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奏と加蓮がそれぞれ学校に行くのを見送って、俺も出勤する。 今週はアイドルたちの仕事にできる限り付き添う週と決めている。 会社にもそう話してある。 プロデューサーが複数人いれば、社内で仕事する人と社外で仕事する人で分担できるのだが、1人しかプロデューサーがいない美城プロダクションではそうはいかない。 たまに、送り迎えを事務関連の人にお願いすることもあるが、仕事に付き添うとかになると話が変わってくる。 よって、俺が出動することになる。 まあ自分で言うのなんだが、俺がいる方がモチベーションが上がるアイドルが多いし、たまにはこういう時間も必要である。 また、今日は平日だ。 平日の午前中に仕事を入れるのは基本的に大学生以上のアイドルであることが多い。 もちろん相手の方で指名をされたり、小学生で、といったような制限がある場合はその限りではない。 だが、うちの方針として学業にはなるべく支障が出ないようにスケジュール調整は行っている。 その方針に感謝してくれている親御さんも多い。 芸能の世界で食べていくのが大変なことを重々承知してくれているからだとは思うが。 あれ?でも俺の能力を使えばそんな制限気にする必要がなくなるのか? いや、でも戻したときにどうなるかわからないしな…。 というかそもそも年齢弄るとキャスティングの思惑からはずれる可能性があるのか…。 いやー、難しいところだな。 そんなことを延々と考えていると、事務所についた。 俺が従業員用の出入り口の方に車を回すと、すでに夕美と美波が待っていた。 俺が車をつけると、夕美が助手席に、美波が後部座席にそれぞれ乗り込んできた。 「待たせて悪かったな。暑かっただろ?  中で待っててもよかったんだぞ?」 「いえ、気にしないでください。  私たちが好きで外にいただけですから」 「そうそう。それに待ち合わせ時間よりも早いしね」 「そういってもらえると助かるよ。  こういうのをすぐ問題にしたがる輩が最近多いからな。  『美城プロダクション、炎天下でアイドルを放置⁉️』みたいな感じで」 「無駄にリアルですね」 「だから、気持ちはありがたいが次からはちゃんと涼しいところで待っていること」 「「はい!」」 「よし、じゃあ出発するか」 俺は車を発進させた。 ★ 仕事は滞りなく終了した。 今日の仕事はロケだった。 オンエア時間はおよそ15分程度のものになる予定だが、そのために2時間以上も費やす。 当然、映像として使えるところだけじゃない。 移動時間やらなんやらかんやらをカットしていくと15分程度には収まるようになる。 この子たちは賢いし、いい子だから取れ高とかも考えながら編集する人が困らないようにうまい具合に進行していた。 慣れたもんだな、と感心してしまう。 裏方さんに気を遣うあまり、自分のいいところを殺してしまうなんて言うのも珍しいことではない。 実際、2人ともデビューしたての頃はそんな様子も多々見受けられていた。 「どうでしたか、今日のロケ?」 「あ、私も気になる!  Pさんがついてきたの久しぶりだしね」 俺の感想が気になるのか車に乗り込んですぐ2人が聞いてきた。 「よかったんじゃないか?  昔の、スタッフさんに気を遣いすぎて、魅力を出し切れなかった頃と比べてめちゃくちゃ成長してたぞ」 「もう、そんな昔のこと言わなくてもいいじゃん。  あの時は右も左もわからなくて大変だったんだよ!」 夕美がぷくーっと頬を膨らませる。 とても大学1年生とは思えないかわいらしい仕草に思わず、くすっと笑みがこぼれる。 「夕美は怒ってもかわいいな」 俺は夕美の頬を指でツンとつつく。 「夕美ちゃんだけズルいです。  美波にもかまってください!」 後ろから美波が身を乗り出して言った。 なんだ、このかわいい生き物。 普段、美波はこういったお願いはあまりしてこない。 特に自分より年下の子が多かったり、年上でも面倒見ないといけないやつが多いとまずは人のことを率先して手を焼くタイプだ。 しかし、俺と2人きりだったり、面倒を見る相手がいないと普段甘えていない反動なのかめちゃくちゃ甘えん坊になる。 普段しっかりしている奴こそ、こういう傾向にある気がする。 響子とか完全に同じタイプだもんな。 「まったくしょうがないやつだな」 俺は乗り出してきている美波の頭を優しく撫でる。 