新設される博物館で私は蝶になる。(人間展示美術館シリーズ外伝) (Pixiv Fanbox)
Published:
2023-06-29 15:24:11
Imported:
2023-08
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こちらはpixivにて公開中の作品『美術館のアルバイトに応募したら、人形に閉じ込められて、美術館を巡回することになりました。』
https://www.pixiv.net/novel/show.php?id=18150792
をはじめとした『人間展示美術館シリーズ』
https://www.pixiv.net/novel/series/9980198
の外伝的作品になります。
「私が蝶になって展示…、ですか?」
人間を美術品に閉じ込めて展示する美術品の隣に新設される博物館。
当然こちらも展示されるのは拘束され展示物に閉じ込められた人間達。
私はその博物館の展示の目玉である『蝶』にされて展示される事になってしまった。
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「博物館で蝶になる、ですか?」
ある日館長に呼び出されたので、何を言われるのかとドキドキしながら訪ねれば、そんな事を言われました。
「そう、今この美術館の隣に建設中の博物館、当然この美術館と同じで普通の博物館では無いわ。」
「はぁ、そうなんですか。」
「で、そこには美術館同様に人間を拘束し永久に閉じ込めたまま展示するのよ。」
と言う事は…。
「あの、蝶になるってもしかして…。」
「そう!展示物はあらゆる生物、そこの目玉として蝶の姿に拘束したあなたを展示する為に呼んだのよ。」
普通は展示物にされる人は外から仕入れて来る。
大体が訳アリの人です。
ですがたまにこうして館内スタッフとして働いてる私達の中から館長が気まぐれに拘束する事がある。
と言っても、完全にランダムで選んでいる訳でなく…。
一度でもどこかで展示物になりたいと言う様なニュアンスの発言をしたものに声をかけているらしい。
で、私が呼び出されたのにも心当たりがあり…。
『人形とか彫刻よりも動物とか昆虫とかにされる方が興奮しない?例えば蝶々とかキレイで、私ならそんな風な姿で展示されたいかな~。』
なんて言ってたのを思い出した。
「あなた蝶になりたいって言ってたらしいじゃない、今度出来る博物館のコンセプトとあなたの希望がマッチするからこれは渡しに舟だと思わない?」
館長は私に返事を委ねてる様に見せながら、その実、私に拒否権は無かった。
だって断ってもきっとその時は眠らされたりして、次に目が覚めたら蝶々にされてたなんて事になるでしょう。
ここに呼ばれた時点で、私がイエスでもノーでも、その博物館の展示物になるのは決定してるのです。
だったら、拘束されるまでなるべく多く自分の自由が残る方を選ぶしかない。
「…わかりました、その博物館に展示される蝶になります、いえ、ならせてください。」
こう言うしか無かった。
あれから数週間。
いよいよ完成が間近に迫った博物館のホールに私はいた。
目の前には展示ホールの中央にそびえ立つ透明な円柱があった。
「まだこれ固定しないのよね、これはあなたを中に閉じ込めてから固定する予定なの。」
ウィーンとその円柱が持ち上げられて行く。
「だから、建設途中だけど、あなたを今から蝶にしちゃってこの中に設置させてもらうわ。」
私はあの日から展示物になる為に少しずつ体に処置を施されていました。
