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 私のご主人様は変わっている。

 貴族の方々とは大概が尊大であり傲慢だ。私のような執事やメイドをモノ同然に扱い、粗相をすれば手を上げるのも珍しくない。人の上に立つ者ならばそれも仕方ない事なのだろうが。

 

 だが私のご主人様は使用人にも優しい。気安く抱きしめ、頬を撫で、柔らかい声で囁いてくださる。それだけでも普通の貴族とは違うのだろうが、本当におかしい、誰にも言えない秘密がある。他の誰かに知られれば私もご主人様も終わってしまう秘密。

 

 ご主人様は、私を抱いている。筋肉だらけのむさ苦しい雄である私を。

 

 ***


 秋の日の雨は冷く、暖炉が燃える屋敷の中であろうと凍える寒さだ。使用人たちも身体を震わせているが、主人が帰って来るよりも先に寝るわけにはいかない。まだ10にも満たない年齢の執事見習いも寒気と眠気を堪えていた。


 この屋敷の主人は使用人に寛容だ。自分が命じた役目をこなしていれば使用人としての心構えや礼節など求めない。先に眠ってしまっても怒るどころか安心するのだろうが、使用人たちからすれば優しい主人の帰りを待たずに自分たちだけ休むなどありえない事だった。

 

「寝室の準備はできているな?暖炉の火、それと軽食も用意しておいてくれ。寝る前に何か召し上がるかもしれん」

 

 使用人たちの長、オーモンドは主人が帰ってくるのは今か今かと落ち着きなく指示を出していた。屈強な馬人であり、その脚で蹴り飛ばせば大理石の柱であろうとヘシ折ってしまえそうな筋肉を持っているが、紐をたばねたような尻尾を揺らす姿は飼い主を待つ犬のようでもあった。

 

「――遅くなった。皆、出迎えありがとう」


 そうしていると、大扉が開き待ちかねていた主人が帰還した。

 屋敷の主人――フランケルは、柔らかな栗毛の馬人種。秋の色を切り取ったような毛皮の色は優美であり、全身に纏った筋肉の鎧からは男性的な美しさが漂っていた。

 

「フランケル様、温かい飲み物を用意してあります。早くこちらへ」


 そんなフランケルより逞しくて巨大なオーモンドは、深い色の青毛に執事服を破きそうなほどに筋肉のついた身体を兼ね備えていた。ふとももは子どもの胴体より太く、尻肉は小麦粉を詰めた袋のようにぱつぱつで馬鹿でかい。胸板なんて、そこらの女性よりもぶ厚く豊満。フランケルはその胸板を雄っぱいと揶揄する事があるが、言われても仕方のない肉の塊だった。

 

「お身体に障ってはいけません、お早く暖炉のそばへ。毛布も持ってまいります」

「大げさな男だな。何も雪山から生還したわけではないのだぞ」

「大げさなどではありません。フランケル様、手を貸してください……やはり冷えています。自分を大事になさってください」

「世話焼きめ。お前たちはオーモンドのようなお節介にはならんようにな。主人の世話など適度に手を抜いてやるものだぞ」


 フランケルはそう言っ他の使用人たちにおどけてみせる。オーモンドは怒ってるように見えて、こっそりと喜びをまぶたに浮かべていた。そんな二人の姿に使用人たちの顔も緩む。この屋敷のいつもの光景だ。

 

「仕方ない、オーモンドの言いつけ通りにするとしよう。ああ、お前たちは下がっていいぞ。すぐに床に入る……そうだな、オーモンドと、お前も来て貰おう」


 フランケルが幼い執事見習いを呼びつけると、オーモンドはほんの少しだけ困ったような、恥じらうような表情を浮かべた。ふさふさな尻尾で尻を何度も叩いて気が気でないようだが、異変に気付いたのはフランケルだけだった。

 

「しかしオーモンドの言う通り今日は冷えた。今宵も身体で暖めて貰わんとな?」

「フ、フランケル様。人前でそのような事を」

「何もおかしな事は言っておらんさ。お前の肉壺の中で私を包み込んで、抱きしめて欲しいと言っているだけだ」


 フランケルは執事見習いとオーモンドの三人だけになると途端にいやらしい表情になり、オーモンドは他の誰かに見られはしまいかと周囲を見回した。幼い執事見習いは肉壺の意味すら分かっていない様子できょとんとしている。

 

「お前がいれば私が凍える事など無いだろうな。乳と尻を捏ねてやれば褥の中が茹るように熱くなる」

「フランケル様、いい加減に――ん゛おっ♥」

「おお、もう尻たぶは蕩けて火傷しそうではないか。どれ、自慢の雄乳はどうだ?」

「はっああぁ♥♥お、お戯れはもうっ♥ん゛んぅ♥」

「それに柔らかい。オーモンドを抱いて寝ると冬だろうと実に良く眠れるぞ」


 フランケルは雄馬の巨大な尻を揉み回して、もう片方の手で胸板をすくい上げるようにして掴む。言葉の通りにオーモンドの身体は柔らかく、フランケルの手に合わせて形を変えている。剣すら跳ね返しそうな力強さを持った筋肉だが、主人の指先の前ではパン生地よりも軟弱だ。

 軟弱なのは精神もだ。紅潮した顔からは生真面目さが抜け息を荒く吐いている。酒に酔った時にも似ているが、今のオーモンドは酒ではなく快楽に酩酊し始めていた。

 

「最高の雌なのに、このような幼子の前でしか身体の素晴らしさを自慢できんのが悔しくてならん……そうだ、良い事を思いついたぞ」


 そしてフランケルはの太い腰を抱きしめてまま忠実な執事の頬にキスをした。オーモンドは何か口にしようとしたが、尻を揉まれると腑抜けて黙ってしまう。

 

「この子も私の部屋で寝せてやるか。お前がどれだけ可愛らしくいやらしい雌なのか、見せてやろうではないか」


***


 夜半を過ぎた屋敷の中は静謐としていた。壁にかけられた燭台の灯りと私の手にある蝋燭が辛うじて暗闇を照らす。薄闇に浮かぶ私の顔はどうなっているのだろうか。自分でも分からない。

 幽鬼のように悲嘆に暮れているのか、はたまた発情で淫魔のような顔をしているのか。

 

 分からないまま、ある扉の前で立ち止まる。屋敷の奥まった場所にある扉には荘厳な模様が浮き彫りにされていた。誰であろうと分かるだろう。この両開きの扉の奥に誰がいるのか。

 私は目を閉じて浅く呼吸を繰り返すと、ドアを鳴らして存在を主張する。

 

「ああ、見回りご苦労。残念ながらお前の可愛い後輩は寝てしまったが」


 声も聞かずとも私だと言い当てたのは、フランケル様。この屋敷の主であり、私の主。栗毛の美しい牡馬がそこにはいた。

 豪奢な天蓋付きのベッドに腰掛けて、壁にかかる燭台の灯りが気品のある顔立ちを照らしている。無駄を削ぎ落した彫刻のような筋肉。この国で憧れぬ女はいないとまで言われた美丈夫。私と同じ馬人という種とは思えない完成された美がそこにはいた。

 

「さあ、いつまでも立っていては身体が冷えるぞ。来い」

「……はい」


 私を誘うフランケル様は草食の血統でありながら捕食者の匂いを纏い、私の背筋を恐怖にも似た震えが走る。私はここで食われてしまうのだと本能が警告を発する。

 

「今宵も楽しむとしよう。屋敷を離れる間、お前を想って股座が窮屈で敵わなかったぞ」


 フランケル様の股間は上品な生地のガウンを突き破らんばかりに盛り上がり、きつい雄の匂いを芬々とさせていた。どうしようもなく私を狂わせる優性な雄のフェロモン。

 これから何をされるか理解しているのに、私は静かに歩み寄る。いつものように、フランケル様の寵愛を賜る為に。私のような卑しい身分の雄が、高貴なるお方に抱かれて雌になるのだ。

 

「いつもよりも良い声で鳴いてくれよ。小さな観客が起きてくれるかもしれぬぞ」

「――っ!は、あっ……」

 

 私と違って荒れていない指先が、ソファの上を指示した。

 そこでまどろんでいたのは私の後輩である執事見習いの少年だった。自分のベッドより柔らかいソファの上ですやすやと寝息を立てている。ご主人様の身の回りの世話をするのだと張り切っていたが、さすがに疲れて寝てしまったようだ。正直、ありがたい。もしも起きたままならば私は恥辱で死んでしまいかねない。

 

 今から私はこの子の前で淫らな行いをする。普段は忠実な執事を気取っているのに、浅ましく鳴いて尻を揺すって。

 

「そうして恥じらうお前もそそるがな、いつまでも立っていては踊りにならぬだろう」

「は、はい……。申し訳、ありません」


 フランケル様の声は苛立ちではなく愉悦を含んでいた。私の躊躇いもたまらぬ味わいだと目を細めている。

 私は舐めるような視線に晒されながら執事服へと手をかけた。私の巨体を覆う黒と白の衣は、頭以外の全ての部位を覆い隠している。指先の薄手袋と革靴、筋肉にぴっちりと張り付く衣服。僅かな肌すら覗かせていない格好は、フランケル様の言いつけによるものだ。普段は寛容な主人だが、許可無しでは肌を覗かせる事も許してくれない。

 

 主人の所有物である身体を、私は少しずつ曝け出す。

 黒の上衣を脱ぎ捨てて、シャツのボタンへ指をかける。一つ外すと衣服で抑えられていた汗の匂いが漏れ出でた。

 

