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※『https://www.pixiv.net/novel/show.php?id=13262278』の一応の続編になってます。よろしければそちらもご一読ください。 ◆ 「イリヤを、返して……!」 「――――え、もちろん嫌ですけれども?」  とある極小特異点、イリヤスフィールが消息を絶ったその場所にて。  数多のトラップとエネミーを切り抜けて、脚を引き摺るほどボロボロになった姿で目の前に現れた少女――――独断でレイシフトを行って救援へやってきた美遊・エーデルフェルトにむけて、コヤンスカヤはただ当然のトーンでそう返した。  肌に張り付く競泳水着のような、華麗かつどことなく扇情的なコスチュームはボロボロの穴だらけになっていて、少女らしい白い肌が所々から覗いている始末。  そんな状態で息を荒げたまま睨みつけた所で、コヤンスカヤは臆するどころか嗜虐欲を煽られるだけだ。 「イリヤちゃんはもう、わが社の目玉商品になる予定で調整に入っていますもの。  それをお返しするということになるのなら、それ相応の対価をお支払いいただく事になりますが……それでもよろしくて?貴女のようなロリっ子には存在しないだろうお尻の毛まで毟られる金額になりますが💛」  薄暗い部屋――――あまりにも不気味な雰囲気が満ちるその中で、浮き上がるほどに目立つ純白のスーツと桃色の髪を揺らめかしながらコヤンスカヤは楽しげに嗤う。  声のトーンは楽し気で、しかしその表情はどこまでも悪意と嗜虐欲に満ちている。美遊は悪辣な女の余裕ぶった表情を睨みつけながら、その手に握ったステッキを構えた。 「そんなことはさせない!イリヤは絶対に連れて帰る……!」 「それはわが社の商品を略取するという宣言と――――そう受け取ってもよろしくて?」  怒りに満ちた表情で前に立つ女を睨む美遊と、そんな怒りを鼻で笑って受け流すコヤンスカヤ。  しかしそんな二人の交錯は、武器と武器がぶつかり合うよりも早く、一合にすら満たないあまりにも呆気ない展開で即座に終わりを迎えることになった。 「――――なら、おねーさんが世の道理を教えてあげなきゃいけないわねぇ、美遊ちゃん?」 「――――――え」  意識の隙間にするりと潜り込むような、それこそ瞬間移動と形容すべき迅さ。  単独顕現のスキルを利用した超高速移動で距離を詰められ、美遊は迎撃どころか反応することもできず、ただステッキを構えた姿勢のままで頓狂な声をあげた。  そして続けざまに、美遊の腹にコヤンスカヤの掌底が突き刺さる。  連戦を切り抜けてきた傷だらけの身体が、腹部を起点に”くの字”に折れ曲がり、美遊はそのまま意識を失って、コヤンスカヤの身体にもたれかかった。  文字通りに”一瞬”での決着。頽れた少女の身体を受け止めるように支えつつ、コヤンスカヤは悪辣にその相好を緩めて、喉の奥でクツクツと不気味に笑う。 「泥棒は悪い事。そして、悪いことには罰が与えられるってコト。  …………マ!どうせならブロンドロリ美少女と黒髪ロリ美少女の二人セットの方が色んな顧客のニーズに応えられますし?むしろイイ拾い物をしたのカモ!とか思っちゃったりなんかしてー☆」  誰からも答えが返ってくるはずもない、僅かな蛍光灯の明かりだけが照らす薄暗い部屋。  コヤンスカヤはただケラケラと笑い声を響かせる。悪辣に。どこまでもどこまでも悪辣に。  