35.「海生VS武虎」地下格闘技編後編(35. "Kaisei VS Taketora" Underground Martial Arts Part 2) (Pixiv Fanbox)
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ジム生徒のみなさん、こんにちは。
お待たせしました、海生VS武虎のSSの後編です。
前編を見ていない方は、まずこちらをクリックして前編からご覧ください。
それではさっそくご覧ください!
1.「海生VS武虎」地下格闘技編後編(34. "Kaisei VS Taketora" Underground Martial Arts Part 2)
「うおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!オレの、勝ちだぜえええええええええ!!!」
リングの端までダッシュしてから、リングサイドを勢いよく駆け上ると、両手を持ち上げて叫び声をあげる武虎。
「うおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!!」
武虎の叫び声に応答するかのように、客席からの歓声が、地下格闘技場内に鳴り響く。
次第に意識を取り戻してきた海生。
ぼうぜんとしながらも、ゆっくりと膝をついて体を起こそうとする。
意識が戻り、状況を把握する海生。
オレが、負けた。
まさかオレがが、武虎ごときに負けるなんて…。
「おい、海生」
声のする方に海生は顔を向けると、自分の方に歩み寄ってくる武虎の姿が見えた。
「てめえの負けだぜ」と言って、武虎は突然海生の顎を軽く蹴る。
「ぐっ!」
仰向けに倒れる海生。
すると武虎は、海生の腹を踏みつける。
「ふぐっ!」
力の抜けている腹を踏みつけられ、唾をまき散らしながら激痛に海生は顔をしかめる。
「ははっ、いい景色だよなあ、なあ、クソザコ海生君、なあ」
海生は、自分を踏みつける武虎を見上げる。
天井の強いライトによって顔が陰り、武虎の口元しか見えなかった。
しかしそれだけで、武虎が邪悪な笑みを浮かべながら自分を見下ろしていることが海生には容易に想像できた。
「くっ、くそっ」
悔しさのあまり、腹を踏みつけられたまま、海生は武虎を睨みつける。
「ふっ、ふふふっ、ふはっ、ふはは、ふはははは!」
こみあげてくる笑いを止められないといった様子で、武虎は大声で笑いだした。
「やべー!すっげー気持ちいいんだけれど!!最高じゃねーかよ!!」
そう言いながら、武虎は海生の腹を何度も何度も踏みつける。
「ぐっ、うっ、うっ、ふっ、ぐうっ、うぐっ…!」
腹筋に力を入れて、武虎の踏みつけを耐える海生。
一方武虎は、両手を掲げ、観客の方を眺めながら海生の腹を踏みつけ、勝利者の興奮に満ちたりた表情を見せていた。
こんなことがあっていいのか!
こんな、高校生で格下の、練習もまともにやらない武虎なんかに負けるなんて…。
屈辱だ!
間違いなくオレは勝てていた試合だった。それなのに…!
海生は悔しさで頭がおかしくなってしまいそうだった。
しかし、どれだけ自分に実力があったとしても、試合の負けは、負けでしかない。
結局、勝てば官軍、勝負の世界では、勝ったものが正義なのだ。
「さあ、どうしてやろうかなー、なにしてやろっかなー」と言って、楽しそうに笑みを浮かべる武虎。
地下格闘技場では、試合に負けたものは、試合の後にリングの上で勝者に好き放題にされるというルールがある。
そして、そのルールを決めるのは勝者だ。
観客を喜ばせるために、敗者が意識を失うまで暴力でいたぶるような奴もいれば、自分の欲望の対象として、敗者を何度も犯す奴もいる。
けれど武虎が自分に欲情することは考えられない、だから、結局こいつはオレに大したことはできないはずだ。そう海生は考えた。
すると、武虎は再び海生の上に馬乗りになり、海生の顎をつかんで、自分の顔を近づけると、ニヤついた表情が収まり、まじめな顔で「なあ、海生。お前、今からオレのちんぽ舐めろ」と言った。
「は、はあ?」と、意味を理解できず、聞き返す海生。
すると、武虎は片手で自分のパンツをずらし始める。
「ば、馬鹿野郎、何してんだよ!」
すると、パンツの中から、大きくそそり立つ武虎の逞しい勃起したちんぽが現れる。
「なんで、勃ってんだよ、お前…!」
「や、なんか、ぶっちゃけ海生のダウン寸前の顔が、すげえエロくて、勃った」
「はあ!?」
じりじりと自分のちんぽを海生の口元に近づける武虎。
首に力を入れて顔をそむけ、ちんぽを拒否しようとする海生。
しかし、武虎はそれすらも楽しむように「おいおい、逃げんなよ、ザコ海生」と言って、つかんだ顎を無理やり自分の股間に近づけさせる。
「うっ、ううっ!?」
油断したすきに、一瞬で海生の口の中に、武虎のペニスが挿入される。
「うっ、ふっ、うううっ!」
唸り声をあげる海生。
しかし、武虎は海生を上から見下ろしながら「オラ、てめえは負けたんだよ。オレの言うことに従えよ、海生」と言って、そして「ちんぽ舐めろ、そして、うまそうにしゃぶれ」と命令してきた。
くそっ。
悔しさがこみあげる中、武虎の大きくなったペニスを少しずつ舐めあげる海生。
くっ、こいつ勃起したちんぽ、暴力的にでけえじゃねえかよ。
「うっ、ふうっ、ふっ…」武虎はニヤつきながらも気持ちよさそうな表情を見せる。
海生は鼻で激しく呼吸をしながらも、武虎のペニスの裏を舌で往復したり、舌先で舐めたりと、徹底的に武虎のペニスをしゃぶりつくす。
こうなったら、やるからには徹底的にてめえのちんぽ、攻めてやるぜ、武虎!!