「やはりお前の匂いはたまらんな。濃い雄の匂いだ」

「フ、フランケル様……私の身体など嗅がないでくださいませ」

「今更何を言うか、自分のつがいの匂いだぞ。私も昂るというものだ」

「私のような下賤の生まれがそのような――ひぃん♥」


 フランケル様の鼻先から逃れようとするが、その前に尻をいやらしく撫でられる。フランケル様の男らしく大きな手でも掴みきれない肉塊が捏ね回され、左右からぐりぐりと圧迫される。筋肉をみっちりと詰め込んだはずの尻たぶを、フランケル様はパン生地でも捏ねるかのようにいじくり回す。

 

「お゛おぉ♥♥フランケル様ぁ♥尻が♥んぁ♥♥」

「自分を蔑むなと言っているだろう。優秀な執事のくせにこればかりは覚えんな」

「も、申し訳っ♥ありまぜん♥♥」

「この尻肉だけでもお前の豪勇ぶりが分かるぞ。ふむ、私の頭よりも重そうだ」


 まるで宝石でも讃えるかのようにフランケル様は私の尻を撫でてくださる。その恥辱といったら、はしたない娼婦のように尻を揺すって踊る方がまだマシなぐらいだ。

 

「足などまた太くなったのではないか?王城の兵士や剣闘士よりもお前の肉の方が逞しいぞ」

 

 フランケル様はいつもこうだ。私自身を貶める言葉を吐けばその倍以上に褒めたたえ、身体を愛撫する。

 

 私と出会った時から、ずっと。卑しい身分の生まれである私が前当主様――フランケル様の父上に拾われたのが私たちの始まりだった。

 執事見習い兼遊び相手としてあてがわれた私に、フランケル様は優しく接してくださった。生まれなど関係無いと話し、笑い、私が風邪をひいた時などず一晩中手を握ってくれた。

 

 お優しいフランケル様を私は慕い、従者として一生仕えようと誓った。いつかフランケル様を守る時の為に肉体も鍛え上げた。

 

「そろそろ下も脱がすぞ。お前の顔を見ていたら私も辛抱が効かなくなってしまった」


 だがフランケル様は私をただの従者以上に扱った。

 今、こうしているように私の醜い身体を愛し、撫でるのだ。その美しい指先で、私のごつごつした筋肉も、下着の中で隆起する雄の象徴までも。

 

「苦しかっただろう?さあ、顔を出すが良い」

「ん゛っ♥んぅああっ♥♥」


 布切れを引きちぎるようにずり降ろされると同時に腹筋を叩く音が響いた。それと同時に閨の中に充満する鼻が曲がりそうな雄臭さ。フランケル様が纏っている高貴な芳香とは対照的な下品で粗野な匂い。

 

 私の股間では醜悪なちんぽがそそり勃っていた。下着の間にいくつもの淫糸の橋をかけ、刺激を求めて震えている巨大な肉棒。ちんぽに相応しく――もしくは不相応に大きい――金玉もぶらぶら揺れている。小さな子どもの握り拳を超えるふてぶてしさだ。

 馬人は基本性器が大きいものだが、私の金玉はどれだけ精子を詰め込んでいるのか恐ろしくなる大きさだ。おかげで、風呂場に入る時はこそこそと隠さなくてはならない。

 

 そんな醜い逸物を、フランケル様は鼻息がかかる距離で見ている。こんな、汁まみれ空気に触れるだけで感じてしまうみっともないちんぽを。

 

「ふふ、震えて期待しているのか?今日は一段と雄の匂いが濃いぞ」

「き、期待してなどぉ……♥♥フランケル様、そのような汚いところは、もうっ♥」

「しゃぶってイかせてやりたいのだがな。今日は少しばかり淑やかに楽しむとしようではないか――舌を出せ」


 フランケル様の唇がちんぽから離れ、代わりに私の口へと触れた。口周りにぬめった感触が何度も這いまわり、それに誘われるように口を開くと舌が潜り込んできた。

 私がおずおずと舌を差し出せばすぐに絡みついて、尊い方の唾液を私の口内に塗りつけ、混ぜ合わせる。

 

「ん、んふぅうぅ♥♥」

「ジュルッ、くちゅぅ」


 湿った音が静寂とした寝室に響き、溢れた唾液が私の口周りを汚す。フランケル様はそれも逃すまいとすすりながら、私の身体の上で指を躍らせる。筋肉の凹凸が際立つ腿をしつこくさすり、張り出した尻肉を持ち上げる。山脈のような背筋や、石柱でも埋め込まれているような二の腕も蛇のように撫でまわしていた。

 フランケル様は私とは違う身分のお方。淫らな行いなど許されないのに、身体はどうしても反応してしまう。下品に揺れる身体を、我が主は実に愉快そうに見下ろすのだ。

 

「んんぅ♥♥」


 舌肉が絡み合う口内で喘ぎ声が反射する。身体を撫でていた手のひらが突然大胸筋を掴み上げてきたのだ。筋肉が詰って弾けてしまいそうな胸肉を、フランケル様の指先が乱暴に揉みしだく。普段の穏やかで慈悲深い主人からは想像ができない荒々しく淫らな手つきで。

 豊満な胸を捏ねられていると、否応なしに快感が胸肉から湧き上がりちんぽと乳首の硬度が増す。男だというのに雌にするような愛撫をされ、その上呼吸もままならなくなるような口づけをされて感じている。恥辱のあまり顔が紅潮しているのが自分でも分かる。

 

「良い顔だ。普段のお前も愛しているが、そうして乱れている顔も可愛らしいぞ」

「乱れてなど、お゛おぉっ♥♥♥」


 甘美な快楽にかきまぜられる胸肉に突如生じる鮮烈な刺激。鍛えすぎて下を向いている乳首がフランケル様に捉えられていた。ぐにぐにと捏ねられる乳首は男のくせに馬鹿でかく黒ずんでおり、指の間で転がされると情けない声が漏れ出てくる。

 ふっくらした乳輪ごと抓まれて引っ張られると、筋肉繊維が痙攣しだす。ただでさえでかい乳首が勃起したかのように膨れ上がり、フランケル様がいじりゃすいようになってしまう。フランケル様は指の間で乳首を転がすのを楽しんだ後、とつぜん胸先に吸い付いてきた。

 

「ん゛ひゃんっ♥♥ち、ちくびいぃいぃ♥♥♥いげませんフランケルさまぁ❤」

「いいな、乳の代わりにお前の味がするぞ」


 柔らかくぬるついた感触で乳首を転がされ、背筋をぞくぞくしたものが駆け上がった。フランケル様の口が乳に吸い付いて、もう片方の手ではそのまま乳首を捏ね潰している。片方は痛みさえ感じそうなぐらい乱暴に、もう片方は蕩けそうな優しさで。

 

 質の違う快楽を叩きこまれて私の視界が真っ白な光で明滅した。立ってもいられずにフランケル様の頭を抱きかかえるようにしがみつく。仕えるべき主人に対して不敬な行為だが、こうでもしないと立っていられなかった。

 

「乳首っ♥乳首吸わないでぐだざいぃ♥♥♥んぉおぉ♥」

「んっ、ぢゅるるるぅ」


 フランケル様は唾液をわざと響かせるように吸い立て、乳輪ごと引っこ抜かれそうな吸引を続けたかと思えば口に含んだまま舌先でぴん、ぴんと乳首を弾いて責め立てる。私が尻を揺すってよがればすぐさま吸引を再開して、下品な音を鳴らしながら吸い上げる。さらには、舌で乳首を柔らかく包み込んでフェラチオでもするかのように愛撫した。

 

「あっ♥あおおぉーーっ♥♥溶ける♥乳首が溶けてしまいますぅ♥♥乳首気持ち良すぎまずぅ♥♥♥お、お許しぉおぉ❤」


 フランケル様に抱かれるまでは、乳首がこんなに感じるなんて知らなかった。初めて触れられた時も快感なんて得ずむず痒さしか得られなかった。それがこんなデカい淫乱乳首になって、もう乳首をいじくるだけでも射精できてしまうほどだ。

 フランケル様によって執拗に舐めしゃぶられた乳首は悦楽を全身に伝播させ、股間で猛る肉棒は濃い雄の汁をどぷどぷと垂れ流している。身体は雌のものに変わってしまったのに、ちんぽは自分が雄であると愚かしくも主張していた。フランケル様は乳首から口を離すと、愛でるような微笑と共に私のちんぽを揉み解す。

 

「ふむ、もう我慢できんか?」

「うぅぅ♥が、我慢などもとからしておりま、せんっ♥♥」

「本当に素直でない男だな。では欲しいと懇願するまで付き合ってやろうではないか」


 フランケル様は私から離れるとベッドへと腰かけて、身体を覆い隠すガウンを取り払った。

 さすれば曝け出される。私のごつく粗野な身体とは違う、研ぎ澄まされた槍のような筋肉、そして股間でそびえ立つ雄渾なる象徴が。

 

「私はもう辛抱が効かんからな。まずは、こちらから鎮めて貰おうか」


 凸凹が際立った太ももの間で揺れているのは私の金玉よりも一回り大き肉塊の双子。毛皮と同じ栗毛色の金玉には一体どれだけの精子が蠢いているのか、触れずとも圧倒的な存在感を放っていた。

 そして金玉の上で隆起しているのは金玉よりも更に存在感を放つ肉棒。私のちんぽも貧弱に見えてしまう、雄の証。

 血管瘤が浮き上がり淫水でドス黒く変色したちんぽは、一個の独立した生物のにも見えた。先走りで濡れるさまは貪欲な蛇が獲物を狩ろうと毒液を滴らせているかのようだ。フランケル様の清廉で優美な姿には全く似合わない恐ろしいちんぽ。

 

 ――なのに、何故。何故見ているだけで下っ腹が疼き出すのだろうか。

 