悪意に満ちた笑い声が響く中で、美遊の意識は暗く沈み込んだまま浮上しない。  あるいはそのまま意識を閉ざされれば、どれほど幸福だったのか。友のため――――愛が故に独断で駆け付けた少女が残酷な現実を思い知るまでのカウントダウンは、ただ無情に進んでいくだけだった。 ◆ 「さ、ご気分はいかがかしら?美遊・エーデルフェルトちゃん?」 「――――――ひっ!……ぁ、あ、ぇ、ふぁっ!?――――っあ、ぁ、あ、ぁあぁっ!  ひっ……!んっ、んぅっ!な、なに、これっ……!?っっあ、ぁ、あ、やっ、ぁあああああ!!」  カチという無情にスイッチが入れられる音と、それに付随するすさまじい振動。  それによって意識を強制的に覚醒させられると同時に、美遊は全身を襲うすさまじい性感によって、状況も掴めぬままに深く大きな絶頂を与えられた。  わけもわからぬままに幼い膣から噴き出す愛液。唐突に全身を犯すすさまじい性感。  けれど美遊の全身を襲う振動――――両の乳首とクリトリスに貼りつけられたローターによる責めは止まず、せめて快感を逃がそうとしても体を満足に動かすことすら出来ない。 「な、なに、を……っうぁ、ぁ、ぁああぁっ!  ……ぁ、ふぅぅ……っ!何を……ぁ、あ、ぁうっ、あ、あんっ!……なに、を、したの……っ!?」 「『何を』も何も、泥棒目的で押し入ってきた女の子に、ちょっと罰を与えているだけですが💛」  悪びれる様子もなくコヤンスカヤは言って、美遊の現状を舐めるように眺めまわす。  当然のようにコスチュームは剥ぎ取って未成熟な白い裸身を晒させ、両手は頭上に一まとめにして天井から伸びる鎖で拘束。  脚には木の板で作った足枷を嵌めて、つま先立ち程度のまま動けなくしている。  そしてその状態で、幼く可憐で小さな乳首とクリトリスには呪術でローターを貼りつけてある。  無情な振動による止まない責め苦によって、美遊の幼い身体は残酷なほどに責め苛まれ、女狐の気の向くがままに弄ばれていた。 「ふ、ぅぅぅぅぅっ!っあ!!ぁ、ああぁぁぁっ!  ひっ…………っう、ぅ、ぅ、ぅあ、ぁ!ぁ!あ!あああぁああぁぁっ!!」  美遊の内側の動揺と敵意が容易く快楽に溶け落ちて、少女の足下に噴出した潮が散らばる。  幼い少女であろうとも、快感に抗えない”女”であることには変わりがない。むしろ未成熟であるからこそその光景は淫靡さを増し、コヤンスカヤの歪んだ劣情を痛烈に煽り立ててしまう。 「たった一人でお友達を助けに来るなんて、流石は英霊になるだけのことはあるわよねぇ?」  じっとりと舐るトーンと嘲笑。コヤンスカヤはゆっくりと美遊に近づいて、ローターによる三点責めで濡れそぼってしまった幼い膣口を指先で弄びはじめる。  幼さを色濃く残す身体であるにも拘らずあまりにも淫らな水音を奏でてしまうその場所を、あえてくちゅくちゅと音を立ててかき混ぜながら、コヤンスカヤは美遊の顔を覗き込んだ。 「でも、噛みつく相手は選ばないと。  ただのお子様であればいいけれど、今の貴女は”サーヴァント”なんですもの💛」  度を越した快楽によって流れてしまう少女の涙を長い舌で舐め取って、コヤンスカヤは美遊の膣口に埋めた指を、蟲の脚がそうするような動きで蠢かせる。  しとどに濡れそぼった挙句に、後から後から愛液を湧き出させるほどに至ってしまったその場所。幼い見目に相反した濡れやすさは、あまりにも嬲るに易すぎる。  ゆっくりとゆっくりと、幼い体温を保ったまま柔らかく蕩けた膣内に指を埋めていく。  