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「鳩を返せ!」 挿絵 亞狗rozetta様

 大鳩超獣 ブラックピジョン 登場


ある日のこと、防衛隊ではAI搭載の自動操縦機のテストが行われていた。

しかし、帰投命令を受けた後の挙動が芳しくなく、テストは行き詰まりを見せてしまう。

そこで、犬猫や鳩の帰巣本能のメカニズムを研究し、成果を出そうとしていた。

基地の近くに住むサブロー少年は防衛隊に頼まれ、伝書鳩のコジローを実験に参加させる。

基地の場所を覚えて飛び立つコジロー。

しかし、これを観察していた異次元人が、秘密基地のありかを探るためにコジローを拉致してしまう。

一向に帰ってこないコジローを心配するサブロー少年。

アルティマレディ・リアンの地球での姿、大和ユリア隊員も、一緒に探すもののコジローは見つからなかった。

コジローを呼ぶための鳩笛を吹きながら、失意に暮れるサブロー少年。

そんな時、空を割って異次元より大鳩超獣ブラックピジョンが襲来する。

街を破壊しながらサブロー少年の元へ向かってゆくブラックピジョン。

サブロー少年はその姿を見るや、超獣がコジローの変わり果てた姿だと気づき、ユリアの静止を振り切って近づいてゆく。

サブロー少年の吹く鳩笛に、動きを止めるブラックピジョン。

しかし、異次元人達の容赦ない指令がブラックピジョンへ飛ぶ。

「何をしている!街を破壊しながら防衛隊基地へ向かうのだ!」

創造主には逆らえないのか、再度暴れ出すブラックピジョン。

ついにサブロー少年が襲われそうになったその時、光の戦士、アルティマレディ・リアンが現れた。

「ヘアッ!」

登場とともに空中で体を回転させると、ジャンプキックでブラックピジョンを吹っ飛ばすリアン。

そのまま超獣を牽制しながら、人気のない埠頭へと誘導していく。

リアンが現れたことで異次元人の標的もそちらへと移る。

「現れたな、アルティマレディ!ブラックピジョン、作戦変更だ。リアンを倒せぃ!」

羽を羽ばたかせ、強風を起こすブラックピジョン。

「グルゥウウウ!」

リアンも飛ばされないように踏ん張るものの、飛んできた埠頭のコンテナなどを体に受け、膝をついてしまう。

そのまま飛び立ったブラックピジョンは、体勢を崩したリアンにボディプレスをかます。

「ヘアア!」

その一撃をまともに食らい、倉庫の上に倒れ込んでしまうリアン。

なんとか立ち上がったものの、ふらついた後頭部に再度空中からアタックをかけられ、今度は前のめりに倒されてしまう。



「ディア…」

頭部への衝撃で意識が朦朧としてしまうリアン。

頭をふりながらなんとか立ち上がろうとするも、胸のカラータイマーが点滅を始めてしまう。

ピコンピコンピコン…



「コジロー!やめろー!」

それを見ていたサブロー少年は鳩笛を吹いてブラックピジョンの気を引こうとする。

その音色に気を取られたブラックピジョンは一旦リアンから目を離し、サブロー少年の方へ歩き出す。

その隙に体勢を立て直したリアンは、後ろからブラックピジョンに掴みかかると、そのまま海の中へ投げ飛ばした。

「セヤァッ!」

海の中に落ちたことで羽が濡れて飛べなくなったブラックピジョンが怒り狂った様に咆哮した。

「グエエエエ!」

腹に備えたミサイルをリアンに放つブラックピジョン。

「トァ!」

間一髪でそれを交わしたリアンは、腕を十字に組んだ。

リアン必殺の光線・リアニウム光線が発射され、ブラックピジョンに命中する。

「………クァアアァ!」

誰もがリアンの勝利を確信したその時、ブラックピジョンは胸からリアニウム光線を増幅して打ち返した。

「フェアアアアア!」

自らの光線を体に浴びたリアンはその衝撃で再び埠頭に倒れ込んだ。

ピコピコピコピコ…

カラータイマーの点滅が早まり、リアンは立ち上がれずにへたり込んでしまう。



その様子を見ていた異次元人からブラックピジョンに指令が飛ぶ。

「いいぞブラックピジョン!リアンに貴様の毒『バードホワイトバブル』を注いでやれ!」

その声に反応したブラックピジョンの股間に生殖器が現れる。

動けなくなったリアンの股間に生殖器をあてがっていくブラックピジョン。

「ヘァ…フェア…」

弱々しい声をあげながら、顔を背けるリアン。

しかし恐れていた挿入の前に、ブラックピジョンは一回目の発射を迎える。



ブシャアァア!

大量の白濁した毒液がリアンの体に降りかかる。

「ジェアアァ…」

身体中に毒液を浴びて体を退け反らせるリアン。



ブラックピジョンはその動きに合わせて、今度は生殖器を挿入していく。

「グポゥウ!」

腰を振りながらイチモツを沈めていくブラックピジョンを振り払うこともできず、リアンは体を震わせていた。

「フェ…フェア…///…デァッ!」

ピストンを早め、二回目の絶頂を迎えるブラックピジョン。

ブシュッ…プシャアアア!

超獣はリアンの中に出すだけでは飽き足らず、抜いた後にも残滓を体へ落としていく。

ピコ…ピコ…ピ…



力尽きたリアンのカラータイマーや瞳から光が消え、白濁液に汚された体はピクリとも動かなくなってしまう。

「ふははは!リアンは死んだ!ブラックピジョン、破壊を続けるのだ!」

地球を守護する女神は敗れ、超獣は暴れ回る。

異次元人の高笑いだけが絶えず響き渡っていた。




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