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※skebにてご依頼いただいた、『知らぬならば備えられぬ(モブ×珊瑚宮心海(アナル調教))』の続編です。

 よろしければ前作の方からご一読ください!




 泥沼のような淫蕩が、じわじわと心海の奥底に広がっていく。

 肛虐によって不浄の孔に注ぎ込まれた精液の熱も、痛みも。何もかもを流し去ってしまうような凄まじい性感が、触れてはならぬと定めたはずの女陰を起点に燃え広がっていく。


「ぁ、あ、ぁ、あぁぁっ!や、や、やめ、やめてくださいっ!

 だめ、だめっ!ぁ、あぁぁっ!そこ、ちがうっ!だめ、だめですっ!!あぁぁんっ!」


 男の肥え太った指が心海の華奢な秘部に埋まって、ぐじゅぐじゅと淫らな水音を奏でながら蠢かされていた。

 巫女として処女ではあっても、それでも自慰の快楽を知っている心海の秘部――――それは男の指をも柔らかく咥えこみ、貪るように快楽を得てしまう。


「その割に随分と蕩けた顔をしているではありませんか。

 素直になればよろしいのです。そうすればもっと気持ちよくなれる」


 くちゅくちゅぐじゅぐじゅと淫らな水音が薄闇の中に響く。

 元来の濡れやすさと、肛門への責め苦によって強制的に蕩かされてしまった心海の身体の相乗効果が、巫女たる少女を責め立てる。


 喘ぎを覆い隠すでもなく、絶頂まで至る程でもない指での責め。

 ただひたすらに蕩かす指遣いに嬲られて、心海はそれでも最悪の結末は免れようと、陵辱の内で必死に思考を回すしかない。


「っう!は、ぁぁっ!や、や、だめ……っ!契約、契約違反ですっ!ぁ、あぁぁっ!

 お、お願いしますっ!や、や、やぁっ!ぁ、う、後ろの!お尻の穴は、使ってもいいですっっ!!だ、だからっ!だからどうか、ぁ、あぁぁうぅぅっ!!」


「ほう?ですがその上から目線はいただけませんなぁ?

 “使ってもいい”などと、立場をわきまえていないにも程があるのでは?」


 必死に導き出した次善の思考を、男は論にすらならない屁理屈によってすぐさま無為なものへと変貌させてしまう。

 膣内を掻き混ぜるように蠢かされながら、ゆっくりと引き抜かれていく指。しかしそれがひき抜かれるや否や、心海の膣に異物が押し込まれた。


「ひぅっ!?ぇ、ぁ、あ、や、だめっ!

 あ、あ、あ、それだめっ!あ、あぁぁなんでぇ……っ!!」


 心海に挿入されたのは、契約内容をまとめた書簡だ。

 愛液によって濡れそぼっていくそれは、段々と硬い紙の感触を失い、そこに書かれていた内容諸共に判読できない形に蕩け去ってしまう。


「それにそもそも、そのような”契約”などありましたかな?

 心海嬢が私を招いたのは、その身を用いて接待を行うためだったのでは?」


 契約の内容を記した書簡。けれどそれが失われてしまえば内容を証明できない。

 “軍師”ではなく”聖職者”でも”戦士”でもない。”商売人”であるからこその悪辣な手段で契約を破棄し、とぼけた調子で男は心海の陰核に手を伸ばす。


 清廉な秘部――――処女膜の寸前まで押し込まれた書簡によって押し広げられたその場所に、ちょこんと鎮座する小さな陰核。

 包皮から先端を僅かに覗かせる形でぷっくりと屹立したそれを、男は軟膏をまぶした指でゆっくりと包皮から剥きつつ嬲りつける。


「ふ、ひぎゅっ!ひ、ぁ、ぁ、うぅうぁぁあぁっ!!

 やっ!や、や、だめっ!か、かくにんして、くださいっ!契約、けいやくを……っ!ぁ、これだめっ!だめっ!だめぇっ!!」


 既に効力を失わされた――――あるいは初めから効力など存在しなかった、”契約”などというあまりに脆すぎる盾。

 それでも心海はそれに縋るしかない。だが彼女は必死に懇願しながらも、自らそれを台無しにするように潮を噴いて、秘部に咥えさせられた書簡をぐしゃぐしゃに濡らしてしまう。


「あ、あ、あ、や、いやぁぁっ!ひ、ぅぅぅぁああぁっ!」


 膣内で書簡が濡れそぼり、その形を崩していくことが感覚で分かってしまう。

 自分の身体が穢されている事――――あまりにも屈辱的な方法で辱しめられている事を認識しつつも、心海はもう仰向けにひっくり返されたまま抵抗することすら出来ない。


「契約などと、私には何のことだがとんと分かりませんなぁ?

