちた表情とは裏腹に、膣口はひくひくと蠢動しながら潮を噴く。  ピチャピチャと音を立てながら、方陣の中心に水溜りが広がっていく。  ポルクスはあまりの羞恥に真っ赤になりながらリンボを睨むけれど、それは何の抵抗にもならないし、起こってしまった事実は変えられない。 「これは念入りに調査する必要がありそうだ。  では失敬して――――あぁ、もちろん反応は隠さなくとも結構」 「ん、ぁ、あぅっ!!ぁ、ぁ、や、やめ……っ!ぁ、あぁぁぁぁやめなさいっ!!  あ、あ、ぁぁぁだめっ!や、そこいやっ!いやですっ!ぁ、あぁぁ、やだ、っぁ、だめ、だめ、だめだめだめイく…………っっ!!!」  Gスポットの際の部分――――掻かれるたびにGスポットとそれ以外の場所を同時に弄られるような感覚をもたらす、二重の快楽を得てしまう場所。  意図的に狙うことなど不可能な筈の小さな場所を、しかしリンボは偏執的な指遣いによって完璧に捕らえ尽くし、連続してカリカリと引っ掻くようにかき混ぜてしまう。 「あ、あぁぁあぁっ!や、だめっ!  だめだめだめっっぁああぁぁあぁっ!!!」  耐えることなどできるわけもなく、ポルクスは屈辱の中で潮を噴く。  自分で絶頂している事を認めさせられ、この行為が陵辱であると半ば分かっているのに、身を焼く無力感が外道の指に縋ることをやめさせてくれない。 (兄さま、兄さま、兄さまぁ…………っ!!) 「これは相当に根深い脆弱性の様ですなぁ?  少し荒療治と行かせていただきますが、お許しいただきますよう」 「あ、あ、え、何……!?ま、待って!まってくださいっ!  や、や、や、うそ、いや、いや、やめ――――っっっひぅぅぁぁああああああ!!!」  小刻みに何度も何度も、膣内の最も弱い場所を掻き嬲られるという責め苦が、より一層激しさを増してポルクスの意識を快楽で包み込む。  それと同時にもう片方の手でクリトリスを摘ままれて、ポルクスの秘部からはピチャピチャという惨めかつ淫らな水音と、潮と愛液の飛沫ばかりが飛び散り続ける。 「あっっ!あぁぁぁぁいやっ!ぁああぁいやぁぁあああぁあああっっ!!  や、や、や、だめっ!だめ、だめ、だめぇぇっっ!!うぁっ!ぁああぁぁぁイくっ!や、やだやだやだぁぁぁイっっくぅぅぅぁぁああっ!!!」  湧き上がる絶叫が止められない。目の奥で火花が散って、自分が何を見ているのかがポルクス自身にすら理解できなくなってしまう。  動きを止められた筈の身体が僅かに跳ねて、がくがくと真っ白な美脚が僅かに痙攣しながら、その稜線に愛液を這わせていく。 「いやっ!いやぁぁっ!や、ぁぁぁやめて!やめてくださいっ!  ぁぁ、だめ、だめだめだめうぁぁや、やだっ!ぁぁぁにいさま、にいさまぁぁぁっ!!」  神の遣いとしての凛とした姿は、もうポルクスには残されていない。  ぐちゅぐちゅと音を立てて敏感な場所を掻き回されて、何度も何度も執拗なまでに潮を噴かされて、最愛の兄に助けを求めて泣き叫ぶだけの哀れな少女がそこにはあった。 「や……っ!や、ぁぁあぁぁっ!やだ、やだ、ぁぁぁだめぇぇっ!!  イく……っ!!うぁ、ぁぁぁ、や、ぁぁぁイくぅぅうぅぅっっっ!!!!」  もう何度目かもわからない、自ら絶頂を申告する絶叫と共に、哀れかつ惨めに潮の飛沫がポルクスとリンボの足に降り注ぐ。  しかし下種な男の”手慰み”による陵辱は、少女がどれほどまでに泣き叫ぼうとも終わることはなく、その身が限界に達して拘束すら凌駕して倒れ込むまで続いた。 ◆ 「うぁ、ぁ、ぁあぁ、ぁ…………!」  霊基拡張――――そんな出まかせを用いた手慰みの陵辱が始まって数十分。  