ゆっくりとゆっくりと。途中で潮を噴いてもまだ焦らすようにゆっくりと。蟲の歩みよりもまだ遅いだろう速度で膣内に長い指を滑り込ませていく。 「はっ、ぁ、ぁ、ぅぅぅぅ……っ!!ひっ、ぃぁっ!ぁ、あぁぁあぁっ!!」 「あらあら、まだ全然弄っていない筈なのにイっちゃったの?  美遊ちゃんもイリヤちゃんと同じくらい淫乱ねぇ?そんなので耐えられるかしら」  絶頂に際しての屈辱と羞恥を覚え込ませながら、第二関節が埋まった辺りで指を曲げると、ちょうど少しだけ周囲の膣肉と違う感触がコヤンスカヤの指の腹に触れた。  幼いが故に良く締まった膣内――――快楽に慣れていないその場所の中でも、とりわけ鋭敏に性感を感じてしまう”Gスポット”と呼ばれる場所。  コヤンスカヤがほんの少しだけその場所を撫でるように指を動かせば、ただそれだけの僅かな動きで、美遊の嬌声と絶頂の深さがわかりやすく変化する。 「ひぁぅ、ぁ、あ、ぁ、あああぁぁぁぁっ!!?  ――――ぁ、え、ぁ、やっ……!な、何……っ、これぇ、ぇう、ぁ、ぁあぁやぁぁぁあっ!?」 「女の子の一番脆くて柔い場所💛――――今から、ちょっとそこを弄らせてもらうけれど」  さわさわと蠢くコヤンスカヤの指と、止まらない乳首とクリトリスへの責め苦。  恐怖に喉を鳴らして、涙目でいやいやと首を振ったとしても、しかし女狐はあくまでも酷薄に口角を持ち上げて、少女の恐怖をただ煽って嬲るだけだ。 「そんなに怖がらなくても大丈夫よ、美遊ちゃん。  …………どうせすぐに、なぁんにも分からないくらいになっちゃうから💛」  そんな残酷な言葉と共に、Gスポットをくすぐる動きでコヤンスカヤの指が蠢き始めた。  最初から容赦なく、少女の脆く柔く敏感な場所をくすぐるように嬲りつけるその動き。美遊は当然にどうしようもなく絶頂して、僅か数秒で勢いよく潮を噴くまでに至ってしまう。 「ひぅぅぁあああぁぁぁっ!!?ぇ、ぇうっ、ひっ、ぃぃぃちがっ……!  これ、や゛っ……!!あ、あ、あ、ぁ、ぁああぁぁやぁぁあっ!あぁぁぁ!あ―――っ!!」 「あら、まだまだこんな程度で終わらせるつもりはないのだけど随分なイき方ね。  ……まぁでも、ひとまずはあと十回くらい潮噴きアクメするまでは頑張ってみましょっか☆」  快楽への順応など欠片もない少女に与えるには惨すぎる責め苦。  当然のような口調であまりに惨たらしい地獄を宣言し、コヤンスカヤは全く責め手を緩めることもなく、断続的な絶頂で収縮し続ける美遊の膣内を嬲り続ける。  縋るようにコヤンスカヤの指先を締めつける、美遊の柔らかくも良く締まった膣内。  もうやめて、ゆるして。そんな少女の本心を表すような膣肉の蠢きを、コヤンスカヤは一笑に付すことすらせずにただ無視して、美遊・エーデルフェルトという見目麗しい美少女を指先で玩弄する。 「ぁ、あぁぁぁあああっっ!!ひぅっ!!ぃぃぃあっ!!や、ぁ、あ、ぁうぅっ!!  うぅぁ、あ゛っっ!!あ、ぁああああぁぁぁぁっっ!!あ―――――――――っっ!!!!!」  Gスポットを嬲られ始めてから、ほとんど間を置かずに二度目の絶頂。  びくびくと震える華奢な身体と、美遊の必死の悲鳴を示すかのように鳴り響く鎖の物悲しい音。  噴出した愛液が美遊の身じろぎによって振り撒かれ、コヤンスカヤの手指やスーツまでが汚されていく。  けれどコヤンスカヤはその程度のことには拘泥しない。スーツなど新しいものを用意させればいい。