三月号(製本について/短編1つ) (Pixiv Fanbox)
Content
ごあいさつ
ご支援ありがとうございます。今回は
・製本について
・むふふ1(アニメについてちょっと)
・むふふ2(短編)
でお送りします。
製本について
今回は少し毛色を変えて、自分で電子書籍を出す際に注意していることについて書いてみます。私は本を作る際に「シメケンプリント」というサイトを使っています。毎回どうやって作るのかを忘れてしまうので、虎の巻的なものを自分で用意しています。
・奇数ページが左、偶数ページが右
・DLsiteだと、表紙+目次+本文+奥付という構成のPDFは、見開きの場合に表紙のみが1ページ、他は2ページで表示されるため、表紙(1ページ)の後ろにブランクを入れて、目次を1ページ目、そのあとに本文(2ページ目からスタート)とするのが良い。
・サイズはA6(好みによります)
・(ヘッダー、フッター)、ページ番号、タイトル表示は上+外のオプションでつける
・タイトルは奇数ページに振りたい(普通)なら左上に
・章が変わるごとに左右ページ配置を変える、偶数なら右からスタート、奇数は左から
・タイトルに振ってあげて二行あけてから本文始めるとよい
(※これは楽だがあまりスタンダードではないかもしれない。よく見るのは章タイトルで1ページ使い、その後ろに1ページ空白を作り、その次のページから書き始めるもの。その際、文を書き始める最初のページは7行くらい空ける)
販売までの流れ
・製本する
・PDFのバックアップを取る(Dropbox、Google Drive、Evernote等お好きな場所に)
・BOOTHに登録する
・絵師の方にお礼のメールを送る(この時にBOOTHのリンクを併記しておくとよい)
・Pixivに登録する
・ツイッターで告知する(Pixivで公開中であること/絵師の方のアカウントをつける)
・DLsiteに登録する(審査に2~3日かかる)
誤字脱字について
自分である程度長い文章を書いた人ならわかってくれると思うのですが、誤字脱字はどれだけ気をつけても必ずどこかで出てきてしまうものです。校正のツールを使ったとしても、例えばクエスチョンマークの全角と半角の違いは指摘されませんし、漢字のミスも最悪別の単語として認識されればスルーされてしまうこともあるかもしれません。台詞の語尾や一人称がおかしくなっていても、結局自分でしか直すしかないのです。
ただ、いざ読んでいるときに誤字を発見してしまうと、そのヒューマンエラーで気が散ってしまい、物語に集中できなくなってしまいます。本当に困りものです。
私もできるだけ誤字脱字には注意していますし、ロボ娘のセリフには絶対にミスがないようにしようとしています(ロボなので)。ですが出てしまうものは出てしまうので、その時は「ワンオペってキツイんだな」とか思いながら寛大な心でどうか許してください。
むふふその1
備忘録がわりに、ロボ娘が登場するアニメでビビッときたものを集めました(R-18含む)。
・バブルガムクライシス Tokyo 2040
(3話、5話、6話、11話、12話、17話、18話等)
・MEZZO FORTE(R-18)
(1話、2話)
・ムネモシュネの娘たち
(4話)
・淫魔妖女(R-18)
(2話)
・Luv Wave(R-18)
(1話、2話、3話)
・ダイバージェンス・イヴ1、2
(2の方が萌えます)
・境界線上のホライゾン
(5話等)
・攻殻機動隊2045
(1話、4話、5話)
むふふその2
3000字くらいの小話です。制服を着たロボ娘って少ないので無理やり着せました。
僕は体育倉庫のマットの上で座り込んでいた。ドアが開くと、一人の女子生徒が顔を覗かせて意地悪な微笑みを浮かべた。佐山エレオノーラという名前の彼女は、ハーフであるが故の美しい金髪をツインテールにしている。
「あ、いたいた。今日もよろしくね〜。てかちょっと、なんで脱いでないの?」
僕は彼女に毎日、こうやっていじめを受けている。僕は彼女の機嫌を損ねないように服を素早く脱いだ。彼女の前で全裸になるのは慣れっこだ。最初のうちは恥ずかしがっていたが、今ではもう諦めている。僕の貧相な体を見て、何が楽しいんだろう。
彼女よりほんの少しだけ身長の高い僕は、いつも彼女が見下ろせるようにとしゃがんだり座ったりした状態で彼女と話す。白いスポンジマットに付いた土埃を払って裸の尻を下ろすと、エレオノーラは僕を見て嘲笑った。
「なんかアキホとリナは来れないらしいし、あたし一人でアンタで遊ぶのも退屈だから、助っ人呼んじゃった」
彼女は倉庫の外に出て、誰かに「入りなさい」と告げた。ゆっくりと中に入ってきた、制服を着たもう一人の女性は、肩まで伸びる真っ直ぐな黒髪に切れ長の瞳が印象的な女性だった。
エレオノーラはその女性の尻を蹴り飛ばすと、よろめいた彼女が覆い被さってきた。すんでのところでマットに手をつくと、何も考えていないような瞳で僕をぼんやりと見つめ、そして僕の股間をに視線を下ろす。男の体など見慣れていると言わんばかりの様子で何のリアクションもなく立ち上がり、エレオノーラの方を見た。
「ち、ちょっと」
「あ? あははは、なに? 可哀想とか思ってる? でも大丈夫。コレ、ウチで使ってるロボットだから」
「え……」
ロボット。アンドロイド。確かにそう言われればそうかもしれない。視線を彼女の方に向けたまま、手を前に揃えて置いて美しい直立姿勢を保つ様子は、着ているものが制服でなければメイドと言った方が適切だろう。
