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終盤の矢の話が好きで、

もっと掘り下げてくれ~~~!!!!

と思ったので、

自分好みの解釈を書きました。

考察とかじゃないです。


ジョジョは1~5部のアニメと、6部、8部をそれぞれ途中まで読んだくらいなので、

そこまでのネタバレがあるかもしれませんが、

基本的には5部終盤を見て思ったことだけが書いてあります。



矢の正体、

スタンド星人の播種用環境改造装置説


これは完全に窓の好みの仮説なんですけど、

あの『』というか、隕石に付着していたウィルスは、

本来は

精神エネルギー体に対して使う

「(恒星間程の)超長距離播種または移住先の環境改造を目的とした装置

なんじゃないか?

それをシルバーチャリオッツ・レクイエムはやっていたんじゃないか?

って思ったって話。



前提


隕石に付着していたウィルスは人間を殺したり、低確率でスタンドを発現させたりする。

その隕石(または同じもの?)で作った矢はウィルスと同じ能力がある。

矢でスタンドを刺すとスタンド能力が進化する。

矢で貫かれたシルバーチャリオッツ・レクイエムはポルナレフの制御下になく、

精神と肉体を操作する能力を撒き散らしながらフラフラ歩いている。



ここから窓の解釈


■矢の正体と性質

隕石に付着していたウィルスはある種のスタンド能力であり、具現化した精神エネルギー体。

ウィルスは人為的に作られたもの。

仮に本体を「スタンド星人」とする。

スタンド星人はたぶん精神エネルギー体。

スタンド星人は播種または移住などを目的として、宇宙にウィルススタンドを放っている。

ウィルススタンドの目的は、スタンド星人のために着弾地点の環境を改造すること。

そのためにウィルススタンドができることは、

①精神エネルギー体に寄生する

②周辺の生命体を改造する(ある種の環境改造(テラフォーミング))

(いつも思うんだけど、地球を地球以外の環境に改造することはテラフォーミングと呼んでいいのだろうか?)

そして、もし着弾先に寄生できる精神エネルギー体が極端に少なかった場合に備えて

③生物から精神エネルギー体を引き出す能力

(ただし現地の生命体が耐えられるかは考慮されていない)

を備えていた。


発見当初からポルナレフが発見するまで、

『矢』は「人間にスタンドパワーを与える」能力だと思われていた。

しかし本来は、実はポルナレフがやったように

「精神エネルギーに対して使う」のが正しい使い方だったのではないか?

そして、『矢』で貫かれたシルバーチャリオッツは

『矢』に寄生され、『矢』に支配され、『矢』の本来の能力を発言していたのではないか?

という説。


■シルバーチャリオッツ・レクイエムの状態

作中の登場人物たちの理解は、

「本体であるポルナレフの制御下には無いが、死ぬ寸前の『矢を守れ』というポルナレフの意思(命令)だけに従っている自動型スタンドのようになった暴走状態」

だが、本当にそうだろうか?


あれは『』に寄生され、乗っ取られた状態ではないだろうか。

そして、『矢=ウィルス』本来の機能が、チャリオッツを介して発現したのではないだろうか?



■シルバーチャリオッツレクイエムが発動した能力の正体

精神支配

最初に発動した「周囲の生物が眠る」能力は明らかに

「矢を渡さない」「矢を守る」という意図が感じられるため、

ポルナレフの指令が優位だったんだと思う。

その後起こった精神入れ替えについても、

ボスを混乱させる。あるいは遠ざけるための能力っぽい。

しかし射程範囲が観測不能なほど広がっていることや、

ボス以外の人間、人間以外まで巻き込んでしまっている辺り、

もうポルナレフの制御を完全に離れてしまっていることが感じられる。


スタンド支配

この能力は精神支配の延長だと思われる。

精神が入れ替わったとき、精神の方のスタンドが発現するのは

スタンド星人の定義では「精神こそが個人をその個人たらしめる」ものだったのだろう。

(これがスタンド星人が精神エネルギー体ではないか?という説の材料)

このことから、スタンド星人、ウィルスの影響のターゲットは「精神」に比重が置かれていると考えられる。

このあたりはまだ、「矢を守る」という意図が強く見えるため、

チャリオッツ・レクイエムの中にポルナレフの指令が残されているように見えるが、

おそらく『矢』による支配は既に始まっていて、『矢』の自己防衛機能が働いている。


肉体操作

精神への影響をガンガン発揮させていたが、突然『肉体変化』が起こっていた。

(能力のテーマがゴールド・エクスペリエンスの『物体→生命』、メローネの『生命→物体』を経て最終的に『生命→生命』にたどり着いたのだ!)