「さあ、今日も奉仕をしてくれ、オーモンド」

「……は、はい♥」


 股座の間に座り込むと、香水を打ち消すような雄の匂いが鼻腔を刺激する。不遜に私を見下ろす肉棒に手を添えれば先走りにぬらつきが指に絡む。私とは違う高貴なお方でも、ちんぽの匂いだけは雄臭い。むしろ、私よりも濃いのではないかと思うほどだ。

 最初はこの匂いが苦手だった。いかに敬愛するフランケル様といえどちんぽの匂いはきついもので、顔を背けてしまうほどだった。しかし、身体を重ねているうちに私の脳みそは躾けられてしまったようだ。この蒸された雄の芳香は嗅いでいるだけでも涎が溢れ出してくる。

 

「どうした?そのように物欲しそうな顔をせずとも、咥えたければ咥えればいいのだ」


 フランケル様とまぐわうなど許されない。私の中で囁く理性はいまだ健在。

 だが欲望には逆らえず、唾液を何度も鳴らしながら大ぶりの亀頭を口に捕らえた。私を見下ろすフランケル様の視線から逃れるようにまぶたを閉じ、いやらしく口を動かし始める。

 頬の肉を擦りつけながら締め付けを行い、徐々に亀頭から竿の部分を飲み込んでいき、口全体で奉仕し始める。

 

「いいぞ、お前は本当に奉仕が上手くなったな」


 フランケル様の手が私のたてがみを撫でると、どうしようもない嬉しさがこみあげる。頭を前後させて唾液を含ませた摩擦をし、ぢゅるぢゅると音を鳴らして舐め回す。

 規格外のちんぽは咥えこむだけでも苦しく、あごの関節が外れてしまいそうだ。一旦口から吐き出し目を見開くと、貫禄を漲らせる肉棒が砲身を弾ませていた。

 

「あぁ……♥」


 私の口から溢れ出るのは陶酔した吐息。唾液を更に擦りつけるように舌を竿へと這いずらせる。カリ首にも、裏筋にも、鈴口を舌先でクリクリとほじくって隅々まで舌で愛撫する。フランケル様のちんぽは舌によって磨かれて、いっそういやらしく照り光る。

 なんと下品な姿。従者としても雄としても失格であると自分自身を罵倒する。そう思いながらも私のちんぽは滾り、床へと粘っこい汁を落とし続けている。

 

「いいぞ、オーモンド。お前に愛されるとたやすく達してしまいそうだ……」


 などど言いつつもフランケル様は泰然とした表情を崩さない。あくまで主導権を握っているのはフランケル様であり、私は欲望に任せてちんぽに吸い付くだけ。

 私は餌を貪る飼い犬のように浅ましくちんぽを貪り続ける。すぼませた頬肉と口蓋でしつこく摩擦を繰り返しながら舌を絡ませて多様な快楽を与えたり、喉奥まで飲み込んだまま強く吸引したりもした。ぐちゅぐちゅと唾液と先走りが混ざり合う深い音。竿をしゃぶる口から散る飛沫。

 

「ふふ、こうも熱のこもった口淫をされたのだ。褒美をやらなくてはな」


 褒美と囁かれて肛門がひくつく。私はどこまで浅ましい雌になるのだろうか。

 欲しい。ご褒美が早く欲しい。濃くなる先走りの苦みが欲望を促進させる。太さを増した竿と吊り上がった金玉は絶頂のしるし。もうすぐ、ご褒美を貰える。

 そう思うと口淫が速度を増して、ジュボジュボと涎を撒き散らしながらちんぽをしゃぶり立てた。自分の顔が唾液でべとべとの酷い有様になっても、拭おうという気にさえならない。

 

「おおぉ……!たまらぬな、イくぞ!一滴も残さず飲めよ!」

「んじゅるうぅ♥♥じゅろろぉ♥ズゾゾゾォォ♥」


 ちんぽを咥えたまま感謝を叫び、ちんぽをより奥深くまで、喉奥にまで咥えこむ。膨れ上がった亀頭が喉壁を圧迫し、苦しさにえづきそうになる。

 それでも歯を立てる事も、ちんぽを離す事もせずに喉でちんぽを締め付けるとフランケル様のちんぽから白濁汁が爆発した。どろどろの煮えたぎった精液が喉にぶつかり、食道へと流れ込む。

 

「んむ゛ぅうぅぅ♥♥♥ん゛っふう゛ぅううぅ♥♥」


 それは、ヒトから放出されたものとは思えない熱と量を持つ雄の汁。食道を通り胃を満たすだけではとどまらず、受け止めきれなかった汁が気道から鼻の穴へと逆流する。

 嗅覚を埋め尽くすのは私よりずっと濃厚な精を煮詰めた匂い。そして口内を満たすのは粘っこい雄の汁。沸騰した汁が舌にへばりつく感覚は少しも不快ではなく、私自身が射精する時以上の喜びを与えてくれた。腹筋に向かってぶち当たるちんぽが私の心情を分かりやすく表していた。

 

「む゛ぉおぉ♥ほぉおぉ……♥♥」

 

 やがて、尿道に残った汁まで私が吸い出すと、フランケル様はようやくちんぽを引き抜いた。ずろり、と口内をこそぎながら抜け出たちんぽは唾液とザーメンで淫らな光沢を纏わせ、唇との間に太い糸をかけていた。

 

「今日も良かったぞ、オーモンド。夜毎に喉の使い方が上達しておるのではないか?」

「……私は、フランケル様に教えていただいたようにしているだけです」


 違う。ちんぽをしゃぶる時はいつも、どうすれば感じていただけるのか考えてしまう。昼間に従者としての仕事をしている時もちんぽの舐め方を考えて舌を動かしてしまう。

 今もそうだ。何も命じられていなくとも濡れ光るちんぽをねぶり、唇と舌で掃除をしている。こんな事フランケル様は教えていない。ただ、私の汚い唾液でちんぽを汚していたくなくて口が動いてしまうのだ。

 

「口淫の時のお前は実に素直なのだがなぁ。まあ良い、次はお前を悦ばせてやる……そこに上がれ」

「っ♥は、はい♥♥」


 言われるがままベッドへ上がり、四つん這いの姿勢で尻を突き出す。交尾をねだる雌の体勢を取ると、私の恥ずかしい部分が全て丸見えになる。ちんぽも、金玉も、ぶ厚い尻たぶの奥でひくつく雌孔も。

 最初のうちは恥ずかしく、手で性器を隠してはフランケル様に笑われたものだ。それがいまでは情欲で汁を漏らし、もっと見て欲しいとばかりに腰を揺らしている。なんと惨めな姿であろうか。

 

「……あぁ、オーモンド。こうして尻を突き出すお前のなんと美しい事か。くだらぬ芸術家どものの彫った彫刻などよりも私の心を震わせるぞ」


 こんな私の姿を見て、フランケル様は嘘偽りの無い感嘆の視線を注ぐ。いつもいつも行われる私の筋肉への賛美。淫らな行いをされるよりも遥かに私の羞恥を煽る。

 鍛え上げられて膨らんだ尻肉に熱っぽい息を吐きかけ、筋肉の溝に指を滑らせる。その間もずっと私の下半身を讃えるのだ。腰の下から突き出た尻がいやらしいと、極太の太ももとの境目がはっきりわかる肉厚ぶりであると。こんなにも肉が詰っているのに、だらしなく垂れもせずに力を漲らせていると。

 

「お前の身体を見ていると、私は年若い少年の頃に戻った心地になるよ。恋を知らぬ頃と同じように胸が高鳴っている」


 フランケル様は私の尻肉を執拗に撫でまわす。たっぷりとした肉を揉み解されると乳首を抓まれた時にも似た官能が下半身を満たす。

 好き放題に私の尻を堪能したフランケル様は尻の谷間に指を滑り込ませ、汗で蒸れた深い割れ目をこじあけた。肛門にひんやりとした外気を感じ、私の一番恥ずかしい部分が暴かれるのだと実感させられる。

 

「ここも尻肉以上に淫靡に育ったな。私に見られてひくついているぞ?」

「く、ぅうぅ♥」

「おぉ、ちんぽも汁を垂らして喜びおって。最初の頃は何も知らぬ無垢な乙女のようだったのに、今は熟練の情婦の如きいやらしさだ」


 フランケル様の言葉どおり、私の肛門は排泄器官とは思えない形と色に変わってしまっていた。ふっくらと肛門周りの肉が盛り上がり、色もちんぽ以上に黒ずんでとろりとろりと愛液を漏らす。

 男なんて知らなかった私の穴は、フランケル様によって変えられてしまった。指でかきまわせばたやすく精液を吐き出す性器にされた。乳首もちんぽも、私の身体でフランケル様の手が入っていない場所はない。

 

「ふむ、ここまで蕩けておれば慣らしてやる必要も無いな。私の為に自分でほぐしていたのか?」

「そっ♥そのような事は――んぁ♥」


 熟した果実のような亀頭が肛門と口づければ、口と肛門から涎が溢れ出してくる。男としては再起不能となった淫乱な排泄孔が快楽を求めてちんぽに吸い付いてしまう。

 

「今日こそお前を私の物にしてやろう、オーモンド。くだらぬ意地や忠誠心など引き剥がして、雌の顔を露わにしてくれる」

「くく、くだらぬなどありません!私はあくまであなた様の使用人です!」

「その態度が許せぬというのに。まあ、良い。まずは楽しまなければな」


 そう言いながらフランケル様はゆっくりと腰を進ませる。フランケル様のちんぽの形へ躾けられた孔に、ぶっといちんぽが入ってくる!