たったこれだけで美波の機嫌はよくなっているようだ。 さっきまでの拗ねている様子など微塵も感じない。 俺はある程度撫でた後に、手を美波の頭から離した。 「あっ」 「そんな残念がるなよ。頭なんていくらでも撫でる機会はあるんだから。  あんまりここに車停めっぱなしなのもよくないしな。  そろそろ事務所に帰るぞ」 俺はそう言って車を発進させた。 車の中ではひとしきり今日のロケのことや、2人の今後の予定などを話していた。 「そう言えばPさんは今日の夜、暇?」 事務所まであと5分ほどというタイミングで夕美が言った。 「今のところ、残業の予定も誰かと過ごす予定もないな」 「じゃあ、そのまま空けておいてね。  理由は言わなくてもいいよね?」 「わかった。美波も一緒か?」 「Pさんは美波のこと仲間外れにするつもりですか?」 「まさか。単なる確認だよ。  2人とも今から大学で授業があるんだよな?」 「はい。私も夕美ちゃんも最後まであるのでちょっと遅くなるかもしれないんですけど」 「別に大学の授業が終わるまでなんて大した時間にはならないだろ。  俺もあとは美優の付き添いだけだから、そこまで遅くはならないと思う。  とりあえず終わったら事務所で集合にしようか」 「わかりました。」 「さ、着いたぞ」 「ありがとう。Pさん」 「ありがとうございました」 「大学でナンパにかからないように気をつけろよ」 「Pさんがいるのにそんなのにかからないよ」 「お前たちはそう思ってるかもしれないが、男の方が力は強いんだし、無理やりとか」 「さすがに大学構内でそんな目立つことする人はいないと思いますけど」 「そうかもしれないが」 「心配しすぎだよ。  事務所までの道も人通りもあるんだし。ね?」 「お前たちはかわいいからな。何かあってからじゃ遅いんだよ」 「褒めてくれるのは嬉しいけど、そろそろ時間だから行くね。  ほら、美波ちゃん」 「あ、うん。  Pさん、また後程」 美波と夕美は俺の話を遮り、いそいそと事務所の中に入っていった。 俺は2人が入ったことを確認してから、車を駐車場まで停めに行った。 俺は、今からは事務所内で作業だ。 午後もアイドルに付き添っていたいところだが、やらなくてはいけない仕事もいくつか抱えている。 ある程度は形にしておきたいのだ。 仕事が遅いとかで、他のプロデューサー増やされても正直迷惑だ。 彼女たちのプロデューサーは俺だけで十分なのだから。 俺は車を降り、事務所内の自室へと向かうのだった。 ★ 事務所に戻ってきてから、数時間が経過した。 そろそろ定時だ。 今日は珍しく来客がなかったな。 仕事をしながらも、プレイやらシチュエーションやら考えられるのは本当に素晴らしい。 志希に感謝だな。 と、2人はそろそろ来るかな? そんなことを考えているとコンコンと扉がノックされた。 どうぞ、と俺が返事をすると入ってきたのは案の定、美波と夕美だった。 「Pさん?仕事終わりました?」 「ああ、後は片づけるだけだから、少し待っててくれ」 俺は急いで帰り支度を済ませ、2人を連れ、駐車場へと向かった。 車に乗り、帰りなれた道を行く。 その間、3人で他愛のない話を繰り返していた。 そうしている間にあっという間に時間が過ぎ、俺の家に着いた。 俺は、いつものように先に2人を降ろさずに車を停めた。 「あれ?そういえば、先に私たち降ろさなくてよかったんですか?  一緒に部屋に入るのを見られるとまずいんじゃ…」 「ああ、それは大丈夫、ほれ」 俺は2人を胸ポケットに入るくらいまで小さくした。 2人は状況を当然飲み込めず、あたふたとしていた。 「ええ⁉️なんだか周りが大きくなって…。  ってPさん⁉️大きい⁉️」 「俺が大きいんじゃなくてお前たちが小さくなったんだが…、まあいいや。  事情は後で説明するから、一旦俺の手に乗ってもらっていいか」 「ちゃんと説明してくださいよ」 俺は助手席と後部座席にそれぞれ手を差し伸べる。 2人とも素直に従ってくれた。 「少し狭いかもしれないが、我慢してくれよ」 俺は2人を胸ポケットに入れ、自室へ向かった。 自室へ着いた俺は2人を胸ポケットから取り出し、床に下ろして元の大きさに戻した。 「戻ったみたいだね」 「Pさん?どういうことですか?  私たちの体が小さくなるなんて非現実的なこと、どうやったんですか!」 「説明するから、とりあえず中に入って座らないか?」 俺は2人をソファに座らせ、ことの経緯を説明した。 