闘う男の目を見せながら、海生は武虎のペニスを舐める。
「くっ、やべっ、気持ちいいっ、海生、マジうめえじゃん」と武虎は苦笑する。
顔を赤くして武虎を睨みつけながら、海生は武虎のペニスを頬張った。
海生のクールな目元に屈辱と闘志のみなぎる眼光、そんな目を向けられて武虎は「そんな顔で、その目で、ちんぽ舐められたら、くっ、やべええええ」といって、ペニスをびくびくさせる。
くそかっけえ顔じゃん、海生。
そう思いながら武虎は、焦って海生の顔を手で押しやり「やべえ、その眼だけでいっちまいそうだぜ」と言って、ペニスを引き抜く。
海生の口からは、唾と漏れでた精液の混ざった液体が漏れ出ており、武虎を睨みつけるその顔に、武虎の加虐心にスイッチが入った。
突然海生を蹴り倒すと、床に這いつくばる海生にまたがり、今度は海生の尻に自分のペニスを勢いよくぶち込む。
「ぐっ!?」
思わず声を漏らす海生。
自分の尻に何のためらいもなく乱暴に押し込まれたペニスの感触、その痛みに、海生は体を固くする。
「あーれー?なんだよザコ海生。女みたいにおびえちゃってんじゃん。笑える」という武虎の声は侮蔑の色がにじみ、その声にはっとした海生は冷静になろうとして「はっ、何言ってんだよ。その程度なんともねえよ」と平気なふりをして言い返した。
「オラ、やるなら、やれよ」といって、海生は態勢を起こし、逆に自分の尻を武虎に押し付ける。そして、自分の尻を動かし、武虎のペニスが尻の中で動く感触に耐えようとする。
「てめえにやられっぱなしなんて、性に合わねえんだよ!」と海生は武虎を睨めつける。
武虎は「あーそー、そういう態度ね。いいじゃん…、むしろ、くっそエロいじゃん」と言う。
海生のゆっくりとした尻の上下運動に武虎は「けど、ぬるいぜ」とつぶやく。
すると武虎は、海生の筋肉質で厚い胸板に、ゆっくりと手を伸ばし、優しく愛撫し始める。
「くっ、武虎、お前…」困惑する海生。
しかし、武虎は海生の声に反応することなく、海生の逞しい筋肉質な胸の感触を味わう。
武虎の、ふっ、ふっ、と興奮して漏れ出た熱気のこもった息が、海生の耳元に届く。
そして、武虎の指先が乳首に触れてくるごとに、海生は思わず「うっ」と声を漏らし、動かしていた自分の尻の動きを止めてしまい、ふっ、ふっ、と思わず息が漏れる。
最初は優しく執拗な乳首の攻めだったが、次第に両手で激しく乳首を攻める武虎。
そして「はあ、はあ、くそっ、なんだよ、マジでエロい体じゃねーかよ、すげえ、逞しい筋肉のくせに、さわり心地めっちゃいいとか、マジ反則だっ」とつぶやく。
その熱気のこもった声を聴いて、海生は、自分のペニスも膨らんでいくことに気が付いた。
「くっ、くそっ、マジかよ」
顔が熱くなる感覚。
海生は、武虎なんかの愛撫で感じてしまう自分に悔しさがこみ上げる。
そして、武虎が黙って海生のペニスに触れ、握りこむと、そのままゆっくりと上下に動かし始める。
「がっ、くっ…ああっ!」と、海生の大きな声が漏れる。
耐えようにも快感が体に押し寄せてきて、我慢しきれない。
乳首とペニスの両方を責められ、思わず顔がとろんとしてしまう海生。
くそっ、武虎のやつ、すげえ気持ちいいところ突いてきやがる。
すると、海生の耳元に向かって武虎は「かっこいい顔して、すげえエロい顔もするんだな」と、湿った声で言った。
「バカ、野郎…!」
海生の声が上ずり、うっ、あっ、あっ、と再びみだらな顔で喘ぎ声を出してしまう。
さらに武虎は、尻に挿入したままのペニスを急に攻め立てるように早く動かし始めるので、ペニスが腹の中まで激しく突き上げられる感覚の気持ちよさに、海生は本当の意味での自分の敗北を確信する。
快感が、全身を駆け巡り、体中がびくびくと痙攣し、力の抜けた口からは唾液が流れ出していた。
「あっ、あっ、あっ、あっ、あああっ!」
どびゅっ、どびゅっ、びゅっ!!