呪詛による拘束すら凌駕するほどに身を暴れさせ、ポルクスは邪悪な魔力に満ちた方陣の中心――――自らが噴いた潮の水たまりへと倒れ伏した。  ひらりと拘束用の呪符がポルクスの白い腹から剥がれ落ち、うつ伏せになってびくんびくんとしなやかな身体を痙攣させて、それでも彼女は呻き声を上げるばかりで起き上がることすら出来ない。  真っ白な身体が邪悪な魔力の中心で跳ねるその有様は、ひどく倒錯的な淫靡さとなってリンボの無聊を下劣な興奮によって慰める。 「――――さて、これで貴殿の脆い場所は粗方見繕い終えましたなァ」  そして、そんな彼女に再びの拘束を施すでもなく、リンボは背を丸めて痙攣するポルクスを仰向けになるようにひっくり返し、その上に圧し掛かった。  ポルクスも決して小柄ではないけれど、しかし快楽に浸され尽くした現状を男の眼下に組み敷かれては、もう彼女は弱く脆い女にしかなり得ない。 「や、ぁ、ぁ、だめ、いや…………っ!  ぁ、ぁぁぁ、は、放して……!は、はな、放しなさい……っ!」 「霊基の外部はともかく、やはり内側が脆く構成されているようだ。  然らば、エエ――――内側に魔力を注ぎ、脆弱な部分を穴埋めするしかありませぬな?」  肉食獣の笑みと共に、ポルクスの秘部に硬く太い肉の楔が押し付けられる。  リンボの巨体に相応しい大きさと太さを兼ね備えたそれは、普通ならば処女の身で受け入れることなど不可能な肉の凶器だ。  しかし執拗な程の愛撫によって解されてしまったポルクスの膣は、押し付けられたそれを迎え入れようとするようにひくひくと蠢いてしまう。 「や……っ!いや、いやぁぁ……っ!!  や、やだ、やめて、やめて……っ!や、や、おねがい、やめてください…………!」 「ンンンふふふ!残念ですがそうは参りませぬなァ?  ここまで練り上げた呪を解けば、それこそ取り返しも尽きませぬ故」  適当な事を口から零れるに任せて言いのけつつ、リンボは何の躊躇も労わりもないまま、ただ押し潰すようにポルクスの膣内へと腰を押し込み、太く長い楔を押し入れていく。  ぐちゅぐちゅと音を立てるほどに濡れそぼり、熱く柔らかくリンボの巨根を迎え入れてしまう少女の内側。蹂躙されて行く感覚に、ポルクスは歯を食いしばって耐えるしかない。 「い……っ!あ、あ、あ、あぁぁ、や、やだ、こんな、こんなの……!  にいさま、にいさま、にいさまぁ…………っ!!やだ、こんなの、いやです……!」  押し潰すように圧し掛かられつつ、味わうようにゆっくりと深くまでペニスを挿入されるという屈辱的な行為。  出来る抵抗など必死に足をばたつかせる程度で、そんなか細い抵抗はむしろリンボの嗜虐欲を煽り立て、彼はあえて知らしめるようにポルクスを硬く抱きしめた。 「――――さぞや悔しかろう。双子星の片割れたる乙女。  ――――さぞや無念であろう。無双と語られし、愚かなる大神の仔」  腕の中に少女の抵抗を感じ、微かに聞こえる啜り泣きの声を確かに聞き届けておきながら、リンボは心底から愉快そうに”ディオスクロイ”としての少女を貶める。  ゆっくりとゆっくりと膣壁を擦り付け、カリの段差でポルクスが最も嫌がるだろう場所を幾度か擦り付け、処女を破る前に一度潮を噴かせて耳元でせせら笑う。 「ぅぁ、あぁぁ、ひぅ!ぁ、あ、ぁ、や、うぅぅぅぅ…………っ!!  も、いや、いや、ぁぁぁ、やだぁぁぁ…………!にいさま、にいさまぁ、たすけて……!」  何度兄を呼んだところで、助けなど来るはずもない。  あれだけ傲慢に振る舞っておきながら容易く折れる半神の――――あるいは女の本性に嘲りを抱きつつ、リンボはとうとうポルクスの処女膜を亀頭で軽くつつくに至った。 「あ……っ!!ぁ、あぁぁ、や、やめ……!」 