2人とも信じられないといった感じではあったが、実際に自分自身で体験したのだから、と無理やり納得しているようだ。 最終的には志希ならあり得るか、という形で収まっていた。 志希への信頼感(意味深)すごいな。 「と、まあ都合のいい能力を手に入れたわけだ」 「確かに、Pさんのための能力って感じだね」 「まあ、既に色々試してるんだが、2人にも付き合ってもらいたい。  問題ないか?」 2人がゴクッと唾をのんだ。 よくわからない不思議な力を使われることへの不安を感じているのかもしれない。 だが、それ以上に2人とも期待した目をしている。 「私は問題ありません。夕美ちゃんは?」 「私もオッケーだよっ。ちょっと楽しみだなぁ」 「2人ともありがとう。  さて、まずは2人とも脱いでくれるか?  下着はどっちでも構わん」 俺の指示に従って、2人は衣服を脱ぎ捨てていく。 脱いだ服を2人とも綺麗に畳むあたり性格がよく出ているな、と思う。 2人とも下着は着けたままなようだ。 美波は水色、夕美は黄色と2人は自分のイメージに合った色合いの下着をつけていた。 2人はエロさは感じないが、それはそれでまたいい。 「よし、じゃあ早速行くぞ」 俺は2人の真ん前に立ち、能力を使う。 美波は165cmと意外と身長は高い。 元々そんなに身長差が大きかったわけではないが、どんどん差が縮まっていく。 そして、視線が同じ高さになったところで止める。 夕美は158cmと平均より少し高いくらいだったのがあっという間に大きくなり、俺より少し大きいくらいで成長が止まった。 「あれ?もう終わりですか?」 「まずは、な。物足りないか?」 「いえ。そういうわけではないんですけど…。  高めのヒール履いたくらいかなぁって」 「そう言われたらそうかもしれないが、別にいいんだよ。  過程はどうあれ、今、俺と同じ身長ってことが大事なんだよ」 「そういうものなんですか?」 「そういうものだ。それに、規格外の大きさって凛とか奏とか加蓮で何回もやってもらってたから、こういう現実的な高さ、ってのもやりたかったんだよ」 「私は2人より少し大きいのかな?  何センチなの?」 「美波は俺と同じ175cm、夕美は180cmだ」 「180cmかぁ。きらりちゃんくらいあるってこと?」 「きらりはそこからさらに2cm高いな」 「きらりちゃんって本当に大きいんだね。改めて実感しちゃうな。  でも、今の私もかなり大きいよね?うちできらりちゃんの次に大きいんでしょ?」 「そうなるな。きらりの次は172cmで10cm開くからな」 「なんか不思議な感じだなぁ。Pさんと美波ちゃんが私よりも小さいなんて」 そう言いながら、夕美は自分の頭に手を当て、その手を横にスライドさせ、俺の頭上を通過させる。 夕美は特に意識せずにやっている行為だろうが、こういう行為が俺の癖には刺さる。 たかが5cm、されど5cmである。 わずかにではあるが、俺が夕美を見上げ、夕美が俺を見下ろす。これがいいのだ。 大人と赤ちゃん、幼稚園児とか巨人と小人みたいな圧倒的な差ももちろんいいのだが、この現実的な差もまたいい。 「それじゃあ、胸も大きくするか!」 「待ってました!  年下の子でも私より大きい子たくさんいるし、もう少し大きい方がいいなぁ、って思ってたんだ!」 「よしよし。それならまずは夕美からだな。  どれくらい大きくしたいとかあるか?」 「うーん、そうだな。せっかくだし、夢の100cmオーバーとかどうかな?」 「よしきた!ブラはどうする?ブラも大きくするか?」 「うーん…。このブラお気に入りだし、一応脱いでおくね」 身長を変えるときにちょっとだけブラも大きくなっていると思うが、まあいいか。 夕美がブラを外すと、そこには綺麗な形の胸が現れた。乳首もきれいなピンク色をしている。 俺はその夕美の胸が大きくなるように念じた。 すると、夕美の胸が内側から何かの力が働きかけているかのように、外に外に、と大きくなっていく。 決して大きいとは言えなかった、夕美の胸はすでに巨乳と呼べるほどのサイズに成長している。 ブラジャーで寄せて作っていた谷間が今は、寄せる必要なく、自然とできている。 巨乳と呼べるサイズになっても夕美の胸の成長は続く。 胸が大きくなることで、形成される谷間も深くなっていく。 そして、夕美の胸の成長が止まる。 さすがは100cmオーバー。夕美の胸は爆乳と呼んでも過言ではないだろう。 