今の私の外見はもう私とはわからない無個性な真っ黒なお人形と言った姿になっていました。
長期間拘束展示する為に邪魔になる頭髪および全身の毛を剃られ、脱毛処理されツルツルにされ、爪を特殊な薬品で溶かされ、レーザーで焼かれ生えてこないように処置された上で今着ている真っ黒なラバースーツを着せられた。
頭の先からつま先まで真っ黒で、目鼻口が開いているけど、鼻の穴には気道の方まで届く呼吸用のチューブを入れられていて鼻からダランとチューブが垂れていました。
それからもう一ヶ所ラバースーツで開いてる部分。
それが股間で、今はその開いてる部分を隠す様に貞操帯と呼ばれる金属製のパンツの様なものを履かされています。
その内側には膣に入れられたバイブレーション機能付きのディルドが付いていたり、排泄管理用に取り付けられてる尿道カテーテル、そして…。
入れられてからずっと異物感がぬぐえない肛門に挿入されたモノ。
大便回収の為に肛門を開きっ放しで固定する筒。
ずっと便意が消えない。
そのもそのはずで、この筒は肛門が開く限界の太さで、肛門はその状態で開いたままで固定されてるせいで疑似的な便意が24時間ずっと消えないのです。
そのままでは垂れ流しになるので、今はお尻の筒にはゴム栓で塞がれ、尿道カテーテルはピンチコックで止められていました。
こんな状態でもう1週間ほど過ごしていました。
「さて、じゃあいつまでも工事を止めてる訳にはいかないので、早速あなたを蝶の姿に拘束してこの円柱の中に永久に封印しちゃいましょうか。」
館長はそんな恐ろしい事をサラッと言う。
きっと今まで数えきれない人をそんな感じで展示物に変えて来たのでしょう。
かく言う私もこんな所に勤めてるだけあって、感覚が麻痺してる気はします。
だって、自分がどんな姿で展示されるのか、少し期待してしまってるのですから…。
そして数人の作業員が私に取り付けるであろう物を持って入って来た。
大きな蝶の羽、と…、ラバースーツ…。
それからガスマスク?
それからまた別の作業員が円柱が下りてくる場所に柱を立てていた。
床下にも何か仕掛けがあるのか床を開けて中に降りて作業してる人もいた。
私を展示するのにすごく大がかりにやるんだ…。
「ほら、見物してないで、始めるわよ。」
ああ、とうとう始まるんだ…。
おそらく今から私はこの立てられてる柱に飾られて透明な円柱に封印されるんだ…。
キュッと無意識に膣に入ってるディルドを締め付けてしまう。
「んぅ。」
股間からの刺激に思わず腰を引いてしまう。
それを逃げようとしてると勘違いされたのか、作業員に腕を掴まれ引っ張られた。
そして数人がかりでまず新しく持って来られたラバースーツを着せられて行く。
新しく持って来られたラバースーツは手足の長さが短く、どうやって着るのだろうと思っていると、まず足を持って折り畳まれ膝からラバースーツに足を入れられて行く。
ラバースーツを腰まで上げると、股間にある小さい穴からカテーテルのチューブを引っ張り出す。
お尻の方にも穴が開いていて、そこに筒で拡げられているお尻の穴を合わされて、ラバースーツを上げて行く。
今度は腕が折り畳まれ肘からラバースーツに入れられて行くと、ラバーがスルスルと肩を越えて首元まで上がってピチッと体が手足の短いラバースーツに収まった。
インナーのラバースーツよりも厚みがあるみたいで、下りた畳まれた手足を伸ばそうと力を入れてもすぐに引き戻されてもう手足を伸ばすことは出来なくなってしまいました。
次に大きな蝶の羽を背中に合わせられる。
背中にべチャっとした感触があって、接着剤か何かで羽を背中に貼り付けられたのかな?と思いました。