 

「あ゛♥お゛っお゛♥♥んぉおおぉおぉ~~~~♥♥♥ぶ、ぶっどい゛❤ごれ、ふとすぎまずぅうぅ❤❤❤」


 肛門に凄まじい熱を感じたかと思うと、すぐさま巨大な肉塊が内壁を擦りながら這いずり込んで来る。何度受け入れたって慣れる事のない圧迫感と、それをかき消す快感に私の尻肉や太ももががくがくと痙攣しだす。

 腹筋になんどもぶつかるちんぽからはいやらしいちんぽ汁が垂れ流され、私の腹毛をぐっしょりと濡らす。自身のちんぽで快楽を感じている姿に、フランケル様は楽しげに鼻を鳴らす。

 

「良い声を出すなぁオーモンド。夜毎に乱れ具合が増しているのではないか?」

「ぅう゛お゛っ♥やばいでず、うぅ♥♥フランケルさまぁ♥ちんぽでっがい゛♥おぉおぉ♥♥」

「そのざまでは朝までもたんぞ?まだ奥にまで届いていないのだから、なっ……!」

「ん゛お゛ほおぉおおぉおぉっ♥♥♥」


 もうこれ以上ない行き止まり、直腸の最奥にまで一気にちんぽがめりこんで私は顔をのけぞらせて叫んでしまう。圧倒的な雄によって自分の胎内を貫かれる快感は耐えられるものではなく、私はひぃひぃと息を吐いて肛門がちんぽに慣れるのを待とうとした。

 

「そら、休んでいる暇はないぞ。たっぷりと喘ぐが良い」

「うぎい゛ぃいぃ♥お、お待ちお゛ぉぉお♥♥動、がないでぐださいぃ♥」


 懇願したところでフランケル様はやめてくださらない。

 フランケル様の腰が緩やかに滑り、ちんぽにぴったり吸い付く雄膣をがりがりと引っかく。逞しい雄の剛直に擦られる感覚はたやすく私の理性をぶち壊す。

 

「ひぃい゛ぃいぃ♥♥あ゛お゛っ♥おおぉおぉ♥ふ、フランケルざまっ♥♥やめでえ゛ええぇ♥」

「まだ意地を張る余裕があるか。ではもう少し速くいくぞ」


 フランケル様の腰遣いは加速し、肛門で鳴る下品な音もより部屋の中に響き渡る。自分を抑えられない。肛門がちんぽを締め付けるのを止められない。私の中を淫らな震えが走り、筋肉が痙攣する。

 肉体はどうしてもフランケル様を求めているが、私の理性はそれを否定しようと必死に歯を食いしばる。フランケル様は仕えるべき主なのだ。私とは何もかもが違う方。抱かれて、喘ぐなどあってはならないのだと。

 だが、フランケル様は私をせせら笑うように肉棒を鷲掴みにした。

 

「どうしたオーモンド。嫌だ、駄目だと言っている分際でこの膨れ上がった肉棒は?おお、熱すぎて私の手が焼けこげてしまいそうだぞ」

「んひい゛ぃ♥そ、それはあ゛あぁあぁ♥♥♥わだじは、んおおぉおぉ♥♥」


 栗色の指先が掴むのは赤子の手よりも太いデカマラだ。尻を犯されているにも関わらず腹筋を穿つように勢いで隆起して、腹の部分は浮き上がった血管も合わせて鍛え上げた雄の腕のようだ。

 フランケル様はそんなおぞましいちんぽを柔らかく撫でさすり、すくいあげた我慢汁を塗り拡げる。尻を犯されているちんぽは感度を増して、優しい愛撫でさえも悦んで暴れ回る。駄目だ、お願いだから言う事を聞いてくれと念じたところでちんぽは言う事を聞くはずもない。


「ひぃい゛ぃいぃ♥♥いげません♥許してくだしゃいぃ♥♥♥」

「まあ良いがな。お前が悦ぶのは私の喜びだ。それ、股間のように素直になれ」


 私の背中に胸板を密着させたフランケル様が、愉悦を多分に含ませた声で囁いた。乱れながらも必死に認めようとしない私を見て楽しんでいる。牙にかかった獲物が死に際に暴れているのを楽しんでいる。そんな嗜虐性を含んだ声色に私は更に官能を刺激される。


「ん゛お゛おおっ❤❤フ、フランケルしゃまぁ❤お、おゆるじぉお゛ぉぉお❤❤❤おがじぐなるぅ❤私がっ❤❤狂う❤狂って❤じまいまずぅ❤❤」

「いいぞ、お前が狂えば狂うほどに雄膣も蕩けてくる。そのまま狂ってしまえ!」


 フランケル様の言うとおり、私が感じ入れば直腸も収縮しちんぽへと強く吸い付いてヒダで奉仕までもしてしまう。私の身体はフランケル様という絶対者に完全に隷属している。尻穴の入り口から直腸、最奥にある結腸の入り口まで柔らかく、熱く仕上がっている。愛おしいちんぽに奉仕しようと雄の膣が媚びている。

 己のいやらしい身体が恥ずかしい。しかし、こんな身体にしたのがフランケル様だと思うと同時に身体が熱くなる。

 

 私はもはやまともな男ではない。

 そんな事は分かっている。肉体に刻まれた雄の快楽に身を任せてしまえば幸福に溺れる事ができるのも理解している。

 

「も、もうおやめ゛ぐだざいっ❤❤❤私は、ん゛お゛おぉ❤このような、男を抱くなどぉお゛❤❤ぐひぃいいぃ❤❤❤」

「まだ言うか。何故そうもくだらぬ意地を張る」

「だ、だめ゛え゛ぇ❤❤だめでずぅ❤❤❤私は、男でっ❤❤ただのぉ❤使用人、だがらあぁ❤」


 私を繋ぎとめるのはフランケル様への敬意。

 このような下賤な男を愛してはいけない。私がフランケル様を受け入れれば更に深く情愛を注いでくださるだろう。

 だから止めなければいけない。フランケル様は貴族なのだ、高貴な女性と子を成して家を守らなければ。私との淫らな事は全て気まぐれで終わらせなくてはならないのだ。

 

「……やれやれ、その性根を治してやらねばならんな。お前が私の雌であると刻み込んでやる」


 呆れたような言葉を合図にフランケル様はこれまでよりも勢いよく腰をぶつけ始めた。むさ苦しい筋肉に流れる汗が閨の中できらめき、大臀筋の弾ける音と共に飛び散った。

 フランケル様のちんぽを叩きこまれると肉が詰った尻肉が波打ち、同時に私のちんぽが跳ねまわり腹筋へとぶつかる。その先端からは白く濁った先走りが途切れる事なく垂れ流されていた。

 

「お゛お゛おおぉっ❤❤んお゛おぉおおぉ❤お゛ほおおぉぉお❤❤❤」


 先走りと一緒に私の知性までも流されていくようだ。容赦なく突きこまれるちんぽが奥の壁を叩くと視界が混濁する。でかい尻肉をかき回すちんぽは脳みそに届くんじゃないかと錯覚させる。抜き出ていくちんぽがガリガリ内壁を引っかかれると結合部からブピュリと淫液が噴き上がる。

 フランケル様に与えられる激しい快楽は私の根底を激しく揺さぶる。こんなにも気持ち良いのだから、良いじゃないか。与えられる甘い悦楽に身体を捧げてしまえと頭の中で声がする。

 

「駄目でずぅ゛❤だべっ❤❤ん゛っ❤ぐぅう゛ぅううぅうぅ❤❤❤」


 口から溢れそうになる甘い喘ぎを抑え込もうと、自らの腕へと強くかみついた。草をすり潰すのに最適化された歯で噛みついても血こそでないが、肉が千切れるような鮮烈な痛みが襲う。

 その痛みは私を私にしてくれる。私に相応しいのはこのような苦痛であり、フランケル様の甘美な寵愛と快楽ではないのだ。

 

「ぐぅうう゛うぅ❤むぐぅう゛ぅううぅうぅ❤❤❤」

「参ったな、お前がそう苦しげな顔をするのは耐えられぬ。仕方ない、今日は終わりにしてやろう」

「むぶぅう゛っ❤フ、フランケル様ありがとうござぁあ゛ぁあっ❤❤んほぉお゛ぉおおぉおぉっ❤❤❤」


 この忌まわしいな行為から解放される。そう安堵したのは愚かと言うしかない。

 私の雄膣を往来していたちんぽが、その速度と激しさを増したのだ。最奥のいきどまりを突き抜けてしまいそうな勢いで叩き、鈴口だけを肛門に残すまで引き抜いて再び突き上げる。それは技巧も何もないただの交尾運動。まぐわいを楽しむのではなく互いを絶頂へと導くだけの腰振りに射精欲求が急激に高まっていく。

 

「フ、フランケルざまぁあ゛ああぁ❤❤なんでぇ❤やめで、ぐれるっでえぇ❤❤❤」

「終わらせるとも。セックスを終わらせるには互いに達せねばならぬだろう?」


 心底楽しそうな声と一緒に突きこまれるちんぽ。それは筋肉という鎧で武装した肉体を壊してしまいそうな快楽を注ぎ込む。

 肛門の中にある敏感な部分を何度も抉られて、私は絶頂の兆候を感じとる。金玉が持ち上がると同時にちんぽが硬直する。もう、止められない。今日も恥知らずに精をぶちまけるのだ。

 

「んぐぅう゛ぅうぅ❤フ、フランケルしゃまああぁ❤❤❤わだじは、もう゛ぅうぅ❤」

「ああ、私もそろそろだ。二人で、イくぞオーモンド!」


 フランケル様は私のでかすぎる尻を手形が残りそうなほどに握りしめ、雄膣が削り取られるような勢いで腰を叩きつけた。パァン!と腰と尻がぶつかる音がして、そして――

 