「すごいね、100cmってこんなに大きいんだっ!」 夕美は自分の胸を実感するためか、下から持ち上げる。 胸が大きくなるとみんな下から持ち上げるな。 そういうもんなんだろうか。 「夕美ちゃんの胸、触ってもいい?」 「うんっ、もちろん」 夕美は堂々と胸を張り、美波は恐る恐る夕美の胸を揉んだ。 美波の手では100cmオーバーのバストをすべて包むことは当然できないが、それでも届く範囲をしっかり揉みこんでいる。 美波の指の動きに合わせて、夕美の胸がむにょむにょと形を変える。 「すごい…。大きいのにこんなに柔らかい。私のと全然違う…」 美波は無言で執拗なまでに夕美の胸を揉んでいる。 顔も真顔だし、ちょっと怖い。 「ちょ、み、美波ちゃん、んっ。も、揉みすぎっ」 「え?ああっ、ごめんなさい!あまりに凄くてついつい無心で!」 美波は夕美に言われて、パッと手夕美の胸からを離した。 「あはは、そんなによかった?」 夕美は自分の大きくなった胸を隠しながら、照れくさそうに聞いた。 っていうか、全然胸隠しきれてないし、なんかエロいな。 「うん。思わず夢中になるくらいには」 「えっと、ありがとう、でいいのかな?」 「いいと思うよ。  でも、男の人がおっぱい好きな理由がわかったかも」 「美波がそこまで言うなら、俺も揉んでみようかな。  夕美、手どけて」 「もうしょうがないなぁ」 夕美は胸を隠していた手をどけ、再度自信ありげに胸を張る 「それじゃ、失礼して」 俺は夕美の胸を揉み始める。 んっ、という声が夕美から漏れる。 美波同様、俺の手でも夕美の胸全体を包むことは不可能。 やっぱ100cmオーバーは伊達じゃない。 確かに美波の言う通り、随分と柔らかい。 まるで乳が指に吸い付いてくるようだ。 揉むたびに指の隙間から、乳肉が溢れてくる。 いやぁ、すごい。これはいつまでも揉んでいられそうだ。 「P、Pさんっ、い、いつまでっ、あんっ、揉むのっ」 「もうちょい」 「もうちょいってっ、いつっ」 夕美は身を悶えさせながら聞いてくる。 仕方ない。これくらいで辞めてやるか。 俺は夕美の胸から手を離した。 「めっちゃよかった」 「もう、2人ともそんないたくさん揉まなくてもいいじゃんっ」 「仕方ないよな?」「仕方ないですね」 「息ぴったりだっ⁉️」 「100cmの胸なんてなかなか目にすることないですからね」 「100cmじゃないぞ。100cmオーバーってことだから、とりあえず5cm追加で105cmにしておいた。つまり、雫越えだな」 「これ、雫ちゃんより大きいんだ。  雫ちゃんって何cmなの?」 「102」 「雫ちゃんは天然で今の私と同じくらいのおっぱい持ってるんだ…。  なんか、すごいとしか言いようがないかな」 「ただ、あれだな。個人的な願望を言えば、胸が目の前にあるとなお良かったんだが」 「じゃあ、もっと背伸ばせばいいんじゃない?」 「今日は現実的なサイズをテーマにしてるんだよな…」 「なんですか、そのテーマ…。  そんなものいつ決めたんですか」 「さっき」 「そんなちょっと前に決めたテーマなんて無視しちゃえばいいじゃないですか」 「いや、今日はこれで行くと決めたから!」 「Pさんがそういうなら別にいいんですけど…。  あと、1つ聞いてもいいですか」 「なんだ?」 「私たちを大きくしたくないなら、Pさんが小さくなればいいんじゃないですか?」 「……美波、お前は天才か?」 「そこまでのことではないと思うんですけど…」 「大きい女の子が好きなあまり、女の子を大きくすることだけを考えていたなんてなんという失態!」 「なんでそんな大げさなんですか!」 「俺の中ではそれくらいのことなのっ!」 「そうかもしれませんけど」 「ってことで縮むわ」 「切り替え早いですね…」 美波のツッコミが今日も冴える。一家に一台ほしいくらいだな。 俺はそんなしょうもないことを考えつつも能力を発動する。 俺を見ている2人の視線が徐々に下がっていく。 俺は夕美の胸を少し上からのぞき込めるくらいまで縮んだ。 「わぁ、小さぁい!かわいいっ!」 夕美は縮んだ俺を見て、早速ギュッと抱きしめてくる。 夕美の胸に顔がちょうど埋まる。 これは小さくなって正解だったな。 「Pさん、かなり小さくなりましたね。  どれくらい小さくなったんですか?」 美波の声掛けに惜しいとは思いつつも、夕美の胸から顔を上げ、美波の方を振り返った。 すると、夕美は今度は後ろから抱きしめてきた。 