Cleaving(ベリル×オフェリア) (Pixiv Fanbox)
Published:
2021-11-28 02:50:14
Edited:
2022-11-30 11:43:34
Imported:
2023-04
Content
◆
「負け犬が生き永らえる価値ってのは、一体なんだと思う?」
大西洋異聞帯、神の威光満ちる巨神山脈都市オリュンポス。
その中にあってなお神の威光が届かない僅かな陥穽――――支配者たるハデス神を失った広大な地下冥界の、人も神も見向きもしない薄汚れた袋小路。
逃げ場のない場所に一人の少女を追い詰め、その身を壁と自らの身体で挟むように押し付けながら、ベリル・ガットは口角を持ち上げた。
「ヴォーダイムの慈悲に縋って生き延びたとして、そこに何の意味がある?
どのみちアイツは俺たちを救わない。その点についてはアンタと俺は同輩だろう?オフェリア」
「…………貴方のような悍ましい殺人鬼と一緒にしないでください」
袋小路に追い詰められ、肩口を切りつけられて感覚を失った右腕を庇い、それでもあくまで毅然とした態度で、少女――――オフェリア・ファムルソローネはベリルを睨みあげた。
ナイフを手にした殺人狂。ただそれだけでも脅威としては十分すぎるが、しかし一方でオフェリアにはそれを退けられるだけの軌跡――――遷延の魔眼が宿っている。
「おっと、右腕は動かさない方がいい。ってよりは魔術回路をかな?
ナイフの刃に魔女の毒を塗ってある。普通に治癒すれば問題はないが、魔術回路を励起したら話は別だ。即座に神経に作用して、お前さんの魔眼も回路もぜぇんぶ焼き切るぜ?」
だがベリルにとって、その程度の抵抗は想定して然るべき初歩だ。
そして同時に、魔眼と魔術による抵抗を封じ込めてしまえば、オフェリア・ファムルソローネは見た目通りのただの少女――――地球の覇権争いに敗北した、負け犬の少女に過ぎない。
「何が目的なのですか……!?」
「んー?いや別に、特に何も?
ただ、異聞帯を失った負け犬同士、ちっとは仲良くできればと思ったんだが」
言いながらベリルはナイフを片手で弄びつつ、もう片方の手でオフェリアの体を強く押し倒す。
抵抗もできずに華奢な身体が床に倒れ、ベリルはいつも通りの飄々とした――――それでいて凶悪な笑みを浮かべながら、オフェリアの上に覆い被さる。
「――――自分が”負け犬”だと自覚していないってのは、ちょっとばかしいただけないよなぁ?」
この異聞帯においてベリルの価値観で”負け犬”と評されるべきは、オフェリアただ一人だけだ。
カドックと芥は異聞帯と共に散った。異聞帯を失って逃げ延びたという意味ならばペペロンチーノも同じだが、彼に関しては負け犬と評するには隠し手が多すぎる。
オフェリアだけ。オフェリアだけなのだ。
この場において、カワイソウになり得るだけの下地が整っているのは彼女だけ。
(それに、マシュと藤丸にだってこれは大きな疵になる。
まさに“一石二鳥”だ、文字通りにな。オフェリアを餌にして、奴らをまとめて突き崩す)
思考の中に浮かんだ、少しばかりのくだらないウィット。
それに軽く笑ったベリルを、オフェリアは心底からの侮蔑と恐怖が混ざった視線で見上げ、同に拘束から逃れようと、切られた右腕の痛みに耐えながら身を捩らせる。
「っ……放しなさい、ベリル・ガット……!」
「おいおい、俺の話を聴いてなかったのかい、オフェリア。
俺もお前も同じ負け犬だ。上下なんてそもそもない。つまりお前の言葉に従う道理もない」
言いながらベリルはオフェリアの身体に体重を掛けつつ、そのフォーマルな装いのコートをナイフを用いてバラバラに、動物を解体するように切り裂いていく。
オフェリアの表情が恐怖に引き攣ったけれど、しかしベリルの蛮行は止まらない。コートを引き裂き、シャツを剥ぎ取り、その下のインナーを破り捨てる。
そしてそのまま、タイツと諸共にスカートを膝まで引きずり降ろされて、オフェリアは瞬く間に下着姿にまで剥かれた姿を、下劣な男の眼下に晒されてしまった。
「やめ……っ、やめなさい……!」
「いーい反応だ。似合わない冷徹面して副官やってるよりよほどいい。
……それに、随分と可愛らしい下着をつけてるじゃないか。見せたい奴が――――なんてことは聞くまでもないと思うけどな!」
ゲラゲラと嗤いながら、弄んでいたナイフを一閃するベリル。
薄皮一枚だけを剥ぐように、オフェリアの肌をナイフの切っ先が滑って、布地の締め付けが消える。
ナイフによって布切れと化したブラジャーとパンツがベリルの手の中に収められて、彼はそれをじっくりと目の前で見分してから、ただ笑いつつそれを放り捨てた。
全裸を晒された羞恥よりも、秘部を隠していた布を検分されたことへの羞恥が勝り、オフェリアは顔を真っ赤にしながら涙目でベリルを睨むしかない。
「そんな目で睨んだところで、煽ってるようにしか見えないな?