「いぐっ❤❤ああぁ❤いぐいぐいぐ❤❤いぎまずっ❤フランケルさまぁあ゛あああぁあぁ❤❤❤❤」


 主君の名を叫ぶと同時に私の中で快楽が爆発した。いじられていない巨根がバキバキに硬直し、ぱっくり開いた鈴口から濁流のような雄臭汁が噴き上がる。


「お゛ぉおおぉおおぉ❤❤❤あ゛ーっ❤いぐぐ、いぐぅうううぅぅ❤❤」


 ちんぽからびゅるびゅると吐き出される精液は信じがたいほどに大量で、いつまでも止まらない射精の快楽に私は屋敷中に響かせんばかりに叫びを上げる。

 

「ひぃい゛ぃいいぃぃ❤❤❤あぁぉおぉ❤しゃせい、止まらないぃいいぃいぃいぃ❤❤❤」


 止まらない。私が絶頂する時はいつもこうだ。ベッドが使い物にならなくなる量の精液を吐いて、白濁の水たまりを作ってもまだちんぽは暴れ続ける。

 

「ははは、相変わらずお前の射精はすさまじいな。抱かれる時は可愛らしい雌なのに、身体と金玉は雄そのものだ」

「んぉお゛ぉおぉおぉ❤やめ、金玉はやめでぐだざいぃいぃ❤❤」

「おお、まだ出るか。私の倍では効かぬぞこの量は……」


 フランケル様の手がくすぐるように金玉を撫でさすり、更に射精の勢いが増してしまう。

 ちんぽはのたうちまわるミミズのように暴れ回り部屋の中に精液をぶちまける。汁というより煮凝り状に固形化した精液は、壁に当たると垂れ落ちずにそのままへばりついていた。

 

「はぉお゛ぉ、おおぉ……❤おっ゛❤❤おぉっ❤」


 そして射精が収まる頃には、私は精も根も尽き果てていた。尻だけをフランケル様に掴み上げられたまま、自分の吐いた精液溜まりに崩れ落ちる。

 満身創痍といった体の私を、フランケル様は優しく抱きしめてくれた。


「今日のお前も最高だった……が、もうそろそろ素直になって欲しいものだな」


 つながったままのフランケル様は、緩慢に腰を回しながら囁いた。

 まだ満足していないと、私の中で硬くなっているちんぽが主張している。繊細な指先が私の筋肉を這いまわり、やがてちんぽと金玉へと到達した。

 

「なあオーモンド。主だ使用人だとつまらぬ事を言うのはもう止めぬか?そうすればこんなものではない快楽を味合わせてやるぞ?」

「で、できません❤うぅう❤❤私は、フランケル様の、使用人です❤」

「ふむ、仕方がないな。少々強引な手を使わせて貰うとしよう」


 茶色い手は私の身体を離れ、脱ぎ捨てたガウンを漁り始めた。私は何をするつもりなのか分からずに挿入されたままのちんぽを感じている私に、フランケル様はガウンから取り出したものを差し出した。

 

「これは……鈴、ですか?」

「うむ。お前と一つゲームをしようと思ってな」


 そう言ってフランケル様は目を細める。

 子どもの頃からすっかり見慣れたこの顔は、快楽によるものではない動悸をもたらした。

 我が主がこの顔をする時は、決まって恐ろしい事になるのだ。御父上の帽子を隠す、料理長に隠れてつまみぐいをする、そして私を辱める卑猥な事をする――理想的な主であるフランケル様がたまに見せる悪戯っぽい顔。なんと楽しそうなのだろう。私は何をさせられるのか不安で、心の臓が張り裂けそうだというのに。

 

 フランケル様は私の心境を見抜いたように片頬を持ち上げ、囁いた。いつも私に命じる時と同じ調子、それこそ紅茶を淹れてくれと頼む時と同じように。

 

「オーモンド。お前にはこれから一ヶ月射精を禁じて貰う」


***


「料理など久しぶりにしたが、なかなか美味くできてな、そうは思わんか?」

「は、はいぃ❤大変、美味でございます❤❤」


 窓より穏やかな朝陽が差し込む部屋で、二人は朝食を取っていた。貴族と使用人が食卓を共にするなど普通ならばありえないが、二人には珍しくもない。

 使用人たちも二人の仲の良さならば普通の事だろうと、朝食の際は邪魔になるまい寝室に近づこうとしない。

 

「オーモンド、食事が進んでいないぞ?お前の為に用意したのだからもっと食べるが良い」

「は、はい……❤いただき、まずうぅ❤❤」


 寝室に運んできたテーブルには出来立ての料理がいくつも並んでた。目玉焼きにベーコン、緑黄色のパン。それと変わった色の紅茶。ほかにも物珍しい料理がいくつもあった。

 二人とも巨漢だからか、次々と皿を空にしている。オーモンドは食事が進まないがそのたびにフランケルが手づから食べさせているのだ。二人の関係を知らぬ者が見れば仲睦まじい恋人の微笑ましい光景に思えるかもしれない。

 

「この料理の効能だが……オーモンド、何だったか覚えているか?」


 そう尋ねられ、オーモンドは皿とフランケルを交互に見て口ごもる。なかなか口を開こうとしないが、テーブルの下でぐちゅぐちゅと音が鳴ると口を開いた。

 

「こ、このパンはぁ❤エッチなお薬が、入ってまず❤❤❤」

「エッチな薬、では分からんだろう。言葉は正しく使えと命じたはずだぞ」

「ひぃん゛❤❤おちんぽ❤こ、このパンを食べるとおちんぽがギンギンになりゅぅ❤ザーメンビュルビュルしたい淫乱おちんぽ馬になりましゅぅ❤❤❤」

「そうだったな。私が精力増強の薬草をたっぷりと入れて作った特別な料理だぞ。普通の男ならばすぐにちんぽ狂いになってしまうが、オーモンドはよく耐えているな。偉いぞ」


 オーモンドは言葉の途中で顔を紅潮させ、よだれをだらだらとテーブルに垂らした。普段なら絶対にしない下品な行為をやめるどころかテーブルに垂らした涎をぬぐう余裕すらない。それは、テーブルの下で行われている行為が原因だ。

 

「あ゛っ❤や、やめてえぇ❤❤もう――おっほおぉ❤」


 テーブルの下ではフランケルの手が身体を撫でていた。撫でているのは頭ではなく馬の巨大なちんぽ。ギンギンになったちんぽの先っぽを褒めるように撫でられるとオーモンドは足を開いて腰をカクカクさせた。

 先端ではなく竿を掴んで荒く擦られると黒毛の身体が痙攣を激しくさせる。乳首や尻を愛撫されるのでは味わえない男の快楽は、本能を直接的に刺激する。

 

「ひっぎい゛ィぃいぃ❤❤やめ゛❤もう、やめでっ❤❤❤ちんぽが爆発じてじまいまずうぅうぅぅ~~❤❤」

「安心しろ。先走りも精液も漏らさんように封じてやったからなぁ。どれだけイっても射精できんぞ」


 紐の巻きつけられたちんぽは血管が浮かんで膨れ、ツヤツヤにてかっている。ちんぽから出た汁ではなくフランケルがオイルを塗り込んでるせいだ。

 

「射精できないのにちんぽをしごかれるのはどんな気分だ?言ってみろ」

「は、ひぃいいぃ❤❤❤ぎぼぢっ❤ぎもぢぃいぃでずぅ❤❤でも、でもぉお゛❤ザーメン出したい゛ぃいいぃ❤❤❤」


 オーモンドは顔の半分で笑って、もう片方で涙を流してなんとも歪な顔をしていた。いつもの忠実な執事とは違う顔、違う言葉。フランケルさえも知らない、淫乱な雌馬へと変ろうとしていた。

 

***


 一ヶ月の射精を禁じる。

 それがフランケル様が課した命令だった。いつも私たち使用人に優しく、横暴な命令はしなかったフランケル様が突如下した言葉。

 当然のように私は問うた。何故そのような命令をされるのですか。フランケル様の為ならば命であろうと捧げますから、卑猥な命令はお許しください、と。しかしフランケル様は何も答えてはくれず、ただ命令を繰り返すのみだった。

 

 一ヶ月の間射精は許さない。尻穴をいじって絶頂するのも乳首をいじって達するのも許す。だが精液も我慢汁も出してはならない。

 そしてもう一つ。射精欲求を高める為に私は常に淫らに昂っていなければならない。フランケル様お手製の精力増強の料理を食い、言葉遣いも下品で低俗なものに変えさせられた。肛門をマンコと呼び、精液をザーメンと呼び、娼婦がするような言葉を吐かなければならなくされた。

 

 ただの気まぐれ、朝起きれば冗談だと言って笑ってくださると信じたかったが私を待ち受けていたのは一滴の汁も逃さぬように巻きつけられた紐。そして食事をしながらの手淫という辱め。

 執事見習いの前で何度も喘がされた後にフランケル様は告げた。これから一ヶ月愉しませて貰うぞ、と――――

 

***


「おっぉお゛ぉほおぉおぉ❤溶けるぅ❤ちんぽ溶けるぅうぅ❤❤んひぃい❤フランケル様の口マンコでちんぽいぐいぐぅうぅ~~❤❤❤」


 朝起きた私を待ち受けていたのは異常なまでに膨れ上がったちんぽだった。過剰に増産された精子はザーメンをぶちまけたいと金玉の中で泳ぎまわり、ちんぽへの血流を増していた。

 元々、デカい金玉のせいで性欲が強い私だ。フランケル様に抱かれない日は何回も自慰をしてザーメンを吐き出さないと身体が火照って、疼いてしまう。そんな私が射精を禁止された状態で手コキされ、虐められたのだ。朝起きてすぐに射精がしたくてちんぽをギンギンにしてしまうのも仕方のない事。今日こそフランケル様のお許しをいただけるのではないか、そう期待してしまうのも当然だ。