そして革ベルトを背中から胸をクロスする様に掛けられた。
更に折り畳まれて短くなった手足と蝶の羽4枚にそれぞれ革ベルトで留められていく。
完全に留められると、手足を動かせば羽が羽ばたく様に動く様にされました。
ただもう手足は羽を動かす事にしか使えなくなり、もう自分ではどこにも移動できなくなってしまった。
もうこれで見た目はほとんど蝶々になった。
「後の作業は展示する柱に設置してからね。」
館長が指示を飛ばす。
その指示に従って、私は柱の元に運ばれて行きます。
羽にフックでもあるのか柱にあるフックに背中の何かが引っ掛けられて柱に留められた。
しっかりと留められた様で手足を動かして羽をパタパタ動かしても体は揺れたりしなかった。
ちょうど×字に磔になってるような感じでした。
その私に床下から柱の中を通して私の股間まで持って来られたチューブを尿道カテーテルとお尻を拡げて固定してる筒に接続される。
他にも電気コードの様な物が付けられたり…。
接続が終わるとカバーを被せられチューブとコードが見えない様に隠された。
尿道カテーテルとお尻の筒にチューブが接続されたからか、膀胱に溜まっていた感じがしていたオシッコと少しお腹が張るぐらいに溜まっていたウンチが排出されていく感じがしました。
しかしどちらも自分で出してる感覚が無く、溜まってる感じは無くなったけど、出した事によるスッキリした感じや出した気持ち良さは感じることは出来ませんでした。
そんな事を思ってると…。
ブゥン、ブゥゥゥン。
膣のディルドがバイブレーション振動し始めた。
「んあ、あっ、ああ…。」
バイブレーション機能で少し気持ち良くなってしまい、思わず手足を動かすと、併せて羽がパタパタと羽ばたく。
しかし、どうやら動作テストだったらしく、少し動いただけでバイブレーション機能はすぐ止まってしまった。
「ああ…。」
残念に思ってる私の顔にガスマスクが被せられようとしていた。
「あ、あぐっ。」
ガスマスクと一体化しているチューブの先についてるマウスピースを咥えさせられた。
それから鼻から出ている呼吸用のチューブをガスマスクの頭の上にある小さな穴から引き出し、しっかりとガスマスクを被らされる。
ベルトでしっかり頭に固定されると、頭から出ている呼吸用のチューブはまるで触角の様に見え、咥えさせられてるチューブは口の辺りでクルクルと巻き上がってさながら蝶々の口の様に見えました。
こうして考えると、ガスマスクのゴーグル部分は昆虫の目の様にも見え、おそらく見た目は本当に蝶々の様に見えてるのではないかと思いました。
その後、作業員は口のチューブあたりを弄り、離れた所にいる作業員が操作盤の様な物のスイッチを押すと、巻き上がってるチューブがスルスルと伸びた。
また別の作業員が、その伸びたチューブの位置に合わせてカップの様な容器を設置していく。
「ちょっとカップの中の餌を吸い込んで食べてみて。」
館長に言われる。
私からはカップの中は良く見えなかったけど、どうやら私用の食事があのカップに入ってるみたい。
それをこの蝶の口の様なチューブで吸い上げて食べるって事?
私はとにかく言われるまま、吸い込んでみた。
「んっ、んほっ、んほっ。」
勢いよく吸い込んだ為急にたくさん口の中に入って来て咳込む。
これは…、調整が難しいかも…。
今度はゆっくりと吸い上げてみた。
ちょっとずつ食事が入って来て口の中で舌で転がしながら飲み込んでいく。
けど…。
苦い。
食事の味はあまり美味しくなかった。
ずっとこのままこの味なのでしょうか?