むしろ乗り気になってくれてるんなら御の字だが、まぁアンタがそう言うタイプじゃないのは知ってる。そこまでの変心を求めたりはしねぇよ」
だが少女のか細い抵抗を、ベリルは鼻で笑うだけだ。
あからさまな嘲笑と共に、男の凶悪な手がオフェリアの胸へと伸ばされ、あまり大きくはない、しかし雪のように白い乳房を二度三度と撓ませて、鷲掴みにするように揉みしだく。
「やっ、あ、いやぁぁっ………!」
「とはいえ、結局は負け犬同士だ。最低限くらいは仲良くやろうぜ?
傷の舐め合い、慰め合い――――負け犬同士だからこそやれることもあるだろうからなぁ?」
軽薄な言葉――数秒足らずで忘れてしまうような内実の伴わない言葉を吐きながら、ベリル・ガットはあまりにも凶悪に、少女の怯えた顔を見降ろした。
蹂躙するように強く揉みしだかれる柔い乳房は、骨ばった長い指によって弄ばれて形を変え、白雪のような白さが段々と恥と痛みの紅へと染まっていく。
「そんなこと、私は、望んでいませ……っ!!あ、いやっ……!ひぅっ!?」
身じろぎをする度に、オフェリアの右手が裂傷の痛みを叫ぶ。
命を奪うほどではなくとも、しかし肉体的な痛みに慣れない少女の抵抗を封じ込めるには、それこそ必要十分である痛みと手際。
悪辣な手練と手管をこれ以上なく発揮して、オフェリアという少女をまずは手始めに胸を嬲ることで辱しめながら、ベリルはただ日常のトーンで少女へと進言する。
「今のうちに順応しておいた方がいいぜ、オフェリア。
言っておくがこれは忠告だ。半端に思考力を残してるとむしろキツい。こういうのは目の前の光景じゃなくて、感覚と妄想と空想で乗り切っていくのが常道ってもんだ」
その言葉が善意の進言だったのか、それともオフェリアを追い込むための悪意だったのか。
オフェリアにはその意図は全く分からない。彼女に理解できるのはただ一つ。ベリル・ガットはオフェリア・ファムルソローネという少女を、完膚なきまでに陵辱し尽くそうとしている事だけ。
大きくない乳房を何度も何度も、捏ねまわすように握られては撓ませられる。
強すぎるその力加減によって与えられる痛みが、段々と痺れにも似た疼きに変わっていってしまう。
「ひっ、ぁ、痛っ……!うぁっ!あ、あぐっ、ふぅぅぅ…………っ!!」
疼きと痛み。現状のオフェリアが感じ取れる感覚はそれが全てだった。
けれど、その声にわずかな喘ぎの色が付け加えられていることをベリルは察して、ただ組み敷いた少女の胸を辱しめながら、ニタリと犬歯を見せてほくそ笑んだ。
◆
「う……ぁ、ぁぐ……っ!ひ、ぃうっ!ぁ、ぁ、あぁっ!」
「おいおいどうした?あんなに嫌そうにしてた割に、随分といい声で啼くようになったじゃないか」
握るような力で何度も胸を揉まれるだけの責め苦が十五分と少し続いた頃。
ただ無言で、オフェリアの悲嘆と絶望をニヤニヤと眺めていたベリルが、とうとう飽いたようにそう口にしながら、オフェリアの乳房の中心に爪の先を触れさせた。
「っ、ぁ、ひぅっ!!?ぁ、あぁぁっ!はぅっ!あぁぁぁっ!」
痛みの中に潜むのではなく、真正面から与えられる性感。
痺れ疼くほどに揉みしだかれた乳房に与えられたその感覚は、瞬く間にオフェリアの中心を震わせて、彼女はただベリルの眼下でその身を幾度か跳ねさせるしかない。