「ンンン、これは残念。  貴殿の最も脆い場所に至るには、コレを破らねばなりませぬ」 「うぁ、ぁ、いや、いやぁぁ……っ!  や、やめて、もう、もういいです……!もう、強化なんて――――」 「ですが、エエ!!それらは全て仕方なき事!!  それはもう!全ては貴殿の”愛しき兄君のため”なのですからなァ!!」 「あ、あ、あ、ぁぁぁっ!!!  あ――――――い、いや……っ!!ぁあぁぁ、やだ、やだ、ぁぁぁいやっ!!いやぁぁあああああああああっっ!!!!」  悪辣にも全てをポルクスの選択のせいにして、なおかつ”破瓜”という喪失を強烈に意識させてから、リンボは容易くポルクスの純潔の証を押し破った。  蕩かされた身体では、破瓜の痛みすらほとんど感じられない。膣口から垂れる僅かな血と喪失感だけが、ポルクスを絶望に突き落としつつ責め苛む。 「ぁ、あぁぁ、ぁぁ、うそ、うそ、うそ…………!  こんな、こんなの、こんなのってない……っ!いや、いやぁぁぁ…………!」  膣口を巨根によってこじ開けられ、押し潰すように体全体を嬲られて、生前から誰にも触れさせたことのなかった処女をいとも容易く奪われた。  それでもポルクスは絶望に浸ることも許されず、ただ女である以上鍛えようのない脆い場所――――膣の最奥を太いペニスで残酷に押しひしがれてしまう。 「うぁ……っ!!か、ぁぐ……!や、や、ぁぁぁ…………!」 「――――さて、それでは最終段階と参りましょう」  凄まじい圧迫感と子宮口を縊られるという激痛に、上から押し潰された身体を必死に反らそうとするポルクス。  目を剥いて歯を食いしばった必死の形相を見下ろしながら、リンボは吐息一つ乱さず、汗一つ掻くこともなく、ただ微笑みながらそう告げた。 「少々手荒になりますが――――まぁ、”半神”であれば問題ないでしょう?  蛇神に見初められただけの歩き巫女や、鬼の血混ざりの女武者。それら有象無象に与えたものと同等の責めで、神の血を引く者が壊れたりはしないでしょうからなァ?」  冷酷な嘲笑と共に、引き攣ったポルクスの顔を見下ろしつつ、リンボはゆっくりと膣奥に押し込んだ腰を一度大きく引いていく。  ほんの少し抱きしめる腕の強さを弱めてやれば、必死にそこから逃れようとする身じろぎが幾らか身を叩いてきて、リンボはか細すぎる抵抗に喉奥で嗤った。 「ぁ、ぁ、うぅぅ、や、やめて……!  ぁ、あぁぁ、やだ、やだ、こんな、やめて、やめてくださ――――――っっっ!!!」  そうして幾らかの抵抗を味わってから、勢いをつけて腰を押し出す。  肉ひだを掻き分け、敏感な場所を巨根の質量で擦り付けて、”ばちゅ”と淫らな水音と共に膣奥を叩いてやれば、ポルクスの身体が腕の中で大きく反り上がった。 「あ゛……っっ!!!か、ぁう……っ!!  は、ぁぁぁ……っ!や、や、やめ……っ!も、いや……っ!!」 「ンンンまだまだ。一突き程度では何も変わりはしませぬぞ?」  言いながら一突き。一突き。もう一突き。  しなやかな細い身体を眼下に組み敷きながら、リンボは文字通りに”抱き潰す”ように、半神として生まれた少女の身体を貪り尽くしていく。  腰を大きく引いては叩きつけ、大きく引いては叩きつける。いっそ過剰なほどに悪辣な、体格差と体重を押し付けるような雑なピストン運動。  しかしそんな雑な動きはリンボの凶悪なまでの巨根と相まって、少女の身体をこれ以上なく残酷に責め尽くしてしまう。 「ぅ、ぅあっ!ぁ、あぁぁっ!うぁっ!あ、あぁんっ!  や、や、やめ……っ!や、ぁぁぁだめっ!いやっ!あ、あぁ、んぅぅっ!!」  カリの段差がGスポットとその際を何度も何度も擦り付ける。  