「サクラって言うの。なかなか可愛いでしょ? 雑用係兼あたしのお人形。この制服もわざわざ着せたのよ? 案外似合っててウケるよね〜。今日はアンタに、コレとセックスしてもらうから。アンドロイドで勃起して射精する無様な姿、しっかり録画しておいてあげるね」
エレオノーラはサクラと呼ばれた女性の頬を撫でる。サクラはそれに為すがままになりながらも、変わらずエレオノーラの方を見つめて、まるで命令を待っている犬のようだ。そしてその通りに、エレオノーラが命令を下す。そこの男とセックスしなさい、と。
サクラは短い返事をしてすぐさまスカートのホックに手をかけ、ジッパーを下ろして速やかにスカートを脱いだ。彼女の股間は純白のショーツが覆い隠しており、僕はそれを見てすぐに勃起してしまった。
「う〜わ。ロボットのパンツ見ただけで勃起かよ。サクラ、さっさと終わらせなさい」
「かしこまりました」
端末のカメラをこちらに向けたエレオノーラは、本当に心から面白いと言わんばかりに肩を細かく震わせている。それを何も気にせずに、サクラは僕に再び覆いかぶさった。クールな表情がその距離をじりじりと縮めてくる。ふわふわとした唇が、僕の唇に触れた。
「んんんっ!? んんっ!」
サクラの舌がぬるりと僕の口の中に滑り込んでくる。舌を絡めるだけでなく、歯茎や上顎にまでその長い舌を這わせてくる。そして下を見ることなく、僕のペニスに手をあてがい、そのほっそりした指で竿全体を握った。あまりのスピード感に心の準備ができていない僕は思わず声を上げてしまった。
「うわぁっ!」
「挿入完了。ピストンを開始します」
たぷ、たぷ。たぷ、たぷ。
ゆっくりとした動作でサクラが腰を振り始める。膣壁がこしゅこしゅとペニスを擦り上げ、生温かいローションでぬるぬるになった内側が射精させようとしてうねる。
「あははっ、顔めっちゃキモいんだけど〜。後でグループに載せとこ」
エレオノーラは快感に喘ぐ僕の写真を撮りながら、ロボットに犯される僕の姿を満面の笑みで見つめている。
僕はもう限界だったが、バカにされるのが嫌でお腹に力を入れて耐えていたが、彼女がスパートをかけて腰を速く振り始めた。僕はそれに耐えることができなかった。ドロドロとした精液がサクラの内側に注がれていく。それが子供を産む種として使われることはない。
「射精を確認」
「え!? もう? う〜わ早漏かよ。サクラ、もう終わっていいから。動画も十分取れたし」
「かしこまりました。お嬢様」
サクラは僕を冷たく見つめながら、腰を前後にふりふりと動かして精液を搾り取ろうとしていた。その事務的な腰使いはびっくりするほどエッチで、僕は体を震わせながらもう一度大きく精を吐き出した。
サクラはゆっくりと腰を浮かせ、ぬるんとペニスを引き抜いた。ぽっかりと開いた穴から精液がとろりと落ちる様子に釘付けになる。
「あっはは。あ、そーだ。ねえサクラ、コイツとのセックスどうだった?」
「……はい。当該男性が挿入から射精に至るまで要した時間は一分十二秒です。私に搭載された擬似膣ユニットの能力を考えましても、極めて早漏であると結論づけます。また、射精により放出された精液量は三・一ミリリットルで、精液内に含まれる精子の量は一ミリリットルあたり千二百万程度です。精液の量に関してはやや少ない程度ですが、精子の量に関しては正常値より低い水準です」
サクラはM字に股を開いてこちらに局部を見せ付けながら、冷静にそう答えた。その無表情が僕をバカにしているようで、でもそれがとても興奮した。
「あははっ、おもしろ〜。気持ちよかった? てかその粗チン何センチだよw」
「……『粗チン』がデータベースにヒットしました。はい。当該男性が完全に勃起した状態でのペニスの全長は九・ニ四センチメートル、直径二・八五センチメートルで、これは成人男性の平常時のペニスの状態と大差ありません。『粗チン』と言って差し支えなく、よほどのテクニックがない限りはこの男性との性行為によって女性が絶頂に至る可能性は極めて低いと思われます」
「だってさ。サクラとセックスできただけでも感謝しなよ。あ、ここで洗浄してって。そこのオスに廃液ぶっかけていって良いから。ティッシュ代わりに使って? あたし先帰ってるから」
「かしこまりました」
エレオノーラは出て行き、後には僕とアンドロイドだけが残された。サクラは僕の上にしゃがみこみ、勃起したペニスを見下ろして、トイレをするときのような格好になった。
「あ、あの、もう一回、できませんか」
「所有者でない男性との性行為は、残念ながら所有者からの命令がない限りは禁止されております。先ほどはサブマスター『佐山エレオノーラ』様の命令がございましたが、現在与えられている命令は擬似膣内の洗浄のみです」
彼女は僕の上で女性器を広げた。ぬちゅりと音を立ててそこが開き、愛液と精液が混じり合った液体が僕の腹にぽたりと垂れた。それが非常にエロくて、僕はその場所に見入りながら、気づいたら勃起していたペニスをシコリはじめていた。
「簡易洗浄を開始します」
サクラは体内で水が流れるような音を立ててかすかにぷるぷると震えていた。それが終わると、彼女の股からとろりとした液体が落ちてきた。精液の香りに混じって、洗剤のような香りが鼻を突く。
「廃液の放出を開始」
サクラはまるでおしっこをしているようだった。それがとてもエッチで、僕はまたすぐに射精してしまった。
「放出完了。これより帰還します」
サクラは白いパンツを直すと立ち上がり、スカートを整えて歩き出した。彼女のスカートにかかった僕の精液がとてもエロくて、僕は再び股間を硬くした。