ついに海生は快感に負けた声をあげながら、精液をリングの上にまき散らし、海生のフィニッシュの様子を終始興味深そうな面持ちで見守る観客から、小さな歓声が流れ出てきた。
射精して体の力が抜ける海生。
荒い息を吐きながら、呼吸とともに胸を大きく上下をさせ、何とか意識を保っていた。
だが、まだ終わりではなかった。
「オレも、我慢できね、うっ」と武虎の声が聞こえた瞬間、海生は自分の肩を強くつかまれた。
そして、尻に挿入されたペニスは、乱暴に、激しく動き始める。
「がっ、ぐああっ、ぎっ、うあっ、ああっ、ぐあああああ!!!」
先ほど達したせいで、体に力の入らない海生だが、さっきとはうって変って、武虎が乱暴に海生の体の中を突き上げるので、海生は体を固くし、悲鳴を上げる。
その声に武虎はさらに興奮しながら、海生の尻を壊れるほど激しく攻め立て、そして絶頂に達しそうな感覚が押し寄せてきたところで、大きくなったペニスを急に引き抜き、海生の顔に自分のペニスを突きつける。
「いい負け顔だな海生!イケメン顔も台無しにしてやったし、これでテメエも終わりだぜ!」
そういって武虎は自分のペニスの先を海生の顔に向ける。
「ぐ、ぐおっ…」焦点の定まらない目で、武虎のペニスを眺める海生。
「おらっ、喰らえ!」
どびゅ!どびゅっ!!
びゅちゅっ、びゅびゅびゅっ!!!
「ぐああああああああああ!!」最後の悲鳴を上げたのち、海生は意識を飛ばしそうに眼球を上転させる。
海生の顔には武虎の大量の精子をぶちまけられ、海生の力ない顔には白濁した精液がどろりとへばりついた。
「ううっ、くそっ。顔に…ぶっかけ、やがって…」と言って、海生は自分の顔を振るが、粘つく精液はまったく取れることなく、完全に自分が武虎に犯されつくした現実を思い知らされる。
「負け顔にぶっかけるザーメン、最高に気持ちよかったぜ!」
武虎は海生の首に自分の腕を回し、そして、観客たちには聞こえないような小さな声で「すげえ気持ちいいファイトだったな。また次も地下で犯してやるから、逃げんなよ、ザコ海生」と言ってきた。
海生はうなだれながらも、次はオレがお前を秒でぶっ倒して、そしててめえの腹の奥までオレのちんぽをぶち込んで突き上げて、お前の体をしゃぶりつくしてお前の全身をぶち犯してやるぜと、心の奥で小さな闘志が燃やした。
次は、ぜってえ、ぜっえぶっ倒してやるぜ、武虎…!!!
◆◆◆
「ちょ、なんすか、京さん。さっきから俺と武虎の顔ばかり見て」と海生は険しい顔で言った。
ジムで生徒の指導をしていた海生だったが、入り口の椅子に座って自分をまじまじと見る京が気になり、声をかける。
「あ?いや、別に」と言って、京は海生の言葉を適当にかわす。
「せっかくジムに来てんのに、さっきから練習の見学ばかりして、人の顔じろじろ見て、意味わかんないっすよ」といって、それから海生は再びジム生の指導に戻る。
「ふう、あぶねえ。近づかれて俺の股間が勃起してんの見られたらやばかったぜ。今完にフル勃起してんだよな。海生と武虎で地下格闘技場設定の妄想してたっつーのに、海生のやつ邪魔すんなよ、ったく。現実に戻っちまったぜ」と不快そうな顔で毒づく。
それから京は、海生のたくましい体のシルエットと汗でぬれたシャツから透ける背中の質感をじっと凝視した後、うなずいて、椅子から立ち上がり、トイレの電気をつけ、中に入っていった。
2.あとがき
やっぱり「バトル×エッチ」イラストは描いていて楽しい!のですが、皆さん的にはどうでしたか?
今回は海生負けバトルでしたが、そして、海生の登場回も負けバトルでしたが、実は海生は本当は攻め側として登場予定でした。
それなのに、次回の登場も負けバトルが想定されていて…ああ。
人気があるキャラクターは負けシーンを希望されがちっぽくて、海生は僕の描くキャラクターの中でもかなり人気がある印象なので、負けシーンばかりなのも仕方がない、のかな。
今回は先輩の妄想オチでしたが、武虎だったら実際でもこのぐらいのひどいこともやれる気がする。
逆に、海生が武虎をいたぶる展開も自分的には見てみたいところです。
機会があれば描いてみたいな。
最後までご覧いただきありがとうございます。
また次回も、シーサイドジムで会いましょう!
バイバイ!