子宮口を強く叩かれ、その度に嫌な筈なのに肺から空気が絞り出されて、それが淫らな喘ぎ声として響き渡ってしまう。  パン、パン、パン、パン、と規則的な肉と肉のぶつかる音が響く。  そんな音と共に、ぐちゅ、くちゅ、ぷしゅ、と淫らな水音が重なり、それと同時に零落した星の少女の口から、壮絶を極めた喘ぎ声が重ねられる。 「や、やぅっ!ぁ、ぁぁぁいたいっ!い、ぁぁぁいたいですっ!!  やめ、や、やだ、やだ、や、やぁぁあぁっ!う、うぅぅっ!ふ、ぅうぅ……っ!!」  泣きながら体を揺さぶられて、その度にポルクスの金糸のような髪が揺れた。  独特の形に結われていた髪は暴力的なピストンの中でいつの間にかほどけ、美しい髪がさらりと少女の表情に覆い被さり、快楽と羞恥に翻弄される表情を妖艶に彩ってしまう。  だがそのまま、リンボの”手慰み”の陵辱は続く。何度も何度も抱きしめられたままの体勢で、抵抗も許されずに膣奥を穿たれ続ける。  両手を振り乱すことも、それどころか屈辱的に蕩けた表情を隠すこともできず、ポルクスはただ体を暴かれ貪られるだけだ。 「これはこれは随分と。声も表情も蕩けてきたご様子。  ――――ああ、兄君と常に共に在れば性欲を解消する暇も無いでしょうからなぁ?」 「っうぅぅ!は、ぁうっ!ぁ、あ、ぁ、あぁぁっ!  だま、れ……っ!ぅうぅ黙ってぇ……っ!!か、ぁうっ!は、ぁぁぁっ!!」  ぐじゅ、ぐちゅ、ぶちゅ、ぐちゅ、と水気を帯びた音が響く。  勢いをつけてのピストンが深くねじ込まれるたびに、膣口から僅かずつではあるが愛液か潮かの飛沫が噴出し、その事実を認識してしまう事もポルクスを辱しめる。  そうして突かれ、暴かれ、辱しめられ続けて数刻。  そこでようやく、リンボの口から僅かな吐息が漏れだして、そこから残酷な――――けれど同時にポルクスが求めていた言葉が吐かれる。 「では、ポルクス殿。どうぞお受け取り下さいませ。  拙僧の練り上げた魔力――――殺戮変転の術式を、その胎の奥に刻み込むがよろしい」  殺戮変転の術式――――そんな明らかに望むものではない何かを注がれようとして、しかしポルクスはもう抵抗することもできない。  何度も何度も膣内を陵辱され、抱き潰すように抵抗を封じられて、もう彼女はリンボの腕の中で僅かに痙攣するだけに成り果ててしまった。 「う、うぁ、ぁ、や、やぇ…………!  ぁ、や、やめ、やめて、おねが――――――――にいさま、にいさまぁぁぁっっ!!」  そして、そんな抵抗力すら失ったポルクスを、リンボは心底からつまらなさそうに鼻を鳴らして見下ろし、さらに深く壊すように深々と子宮口にペニスを突き立てた。  硬くそそり立った肉の楔。膣奥の脆い穴に押し付けられたそれ。  サーヴァントである以上生殖機能などないそれを発射口として、しかしリンボは陵辱のために練った魔力を、まずはじわりと染み出させるように少女の奥へと注ぎ込んでいく。 「や……っ!ぁ、あ、ぁ、あぁぁあ…………っ!  やめ、やめてください……っ!ぬいて、ぬいて、ぬいてぇぇ……っ!!」  じっとりと先走りのように染み出してくる、悍ましい魔力の熱量。  それを感じて僅かに正気を取り戻し、リンボの腕から必死に逃れようとするポルクス。  しかしリンボは、そんな有様をあくまでも愉快そうに微笑みながら眺めて。  染み出させるだけだった魔力の勢いを、奔流のような勢いに――――それこそ射精のように切り替えて、少女の奥底に粘つく魔力を注ぎ込んだ。 「あ……!!ぁ、あぁぁ、や、やだ、やだ、やだやだ、ぁぁぁ嫌ぁぁあああ!!  ぁ、抜いて!抜いてくださいっ!あ、あ、あ、止まって、止まってぇっ!!!や、やだ、ぁぁぁ放して!