 この書簡の事でしたら申し訳ありません。無造作に転がっておりましたので、てっきり心海嬢が夜な夜な慰めに使っているお気に入りの道具であるとばかり」


 左手で書簡の端を掴んでディルドのようにぐりぐりと蠢かしながら、右手の指でクリトリスを弾くという暴虐的な責めが続く。

 わざとらしい粘つく言葉も、しかし証拠がなければ突き崩せず、証拠を掴めるだけの思考も自由も今の心海には存在しない。


 心海自身の細い指しか受け入れたことのなかった華奢な秘部が捲れ上がり、それでいてどこまでも淫靡に潮と愛液を噴出し続ける。

 巫女としての責務に伴う自律からか、これまで触れたこともなかった陰核。しかしそれはみるみるうちにぷっくりと膨らみ、ぬらぬらとした油膜によって覆われてしまった。


「っうぅぅ……!!ぁ、あぁぁ、や、や、だめっ!

 あぁぁ、や、や、だめっ!ひ――――っっうぁあぁぁっ!」


 ディルドのように抜き差しされる書簡は、すでに内実を失った責めの道具に成り果てた。

 処女を穿つことはなく、けれど無垢な身体に快楽を刻み込みながら、無機質な太さが心海の細い膣内を往復する。


 知らない。知らない。こんな感覚は知らない。知りたくもない。

 なのに心海の身体は、彼女が軍学書から知識を貪るのと同じように、与えられる未知の性感をただ貪っては受け入れてしまう。


「敏感に反応する、実にいやらしい豆だ。

 ほれ、こんな風に弄られるのは大層効くのではないですかな?」


「――くぁ、い、ひぅぅっ!ぅ、んぁぅっ!ぁ、あ、あ、あぁあっっ!

 は、ぁうっ!や、や、だめっ!ぁ、や、やだやだだめっ!ぁあ゛ぁぁあぁっ!!」


 膣内への責めと並行して、真上から押し潰すように陰核を押さえつけられ、そこから指の腹で何度も擦られる。

 全身の神経が小さな一点に集中してしまったかのように、心海はもう陰核からもたらされる性感しか感じられずに、大きく背を反らして潮を噴くだけだ。


 知ることのなかった陰核の性感と、知っているからこそ痛烈な膣口の性感。

 相乗効果となって高まり合ってしまうそれらは、心海の内側で混ざり合い、凄まじい勢いの潮の奔流となって奥から滾々と噴き出してしまう。


「お……!ぉ、ぁ、あぅ゛……っっあぁぁ!!

 は、ぁ、ぁぁぁ、や、やだ、も、やだぁぁ……!」


 凄まじい潮の勢いによって僅かに抜けかけた、責め具と化した書簡。

 男はそれをぐりぐりと蠢かして挿入し直し、太く長いペニスを勃起させながら、それでも挿入に至ることもなく心海の秘部と陰核を嬲り続ける。


「そう言いつつも、心海嬢の豆はひくひくと私の指を待ちわびていますがねぇ?

 ――――ほら、こうしてほんの少し抓ってあげるだけで、随分と元気に身が跳ねる」


「っっっひぅぎっ!!ぁ、あ゛ぁぁっ!!やっ!や゛ぁぁああ!!

 や、やめて!やめてぇっ!!あ、だめ、それだめだめだめだめぁぁぁやぁあああ!」


 既に陰核はぷっくりとそそり立って、太い指でも僅かに摘まめるようになってしまった。

 あどけなさを残す心海の見目には不釣り合いなそれを、男の指は根元からゆっくりと抓り上げて、扱くように強く縊って刺激する。


 目を剥いて叫びながらの絶頂。強く強く膣肉が書簡を締め付ける。

 痛むほどに全身の筋肉が硬直し、心海は秘部を突き出すように大きく腰を持ち上げて、凄まじい量の愛液を男の面前で垂れ流しにするしかない。


「はしたないものだ。もうこの布団は使えませぬなぁ?

 ですがご安心召されよ。接待の礼に、布団の代金程度はこちらでお持ち致しましょう」


「ひやっ!?ぁ、あぁぁいら、ないっ!いらないですっ!!