これは突然ではなく、精神よりもイジるのに時間がかかるため時間差で肉体に影響が出ただけで、

ほぼ同時に精神も肉体も『矢』に攻撃されていたのであろう。

攻撃というか、おそらく『矢=ウィルス』本来の機能はこれだったのだ。

肉体の書き換え。

己が己でなくなる存在の塗り替え。

それが何のためだったのか。

あの先に本当は何が起ころうとしていたのか。

それは ■結論 の章にまとめてある。


影の正体

影と光球についてはよくわからない。

ただ、スタンド自体が「精神エネルギーが見せたヴィジョン」なので、

本来影がある事自体が奇妙なのだ。なので、

個々人によって見えている影の方向が違うことは、

そもそも物質としては存在しないスタンドらしい性質で好きだし、それ自体は十分ありえることだ。

問題は「背後の太陽(のようななにか)」がなんなのか?である。

この光球を破壊するとチャリオッツ・レクイエムはダメージを受けるし、

目撃者全員の光球を破壊すればチャリオッツ・レクイエムは超滅する。

劇中の活躍としては

「常に自分から見て奥に発生する影を作り出す光球」

以上でも以下でもない。

ただこの光球、明らかに太陽っぽい。

どう見ても太陽っぽい。

『矢』の目的が環境改造(テラフォーミング)だとすれば、

人間(人間だけではないと思う。犬とか小鳥とかも影響受けてたし。)を1つの環境圏として定義し、

光球に照らされた人間を、恒星に照らされた惑星のミニチュアに見立てて

支配しているのではないか?

と思った。

それが具体的にどういう事何かはよくわからない。


ともかく、ポルナレフから切り離され、『矢』の支配下となったチャリオッツ・レクイエムが

起こしていた事象はチャリオッツ・レクイエムではなく

『矢=ウィルス』の能力だったのではないか?!

その能力の正体とは?!


■結論

チャリオッツ・レクイエムが起こした『肉体の書き換え』の正体は、


仮説1

「現地の生命体を、精神エネルギー体であるスタンド星人が移住するための器に変換する」

例えば、

肉体を持たず宇宙を漂うように移動しているスタンド星人が数万年後か数億年後に

地球にたどり着いたときに備えて地球環境に彼らの”器”を用意し、維持するための

生態系を作る。

という説。

ずいぶんと気の長い話だ。


仮説2

「現地の生命体を精神FAXに作り変える」

ボスとトリッシュの『魂の形』の話の変形で、

「同じ形の肉体には同じ精神が宿る」という事象をスタンド星人は再現可能なので、

現地の生命体を素材にして特定の姿を作ると、

変換された肉体自体がワープゲートまたは受信機(ドッピオのケータイと似たモチーフだ!)となって

スタンド星人が地球にスッと現れられる!

あるいは、前段階に起こった精神操作の時点でスタンド星人の意識は

地球の生命体にダウンロードされていて、

精神にふさわしい肉体を、寄生した人間などの生物を材料にして作り出して

外に出ようとしていたのかもしれない!

そういう方法でスタンド星人は星から星へスキップしながら播種しているのだ。

という説。

窓のオススメ。


仮説3

「現地の生命体を精神エネルギーを生み出す燃料にする」

精神エネルギーであるスタンド星人のごはんにする。ということ。

地球をすべて牧場にする計画。

全地球生命を効率よく生き、効率よく増え、効率よく収穫できる家畜に書き換える説。

なんとも貧乏くさい話だ。

宇宙人だったら恒星から直接エネルギーを得ろ。

ちなみに、仮説1または仮説2が前提。


仮説4

「現地の生命体を使った環境改造」

いわゆるテラフォーミング。

スタンド星人が精神エネルギー体ではなく実際に肉体を持っている場合はこれが濃厚。

地球人にとって不可欠な水や空気や食物となる動植物を移住予定の惑星に

予め持ち込もうとするように、スタンド星人にとって不可欠な何かを、地球の生命体を

材料にして作ろうとしていたのであろう。

劇中の描写では奇妙な生命体が作られけかていたので、

あれはおそらく食料か、あるいはもっと前段階で必要になる開拓用の機械のような

役割を持つプログラムされた生命機械なのであっただろう。

うーん。

惜しい。

チャリオッツ・レクイエムの能力がもうちょっと長引いていれば、

地球人類は宇宙人の造形物を目にすることが出来たのに。



ちなみに

ウィルスが着弾した環境に肉体を持つ生命体よりも

精神エネルギー生命が多かったらどうなったのだろうか?

おそらくウィルスはまさに病原菌として現地の精神エネルギー体に寄生し、

周囲の精神エネルギー体に感染して支配を広げ、

本体であるスタンド星人に首尾よく乗っ取らせる下準備を整えたのであろう。

恐ろしい存在だ…。




なんて事を考えながら5部終盤見ていたが、このあたりは掘り下げられることはなかった。

おわり



あとがき

4部の段階で「本当に宇宙人なんじゃないかこいつ…?」と言えるキャラが登場しているので、

宇宙人はいる世界なんだと思う。ジョジョ。

6部に好きなスタンド多いのでアニメ化よろしくおねがいします。

マンハッタン・トランスファー好き。

7部以降も読みます。

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