床など後で舐め拭かせればそれで綺麗になる。  今重要なのは、目の前の少女を如何に嬲って”商品”へと仕立て上げるか。仕事と趣味をどのレベルで両立させるかこそが、今のコヤンスカヤにとって最大の優先事項だった。 「ねぇ、美遊ちゃん?そんなに何回も潮噴いてイっちゃって、恥ずかしくないの?」 「っ、ぅ、ぁ、ふっ……!うっ、ぅぁ、あぁぁ……っ!!」  コヤンスカヤからの侮蔑が満ちた問いかけに、美遊は蕩けかけた表情を引き結んで、まだ残り続けている正気をかき集めて女狐のニヤついた顔を睨んだ。  それは美遊が示せた現状で最大の抵抗だったけれど、それは同時にコヤンスカヤからすれば既定路線とも言える、あまりにも予定調和の反応だ。 「っ、う、ぅぅぅう――~~~ぁ、っぁああああぁぁっ!!!  ひぅっ、ぃ、ぃぃぃいいいいぁ、あ、ぁ、あうっ……!ひっ……ぁ、あんっ!!ぁあぁぁ!」 「少しだけ睨んだとしても、すぐにそんな風にイっては潮を噴いて快楽に浸る。  イリヤちゃんなんかはもっと立派に耐えてたわよ?それこそ、もっと酷いことされてもね?」  イリヤの名前を持ち出して美遊の正気を繋ぎ止めながら、彼女の身体だけをあまりにも惨く無慈悲に嬲り続けるコヤンスカヤの指先。  ちゅぷちゅぷと音を立てて膣口が掻き混ぜられて、他の場所には一切の刺激がないままにGスポットと両の乳首とクリトリスばかりを断続的に嬲られ続け続ける地獄の責め苦。 「っう、ぅぅぅぁああぁぁ……っ!!  ひ、ぅ、ぅ、ぅあっ!ぅぁああぁぁぁっ!あっ、あっ、あ――――――っっ!!!」  必死に与えられ続ける絶頂の感覚を耐えて受け流そうとしても、そんなことは不可能だった。  マタ・ハリのようなこうした行為に慣れた英霊であっても、コヤンスカヤの玩弄の手練手管の前では、きっと生娘のように泣いて許しを請い願うしかなくなるだろう。  ましてや美遊は、男と肌を重ねるどころか手を繋いだことすらないほどの少女だ。  身体だって未だ成熟しきっていないような少女が、妖艶な高級娼婦すら泣いて許しを請う責め苦に耐えられる道理など、それこそ夢物語にすら存在してはいない。 「っっっあ!!やっ、ぁ、ぁ、やだっ!!  ぁああぁぁぁやめっ……っっっひぅぐっ!ぁ、ああぁぁっ!!」  絶頂の中に積み重ねられる絶頂。どこまでも終わらない無慈悲で無機質な責め苦。  膣と乳首とクリトリス。その三点だけが奇妙に浮かび上がって、それ以外の身体機能が全て機能を停止してしまっているような錯覚が、美遊の身体を包み込んでしまう。  幼いが故に小さな乳首が快楽によって泣き叫ぶように勃ちあがり、接着されたローターの振動によって嬲られて、疼痛にも似た性感を叫び続ける。  気絶している間に丁寧に包皮を剥かれ、その状態でローターを接着されたクリトリスは膨れ上がるほどに勃起しきり、少女の身に余る快感を一秒たりと緩ませることなく美遊にもたらし続けてしまう。  ぐちゅぐちゅと音を立ててかき回され続ける膣内。そのGスポットは執拗すぎるほどに嬲られて、もはや少女の膣内は処女のものとは思えぬほどに蕩かされてしまっている。  指を咥えこんだ膣口は、まるでペニスが挿入されることを待ちわびるようにひくひくと蠢動していて、その幼さとは相反するあまりの淫靡さを叫んでしまっていた。 「ひっぃぃいぅぅぅあああぁぁぁああっ!!  あ―――っ!!あ――――っ!!ぁああぁやぁぁぁぅううぅぁあああぁぁぁぁっ!!」 