「個」を殺すソーシャルメディア (Pixiv Fanbox)
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とある漫画の言葉ですが
「世間的な価値ではなく、あなたが良いと思うものを知りたいのです」
たったこれだけで、TwitterやSNSが創作の発表の場には向いていない、と言うぼくの考えを端的に現しています
Twitterを例に上げると
Twitterには「トレンド」が確実に存在しており、世の中の流行を確認するにはとても便利なものです
しかし、創作に限ってはまずほとんどの人がまず「数字」から判断します
これは証明として、当時のぼくのフォロワーの何名かが、ぼくの作品がBuzzった事を確認してからRTをしたためです
RTは本来拡散したい情報にするもので、オタク的な言葉で言うなら「推す」です
みんなが推してるものは、確かに良いものです、必ず理由は存在します
しかし、その「皆」という後ろ盾がなければRT出来ないのだとしたら、そんなのは数字に囚われた愚者です
逆説的に言うなら、皆が信じるものは信じる…これでデマも拡散することが可能です
RTなんて簡単です、金もいりませんし、クリック(スマホならタップ)ひとつです
でも、それには必ず価値が発生します、あなたの価値観という価値です
ぼくもTwitterなどではわざとイラストはRTしないようにしています
何故なら、ぼくに寄ってくるフォロワーも別にぼくが目的ではなく、数字とエロだけが目的だからです
少なくとも、数字しか見てないのに受動的に良いものだけを「数字で」判断して云々するいきものにぼくはなんの価値も見出しません、フォローする価値もない雑音です
千と千尋の言葉じゃないですが、そんな奴らには名前すらもったいないです、名乗る必要もないです
ぼくをフォローし、ぼくの作品や発言でなく「数字」だけをRTするやつが多すぎたのです
これは正直精神衛生上良くないし、それこそそいつが何者かすらわかりません、個である必要はないです
だって、面白くねえんですから
自ら無価値になることを求めていく、それなら匿名でもいいのです
ぼくが最近ゼニにうるさい理由もこれ、こいつらはもともと何も持っていないからこそ、何の責任感も必要ないのです、基本無料SNSゆえの雑音です
作品を作るには労力が必要です
しかしタップは1秒で出来ます
無価値なものに否定されるぐらいなら、ぼくはそんな雑音のようなフォロワーはいないほうがマシ、と何百回も言います
まあシステム的な話で言うなら、RTの1日の回数を制限するだけでも面白そうですけどね
少なくとも、それだけで情報を選別する面白さは生まれます
別に創作しない人でも、価値を見出すことは可能です
個としての存在感、面白さ、価値観が見え、フォローに値するならこちらだって近寄ります
英雄がひとり死ねば盛大な葬儀
群衆がひとり死んだところで誰も気づかない
これを読んでるあなたは どちら を 選ぶ?