柔らかな感触が後頭部にっ! このまま、ずっとこの感触を感じていたくなるな…。 「Pさん…?」 「んっと、わからん。2人の胸を少しのぞけるくらいに縮んだから、そんな細かい指定はしてない」 「じゃあ、測ってみましょうか。  えっと、測るものありますか?」 「昨日使ったから、そこのテーブルの上に置いていないか?」 「もう、使ったらちゃんと片づけなきゃダメじゃないですか。  めっ、ですよ」 美波は俺と目線が同じ高さになるくらいまで腰を曲げ、人差し指を立て、そう言った。 そのまま、美波はすぐに姿勢を戻して、メジャーを取りに行った。 同じ高さだった視線が一瞬で遠ざかる。姿勢を正した美波の視界に俺はいなくなったようだ。 いや、めっ、か…。いいな。 「じゃあ、Pさん。測りますよ…、ってどうしたんですか?  何か考え事ですか?」 「ん?ああ。さっきの”めっ”について」 「え?あっ!すみません!  つい小さい子どもに対する接し方みたいになってしまって!」 「いや、そうじゃなくて。めっ、っていいなぁ、と思ってな」 「そ、そうですか?」 「普段俺に注意するときもあんな風には注意しないだろ?」 「それは、Pさんは大人ですから。  でも今は弟みたいに感じてしまって」 「あ、それいいな」 「え?」 「今日は俺を弟みたいなものだと思って接してみてくれ」 「う~ん、Pさんはそれでいいんですか?」 「むしろ、そうしてくれた方がいいまである」 「わかり、じゃなくて、わかったわ。  じゃあ、Pさん。その柱のところに立ってもらえる?」 「さん付けは変わらないんだな」 「えっと、取った方がいい?」 「できるなら」 「じゃあ、そうするね。あ、夕美ちゃん。こっち側持ってもらっていいかな?」 「OK」 美波は夕美にメジャーの本体の方を渡した。 美波はメジャーの先端を床に付け、夕美が上に引っ張る。 夕美は俺の頭よりも少し高い位置くらいまでメジャーを持っていき、俺の頭に手を当て、高さを確認している。 って言うか近いな。目の前には夕美の大きな胸が迫っている。 夕美は高さを確認するために少しかがんだ。 「えっと、155cm、かな。  元々の私たちよりも小さくなっちゃんだね」 「155か…。ちょっと小さくなりすぎた気もするが、まあいいか」 「155だと女性の平均身長くらいだね。そっか、今、Pは私よりも25cmも小さいんだね」 「お前も呼び捨てにするのか?」 「今はそっちの方がいいんでしょ?」 俺はその問いに強く頷いた。 「よかった♪  美波ちゃんだけなんてズルいもんね」 「ズルいのは夕美ちゃんの方じゃない。  1人だけ胸まで大きくしてもらって。  P?お姉ちゃんね、依怙贔屓って良くないと思うのよね。  お姉ちゃんはそんな風に育てた覚えはありませんっ」 一人称までお姉ちゃんになってるな。 ノリノリじゃねえか。 「育てられた覚えはないが、依怙贔屓は確かによくないな。ほれ」 「え?きゃっ!」 俺は美波の胸を一瞬で大きくした。 今までは変化の過程を楽しむためにゆっく変化させていたが、今回は違う。 何か内側で爆発でもしたかのように一瞬で夕美と引けを取らないくらいにまで肥大化したバスト。 サイズを変えていないブラジャーは今にも悲鳴を上げそうだ。 「く、苦しい…」 「壊れる前に外しておくか。  すっかり下着のこと忘れてたわ、スマン」 俺はそう言って、顔より少し下の位置にある美波のブラジャーを外す。 フロントホックだったので前からだ。 ホックを外した瞬間、サイズの合っていない小さいブラジャーから解き放たれた大きなバストがばるんばるんと暴れまわっていた。 「すごい…。このくらい大きいとこんなに重いんだ…。  胸が大きい人が肩がこるって言ってる理由がよくわかるなぁ」 「私もそれ思ったっ!  自然と腕を胸の下で組んだりして、支えたくなるんだよね」 夕美は胸の下で腕を組んで、その上に胸を乗せている。 「確かにそうかも。こんな感じかな」 美波は左手を自身の胸の下から通して、右肘のあたりを掴んでいる。 右肘を持つことで左腕の位置を固定して胸を支えているようだ。 夕美と美波、どちらの支え方にしろ、下から持ち上げる形であることに変わりはないから、その大きな胸を強調する形になっている。 ただでさえ、目の前にある大迫力のバストがさらに強調されている様子はまさに眼福としか言い表しようがない。 「ねえ、P?」 「なんじゃい」 「もう、そんな言葉遣いして。