「いい傾向だぜオフェリア。真面目なお前さんらしい呑み込みの早さだ。
屈辱も懸想も矜持も信念も、何もかも忘れるのが賢い負け犬の生き方だ。こういう状況じゃ特にな」
世間話の声音でベリルは言いながら、爪の先でオフェリアの乳首をくりくりと弄ぶ。
雪の白さを保っていた胸に誂えたような、小さな乳輪と小さな乳首。色素の薄いそれはあまりにも幼い見目でありながら、しかし痛みに潜んだ性感を受けて僅かに存在を主張してしまっている。
「ふぁ……っ!あ、あ、やめて……っ!いや……っ!あ、あんっ!やぁぁ……っうぅ!」
魔術師として、ファムルソローネの裔として張り詰め続け、友情も恋情も知らぬままに生きて来たオフェリア。
キリシュタリアとマシュに出会い、あまりにも遅い情操の目覚めを経たオフェリアは、その幼い精神性を象徴するように、当然自慰行為なども経験したことがない。
あまりにも無垢な薄桃色の肉芽を、穢れた殺人鬼のとがった爪先が這い嬲る。
痛みを与えるのではなく、それこそ擽るように丹念に。小さな肉芽の先端を刺激したと思えば、今度はその稜線を規定するように、根元からくるくると肉芽をなぞり上げて性感を与えていく。
経験した事の無い刺激は、しかしそれがあまりに穢れたものである事はオフェリアにも理解できる。
けれどどうしようもなく抗えない。羞恥と屈辱に身を捩ろうとしても、右腕の痛みと圧し掛かってくるベリルの体重が、オフェリアの抵抗を文字通りに押し潰してしまっていた。
「っう、ぅ、ぅあっ、ぁ、あんっ!
……はぁっ、ぁ、ぁぐ……っ!や、やめ、やめなさい……!やめて…………!」
上ずった声と、段々と懇願の色が強くなっていく言葉。
胸を弄られただけで一足飛びにそんな反応を見せるオフェリアを、ベリルは嘲笑を込めた目でただ見降ろしつつ、僅かな興味に引かれるがままに少し強く敏感な乳首を抓った。
「ひうっ!?あぁぁあっ!!ぁ、やっ!!やぅっ、ううぅっ!!」
「おいおい、やめろと言う割には乳首を硬くしてるじゃないか。
嫌がってる割に随分と敏感だ。真面目そうな顔して、案外と好き者なのかい?」
ベリルがこれまで犯してきたどの女よりも敏感な反応。
人間として好んではいなくとも、ベリルの奥底の生理的な欲情――獣欲と呼ぶべき情念が甲高い喘ぎと指に伝わる感触に煽られて、その左手が自然とオフェリアの秘部へと伸びた。
「だめ……っ!そこは、ぁ、あぁぁダメぇぇっ!」
「とか言いつつ、もう十分なくらい濡れてるがねぇ。
まぁ折角だ。突っ込むには問題ないだろうが、もう少し解しておいてやるよ。裂けたら面倒だしなぁ」
言いながらベリルの手が、オフェリアの秘部を掻き回すように嬲りつける。
膣内に指を挿入するでもなく、ただ秘部の付近を指先で引っ掻くだけの稚拙で緩やかな責め。しかしその刺激だけでオフェリアは女としての性感を高く高く煽られてしまう。
「は、ぁ、ぁ、あ、ぁぁぁっ……っうぅ!
ん、んぅっ!ぁ、あんっ!はぁっ、ぁ、あ、あぁん!」
羞恥と屈辱と粘ついた水音の中で、媚びるように甲高い声を響かされてしまう。
数多の生命を奪った穢れた指。それに愉楽を感じるという狂った性根。それらによって組み敷かれているという恐怖と情けなさ。なのに女としての身体が抱いてしまう性感。
「オフェリア、アンタが気付いてるかは知らないが、いま随分とイイ顔してるぜ?