 

「いぎぃい゛ぃいいぃ~~❤おちんぽいぐ❤❤口マンコでちんぽいっぢゃう゛ぅううぅうぅ❤❤❤いがぜてぐださいぃいぃ❤❤」

「んっ、いいぞ。好きなだけイくが良い。精液の一滴も盛らせはせんがな」


 愚かな私を待っていたのはフランケル様のフェラチオだ。食事のテーブルにつかされたままちんぽをしゃぶられて、撫でられただけでザーメンをぶちまけてしまいそうな敏感おちんぽが、ヌルヌルで熱い口マンコに包まれる。

 フランケル様は私のデカマラだろうと苦も無く飲み込み、下品極まりない音と唾液を撒き散らしながらちんぽをしゃぶり続ける。その快楽ときたら、私が一人寂しくする自慰なんかとは比べ物にならない。

 

「いく❤イクイクイクっ❤❤ちんぽ汁をフランケル様のお口に出してじまいまずうぅうぅ❤」

 

 私はちんぽを咥えこまれてものの数秒で絶頂し、椅子に座ったままガクガクと痙攣する。金玉が持ち上がり、下腹部で何かが弾けるような、慣れ親しんだ射精の感覚がする。


「い゛っひぃいい゛ぃいいぃいぃ❤❤❤いぐぅ❤いっだのにちんぽ汁でにゃいぃいぃ❤❤」


 私にもたらされるのは尿道をザーメンが駆け上がるあの快楽ではなく、精液が塞き止められ、ちんぽが内側から圧迫される拷問同然の苦痛だ。あまりの痛み

に瞬間的に気絶するが、射精禁止の苦痛は一瞬では終わらずに延々と私を苛んだ。

 この時ほど自分の長く多量の射精を憎んだ事はない。フランケル様の口マンコでちんぽは何度も大きく跳ねて、舐められる快楽と苦痛を注がれ続ける。脳みそは与えられる感覚を受け止めきれず、視界の中で火花が散った。


「お゛❤お゛ォぉお゛❤お゛❤お゛っ❤❤お゛ほぉお゛おぉおぉおぉ❤❤❤」


 なんと下品な喘ぎ声。絶頂している最中だというのにフランケルさまの濃厚なフェラチオは止まらない。私の雄臭く汚らしいちんぽを愛おしそうに舐めて、塞き止められている精液を吸い出すような激しい吸引を加える。

 舌の使い方だって巧みで、私のちんぽの隅々まで舌先で愛してくる。血管瘤をくすぐったかと思うと鈴口をクリクリとほじくり返し、馬人種の長い舌を竿に絡ませたまま頭を上下した。


「も、もうお許じお゛お゛おぉーーー❤❤おちんぽいっでまずうぅうぅ❤❤❤」


 フランケル様のフェラチオに比べたら私の奉仕なんて児戯も同然だ。もしも精液を塞がれていなかったらだらしなく鼻を伸ばして快楽に負けていただろう。雄の象徴に奉仕されているというのに快楽に敗北し喘ぐ情けない雌野郎に。

 あんなにも快楽に負けまいとしていたのに、今は敗北したくて我慢できない。ザーメンをいつもみたいに吐き出して、フランケル様の愛撫一つ一つで喘ぎたい。イキたい。イかせて欲しい。いつものようにオマンコされてザーメンを出したい。この極上のフェラチオでザーメン全部吸い出されたい。

 

「フランケルしゃま゛ぁ❤おぉおぉ❤❤吸ってくださいぃ❤もっどわだじのおちんぽぉおぉぉ❤」

「ん、ふぅうぅ。興が乗ってきたか、オーモンド。お前の逸物から熱が伝わってくるぞ」


 ちんぽの根本から頂点までを舌で往復させ、フランケル様は上弦に目を歪めた。いつも私がフランケル様にしているのと同じ奉仕だが、受ける印象は正反対。フランケル様に楽しんでいただく為に、私がちんぽを差し出しているような。私が食われている、そんな錯覚を覚える。ああ、この方に食われてしまいたい。

 

「ふふ、まだ駄目だ。イきたければ一人で尻をいじると良い。精を吐かんのならば好きにイっていいからな」

「んお゛っ❤しょんな、あ゛ああぁ……❤❤」


 私の心を見抜いているのか、フランケル様はすげなく私のちんぽから舌を離してしまう。私のデカマラも金玉も先走りの代わりに唾液で覆われてぬらぬらと光沢を放っている。雄の汁を吐き出せないくせに、滑稽にも勃起して輝くちんぽ。見てくれだけは雄臭いのに、内面は雌野郎である私を象徴しているかのようだ。

 

「切なそうな顔をしおって。もう我慢できんか?」

「う゛ぁ❤わたしは、あぁあぁ❤❤」

「耐えられなくとも許してはやらんがな。一ヶ月。お前が色狂いに堕ちても許してはやらんぞ。死ぬ気で耐えてみせろ」


 その言葉は普段の温厚な主人の言葉とは思えぬほどに冷たく、私自身の運命を悟らせた。フランケル様は決して私を許しはしまい。私が泣き叫ぼうとも壊れようとも。

 私に鈴を見せつけて、飢えた獣の前に肉を揺らして虐めるようにしてフランケル様は喉を鳴らした。

 

 何故。フランケル様は何故私にこのような責め苦を与えるのだろう。

 やはり罰なのか。フランケル様の寵愛を拒んだから、こんな。


「さあ、一月の間楽しもうではないか。鈴が鳴るまでに、お前を全く違う生き物に作り変えてやるからな」


***


 ――――その言葉は嘘ではなく、私は様々な方法で辱めを受けた。射精を禁止された状態で身体をいじくり回されるのは当然として、どんな場所で、どんな姿で、誰の前で。それはフランケル様の気分によって変わった。

 真昼間にフランケル様のお側に仕えている時だって平然とちんぽや乳首をいじられた。執事服の上から膨らみを撫でられると私は簡単に絶頂し、射精のできない無駄デカマラを跳ねさせた。他の使用人が少し目を離した隙に手コキをされた時は声が出ないように抑えるだけで精一杯だった。

 

 社交界のお供に連れだされた時はもっと酷い目に合わされた。フランケル様は「この男が私の自慢の執事です」と紹介する間、ずっと私のデカケツを揉んでいたのだ。オマンコは愛液でびしょびしょになり、淫乱な雌の匂いがバレるのではないかと気が気でなかった。

 他にもさまざまな人間の前で辱められたが、後輩の執事見習いの前で抱かれるのが一番多かった。

 

「そら、今何をされているのか先輩として説明してやれ」


 執事見習いを部屋に呼びつけては、下半身を丸裸のガニ股にした私のちんぽをしごくのだ。幼い私の後輩は何が起こっているのかもわからないのだろう、デカマラをガチガチにして喘ぐ私をきょとんとした顔で見つめていた。

 何をされているかなんて、とてもじゃないが恥ずかしくて言えなかった。椅子に座ったフランケル様に跨って、ちんぽも金玉も肛門も、恥ずかしい部分を全部見せながら手コキされている。

 

「ああっ❤見るな、見ないでへえ゛えぇ❤❤ちんぽびぐびぐじでるところ見ないでぐでっ❤❤」


 私のデカマラは天を突いたままフランケル様の手にしごかれ、射精ができない不満ともどかしさを訴えるように震えている。胴体の中央部が膨れており精液と欲望で破裂してしまいそうだ。

 それだけではない。もともとデカい私の金玉が鶏卵の倍では効かないまでに肥大化し、ケツマンコが竿の刺激と連動してヒクついている。精液の代わりにマンコが愛液を多量に分泌させてまたがっているフランケル様の太ももまでもびしょぬれだ。

 

「お前の雌の匂いが染み付いて私の服も使い物にならんな。ほら、雌孔から出る汁は精液に負けず凄まじいぞ」

「あうぅうぅ❤❤や、やめでくださいまぜぇ❤」


 フランケル様はマンコを隠すどころか二本の指で肛門を開いて中身を曝け出すのだ。それも、実に誇らしそうに褒めそやしながら。私のマンコがどれだけ具合が良いか、締まるか、どこを責めれば感じるか、指だけでもたやすく絶頂してしまう淫売マンコだと、良妻ぶりを褒める旦那のように。まだ罵られた方がマシな辱めだった。

 

「穴の具合だけではなく、私に抱かれた時のよがりぶりもたまらんぞ。この剛毅な身体で淫らに歌ってくれる。しっかりと聞かせてやるが良い」

「んう゛ぅおぉおおぉぉおぉ❤❤❤」


 じっくりと私の肉体を堪能した後は当然オマンコされる。私のぶっとい太ももを軽々と抱え、結合部が丸見えの体勢でオマンコの奥の結腸までゴリゴリと抉られるのだ。

 この射精管理生活でオマンコは更に淫乱になってしまったようで、ちんぽがズルズル引き抜かれる時は蛇の口のように吸い付いて離さない淫乱マンコになってしまった。

 

「う゛ぅううぅおぉおおぉ❤いぐっ❤❤いぐいぐ❤いがざれる❤フランケル様のおちんぽでいがざれっまずうぅううぅうぅ❤❤❤」


 ごりごりと何度も結腸の入り口を突き上げられて、カリ首で直腸全体を引っかかれて、フランケル様との交尾では見られている事なんて忘れるぐらいにイキまくった。気持ち良すぎて、メスイキ汁をちんぽからびゅーびゅー噴き上げられない苦しさすらも悦びだと感じてしまうように変わっていった。