めっ、だよ!」 今度は上から額をこつんと小突かれた。 ”めっ”って本当にかわいいな。 これマジで美城内で流行らせようかな。 「それで今、私の胸って何cmなの?」 「ん?えっと、ピッタリ100cm」 「20cm弱大きくなっちゃたんだ。  Pは本当に大きいおっぱいが好きなのね」 「ゲイ以外の男なら例外はなく、好きだろうな」 「お尻派の人もいるんじゃないの?」 「胸派、尻派なんて言ってもどっちの方が好きか、っていう話なだけであって、どっちが嫌いかって話じゃない。胸派でも尻は好きだし、尻派でも胸は好きなんだよ」 「どんどん話が変な方向に進んでいってる…。  一旦、この話はここまでにしよっか」 「なんだよ、ここからがいいところなのに」 「うーん、もし言うこと聞いてくれたらお姉ちゃんのおっぱいたくさん揉ませてあげる。  さっき、夕美ちゃんの揉んでたし揉みたくない?」 「揉みたい!」 「じゃあどうするの?」 「言うことを聞きます!」 まるで小さい子どもをなだめるようなやり方で黙らされてしまった。 小さい子どもなら、おもちゃとかおかしとかで済みそうなもんだけどな。 俺は手をワキワキさせながら、美波の胸に手を伸ばす。 だが、俺の手が届く前に美波の手によって阻まれてしまった。 「美波?」 「せっかくだから、もう1つ言うこと聞いてくれる?」 「命に関することと物理的に不可能なこと以外だったら」 「そんなこと頼みません!私のことなんだと思ってるの!」 「冗談だよ。それで何すればいいんだ?」 「美波のことお姉ちゃんって呼んで♡」 「あ、それいいねっ!  私もお姉ちゃんって呼んでくれたらまたたくさん揉ませてあげるよ」 そう言って、夕美はこれ見よがしに俺に豊満になったバストを見せつける。 これは非常に悩ましいシチュエーションである。 すぐに呼ぶのか、少し反抗する意思を見せるのか。 俺としては後者の方が好きなのだ。 それでも結果的に呼ぶんだけどな。 「弟みたいなものみたいに、とは言ったが弟として、とは言ってないぞ」 「うーん。でもね、ほら、Pは私よりも今、20cmくらい小さいわけじゃない?」 「そうだな」 「そんな小さい男の子を異性として見れないというか、どうしても年下の男の子としか見れないというか。  Pは男の子だから20cm年下の異性なんて普通にいたかもしれないけど、女性だと自分より20cm小さい異性って基本的に子どもだから。  もう、今のPはそうとしか見えないんだよね。  だから、お姉ちゃんって呼んでもらえたら、美波的にはしっくりくるな、と思ったんだけど…。  ごめんね、お姉ちゃんの我儘だったね」 そう言って美波は俺の目線と同じくらいまで屈んで、俺の頭をなでる。 屈んだことで重力に従い、下に向かって垂れた胸が見える。 胸元が緩い服を着ていたら、胸元から谷間が見えるみたいな展開もあったかもしれない。 そう言ったチラリズムもいいんだよな。 「別に美波ちゃんが謝ることはないと思うよ」 「え?」 「だって、Pが本当に子ども扱いを嫌がってるなら、美波ちゃんが撫でている手を振り払ってないとおかしいでしょ?」 図星である。 頭を大きな女性に撫でられる等の子ども扱いは非常に俺の癖を刺激する。 「そう言えばそうだね。  そもそも、私たちを大きくするだけでは飽き足らず、自分も小さくなるような子だもんね。  そっか。子ども扱いされたかったんだね」 そう言う美波は俺に温かい目を向ける。 正に子どもを見守るような優しい目である。 ここで折れてもいいのだが、俺の勘が告げている。 美波は何かここから展開を考えているんだと。 「お、俺は大人だっ!」 俺はまるで反抗期の子どものように声を荒げた。 「そうだったね。Pは大人だもんねー。  大人だという事実、プライドが色々邪魔してるんだよね。  それなら、P、身長はそのままでいいから10歳くらい若返ってみてよ」 俺は一瞬、何を言っているかわからなかったが、すぐに美波の言わんとすることを理解した。 そう言えば、自分の年齢を変えたことはなかったな。 上手くいくとは思うが。 俺は少しの不安を抱えながら、自分に能力を使う。 現在25歳の俺が10歳若返るということは15歳。 中3か高1の年齢と言うことになる。 能力を使い終わったが、あまり変化した感じがしない。 失敗したのだろうか。 「「かわいいっ!」」 「むがっ!」 いきなり2人が俺に抱き着いてきた。 