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本著は中央大陸で後世にまで語り継がれている『王の座の大粛清』『武王ガルフの決起』『覇王の目覚め』『ドゥウェルの森の人看板』の約二年前の出来事である。

現代でも変わらぬことではあるが・人々はいつの世も光を見て営みを送っている。

しかし必ずその裏……もしかするとすぐ近くに渾沌と言うものがあるものでもある。

今から君達が読む本著は栄耀栄華に身を捧げた者達の渾沌とした側面を記したものである。

かの武王『ガルフ・ルエルス』の蜂起までにいかなる出来事があったのか……

なぜ?人々は愚かであり続けるのか……

我々は知らなければならないのである。

本当のGUNDを。

中王国歴181年

このとき中央大陸では中央国王は四代目『ツクフェヌク・ガルン』であった。

しかし『ツクフェヌク・ガルン』は齢10であり政や軍政を取り仕切る能力はなくその決定権の全ては筆頭大臣であった『カーツェルク・フフェ』に事実上握られていた。

『カーツェルク・フフェ』は『ツクフェヌク・ガルン』を傀儡とし様々な国政改悪や密約を行った。

その中でも特筆されるべき事項は以下である。

・商人への課税率を軽減し一般市民や下層民へ対しての課税率の増加

・農家・畜産家へ対しての産物強制徴収

・中央国王『ツクフェヌク・ガルン』や現大臣の風評を落とす行為をした者は即刻処刑(市民による相互監視をさせていた・それ故に私怨による密告が横行し処刑人数は多い日では日に300人を超えた時もある)

・国内の区画整備を行い・三月に一度各区画から美人10名ずつをヴァナルッド城へ差し出す(区画長が決められており・その区画長の一存で美人は決められていたので必ずしも美人だけが選出されたわけではなかった・美人でないものを城へ差し出した区画長は無論見せしめのために処刑された)

・各領主の娘をヴァナルッド城へ一時的に身柄を預けるよう各領主へ書簡を送る(どの領主もこの一方的な決めつけに激怒したがやむなく従う者達もいた)

・ドゥエルの森の禁忌を破る密約をラーフングース国と結ぶ

『ツクフェヌク・ガルン』が中央国王となり三年の間だけでこれだけの所業を行なっている。

また密約等ではないものの当時王国軍天将軍の地位にあった『ガルフ・ルエルス』 のウェディルダ(側近騎士)であった『カリュ=エセルデ・クァンティーナ』に凄惨たらしめる惨劇・現世で言う「ジルグリジ グァッジ アカルビス」(日本語訳では食鬼の宴)を行った。

またこの「食鬼の宴」は後のガルフの決起の大きな要因となる。

『カーツェルク・フフェ』は自身の栄耀栄華にふけりその権力を奮いたいままに振るい続けた。

上記項目を一つ一つ詳細に解説する。

◆中央国王『ツクフェヌク・ガルン』や現大臣の風評を落とす行為をした者は即刻処刑(市民による相互監視をさせていたが・それ故に私怨による密告が横行し処刑人数は多い日では日に300人を超えた時もある)

まずこの政策にあたり原案は『カーツェルク・フフェ』の右腕とも言われた『レシュテポ・メセロザ』の原案があった。

しかし、この原案の初期段階では更に過激な内容が盛り込まれていたため後の中央国二十四智将の1人『ガンザン・ボシュテア』が解釈を変更し可能な範囲で原案よりも穏和な政策となるようにした。

現場では大いに曲解する者が現れ後に様々な事案を招くこととなる。

政策が発令され法律と化した後に町々にこの法は流布された。

法を書き記した置き書きを配置する場所には常に兵を10人待機させる。

理由は簡潔である。

鬱憤の溜まった町人や村人等がその場で置き書きを破壊しないように見張るためでもあり法を執行する処刑人としての役割を含んでのことである。

現に字の読めない浮浪者が置き書きを地面から抜き破壊しようとした際には兵士が浮浪者をその場で斬り伏せている。

他にも至る所で身分は違えど兵士に対して反論する者や軽い暴動へと発展することもしばしば見受けられたがその当時は勅令と言う扱いで軍部の権力がより鋭利であったため剣を鞘から引き抜くことは現在よりも圧倒的に速やかであった。

そのため暴動が起きれば国軍を使用し沈静化し見せしめで多くの者が処刑され吊るされたのである。

この勅令には当時天将軍であった『ガルフ・ルエルス』は反対をし・私兵を動かすことはなく・ここで更に筆頭大臣『カーツェルク・フフェ』当時剛将軍であった『モドリァ・ミェルー』客将であった『ガリグリジ・ボルドルゴ』との軋轢は深くなる。

この法は実に簡潔である。

国家の長・忠臣・そして国の評判を貶める行動や発言を慎むこと。

この法破りし者は精査ののちに処断とす。

またそれらに類する行動や発言をした者を見聞きした場合は近場の兵士・区画長に即刻申し出ること。

場合によっては褒賞をとらす。

上流・中流・下流問わず人々はいつの世も噂話が非常に好きである。

その噂話というのは「昨日ナヴァルディー家からとんでもない喘ぎ声が響いていた」とか「王は10歳なのに女が選び放題だ」とか大小含め多岐に渡り語られるたび論ぜられる度にふんだんに尾鰭がつくものである。