 あ、あ、あ、いらな、ぁぁぁやだ、も、やだ、やだやだやめて、もう触らないでぇっ!!ぁ、あ、あ、やだやだやだまたイくっ!!ひ、ィ、ぃイぃぎぅうぅぅっ!!!!」


 金勘定の話も、抵抗軍への支援の話も、既に心海の頭にはない。

 ただあまりにも重すぎる性感が、巫女としての責務も抵抗軍の首領としての矜持も積み上げてきた知識も忘れさせて、珊瑚宮心海をただの少女にしてしまう。


 年齢に見合わない知識と克己心。

 それこそが巫女であり首領であり、聡明な軍師としての”珊瑚宮心海”を形作っていた。


 だがそれでも、少女はどこまでも少女でしかない。柔い身体と純真な心と、人の悪意を本質的には知らない無垢さを持ち合わせた、少しだけ内向的な少女。

 それらを覆い隠すための振る舞いを冷酷な指遣いで一息に辱しめられては、表層の仮面などもう何の意味も成し得なかった。


「やだやだやだだめだめだめイっっくぅぅ!!

 あ、あ、あ、あぁぁぁぁやだやだもうやだ、ゆるして、ゆるしてくださいっ!!!」


「おや?許すも何も、これは心海嬢が自ら望んだことでしょう?

 私は貴女の望むがままに、一夜の関係を結んでいるに過ぎないのですがねぇ?」


「ち、ちがっ、ちが、ちがうっ!ぁぁぁちがうのっ!

 わ、わたし、こんなの望んでないっ!あ、あ、あ、やだ、だめっ!ぁぁぁもうそこやめて!やめてってば!ぁ、あぁぁやだやだやめてぇぇぇえええぇっ!!!」


 思考も回らなければ、もう呂律も回らない。

 陰核を捻り潰すように縊られたかと思えば、今度は愛玩するように柔く撫でまわされて、残酷な落差が心海の身体を更なる快楽の深層へと引きずり込んでしまう。


 どれだけの知識があろうとも、それを活用できなければ意味はない。

 どれだけの知識があろうとも、それが場にそぐわない知識であれば意味はない。


「あ゛っっ!!あ゛ぁぁぁっ!や、だめっ!だめですっ!!

 あ、あ、あ、やだやだ、や、やだ、だめ……っ!し、知らないっ!こんな、こんなのしらないっ!や、やぁぁっ!あ、やだやだやだだめだめイっっっくぅぅぅぅ……!!!」


 ぐりぐりと膣に咥え込まされていた書簡を蠢かされつつ引き抜かれ、それと同時にクリトリスを五本の指でくすぐられて絶頂する。

 重い筈なのに静かな絶頂。勢いよく噴出するはずだった潮は、堰き止める異物が抜けたことによってちょろちょろと長時間にわたって流れ落ちていく。


「あ……!ぁ、あぁぁ、や、や、ぅうぅぅ…………っ!」


 ちょろちょろと流れ落ち、時折勢いの強弱がつきながら零れる潮と愛液。

 まるで失禁してしまっているようなその惨状と羞恥を男はあえて心海に思い知らせるために、陰核にかざした指を動かそうとはしない。


「うぁ、ぁぁぁ、止まって、とまってください……っ!

 や、やだ、もうやだ、とまって、や、やだ、ぁぁぁとまってよぉ…………!」


 自分の身体の反応が、もう心海には御せないものにしかなっていない。

 止まらない愛液と潮。引かない性感。嫌悪しかない筈で、拒否しなければならない筈なのに、男の責めに抵抗しきれない自分の身体。


 すすり泣きながら、必死に「とまって」「とまって」と呟き続ける少女。

 巫女でもなく軍師でもない、ただの少女と成り果てた心海を眺めて男は下種に笑い、むくむくと鎌首をもたげていく自身のペニスを一撫でする。


「そんなにも感じましたか?いやらしいですなぁ、心海嬢」


 ねっとりと糸を引くような口調で言って、それから男はやはり指先で陰核をくすぐるように撫でまわし、少女の身を更に嬲る。

 ひくひくと蠢く膣口から、陰核への刺激によってさらに噴き出す愛液の雫。男はそのまま心海に覆い被さり、今度は左手で陰核を抑えつつ右手を膣内に潜り込ませる。


「っんぅ……!は、ぁぁ、や、や、やめ……っ!」


「無機質な”玩具”では、到底満足もできなかったでしょう?