2人の豊満なバストが俺の顔の左右から当たってくる。 ひとしきり堪能したのか、俺から離れた2人。 俺が怪訝そうな顔をしていると、夕美がはい、とスマホを内側カメラにして俺を映した。 そこには確かに若返った俺が映っていた。 元々25歳と、まだまだ若いはずだが、あらためて見ると、俺もこんなに若かったのかとちょっと懐かしい気持ちになる。 「これで身長も年齢も私たちの方が上だから、Pがお姉ちゃんって呼べない理由はないよね?ほら、呼んでみて?  お姉ちゃんたちのおっぱい触りたいでしょ?」 さっきまで散々擦り付けられていたが、確かに触りはしたい。 「早く呼んで、楽になっちゃおうよ?  もうPが私たちのことをお姉ちゃんって呼べない理由はないんだよ?ね?」 2人の誘惑が俺を襲う。 確かに、名実とともに俺は現在2人の年下なのだから、2人のことをお姉ちゃんと呼ぶのに何の問題もない。 俺の精神年齢が元のままと言うことを除けば。 だが、まあ、そんなことは些細な問題だ。 「美波お姉ちゃんっ!夕美お姉ちゃんっ!」 俺は2人にお姉ちゃんと呼称をつけ、大きな声で呼んだ。 普段よりも声が少し高い気がする。 高1くらいでは声変わりも終わってるっと思っていたが、まだ変声期だったのだろうか。 俺にお姉ちゃんと呼ばれた2人は目をハートにしていた。 リアルで目をハートにしているのは初めて見た気がする。 この時の俺、そこまでかわいかったかな? まあ、2人が喜んでくれるならいいか。 「「かわいいっ!」」 「ちょっ、むぐっ!」 本日何度目かのかわいいコール。 普段はこいつらの方がライブやら何やらで言われているが、今日は俺が受ける日のようだ。 正直、男の俺がかわいいと呼ばれたところで全く嬉しくはないが。 そして、2人は何回俺のことを抱きしめてるんだ。 いや、2人の胸の感触を楽しめるからそれはそれでいいんだけどさ。 「今日セックスするつもりで来たけど、このままPをひたすら愛でたくなってきたなぁ」 「私もそう思う!」 花の女子大生かつ人気アイドルがセックスなんてあまり気軽に言ってほしくはないんだけどな。 「じゃあ、今日はもうPを愛でる日にしよっか」 「そうだね。あ、そうだ。  お姉ちゃんって呼べたご褒美にお姉ちゃんのおっきなおっぱいたくさん揉ませてあげるね」 「上手に揉めるかなぁ?」 なんでうちのアイドル達はいちいち俺の癖を刺激することに長けているのだろうか。 いや、まあ、嬉しいんだけども。 俺は右手で美波の胸を、左手で夕美の胸をそれぞれ揉み始めた。 元の身長でも夕美の胸は手に収まりきらなかったのだから、当然今の大きさでは全く手に収まらない。 それは美波も同じこと。正直そこまで差があるようには見えない。 ここ何日か思っていたが、サイズ感がいつもと違うとなんか揉みにくいというか変な感じになるな。 いつも通りに揉めないから変に感じているのかもしれないな。 うちのアイドルの胸を揉むときに収まりきらないのとか美城最大サイズの雫を含むホントに一部だけだからな。 それでもここまで手から溢れることはない。 これ、うまく揉めてるか? 昨日はサイズ差があっても感じてくれていたようだが、今思えば、演技だったのかもしれないな。 俺は2人の感触の異なる胸を執拗に揉みしだく。 夕美の柔らかい胸と美波の少し張りのある胸。 甲乙つけがたい素晴らしい胸だな。 「う~ん、なんかあれだね。  いつもより気持ちよくはないかな?」 「まあ、手も小さいし、揉める範囲も小さくなってるからね」 やはり、そこまで感じてはいないようだ。 世のおねショタ系で感じている描写は嘘だったのか…。 感じやすい状態だと、また話は変わってくるのだろうか。 志希に昨日の薬作ってもらわないとな。 あ、そろそろ志希が俺が何してたのか聞きに来そうだな。 というか、あいつなら即日来そうなもんだが、全然来ないな。 なんでだ? 「ほら、P。  胸を揉むときはこうやって揉むのよ」 俺の手の上に2人の手が重なり、俺の手の上から、直接自分の胸を揉み始めた。 俺の手に重なる2人の手は俺の手よりも一回りほども大きい。 そして、数多のアイドルの胸を揉んできた俺が胸の揉み方を指導される屈辱。 諸々込みで最高である。 2人の手に合わせて揉んでいると、2人の息が徐々に荒くなってくる。 これはもはやただのオナニーではないだろうか。 俺の手いらなくない? 2人は散々堪能したのかついに俺の手の上から手をどける。 