 

「いがぜでぐだじゃい゛ぃいぃ❤フランケルしゃまあぁ❤❤❤オマンコぉ❤オマンコガン掘りされでザーメン噴き上げさせでぐだざいぃ❤おねがいじまずうぅうぅ❤❤❤」


 後輩の前で射精したいと懇願するのも平気になった。以前の私ならばオマンコなどと下品な言葉は口にしなかっただろうに、射精禁止されて数週間で恥なんて消え失せてしまった。

 毎日、毎日フランケル様によって愛されて一時もちんぽが休まる時間など無かった。毎晩抱かれ、食事には精力を増す薬草を混ぜ込まれ手や口でちんぽをいじられる。無論、風呂やシャワーの時間でもフランケル様は私を自由にしなかった。

 

「フ、フランケル様!いけません、このような汚い場所にっ!」

「硬い事を申すな。ふむふむ、使用人用のシャワーとはこうも狭いのか。近いうちに改築させよう」


 私がシャワールームで汗を流している最中にフランケル様が入り込んできたのだ。当然私は出て行くように懇願した。男同士でシャワールームに籠っているのを見られれば取り返しがつかない、というのもあるがそれ以上に私の忠誠心が拒絶した。食事を共にするだけでも不敬なのに、使用人である私の汚い身体を流す場所にフランケル様が踏み入れるなど到底許される事ではない。

 

「汚い身体?私に毎夜抱かれておいてその言い草はあるまい。お前は私に汚いモノを差し出しているのか?」

「ち、違います!いつもフランケル様に抱かれる時は清らかにしております!ですが、湯浴みをする場所は不衛生ですし、その」

「いいから早く中に入れてくれ。主を凍えさせる気か?」


 結局はフランケル様に押し切られ、シャワーを二人で浴びる事になる。私一人でも小さく感じられるシャワールームにフランケル様も入れば必然的に身体が密着する。

 離れようとしても肘が壁にあたり、私の胸板がフランケル様の筋肉と擦れ合う。湯気で温まっていたシャワールームの中で身体を触れさせていると、伝わって来る熱で自然と汗が噴き上がる。フランケル様の身体は降り注ぐ湯以上に煮え滾っていた。

 

「熱いな。お前も昂っているのではないか?ん?」


 フランケル様の言葉はきっと嘘ではない。

 心臓がやけにやかましく鳴り響き、頭の奥がぼんやりとする。フランケル様の丸々とした大胸筋と私の胸板が触れ合い、柔らかさを感じていると無性に胸がときめくのだ。

 逃げられない私へとフランケル様は執拗に身体を擦りあわせ、手足と毛皮を絡ませる。


「んっ❤くううぅ❤❤」

「すぐに甘い声を出しおって。まだちんぽにも乳首にも触れておらんぞ?」


 私のごわごわした青毛とフランケル様の柔らかい毛が絡まり合い、シャワーより降り注ぐお湯でべっとりと身体にへばりつく。盛り上がった筋肉の輪郭が鮮明になり、フランケル様の肉体が湯気の中で艶めかしく濡れ光る。見慣れているはずである主人の身体を見ていると射精禁止ちんぽがむくむくと膨れ上がる。

 

「ふふ、お前も興奮してきたか?私もだ。お前の濡れそぼる肉を見ていると、この通りだ」

「あっ❤フランケル様のおちんぽが……❤❤」


 フランケル様のおちんぽも同じようにいきり勃ち、私のちんぽとつばぜり合いをしていた。私のちんぽよりもふてぶてしく、我慢汁をだらだら流す雄そのものであるちんぽ。濃厚な先走りを塗りたくられて、雄として屈服させられているような倒錯感に陥った。ケツ肉が震えるだけではなくマンコまでも収縮を繰り返す。雄臭い先走りをマンコの奥にも塗りこめて欲しくてたまらない。

 

「いつまでも湯を浴びているだけではいかんな。ほら、私が洗ってやろう」

「は、あ゛っ❤おぉおおぉ❤❤」


 身体に塗りたくられるのは先走りではなく石鹸だった。白く泡立った石鹸液が黒い毛皮に混ざり、指先が全身を這いまわる。洗うというには淫猥な所作で、大胸筋をすくい上げるように揉み、脇腹をくすぐった。筋肉のくぼみにまで余すところなく石鹸を塗り、私が快感に身をよじると逃がすまいとケツを鷲掴みにする。

 

「おぉほっ❤フランケルしゃまぁ❤❤❤ぎ、ぎもぢいぃでずぅ❤」

「だろう?こうして、私の身体で洗ってやるのはどうだ?」

「んぅうぅ❤❤ヌ、ヌルヌルしで、筋肉が蕩けそうでずぅ❤」


 手だけではなく自らの身体にも石鹸液を塗り、私の身体と擦りあわせた。毛皮と筋肉に石鹸のぬらつきを加えて擦られるのは手とはまた違った快感を生み、私もフランケル様に抱き着いて身体を擦りあわせてしまう。射精禁止ちんぽは私たちの腹筋に挟まれて、極上の愛撫を堪能していた。

 

「お゛ーーっ❤は、腹ズリすごぉ❤❤いぐ、いぎぞうでずぅ❤ザーメン出せないのにぃ❤腹筋でごしごししゃれて、いっでしまいまずぅ❤」

「こらこら、暴れるな。お前の好きな部分を洗ってやれんぞ」

「んお゛ぅ❤❤乳首❤デカ乳首引っ張られ、おおほうぅ❤」


 胸を揉み解していた手は標的を変え、寄せ集めるようにデカ乳首を根本からつまんだ。そのまま乳首を引きのばし、乱暴に擦り始めた。

 

「乳首ぃぃ❤❤んあぁ❤乳首やっべええぇ❤❤伸びる❤わだじの、淫乱乳首伸びてもっとドスケベになってじまいずうぅぅ❤❤❤」


 石鹸による愛撫でビンビンになっていた乳首を手荒に愛撫されてはたまらない。亀頭を摩擦されているかのような快感が胸の先端から全身に拡散する。引っ張るだけではなく指の間で転がしたりと間断なく乳首を愛撫されて喘いでいると、突然生暖かくぬめった感触が乳首を包んだ。

 

「おひんっ❤❤ほぉおぉ❤フ、フランケル様に乳首吸われるぅうぅーー❤」

「ふむ、こちらの方も硬く張り詰めているな。雌の部分も雄の部分も悦んでいると見える」

「ち、ちんぽもぉぉ❤や、やばいいぃ❤❤どっぢもシコシコしゃれて、ん゛あっ❤」


 フランケル様の手は勃起ちんぽをしごき、亀頭を手のひらで磨き上げている。上下で質の違い快楽を叩きつけられ私の興奮は跳ね上がる。本当ならば精液という形で興奮を吐き出せるのに、封じられているせいで高まる一方。フランケル様の頭をしっかりと抱きかかえてもっと強い快楽をくださいと望んでいた。

 

「おっと、金玉も洗ってやらんとな。丁寧に揉み洗いをしてやるぞ」

「きんたまぁ❤私のデカ玉ドロドロにされでるぅ❤❤ひぃん❤おおん❤」


 当然のように金玉も愛される。手のひらにたっぷりと石鹸液を塗り拡げ、ヌルヌルの手で金玉を捏ね潰すように洗われる。強い圧力を加えられても石鹸液のおかげでニュポン!と金玉が手のひらから逃れ、それがまた快楽を生み出すのだ。

 金玉の皺にまで石鹸液を染み込まされ、滑りの良くなった玉が手のひらの上で滑りぶらぶらと揺れる。ちんぽからの直接的な刺激とは違い、もどかしくなるような快感があった。

 

「ちんぽ❤金玉ぁ❤❤おぉおぉ❤ザーメンのぼってぐるぅ❤」

 

 狭い個室の中で乳首と男性器を愛撫され、私は滑稽にも身体をくねらせる。汁を撒き散らす顔はバターのように蕩けて理性を感じる事はできない。

 

 そうしているとフランケル様の余った手がデカケツへと伸びた。筋肉を詰め込んだケツたぶに手形を残すように捏ね続けて、そのまま目指すのはケツたぶの奥。汁を漏らして震える淫乱マンコだ。

 

「フランケル、さま❤しょこはあぁ❤おおん❤あっひぃいぃ❤❤」

「期待していたのか?蕩けて吸い付いてくるぞ、それ」

「おほぉおぉおぉ❤❤❤」

 

 肛門に石鹸液を塗られただけなのにデカケツが痙攣した。射精を管理されてからというものマンコはよりモロ感になり制御が効かない。乳首とちんぽをいじられる快楽だけでも脳が茹っているのに、マンコまでいじられてしまったら。

 恐れているのに拒絶もできず、ケツマンコの中に石鹸液の付いた指が差し込まれる。淫乱マンコの全てを把握している指先は弱点へと入念に石鹸を擦り付ける。

 

「ああぁ❤ひぃん❤んぉ、おおおぉーー❤❤」


 シャワールームはいつ、誰がやってくるか分からない。でも声を抑えるなんてきずに、腰をくねらせて喘いでしまう。マンコから溢れた愛液がケツと太ももにまで垂れ、石鹸液と混ざり合う。私の下半身はぐちゃぐちゃになり太ももの間に粘液の橋がかかっていた。

 

「こんなに汁を粘つかせおって。こちらの方は一滴も漏らせんのに、なぁ?どんな気分だ?」

「お゛っお゛っ❤しょれ、はあぁ……❤❤」


 フランケル様が手コキしているおちんぽは先走りすら出せず、ビクビクと震えるだけだ。石鹸液とフランケル様の先走りでぬらついてこそいるがずっと射精を封じられた苦しみに苛まれている。