それこそヴォーダイムを見てる時と同じ顔――――カイニスが嫌う”女”の顔ってのは、きっとこういう顔の事を言うんだろうよ」
犬歯を見せて笑いながらオフェリアを見下ろすベリル。
いつの間にか胸への責め苦は終わり、オフェリアはベリルの両手によって無毛の秘部を責められていた。
右手の指で膣口を開かされるのと同時に、濡れそぼった膣口に骨ばった指が侵入してくる。
異物が体内に侵入してくる圧迫感にオフェリアは息を詰まらせるが、しかしそんな不快感よりも早く、指で膣壁を撫でられる異様な感覚が、彼女の奥底の性感を目覚めさせてしまう。
「あ、あ、あ、はぁ……っ!はぁっ、あ、あ、あ、あ!
う、ぅぅぅあっ、あ、あぁぁっ!やっ!やぁぁあぁぁっっ!あっ、あぁぁぁっ!」
わずかにしか響いていなかった水音が、段々と段々とオフェリアを責めるように大きく響いていく。
くちゅくちゅと響く水音と、どうしようもなく甲高くなっていく喘ぎ声。膣内を撫でる指によって全身を操られているような錯覚に、オフェリアは身を硬くしながらベリルを睨んだ。
「ベリ、ル……っ!何を、何をしたの……っあ、あぁ……っ!!
わたしの、体に、なにを――――ふ、ぅぅぅぅっ!ぅあっ、ぁ、あぁぁぐっ!ひぅぅっ!」
「おいおい、それって魔術的な意味で訊いてるのか?
だったら何にもしてねぇよ。お前さんの反応は全部、お前さん自身が”感じてる”からこその反応だ」
左手で膣内を責める動きは一切止めず、右手の指でクリトリスを扱きながら肩を竦めてベリルは言った。
心底から呆れたようなトーン。扱き出されたクリトリスを右手の指で扱き上げつつその包皮を剥きながら、ベリルはオフェリアの無知を嘲笑う。
「もっとわかりやすく教えてやろうか?なぁに、遠慮することはない。無知は恥じゃないからな!
そのそそり立ったピンク色の乳首も、やけに濡れそぼったマンコも、俺の指で包皮から顔覗かせちまったクリトリスも、ぜぇんぶお前さんが感じているからこうなってるんだ」
表層だけが優し気な、しかし悪意に満ちた言葉。
陵辱によって性感を目覚めさせられた少女に対してぶつけられるには、あまりにも無体を極めた言葉を、ベリルは呆れだけを滲ませて口にした。
オフェリアの表情が重すぎる絶望に引き攣る。
けれどクリトリスと膣内を同時に嬲られる性感で、その表情は瞬く間に快楽に蕩けてしまう。
「ち、違う!ちがっ!?やっ!ぁ、あぁっ!ふぅ、ぁああぁ!
あぁっ!やっ、ぁ、あ、やめっ、やめてっ!あ、あ、あん!そこダメ!やめてぇぇっ!!」
「おっと、想像してたよりは早いが、イけるならイっちまいな。
その方が後が楽だぜ。膣口とクリトリスだけでイくなんざ、余程溜まってたんだなぁ」
どこまでもオフェリアの清廉と尊厳を侮辱する言葉を並べ立て、それでもオフェリアの屈辱を一切慮ることもないままに、ベリルは膣とクリトリスを責める動きをただ早める。
疼くクリトリスはベリルの指によって震えるまでに至り、掻き回される膣内は淫らな水音を奏でながら、ベリルの指に縋るように絡みつく。
「やっ、あっ、あっ、あっ、あ、あぁんっ!!
やめて、やめ……っっ!!は、ぁ、あぁぁいやっ!!ぁ、やだ、あああ嫌っ!やっ、やっ、やめ――――ああぁぁぁぁっ!!!!」
そしてそのまま、呆気なくオフェリアは快楽の臨界に達して、その華奢な腰を跳ね上げてしまった。
ベリルの指を呑みこんだままの膣口をひくひくと蠢動させ、短く僅かに潮を噴くオフェリアの身体。
跳ね上がったままの腰はベリルの身体に押し付けられて、それはさも密接な睦み合いのようですらあった。
「は、ぁっ…………!う、ぅうぅぅ……っ!
うぁ、ぁ、あぁぁぁ…………!やっ、ぁ、あぁぁぁ……!」
「はい、ご苦労さん。初めての絶頂はどうだった?