しかし急にこの何の気もなしに話していた噂話が突如禁止となり(国の品位を落とす言動のみであるが)人々はその場凌ぎの現実逃避ができなくなり鬱憤が少しずつ溜まっていったのである。

法令が発された初期の頃こそ皆が告げ口をせずに影に隠れながら国や大臣達へ対しての蔑む言葉を吐いていたがいつの日からか着実に少しずつ少しずつ告げ口される者・私怨で告げ口される者・私怨により濡れ衣を着せられた者が増えた。

人々は疑心暗鬼になり相互監視をしはじめたのである。

考えてもみてほしい。

隣人が・君の友がもし誰かに密告されたり・虚偽の申告で兵士達に拘束され連れて行かれた場合・君は周囲にどのように思われるだろうか?

誰が君を密告するだろうか?

誰が君へ濡れ衣を着せるだろうか?

君が告げ口している犯人だと考えている人は?

隣人に家族は?

友の親族は?

君をどういう目で見てくるだろうか?

誰がどこでいつ君を貶めるだろうか?

密告されるくらいなら……密告しなくては……

この法を破った者は皆すべからくまずは尋問を受けた。

尋問は初期の頃こそ人道的に行われていたがガルン王朝末期に近づくにつれ非人道的になっていった。

故・初期であればあるほどに冤罪の数は少なかったのである。

ガルン王朝末期になると冤罪が横行し更には役人へ対する贈収賄も横行完全なる機能不全へと陥っていたのである。

非人道的な尋問はどのようにして行われたのか?

当時の記憶を見てみよう。

尋問官「それでお前の罪状はなんだ?」

ミシリア「わ・私は何もやっていません」

尋問官「ハハ・よく言うな?おい・今の聞いたか?このメス可愛い顔しながら平気な顔して嘘つきやがる」

尋問官2「えぇ・これは更に罪状を追加せねばなりません」

ミシリア「きっとアテイアの虚偽よ!私はそもそも国のことなんて何も話していない!今の大臣が誰だかわからないくらいだもの」

尋問官「なるほど……なるほどなるほど……ふむ・更なる虚偽だな」

ミシリア「だから私は……」

尋問官「黙れぃっ‼︎今即刻この場で貴様を斬り伏せることすら私はできるのだ・最低限の恩情とし正当なる弁解の機会を与えれば……このザマだ」

尋問官2「はぁ……これだから」

ミシリア「私は絶対に言っていない」

尋問官「売女がっ!黙って男のブツだけ咥えてりゃあいいものを!国家を冒涜した挙句に我々へ対しての虚偽証言……これは処断せねばなるまいな」

ミシリア「ま・待って!それだけは」

尋問官「ほーぅ・だが残念・時は流れてしまった・俺達も暇じゃあないんだ・お前にこれ以上割く時間は……」

ミシリア「な、なんでもするから……」

尋問官「なんでも……何でもと言ったな?今その口先から発した言葉忘れるなよ・なんでもだからな……」

…………

……


尋問官「この売女がっ!尋問する前から雌の匂いを充満させやがって!!はじめっからこうやって籠絡する気だったんだろう?」

ミシリア「ちがいます!私はぁ♡」

尋問官「頭は虚空・舌先もあんまりですがこちらの締まりは素晴らしい!」

ミシリア「あぁん♡あん♡はぁんぅぅ♡」

尋問官「一回突く度に挿し潮吹きやがって!この場所はこのあとも尋問で使うのに潮まみれにしちまって……」

と当時はこのような行為が当たり前のように横行しており尋問官達や各所役人の男性達は多くの役得を得ていたのである。

(ミシリアはこのあと更に輪姦されたのちに一時的にラデルフルの飼育場に拘留され下卑た者達の慰み者としてしばらくは生きることとなる。

王国のラデルフル小屋の一つが秘密裏にいつの間にかまるで売春婦の牧場と化していたことは言うまでもない)

性奴隷・孕み袋となった女達2へ続く

ごきげんよう😘❤️

こちらの投稿は2週間後に『GUND CUNNUM』コースのみで閲覧可能となりますのでエッチな画像を保存されたい方はお忘れなく🥰

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Comments

虚炉 -うつろ-

首輪の話はこのシリーズのことだったのですね。 イラストのエロさを加算させる綿密な設定と丁寧な描写に、毎度ながら尊敬しております。

x-model888

あぁん✨そうなのですわ✨ かわいい女の子はどうしていつも殿方の餌食になってしまいますの? いつの世も女性はたいへんなのですわ! そんなふうに褒めてもらえて私嬉しいですわ❤️ もしかすると書いてあることが意味不明かもだけど雰囲気だけでも楽しんでくんなんし🥰