「はい、また潮噴きアクメご苦労様ー💛  これで……これで、ええっと、何回だったか忘れちゃったし、また数え直しでいいわよね?」 「ふぁっ!ぁ、い、ぃぃいぁああぁぁっ!!あ、やっ、やっ、やっ、ちが、ぁ、ぁああぁぁっ!!  そんな、そんなの、むり、ぁ、ぁ、ぁああぁぁむりですっ!!んぅっ、ぁ、あああぁあああぁぁやぁああああぁぁああああああっっ!!!!」  既に二桁は優に越す絶頂と、小部屋の中を淫らなにおいで満たすほどに噴かされた潮。  美遊の幼くも均整の取れた身体は、薄暗い蛍光灯の光を受けて淫らに輝くほど汗にまみれてしまっていて、そのしっとりとした肌は脱水を起こして体温を著しく上げている。  しかしそれでも、人間というのは存外に死に難く壊れにくいものだ。  そしてそれが、少女とは言えサーヴァントであるというのならば猶更。 「――――っっっぁああぁひぐっ!!ぅぅぅぁあああっ!!あ、やっ、やっやだっ、ぁあああぁぁ!!  やっ、ぁ、ご、ごめんなさっ!!ぁ、ぁあぁやめっ、ぁああぁやめてやめて、ひぅぅぁああぁぁ!!」  美遊の心身を更に追い込むために、コヤンスカヤは指の動きを速める。  そして同時に、魔力によって蠢くローターの振動強度を、今までの”強”から”最強”へと、何の前触れもなく一斉に引き上げた。 「っっっううぅぅうぅぅぁああああぁぁっっ!!!!あ―――――――――――っっ!!!!!!」  凄まじい絶叫と共に、アーチを描いて勢いよく潮が噴き出す。  鎖がジャラジャラと鳴って、美遊の背がのけ反る形で大きく反りあがり、そしてそれでもローターは一切揺らぐこともなく、ただ少女の敏感な肉芽を嬲り続ける。 「あらあら、ものすごい潮噴きね?ちょっとびっくりしたわ。  美遊ちゃん、もしかしたらイリヤちゃんより素質ある?本格的に娼婦目指してみちゃう?」  コヤンスカヤの悪意に満ちた煽りすら、もはや美遊の耳には届いていない。  嬲られ、乱され、壊される。肉体も精神も、美遊・エーデルフェルトという少女を構成するすべての要素が壊されていくのに、なのに抵抗すらすることが出来ない。 「ぅぁ、ぁああぁぁぎっ!!ひっ、ぃぃぃぐっ!!ぅぅぅぁあぁぁぁ、し、ぃぅっ!  やっ、ぁ、あぁぁぁ、しんじゃう……っ!!しんッ――――ひっ、ぅぅぅあああぁぁあぁぁ!!!」 「大丈夫よ美遊ちゃん。殺したりなんかしないから。  イリヤちゃんと一緒に、美遊ちゃんは永遠に責め苦を受け続けるの。NFFサービスの商品としてね💛」  ”死”などよりも余程惨い言葉を吐きながら、コヤンスカヤはただ美遊の膣口を掻き回す。  愛液なのか潮なのか、零れ落ちるというよりは噴出し続ける淫らな液体。指先をほんの少し動かすだけでも湧き上がってくるそれは、秒を読むごとに失われていく美遊の人としての尊厳のよう。 「っあ!!!ぁ、ああぁぁぁっっ!!あぁああぁぁやだやだやだぁあぁぁあああああ!!!  ひっ、ぃあ、ぁ、あんっ!!!うっ、ぅぁあぁあぁぁ、ぁああぁぁぁやだやだやだや――――ひ!?」  そして、そんな断末魔のような凄まじい悲鳴の中で、美遊の声が一度凍り付く。  目を剥き、身を震わせ、声にならない声で口をパクパクと蠢かし、そしてそのまま、ゆっくりと。 「――――それじゃ、まずは一回、ここで”おっきいの”を味わってみましょっか💛」  これまでよりも大きく抗いようのない快感が美遊の身体を突き抜けて、そして。 「ふぁ、ぁ、あ、ぁああぁぁやだっ、ぁああぁぁあやだやだやだぁぁああぁぁ…………!!」  