 ほれ、お待ちかねの指です。ご堪能いただければ嬉しいのですがねぇ?」


 男の指の第二関節程度――――心海の膣の半ばほど。

 ちょうどGスポットを嬲りつけられる場所に指の腹を押し付けられて、心海の表情が淫蕩に蕩けながらもどうしようもない焦りと恐怖に歪んだ。


 知識として知っている場所。女の身体の内側で一番脆い場所。

 ただでさえ性感に浸された身体では耐えられるわけもない責め苦を思って、心海は必死にその焦りを男に悟られないようにと試みる。


「っぅぅ……!ぁ、あ、ぁぁぁ、ひ……っ!」


「…………ふ、ふふふ!それで欺けたとでもお思いですかな?」


 だが、そんな浅知恵は男の嗜虐心を煽るだけだ。

 知識も知恵もこの場においては何の意味も成さない。組み敷いた男が”上”で、組み敷かれた心海が”下”だと、そんな単純な道理だけがその場を支配している。


「膣肉のひくつきも、その表情の揺らぎも、全てが正直すぎるのですよ。

 ――――ほれ、浅知恵を働かそうとした報いです。自ら懇願するまで、じっくりとこの場所を嬲り尽くしてやりましょう」


 嗜虐的な笑みと共に、ゆっくりと膣内で曲げられていく指。

 ぞわぞわと這い上ってくる性感に、心海は目を見開いて、それからぎゅっと強く唇を噛み締めて、襲い来る性感に必死に耐えようとした。


「――――っっい、ひぅ……っ!!あ…………っ!?」


 だが先に与えられたのは、Gスポットへの責めではなくクリトリスを弾かれる性感。

 予想の外から与えられるそれは、心海の機先を制するように彼女の声を上ずらせ、緊張しきっていた体を一瞬蕩かしてしまう。


「ぁ、あ、やめ……っ!!ぁ、はぐっ!いぃぃ……っ!!

 ん、んぅっ!あ、あ、あ、ぁぁぁっ!や、やだ………っっあぁぁっ!あんっ!」


 そして続けざまに、Gスポットを男の指が掻き回す。

 柔らかな膣内の中にあって、ほんの僅かばかり感触の違う”弱点”。男はその場所から指を離すことなく、ぐちゅぐちゅと音を立ててそれを嬲り尽くしてしまう。


「あ、あ、あ、あぁぁああぁっ!!や、や、だめっ!だめぇっ!!

 ひ、ぃ、ぁあぁやだっ!や゛っ!あ、あ、あ、ぁぁあああぁぁあああぁっっ!!!あ゛ぁぁとめて!だめっ!だめっ!あああだめぇぇっ!!!」


 クリトリスへの責めとGスポットへの責め。快感神経が集中する二点に対して与えられる、どこまでも残酷を極めた無慈悲な責め。

 悲鳴は瞬く間に絶叫となり、ぐちゅぐちゅと掻き回される膣内からは、ぷしゅぷしゅと音を立てるほどの勢いで潮の飛沫が噴出し続ける。


 男の身体をも濡らす勢いで潮を噴き、組み敷かれた体勢で必死に身を暴れさせて、それでも心海は責めの中から逃れられない。


「あ゛ぁぁぁああっ!!や、やめてっ!やだ、やだ、いや゛ぁぁあああぁっ!!

 た、たすけ、たすけて!ぁ、も、やだ、やだ、やだよぉぉ……っ!!ぁ、ぁぁぁむり、むりですっ!も、や、ぁえっ!ぁ、ぁあぁうぅぅっ!!」


 噴水のように潮を噴く。淫蕩が少女の表情を溶かす。

 ここで行われているのは、もはや調教ですらなかった。珊瑚宮心海という一人の少女を、ただ限界まで弄ぶだけの陵辱。


 見目麗しい少女を用いて、醜い豚のような男が遊ぶだけ。

 そんな狂った宴が、この薄暗い一室の中で行われているすべてだった。


「随分と潮を噴きますなぁ。脱水症状でも起こしては大変だ。

 ほれ、私の唾液で恐縮ですが、水を恵んで差し上げましょうとも」


「んぅっ!んんんんっ!ふ、ぅぐっ!んぅっ!

 んっ!」んぅぅっ!ん゛んん――――――――――ッッ!!!


 どこまでも下劣に、男は心海の純真を嬲り続ける。

 恋すら経験したことのない乙女。娯楽小説に憧れて、恋物語に胸をときめかせていた少女にとっては耐えがたい、初めてのキスを強引に奪われるという行為。


 抵抗に引き結ばれた唇が割り開かれ、内側で舌を絡め撮られて、強制的にドブのような匂いを放つ唾液を注ぎ込まれて嚥下させられる。

 涙を流して抵抗して、それでも蕩かされる膣内と陰核が耐えがたい性感を叫び、零れる涙の意味を”抵抗”から”淫蕩”へと書き換えてしまう。


「ふぐっ!んんぅっ!んっ――――ふ、ぇほっ!