放してください!!いやっ!いやぁああああっ!!!」  雌に子種を注ぎ込む獣のように、リンボはポルクスを抱いたまま放さない。  滾々と注ぎ込まれる魔力は、しかし精液とは性質からして異なる。ポルクスの霊基を侵食する泥めいたそれは、リンボの術が解けるまで止まることなどない。 「ぁ、あぁぁ、あ、やだ、だめ、抜いて、ぬいてぇ……っ!  こんな、こんなの要らない、要りません!だ、だから、も、もうやめて……!」 「――――――いえいえ、そうは参りませんなぁポルクス殿」  ポルクスを抱きしめるように拘束し、その胎に魔力を注ぎ続けるリンボ。  ”それとはまた別のリンボ”が唐突に出現し、床に押し倒されたままで膣奥に魔力を注がれるポルクスと、猿のように腰を振る自分自身を見下ろしながらニタリと笑う。 「え、え、え、ぁ、なんで……?  だ、だって、貴方は、今ここで、え…………!?」 「ンンン、今貴殿を犯しているのは拙僧の式神にございます。  ――――心配せずとも、式神の魔力は半日ほどで切れます故、それまでは心ゆくまで拙僧の魔力を味わい、その霊基を高めていただければ」  ポルクスの顔が絶望に染まる。目の前に出現した男が、自分を助けるつもりがない事なんて、その表情だけで瞭然に理解できる。  だがそうであるならば、半日――――あと半日もこんな辱しめの中にいなければならない。 「や……!ぁ、あ、あぁぁぁ…………!  にいさま、にいさま、助けて………………!」 「カストロ殿であれば、破神同盟の生き残りを追討に向かったご様子。  …………まぁ、大神ゼウスよりの勅命です。あと三日は戻って来ないでしょうなぁ?」  ポルクスにとって絶望的な言葉――――タチの悪すぎる事実だけを伝えて、リンボは恭しい一礼と共にその部屋を後にした。  結界の内側に封じ込められたその部屋からは、悲鳴もにおいも何も漏れださない。万が一に扉を開ける者があっても、その先はただ異空間に繋がっている。 「――――ぁ、あぁぁ、な、なんで、ぁ、や、動かないでっ!  ぁぁぁだめっ!おくだめっ!や、や、ぁぁぐっ!うぁぁあああああぁぁぁぁっっ!!」  輝きを求めた――――最愛の兄のために、今以上の輝きを求めてしまった双子星の少女は零落に至らしめられ、もう二度と輝くことはない。  少女はただ誰に見向きもされない部屋の中で、その心と体を悪辣な人形によって辱しめられ、その身を穢し尽くされるだけだった。 ≪了≫ お読みいただきありがとうございました! 次回の更新は5月19日予定。 内容は『ファイアーエムブレム』より、「ニニアンが火竜に犯される話」を予定しています。 いつもよりちょっとリョナ寄りかもなので、苦手な方はご了承いただけると! それでは次回も楽しみにお待ちいただけると嬉しいです!

Comments

Anonymous

ポ・ポルクスに、ゴッドイーターのリヴィにと着目点が秀逸過ぎます!!

Anonymous

兄想いで真面目故に騙されてしまうポルクスちゃん可哀想で可愛いですね…。タカが外れて兄様に助けを求め始める姿がなんともエロい…!立ち手マンも種付けプレスも最高です!ミズウミさんの書く竿役リンボはクソ外道でとても好きです。

ミズウミ

自分でもよく分からないんですが、マイナー側のキャラの方が刺さる傾向があるので、そう言っていただけるとありがたいです!

ミズウミ

ポルクスちゃんはシナリオ読んでると割と危ういというか「絶対リンボの暇つぶしでエロい事されるタイプだ……」って感じがしてたので、ようやく形に出来た感じです。 リンボは割とネタに欠かない責め役なので、またちょくちょく書いていきたいところ……!