コヤンスカヤの魔力によって、ゆっくりとゆっくりと醸成されて溜め込まれてきた快感の残滓が。今まで美遊が味わわされてきた、大小さまざまな九十八回分の絶頂の残骸が。  少女の身体では絶対に受け止めきれないほどの快楽の奔流が。ゆっくりと膨らんで。 「やっ、ぁ、ぁ、ぁ、ぁ、や、やだ……やだよぉ、おにいちゃん、クロ、イリヤぁ……!!  たすけて、ぁ、ぁああぁぁぁやだやだやだやめて、ぁあああぁあぁぁきちゃうのやだぁぁぁぁぁ!!」  そして美遊の口調が年相応の幼さへと落ちぶれ、そこに懇願と恐怖が明らかに生じたのと同時に。  少女の内側で形成された、女狐の悪意に満ちた快楽の風船が、どうしようもなく破裂した。 「あ――――――あ、あ、ぁ、あ、ぁ、あうっ、お、ぉ、ぉ、ぁ、あああ、ぁ、あぁああぁぁぁ!?  ひっ、ぃぁ、ぇ、ぇぁ、あ、やっ、ぁ、にゃ、ぁ、う、ぅぅぅぁあああぁああぁあああぁぁぁああああああああぁあああああぁぁぁぁぁ、あ――――――――――――――――――!!!」  無慈悲に。どこまでも無慈悲に。  絶頂を越えた絶頂によって、美遊・エーデルフェルトはただ果てた。  絶叫と共に潮を噴き、失禁し、のけ反って身を震わせる。  零れたまま止まらない潮。コヤンスカヤが少女の膣から指を引き抜いてもなお、彼女の身体は壊れ果てた玩具の人形のように跳ねまわって、絶頂に身を震わせ続けている。 「あ、ぁ、あ、ぁぁぁぁ、やっ、も、やだ……ぁ、ぁ、ぁ、止まっ、て……とまってぇぇ……っ!」  未だ振動を続けている三つのローターに対してか、自分の絶頂に対してか。  可憐かつ美しく整った顔を、涙と鼻水と涎でべとべとに汚しながら、美遊はただ懇願する。  コヤンスカヤはそんな少女の表情を――――”魔法少女”などという夢物語の存在を名乗れなくなった、哀れで淫らな少女の表情を愉悦に満ちた顔で眺めて、それからさらりと口にした。 「――――それじゃ、おねーさんはちょっと休憩してくるわね?  そうねぇ…………一時間もすれば戻ってくるから、それまでは頑張って☆」 「え――――ぁ、ぁ、あ、ぁぁぁぁぁ待って……!  ま、ぁ、ぁああぁやだやだやだまってください……!せめて、これ、これぇぇぇうっ!!」  哀れな声と言葉を黙殺して、コヤンスカヤは部屋から出て扉の鍵を閉めた。  そして同時に、閉じられた部屋の中から少女の悲鳴が響き渡る。やめて、おねがい、おねがいします、あ、あ、あ、やだやだやだいやぁぁぁぁぁ。  扉が閉じられると同時に、室内に現れるように仕込んでおいた霜の巨人。  発情期のまま”雌”と触れさせずに管理していたそれが、一体どのような蛮行に及んでいるのか。それは想像に難くないし、そもそもそれも既定路線だ。 「――――さーってと!媚薬のお風呂に浸してきたイリヤちゃんはどうなったカナー💛」  スキップでもするような軽やかさで、コヤンスカヤは悲鳴に背を向けて歩き出した。  少女の悲鳴がどうしようもなく響き、響き、響き続けて数十分。  美遊・エーデルフェルトという少女がどうしようもなく壊れ果ててからも、約束の一時間が過ぎるまで部屋が開かれることはなかった。 ≪了≫ お読みいただきありがとうございました。 来週はFGOより『蘆屋道満×セミラミス』で作品を投稿させていただく予定ですので、そちらもぜひよろしくお願い致します!

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