 あ、あ、あ、やめ、やめてっ!だめっ!だめっ!ぁぁぁ出る!また……っっ!!」


 くちゅくちゅくちゅぷしゃあああ。ぐちゅぐちゅじゅくじゅくじゅぐぶしゅぅぅ。

 水音が絶え間なく掻き回されて、噴き出せば噴き出すだけ粘つく水音が増して、心海を触覚だけでなく聴覚からも辱しめてしまう。


 既に心海の身体は、完全に快楽に屈服してしまっていた。

 Gスポットと陰核を嬲られ続け、その身に疼きを溜め込むことを強要されて、処女の身体を散々に辱しめられ続けていては、それは当然の屈服でしかなかった。


「これはいけない。折角の水をまたも噴き出してしまうとは。

 しかたがない。これは潮噴きのために水を恵ませていただくしかないようだ」


「や、や、だめっ!うぅぅぐぅぅぅっ!

 んぐっ!ぅ、ぎぅっ!ん……っ!ぐぶっ!ん゛ぅぅぅっ!!」


 じゅぐ、ちゅぷ、と淫らな音を立てて唇を貪られる。

 恋人同士がそうするような――――いずれは自分も、好いた相手とそうしたいと思っていた濃厚なキスを強制的に穢されて、乙女の純真が容易く擦り減らされていく。


 男の口臭と体臭を間近にしながら必死に息を吸わされて、喘ぐ声すら吐かせてもらえずに膣内と陰核を嬲られて絶頂する。

 長い長いキスと、長い長い陵辱。『懇願するまで』などと男は宣ったけれど、口を完全にふさがれていてはその懇願すら心海には不可能だ。


「ん゛っ!!んん゛――――っっ!!

 ん、ぅえっ!ぁ、かはっ!!や、や、や――――っ、んぅぅっ!んんぅぅっ!!」


 ほんの僅かな責めの切れ目。そこを狙うしかない。

 けれどそんな切れ目を狙えるような冷静さは、もう心海からは失われてしまっている。


 身が跳ねる。反り上がって潮を噴く。淫らなにおいが部屋に満ちる。

 そしてそれでも、まだ夜は明けない。望まぬ事務仕事に忙殺される夜が異様な程に長い事を、心海はもう経験則として知ってしまっている。


「ふ、ふぅっ!ふぅぅっ!んぅっ!んくっ!んぁっ!あ゛っっ!!

 んぅぅっ!んぁっ!は、ぁぁぁんぅぅうぅぅっ!!ん゛っっんん――――っっ!!!!」


 幾度目なのかすら分からない、けれどただ高められるだけの絶頂。

 膣内を掻き混ぜられることによるものなのか、陰核をくすぐられることによるものなのか、それとも舌を絡め吸われることによるものなのか。


 なにもわからぬまま、心海はただ思考の暇すらない快楽を叩きつけられる。

 蓄えた智など意味を成さない暴力的な本能に責め苛まれて、少女はただ屈辱と性感に蕩かした表情を、隠しようもなく男の前に晒し続けるしかない。


「ぐちゅぐちゅに蕩け切っておりますなぁ?

 巫女としてよりも娼婦として振る舞った方が、兵士の士気も上がるのではないですか?」


 男の舌と心海の舌を、淫らな唾液の糸が結ぶ。

 目を潤ませ、半開きになった口から舌を突き出し、乱れた髪を汗ばんだ頬に幾らか貼り付けて、心海の表情からはもう嫌悪の色はほとんど消えてしまっていた。


「あ、あ、あ、や、やぁぁぁっ!も、だめっ!ぁぁぁイくっ!

 だめっ!だめっ!ぁぁぁイってる、のに……っ!も、やぁぁあああぁぁぁぁっ!!」


 蕩け切った表情で、言葉にだけ嫌悪を滲ませて心海は果て続ける。

 既に秘部は掻き回されずともぐじゅぐじゅと淫らな音を奏でるほどに蕩け、陰核はパンパンになるまで張り詰めて痛い程の疼きを叫び続けている。


 どう考えても限界だった。

 智も論も意味を成さないと悟らされてしまった。


 積み上げてきたものを一つ一つ突き崩されていく。そうなればもう耐えきれない。

 心海はその聡明さすらへし折られたその果てに、とうとうその言葉を口にしてしまう。


「も、もう、や、ぁぁぁ、いれて……っ!いれ、てぇ……っ!!」


「――――んん?何と仰いましたかな?」


「い、いれてっ!も、もういれてくださいっ!!