……まぁ、その顔を見れば感想なんざ聞かなくても分かるが!」
屈辱に歪み、少女らしく涙を流し、けれどそれ以上に表情が快楽に蕩けてしまっていた。
紅潮し、息は上がり、目は潤み、そして何より女としての淫らさがこれ以上なく透ける表情が、オフェリア・ファムルソローネには残酷にも宿ってしまっている。
だからベリルは、オフェリアを押さえつけたまま器用に自らのズボンとパンツを脱ぎ捨てる。
そうして凶悪に勃起しきった自らのペニスを晒し、彼はそれを当然のように、オフェリアの濡れそぼった華奢な膣口に押し当てた。
「やっ!ぁ、あ……やめて、やめっ、やめて……!
それは、それだけは、許されない……!だから、やめて、お願い…………!」
彼女自身に自覚はなくとも、オフェリア・ファムルソローネはベリル・ガットの事を見下していた。
それは別に構わないと、ベリルはそう思っている。普通に魔術師として生きていれば、ベリルを無意識に見下すようになることは当たり前だし、ベリル自身もそのことを理解してはいる。
そしてだからこそ、こうして負け犬になった彼女を甚振り辱しめるのは面白い。
挿入にならない程度に膣口を亀頭で拉いでやれば、ただそれだけでこの世の終わりのような表情を浮かべ、オフェリアはベリルに向けて懇願の言葉を並べ立ててくる。
「お願い、お願いだから……!それは、それだけは……!
やめてください…………!お、おねがい…………やめて……!」
「…………おいおい、そんなに嫌かい。
そこまで必死な顔をされると、まぁそれなりに傷つきもするんだが――――」
思ってもいない大嘘を並べ立てながら、ベリルはオフェリアの身に一層強く体重を掛ける。
そしてそのまま蕩け切った処女膣を一気に深々と穿ち抜いて、破瓜の苦悶に身を跳ねさせて背を反らすオフェリアの耳元で、闇の中から響くような声音で囁いた。
「――――だがまぁ、因果応報ってやつだぜ?オフェリア・ファムルソローネ。
哀れで惨めでどこまでも無価値。まるでお前さんから見た俺の姿のようじゃないか?」
オフェリアの口から「あ、あ、あ、あ……!」と苦悶と絶望をない交ぜにした言葉が零れる。
処女膣を奥まで穿たれた痛み。唾棄すべき男に処女を奪われた屈辱と苦悶。そして悪寒にも似たそれらに挿し込まれてしまう、どうしようもない女としての性感。
「や、ぁ、あぁぁ、やだ、あぁぁぁぁ抜いて……っ!
あ、あ、お願い、おねがい抜い――――っっひぅっ!ぃ、ぃぅ、ぎっ!!?あ、あぁぁぁっ!あんっ!ああああっ!!」
涙を流し表情を歪めて、せめてもの慈悲を乞うだけの哀れましい懇願。
しかしその程度の懇願で心を動かす程、ベリル・ガットは慈悲深い性分ではない。
懇願の言葉を途中で叩き潰すように、勢いと速さをあわせ持ったピストンで処女を失ったばかりの膣を、何度も何度も何度も何度も、貪り尽くすように犯しぬく。
快楽を与えることを意識することなく、何度も最奥までペニスを叩きつけて、しかし苦悶を塗りつぶすように指先で乳首を縊り扱いてやることで、どうしようもなく快楽を意識させる。
「は、ぁ、あぁんっ!!ふぅっ、ぅ、うぅぅぅ、っっ!ぁ、あぁぁぁっ!はぁ、ぁああぁぁっ!!」
「ひゃははは!にしても乳首スゲーなオイ!小さいわりに随分感度がいい!”初めて”とはとても思えねーな!
この程度の責めでこんなに勃起しちまうとは、これはいじめ甲斐があるってもんだ!」
暴力的な膣奥に対する責め苦と、執拗な乳首に対する快楽責め。
仕方のない生理的な反応と知識で理解できてはいる。だが理解できてはいても、与えられる感覚そのものに抗うことが出来ない。
オフェリアはただ喘ぎながら苦しみに涙を流す。
体も心も貪り尽くされ、それまでの自分を強制的に変えられてしまう――――加工されるような恐怖が、少女の心根を支配していた。
「それに乳首だけじゃない。随分といいモン持ってるじゃないか。俺の経験中でもそれなりの所に入る名器だぜ、名器。
もっと解しておけば、さぞヴォ―ダイムの野郎も夢中になるだろう。――ってことでほら、練習台にしてくれて構わないからよ、もう少し締めてみな」
あまりにも醜悪な挑発。しかし"ヴォ―ダイム"の名がオフェリアの本能をどうしようもなく刺激して、穿たれた膣内を勢い良く収縮させてしまう。
生理的で根源的なオンナとしての反応。ベリルはそんな可愛らしさすら感じる反応を喉の奥でせせら笑って、それからオフェリアの腰を掴んでその最奥にペニスを押し付ける。
「あ、ああぁぁぁやめて、やめてっ!!