こんな姿にされて、困ったり不安になるのが食事の味って…、やっぱり私も何処か変。
そうよね、変じゃないと、たとえ妄想でも、同僚との軽い冗談話でも、永久拘束される展示物になりたいなんて言うはずないものね…。
そんな風に物思いに耽ってる間に食事のテストが終わったのかいつの間にか口のチューブは巻き上がって元に戻っていた。
「オーライ、オーライ。」
ゆっくりと透明な円柱が下りて来る。
これが床まで下りきると円柱を固定する作業に入ってしまい、もう私はこの円柱の中から出られなくなる。
この先、博物館を取り壊しでもしない限りずっとこのまま。
ガコン。
ああ、床まで円柱が下りきった。
早速作業員が床面に円柱を固定する作業に入る。
私はもうそれをただ眺めることしか出来ませんでした。
その後も博物館の完成まではまだかかるようで、私は展示されたまま博物館の工事が進んで行くのを毎日ただ見続けていました。
職員のままだったらきっと、博物館オープンに向けて慌しく業務をこなしていた事でしょう。
そう言う意味ではある意味、楽な仕事を与えられたと言ってもいいかもしれません。
ただプライベートなどはもう一切ありませんが…。
そんな私の最近の楽しみは真夜中の自慰でした。
おそらく自動で時間指定されて動く様になってる膣のディルドのバイブレーション機能。
日中にそれは定期的に動き私は悶えますが、昼間はどうしても人の目があり素直にイク事が出来ません。
ひたすらに手足と一体となった蝶の羽をパタパタさせて耐え続けます。
そうやって昼間に溜まりに溜まった欲望を夜中吐き出すのが私の日課になっていました。
ですが、夜中はバイブレーション機能も停止していて手足の自由も無い私は気持ちのいい場所を直接触ることも出来ません。
頑張ってお腹に力を入れて、膣のディルドを締め付けたり、肛門の筒を締め付けたりして、僅かに沸き上がる快感を掻き集めてようやく絶頂をする。
きっと昼間に人目もはばからずにイってしまえば楽なのでしょうが、まだそこまで人としての羞恥心は捨てきれていません。
そんな一人の夜中だったのですが、最近夜中に来訪者がやって来る様になりました。
その姿は動くマネキンと評すればいいでしょうか。
美術館に勤務しているドールスーツに永久封印されてしまった見回りスタッフがこの博物館も見回りに来る様になったみたいです。
普段は美術館の一番奥で、他の展示物と同じ様に展示されているのですが、夜中になると関節のロックが外れて動けるようになるのだそうです。
夜中に美術館にいた事は無かったので、話には聞いていましたが、実際にこうして動いてるところを見るのは初めてでした。
中に人が閉じ込められているとわかってはいても、人形がひとりでに動いてる様に見えるのは夜中で薄暗い事もあってかなり不気味に見えます。
そのマネキンがこちらにやって来ました。
そして、私の前で跪き床の一部、どうやら開く様になってる一角がある様でそこを開いた。
私の位置からでは床下に何があるのか確認できませんでしたが、マネキンが床を開けて少ししたら膣のディルドがバイブレーションを始めました。
「んふっ、んん…。」
不意打ちの快感に身悶えする私。
手足が動くのに連動して羽がパタパタ揺れる。
その様子を確認してマネキンの見回りは博物館から去って行きました。
「んん~~!」
今日はまだ日中我慢していた分を発散していなかったので、ディルドからの刺激ですぐにイッてしまう。
と、思ったらバイブレーション機能は止まる事無く動き続けます。
え?
そんな、今イッたばかりで休ませて…。
「んんん~~~!」
一度目の絶頂の余韻が覚める間もなくまたイカされました。
でもディルドの動きは止まりません。
い、イヤッ、待って、お願いだから、息が…。
連続でイカされ呼吸が苦しくなって来てるのもお構いなしに激しい振動は続きます。
そして…。
「ん~、んんん~~~~!」
三度の絶頂。
も、もう止まって…。
息も絶え絶えになり、本格的に酸欠が心配になって来ましたが、それでもディルドのバイブレーション機能は止まってくれません。
もう一度。
またもう一度。
何度イッたかわからなくなった頃、ようやくバイブレーション機能が止まり、私はそのまま気絶する様に意識を失いました。
その日から毎日、あのマネキンは毎晩こうしてディルドのバイブレーション機能を動かして去って行く。
その内に日中に動かされた時も、作業員がたくさんいる中でもイってしまう様になってしまいました。
私は感じてると手足を動かしてしまう様で、それが手足と一体化してる羽が羽ばたいてる様に見える。
きっとこうして展示物として見栄えを良くする為に人目を気にせずイク様に調教されてしまったのだと思います。
オープンまでもう少し。
その為の仕込みだったのかもしれません。
オープンしたその時は、たくさんのお客さんの前でイッて淫らに羽ばたく蝶として、きっと注目を集めるでしょう。
ああ、早くオープンしないかなぁ。
そんな事を思いながら、今日も淫らな絶頂の羽ばたきを披露するのでした。