 や、や、や、も、やだ、ぁぁぁやぁぁぁっ!イ、イかせないでっ!もうゆび、ゆびやだ、も、や、や、や゛ぁぁぁあああぁぁぁああああああ!!!!」


 必死の訴えの中で、それでもGスポットを強く強く掻かれて膣内で愛液を泡立てられ、同時に陰核を扱き上げられての高い絶頂に至らされる。

 腰を突き上げて男に密着させるように反り上がりながら、心海は身の内を焼くような地獄の性感に耐えかねて、とうとうそんな言葉を口にしてしまった。


 それは巫女としての責務も、抵抗軍の首領としての矜持も、全てを完全に放り投げてしまった”ただの少女”――――珊瑚宮心海としての言葉だった。

 それを受け取った男は、下劣な微笑みと共にゆっくりと指を膣内から引き抜き、ひくひくと打ち震える膣口へと太いペニスの先端を押し付ける。


「聞き間違いではありませんな?心海嬢。

 海祇島の巫女としての責務を放り捨ててでも、我が肉棒が欲しいのですか?」


「ぁ、あぁぁ、それ、は…………っ、んんっ!」


 だがそれでも、男の悪辣な責めは終わらない。あえて言葉として矜持を揺さぶられ、心海は当然の逡巡に言葉を詰まらせる。

 巫女としての清廉――――処女は不可逆に失われるものだ。後継者もおらず、そもそも情勢の安定しない状況で巫女を失うなど、海祇島にとって大損害に他ならない。


 答えることが出来ず、目に涙を浮かべながら唇を戦慄かせる心海。

 しかし男は、そんな当然の逡巡への結論をあえて急かすように、膣口に張り詰めた亀頭を擦りつけながら、少女に向けて残酷な言葉をぶつけていく。


「私も鬼ではありません。嫌ならばそれで結構だ。

 今宵は指で貴方を嬲って愉しみましょう。嬲って、嬲って、嬲り尽くして、嫌だやめてと懇願しても潮を噴かせ続ける。それも趣深いものだ」


 下劣極まる笑みと言葉。

 浴びせられた責めの記憶が心海を恐怖で縛り付ける。


 いやだ。いやだ。あんなの、もう、いやだ。たえられない。

 想像しただけで膣内がひくひくと震え、僅かに愛液の雫を散らしてしまうのに。あれ以上に激しく膣内を掻き回されたら、もう本当に壊されてしまう。


「ぁ、あぁぁ、うぅぅぅ……!ぁ、あぁぁぁぁ…………!」


「さて、どうしますか?」


「ぁ、わ、わたしは……!わたしはぁ…………!」


「早く決めていただかねば」


「ぅ、ぁ、ぅうぅ……っ!やだ、や、ぁぁぁ…………!」


「ほう?――――ならば指で遊ばせてもらいましょうか」


「ひっ、や、ちがっ……!あ、あ、あぁっ!ぁぁぁ―――――――っっ!!!!」


 ほんの僅かに零れてしまった、限界を示すその言葉。

 男はそれを心海を嬲るための材料にするように、ゆっくりと指で陰核を弾き、そのままぐりぐりと弄り回しつつ扱き上げる。


 音にもならない悲鳴が心海の口から漏れ、膣奥から潮の飛沫が噴き出す。

 陸に上げられた魚のように身を跳ねさせて、心海は痛みと性感をない交ぜにされた状態で、処女である事が不思議なほどに蕩かされた身体を嬲られる。


「さぁ、それでは遠慮なく責めさせていただきましょう。

 先ほどは加減をしておりましたが、心海嬢がお望みでしたら加減の必要もなさそうだ」


「うぁ、ぁ、や、だめ……っ!!ぁぁぁいや……っ!」


 目の前で蠢かされる男の右手指。小蟲の蠢く脚のようないやらしい動き。

 そんな動きで膣内の脆い場所を嬲られて、どれだけ嫌だと言っても解放されずに嬲られ続けては、きっと自分は死んでしまう。


 そんな直感――――それこそが、心海にとっての致命の一手だった。

 死の恐怖にも似た感覚に突き動かされて、そんな惨すぎる責めを受けないためにどうするべきかを考える暇も与えられず、心海はただ目の前の短絡的な結論に縋りつく。


「ぁ、ぁぁぁ、挿れて……!

 挿れて、ください……っ!わ、わたしの、膣内、使ってください…………っ!」


 僅かに聡明さを残してしまったからこその、懇願の体での言葉だった。

 そしてこれは同時に、心海が自分自身に許すことが出来てしまうギリギリの端境に存在する言葉でもあった。


 だって、これは仕方ない。抵抗軍のための交渉なのだ。

 自分が身を穢されさえすればいい。身の穢れはどうとでも言い逃れが出来る。まさか執務に際して処女膜の有無を確認されたりはしない。


「どうか、あ、あぁぁ、どうか慈悲を……!