2人ははぁはぁ、とエロい息を上げながらも、俺を見下ろしてくる。 その視線は獲物を狙うかのようなものだった。 俺は危険を察したが、すぐに2人の腕につかまってしまう。 なんとか、振りほどこうとするも、男と女とは言え、この身長差。 どうやら力でも勝てないらしい。 全然振りほどけなかった。 「「ねえ、P?」」 「…何?」 「「脱いで?」」 「は?」 俺がすっとんきょんな返事を上げるや否や、2人は俺の衣服をとりはがしにかかる。 俺も遅れて抵抗しようとはするが、全く意味をなさなかった。 俺はあっという間に衣服をはぎ取られ、すっぽんぽんになってしまった。 俺はせめてものに抵抗にと股間だけは隠すことに成功した。 「子どもにスーツはちょっと早かったかな」 「でも、その手が邪魔ね。P、手をどけて」 「な、なんで」 「問答無用♪」 「え、あ、ちょっ、まっ」 俺は必至で抵抗するも、長身の女2人の力に全くかなわず俺の手は股間から外されてしまう。 そして、初めて、外に出た俺の息子。 「えぇぇぇぇぇぇぇぇっ!  なんで!?」 「あら、随分とかわいくなって」 「普段の凶悪さはどこに行っちゃったのかな?」 それは普段のモノより明らかにサイズダウンしていた。 既に2人の胸をこれでもかと揉みまくった上にこの身長差。 扱い。諸々含めて、完全フル勃起状態のはず! 15歳のころでももう少し大きかったはず! あ、身体が縮んだことが関係してるのか!? 今は155cmだが、実際15歳くらいの俺は170弱くらいはあったはず。 その小さくなった分、全体的にサイズダウンしているってことなのか! 「この大きさじゃ、どっちにしろ満足はできなそうかな」 「うん、そうだね。P、今から美波お姉ちゃんが30秒間手コキしてあげる。それで我慢出来たら、パイズリしてあげるね」 30秒だとっ! 舐められたものだな。 俺が今まで何人のアイドルと行為に及んできたと思っているんだ! この程度、余裕っ! 「余裕そうだね。じゃあ行くよ」 美波が俺の自信満々な様子を見て、俺の息子を右手で優しく包み込む。 「片手で包めちゃったね。普段は両手を使わないといけないのにね」 くっ、言葉攻めとはなかなかやる。 既に臨戦態勢の我が息子をさらにいきり立たせてくるとは! だが、それでも30秒耐えて見せる! 「じゃあ、始めるよ」 美波が手を激しく上下に振り始める。 「っ!!!。な、なんでっ!んぐぐっ!あ…ぁっ!」 それは普段されているよりも遥かに気持ちがよかった。 あまりに大きな快感が俺を襲う。 そして、10秒ほども経たないうちに射精してしまった。 「あーあ、残念。10秒も持たなかったね。  これじゃあ、パイズリはお預けかな」 美波は手に着いた俺の精液をペロッと舐めながら言った。 その動作だけで、世の男性の9割は股間を抑え、腰が引けてしまうこと間違いない。とある界隈で歩くセックスと言われているだけはある。 「なんで、こんなに、き、気持ちがいいん、だ」 「やっぱり気持ちよかったのね。  予想が当たったみたいね」 「予想?」 「うん。Pが15歳になって、そのおちんちんも15歳のPのものが身長に合わせて小さくなったのかな、ってまず思ったの」 「俺もそれは思ったが」 「それでね、当時のPはまだ童貞じゃないのかな、と思って」 確かに15歳のころは俺は童貞だった。 卒業したのも大学に入ってからだ。 「確かにそうだが、それが何か関係あるのか?」 「童貞のちんこに美波の手コキは耐えられないだろうな、と思ったの。  伊達にPとセックスしてきてないからね。  P限定で経験も豊富だから、すぐイッてくれるかなって。  イカない場合は普通にパイズリすればいいだけだしね」 なるほど、俺でも理解しきれていない能力を考察したってことか。 この子、やっぱり頭いいわ。 「じゃあ、P。今度は夕美お姉ちゃんの番だよっ」 「待って、さすがに言ったばっかりで萎えてるからっ!」 「えぇ、大丈夫でしょ。えいっ」 夕美は俺の顔面にまたもや、胸を当ててきた。 そして、「うりうりぃ」と言いながら、胸で顔を挟み、ズってきた。 顔面パイズリとでも名付けるべきか。 そして、中学生の息子はそれですぐに起っきしてしまう。 「勃ったね♪」 浅はかなり、マイサン。 「それじゃあ、行くよ」 こうして俺は眠るまでの間、2人のおもちゃと化したのであった。

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