あ、ああぁぁぁいやっ、いやぁぁぁぁぁっ!あ、あ、あ、ぁああぁっ!!はぅっ、ぅ、ぅううぅああぁぁ!」
「安心しろよ、後でアフターピルくらいは処方してやる。
ナカダシされる感覚も覚えておいた方が、後々得だと思うぜ?」
蛮行、暴論、暴言。あまりにも暴虐的な言葉。反駁を封じ込めるように唇をも奪われ、その奥を舌で蹂躙される。
そして同時に、堰を切ったようにオフェリアの中に”何か”が吐き出され、一斉にその奥底へと群がった。
白く濁り穢れたその粘液は、迅速かつ容易にオフェリアの膣奥を突き抜けて、彼女の子宮の奥底へと群がっていった。
「んぅっ!!ぅうぅぅぅっ!んぅぅぅぅっ!
んぁ!ぁ、あぁぁんんんっ!!ぅううあぁぁぁぁぁっ!!」
必死で身じろぎをしようとしても、舐られる口からはただくぐもった呻き声が吐き出されるだけだった。
舌を吸われ歯列をなぞられ、そうしてゆっくりと口内から舌が引き抜かれる。どうしようもない脱力感の中で、胎の奥底に何かが蠢いている感覚だけが焼けに鮮明に残ってしまう。
「うぁ、あぁぁぁぁ……!いや、いやぁぁ……!
っ、うぅぅぅ、あぁぁっ、うぁぁぁぁぁ…………!」
体重を掛ける形で抑え込まれていては泣き顔を隠すこともできず、しかし涙をこらえることもできず。
しかしそうしてすすり泣くオフェリアを見下ろしたまま、ベリルは膣内に埋めたままのペニスで、もう一度勢いよくその奥底を抉った。
「ぅあっ!ひっ!?ぇ……!?―――ぁ、なんで、ああぁぁっ!!」
「おいおい、何を『終わった』みたいになってんだ?」
残酷に、微笑みながら、ベリルはただ言った。
そしていまだ萎えないペニスで、またも暴力的にオフェリアの媚肉を乱暴に、突き崩すように貪り始める。
内側に吐き出された精液の残滓と、ピストンによって湧いてしまった愛液。段々とスムーズになっていくピストンと、そこから与えられてしまう快感。
オフェリアはもうすすり泣くことすらできず、ただ喘ぎを混じらせた悲痛な絶叫――――悲痛な絶叫に似せた喘ぎを、与えられる性感のままに吐き出すしかなくなってしまう。
「あ、あ、あ、あぁぁぁっ!!やっ、いやっ、ぁ、あんっ!あぁぁいやぁっ!!いやぁぁぁぁっ!!
あぁぁやっ!いやです!!あ、あ、あ、あぁぁやめてっ!もういやっ、おねがい、おねがいっ!!あああやああああぁぁっ!」
神の目すら届かない奈落の淵で叫んでも、嘆きも悲しみも絶望も、それは目の前の男にしか届かない。
ただ清廉な身を嬲られ、清廉な涙を啜られ、貴石のように大切に磨き抜かれてきた全てを辱しめられて、何もかもを叩き潰される。
矜持も信念も。使命感も責任感も。ようやく自覚を得た思慕も。
何もかもを快楽に塗り替えられる――――それは少女の有様の全てが根底から加工され、無惨なモノに変えられていくようだった。
「やだ、ぁ、あぁぁいやっ、いやぁぁあぁぁ!!
たすけて、たすけて、あ、あぅぐっ!!ふ、ぅうぅぅぅあぁぁぁぁっ!!あっっっあ――――――――っっ!!!!」
「おいおい、そろそろ受け入れて愉しめよ。
それがお前が生きていくには、きっと一番いい方法だぜ?」
何度も何度も執拗に、膣奥と胸先を責められる。終わらない地獄の中に浸されて、次第に曇り濁っていく目。
叩き潰された貴石に価値はない。粉々になったそれに光が灯ることは、きっともう二度となかった。
≪了≫
お読みいただきありがとうございました!
来週の更新は原神より『淑女×エウルア(百合陵辱)』になる予定です。
来週も何卒よろしくお願い致します!