 わ、わたしに、私の、私の、膣を使って……ご、ご満足下さい……っ!!」


 自分は拒否していない。拒否していないのだから、これ以上酷い事をしないで。

 そんな意図が透ける言葉を受けて、男は言葉よりも先にまずは腰を大きく突き出す。


「っっ!!あ゛……!!か、ぁ、う、ぅぅぅ……っ!

 や、や、や、太い……っ!!く、ぅうぅぁぁあ…………っ!!」


「――――これはこれは、巫女としての責務よりも快楽を選ばれるとは。

 何とも浅ましい。これでは抵抗軍への支援も、考え直さねばなりませんなぁ?」


 そして続けられた言葉は、心海にとって何よりも絶望的な言葉だった。

 心海は挿入の衝撃に思考を揺さぶられながら、それでも男のその言葉に必死に食い下がろうと、思考を回しながら口を開く。


「え、え、ぁ、なんで……!?ぅ、ぅあっ!ぁ、うそ、なんで、なぜですかっ!?

 わ、わたし、だって、わたし、支援してくれるって!!だから、わたし、ぁ、あぁっ!」


 言葉の合間にもゆっくりと最奥へ至ろうとするペニスの太い感触。

 膣壁が歓喜するようにペニスを締め付けて刺激し、そうして硬く張り詰めた先端が、ゆっくりと心海の処女の証をつついた。


「や、や、だめ……っ!ぁ、あぁぁ、なんでですか……!?

 わたし、わたし、だから、だからみんなのために頑張って……!皆のために、頑張ったのにぃ……っっ、ぁ、ひぎ……うぅっ!」


「自分の責務に責任を持てない人間と取引などできませぬ。

 一人の商売人として、それは絶対に譲れないリスクの回避というものです」


「あ゛っ!ぁ、あ、あ、いや……っ!!

 や、やだ、だめっ!抜いて!ぬいてくださいっ!!そんな、そんな、だめっ!」


 直前での横紙破り。商売人としてはそれこそ卑劣な手段。

 しかしそれを恥じ入ることもなく、男はゆっくりと心海の処女膜を押し破っていく。


 既にとろとろになるまで濡れそぼってしまった心海の膣内。

 それは破瓜の痛みすら少女に感じさせることもなく、だからこそ無情な喪失感だけを彼女に伝えてしまう。


「あ…………!ぁ、あぁ…………!」


 膣内から”何か”が失われ、自分の身から”何か”が抜け落ちた。

 もはや自分は”巫女”ではなくなったのだという残酷な喪失だけを感じさせられながら、心海は目を見開いて表情を引きつらせる。


「うぁ、ぁ…………ごめん、なさい、みんな……ごめんなさい…………っ!」


 ゆっくりと押し入ってきて、最奥の子宮口を押し拉ぐペニス。

 けれど心海はそれ以上の絶望に苛まれて、ただ両手で顔を隠しながらすすり泣くだけだ。


 既に彼女の心は限界を迎え、その身体も完全に屈服してしまった。

 “珊瑚宮”という名跡はただの男の穢れた欲によって終わりを告げられて、それでも彼女を苛む狂った欲は未だ収まることを知らない。


「この期に及んで顔を隠すなど、いただけませんなぁ心海嬢!!」


「っ、ふぅぐっ!んぁっ!ぁ、ひぐっ!うぁぁあぁっ!

 は、はなしてっ!も、はなしてくださいっ!ぁ、あ、ぁ、やめて!や、やぁぁっ!」


 心海の手を強く掴んで布団の上に押し付けて、男はただ体重任せに腰を振る。

 組み敷いた少女の華奢な身体を押し潰すように体重を叩きつけ、穢されてはならなかった筈の巫女の身体を貶めて、その最奥を何度も穿つ。


 そうして心海の抵抗を削いでから、男は彼女の細い腰を掴んで、それこそ道具を使って自慰をするように何度も何度も腰を叩きつける。

 華奢な子宮口が揺さぶられ、何度も何度も潮を噴いて、もはや心海は僅かな思考すら結べずに、浮かぶ言葉をそのまま吐き出すことしかできない。


「この……っ!この、けだもの!けだものぉっ!

 っあ!や、や、やだっ!も、やめて、やめ、ぁぁぁいやぁぁあぁっ!!」


「その”けだもの”に雌穴を犯されて喘いでいるのは貴女でしょう?

 ほら、こちらを見てください。その姿、しっかり記録させていただきますよ」


 反射的に心海がそちらを向いてしまえば、すぐに薄闇を切り裂くようなフラッシュが焚かれ、心海の痴態が一瞬照らされた。

 いつのまにか男が手に持っていた写真機――――その悍ましい行為が心海にはすぐさま理解できてしまい、その表情が一層悲痛に歪む。


「だ、だめっ!や、ぁ、あぁぁうぐっ!だめ、だめっ!け、消してっ!!

 や、だめっ!ぁぁぁちくびやだっ!ぁ、あぁぁうぅっ!ぁ、や、撮らないでぇっ!」


 乳首を捻り上げられて背を反らす姿。必死に顔を隠そうとして、それでも快楽に歪んでしまう隠しきれない表情。

 全てを言い訳の仕様もなく無慈悲な記録とされて、心海は悲鳴を上げながらそれでも男の乱暴な腰遣いに喘がされ続ける。


 浴びせられるフラッシュ。潮を噴く膣口。蠢く膣内。蕩ける表情。そそり立ってしまう乳首。びりびりと痺れるほどに疼く陰核。

 全てを詳らかに記録され、巫女ですらなくなった珊瑚宮心海という少女は、とうとう”女”としてすらどうしようもないほどに終わらされていってしまう。


「いえいえ、これは私なりの慈悲ですとも。

 支援は出来ずとも金策には協力致します。『”元”珊瑚宮の巫女のハメ撮り写真』――――裏の市場に流せば、大層な値段がつくでしょうからなぁ?」


 下種な言葉と思想。心海の喉奥からひゅっと怯えの吐息が漏れる。

 けれど拒否の言葉を吐くよりも早く、彼女の膣奥を抉る男のピストンが、貪り尽くすように一気にその速度を増した。


「っあ!ぁ、ひぎっ!ぐっ、ぁ、だめっ!だめっ!だめぇっ!!

 や、や、だめっ!やだっ!!ぁぁぁいやっ!や、や、ぁ、あぁぁうぐっ!んんぅっ!」


「とは言え、まずは私を満足させていただきましょう。

 その淫乱な膣で、精々我が子種を絞り出してくださいませ……!」


 ぱん、ぱん、ぱん、ぱん、と肉と肉がぶつかり合う音が反響する。

 ぐじゅぐじゅと蕩けた膣から響く水音が、淫らな音韻で薄暗い小部屋を満たし、時折響くシャッターの音と閃光が、少女の痴態を妖しく照らし出す。


「うぁっ!ぁ、あぁぁだめっ!や、や、や、だめ、だめですっ!

 な、なかやめてっ!ぬいて!ぬいてくださいっ!!や、や、や、だめっ!ぁあぁっ!」


 乳首をそそり立たせ、目を潤ませ、口を半開きにして舌を突き出す。

 突かれるたびに潮の飛沫を散らし、クリトリスをぷっくりとそそり立たせ、膣肉を収縮させてペニスを締め付けるというあられもない姿。


 そんな状況で拒否の言葉を吐こうとも、当然意味など何処にもなかった。

 男は奇妙な呻き声を吐きながら腰を振り続け――――――そして、自らの中の性感が頂点に達する寸前で、心海の腰を自身のペニスへと押し付ける。


「だ、だめっ!だめぇっ!っっっ――――お゛…………っっ!!!」


 心海の口から、濁音が混ざった下品な呻きが零れる。


 そして、次の瞬間だった。


「――――あ、あ、ぁぁぁ、いやっ!あ、出てる!でてますっっ!!

 や、や、やだっ!やだやだやだ抜いて!抜いてぇぇっ!ぁあぁぁいやぁああああぁぁぁぁああああぁっっ!!!!!」


 清廉を保っていた最後の一線――――未だ適齢には至っていない筈の子宮内へと、醜く肥えた男の精子が幾億にもわたって押し寄せる。

 その奇妙な熱量は心海の内側の嫌悪を瞬く間に絶望へと塗り替えて、必死に保っていた抵抗を諦念へと成れ果てさせていった。


「あ、ぁぁ、ぁ…………!う、うぅぅ、ぁ、やだ、も、やだぁぁ…………!」


 膣奥に流れ込む熱を受けて、少女はすすり泣く。

 それでもまだ夜明けは来ない。朝日はまだ昇る気配すら見せてはいない。膣奥を穿つ硬く太い感触も、まだ萎える気配すら見せてはいない。


 その日を境に、珊瑚宮心海は表舞台から姿を消した。

 指揮官を失った抵抗軍が、九条裟羅率いる幕府軍によって駆逐されるのは、それからおよそ二週間後のことであったという。


≪了≫



ご依頼いただき、並びにお読みいただきありがとうございました!


次回は25日に更新予定。

『FGO』より、”アナスタシアが乳首責めとクリ責めで連続絶頂させられる話”の予定。本番要素はないですが、そこそこエロく仕上がったと思ってます。


次回も楽しみにお待ちいただけると嬉しいです!