 シャワールームに充満している熱気と雌の匂いで頭が痺れる。射精したい。フランケル様の手でイかせて欲しい。

 

「い゛、い゛ぎたいでずうぅ❤❤❤オマンコと乳首とおちんぽで、ザーメン出したいいぃ❤❤」

「くふ。そうだろうなぁ、こんなにもちんぽを腫らしているのだものなぁ。だが――駄目だ。また射精できないままイくがいい!」


 そしてフランケル様は乳首をヂュウヂュウと吸い上げて、ケツマンコと乳首をいじっている手も激しさを増し、私の中で快楽が暴れ狂った。

 

「んひい゛ぃいいぃいいぃい❤❤❤」


 シャワールームの中で乱反射するのは下品極まりない交尾の楽曲だ。ケツマンコとちんぽ、金玉からは粘液がかきまわされる音がして、乳首からは空気を吸う音。そして私の口からは卑猥な嬌声がわめきちらされている。

 

「あ゛っあ゛ーーっ❤❤だべ、またいっぢゃうぅうぅう❤」

「ズズッ!んっ!ジュルルルッ!」


 声を抑えるなんてできやしない。指を咥えこんだケツマンコがきゅっと締まり、慣れ親しんだ絶頂の熱がちんぽの根本に溜まる。血管瘤を浮かび上がらせたちんぽが発射体勢になり、射精が近いのだと告げる。

 

「いきそうぅううぅーーーー❤❤いぐ、いぐいぐぅうぅうぅ❤❤❤」


 精巣管を通り駆け上がるザーメン。腹筋の間に挟まれたちんぽが大きく跳ねて、ザーメンを吐き出そうと尿道を開く。視界が瞬き、最高の快楽が到来するあの感覚。

 

「ぐう゛ぅうぉおおぉぉおぉん❤❤❤❤」


 私が味わったのは射精の快楽ではなく抑え込まれた精液が逆流する苦痛だ。情けない悲鳴とともに背筋を仰け反らせて、射精に代わりにマンコから汁を噴く。


 なんと愚かなのだろうか。射精を封じられて数日は経つというのにまだ射精をしようとしてしまう。

 自分では雄臭くいかついと思っていた顔はぐずぐずに崩れ、涙までも流している。以前ならばフランケル様に醜態をみせまいと堪えていたのに、すっかり堕落してしまった。

 

「さあ、お前を楽しませてやったのだ。次は私に奉仕して貰おうか」

 

 唾液に塗れた乳首と舌の間に橋をかけ、フランケル様は片頬を吊り上げた。私以上に硬くなったちんぽがきつい雄の匂いを振りまいている。

 私はこれから雄臭ザーメンをたっぷりとぶちまけられるのだ。私が吐き出したいと願っても叶わないザーメンを、口にも、マンコにも種付けされ、何回も射精のできないメスイキをさせられるに違いない。それは拷問と変らない苦しみだ。

 

「は、はい……❤フランケル様がザーメンをたっぷり出していただけるよう、ご奉仕させていただきます❤❤」

 

 にもかかわらず私は陶酔とした顔でちんぽに媚びた。

 主人の命令だからか、それとも機嫌を取れば射精の許可をいただけるかもしれないという淡い望みからか。

 

 そのどちらでもない。この頃から、私は自分の中に生まれた感情を自覚しつつあった。

 

***

 

 射精禁止を命じられてしばらく経つと、自らもフランケル様を誘惑するようになっていった。これは射精させていただく為、このままでは執事としての務めもできなくなってしまうから仕方ない。そんな言い訳を繰り返して身体をくねらせ、媚びを売るようになった。

 最初はフランケル様の手を握って懇願をする程度だった。それが次第に過激になり、目の前で服を下品に脱いだり、下着姿だけで腰を振ったりしてフランケル様のちんぽを誘惑するようになった。

 

「フ、フランケル様❤❤この下着はいかがですか❤❤私の、デカい金玉に、似合うかと思ったのですが❤」


 下品な衣装を身に着けて誘惑をしたが、中でも気に入ったのが金玉しか布地で覆わない、下着とも呼べないような装飾品だ。

 金玉の左右をそれぞれ覆うようなレース生地と、それを繋ぎとめる為の可愛らしいリボンがちんぽに結び付けられている。屈強すぎる太ももと凶悪なちんぽにフリフリのレースとリボンは恐ろしく似合わない。

 

「オーモンド、お前は私の事を良く分かっているなぁ」

「んぉおおぉほおぉ❤フ、フランケルしゃまぁ❤❤」


 そのはずなのだが、フランケル様は目を爛々と輝かせて私の玉にむしゃぶりついた。口の中に片方の玉を含んで転がしなら、腹筋や太ももの上で指を滑らせる。たまらず腰をくねらせるとフランケル様はジュルジュルと下品な音を盛大に立てて吸う。

 レースが濡れて、金玉が唾液まみれになるまでたっぷりと口内で睾丸を泳がされた。崩れ落ちまいとつま先で床に踏ん張っても皺に一本一本に舌を這わされると内腿が痙攣する。

 

「う゛ぁあぁああぁ❤❤❤きもひぃいい゛ぃいぃーー❤キンタマいぐぅ❤❤おちんぽと玉でいぐ❤いきますぅうう❤❤いきますぅ❤ザーメンドピュドピュできないのにいく❤❤んぉぉおぉ❤おっおっおっおおぉおぉん❤❤❤」


 金玉をしゃぶられただけでもイいくのに、フランケル様ときたら亀頭を手のひらでゴシゴシ擦るものだからたまらなかった。何度も射精できない絶頂を味合わされ、腰の抜けた状態で延々と金玉を責められ続ける事になった。

 

 どれだけ誘惑しても射精はさせていただけない。それを理解しても私が誘惑を止める事はなかった。万が一にも射精できるかもしれないならどんな恥ずかしい事でもしたし、射精禁止の状態で虐められるのもたまらない快楽だったのだ。

 

「フランケル様ぁ❤❤これはいかがですか❤ドスケベなケツマンコ丸出しエプロンで給仕させていただきます❤き、気に入ってくださりましたら鈴を鳴らしていっぱいメスイキザーメン射させてください❤」


 全裸に白地のエプロンで給仕をした時は愛液で下半身を濡らすほどに興奮してしまった。丈が合ってないせいでデカ乳首がはみだしているし、フリルの付いた裾は太ももの中ほどまでしか隠さない。そのせいで勃起ちんぽが裾を押し上げると下半身が丸出しになってしまう。

 実に良い衣装を選んだなと自分を褒めながら尻を振ると、フランケル様は鼻息荒く尻にかぶりつき、唾液を乗せた舌でマンコを舐め回してくださった。

 

「お゛っ❤あぁああぁ❤❤オマンコとけちゃうぅうぅぅ❤」

 

 尻の間に顔を突っ込んで盛りマンをしつこく舐め回し、キスをするようにマンコを吸い上げる。私はいつもよりも激しくデカケツを震わせて悦んでいるのだと示した。

 すぼめた舌先をマンコの中に突っ込まれて直腸の内部を舐め回されて、長い舌を激しく出し入れして肛門をめくられた。舌先でイイトコロをぐりぐり押し込み、円を描くように動かして愛液を一滴残らず舐め取られた。裸にエプロンという変態的な恰好でオマンコを愛されるといつもよりもずっと気持ち良かった。

 

「あ゛あううあぁ❤ううぁ❤❤おっほぉおぉ❤フランケル様のクンニざいっごうでずうぅ❤❤❤」

「ンジュルッ。ちゅ、ふぅ。オーモンド、お前という男はどこまで淫らになるのだ。これでは私も我慢できんぞ」


 フランケル様が私を褒めてくださると下っ腹のあたりがきゅんきゅんと疼いた。自分の淫らな身体を褒めそやされても、気恥ずかしさよりフランケル様を興奮させられたという事実が勝るようになった。

 

「お前を見ていたら抑えが効かん。食事の前に性欲を晴らさせて貰うが、構わんな?」

「はひぃいぃ❤❤どうぞ私めのオマンコをお使いください❤で、でも代わりに私もしゃせいぃい゛ぃいいぃいぃぃ❤❤❤いぐいぐいぐいぐぅうぅうぅ❤❤」


 私の誘惑が下品になればなるほどにフランケル様の交尾は荒々しくなった。以前は私を感じさせて、喘がせようとする余裕があったが自分の性欲をぶつけるような力強い腰遣いでオマンコを掘り進めるようになった。

 快楽に突き動かされたセックスは技術こそ使われないが、快楽の度合いは凄まじかった。フランケル様が私に欲情していると思うと胸が高鳴り、ゴリゴリとマンコ肉を抉られると息が詰まるぐらいに深い絶頂をする事ができた。

 

「ん、くぅうぅ!イくぞ、お前もイけ……!」

「お゛ぉぉほぉおおおぉぉおぉ~~~~❤❤❤ま、まひゃザーメン出せないのにいぎまずうぅうぅぅ❤❤」


 フランケル様は気持ち良さそうに射精しているのをマンコで感じ取れるのに、私は我慢汁すら漏らせない。雄としての尊厳を奪われて、代わりに私に与えられたのは被虐的な悦びと射精への渇望。

 

(ああ、射精じだいぃいぃ❤❤❤オマンコされでザーメン出したい❤フランケル様に種付けされながら、私も射精したいぃ❤)


 私の中で醸造された欲望。摩耗した理性や知性。

 それは私をたやすく狂わせた。もしかしたら一生このままかもしれない。もしかしたら一月経っても鈴を鳴らしていただけなかったら。ずっとザーメンを出せなかったら少しでも不安に思えばいてもたってもいられずに――いや、そんなものは言い訳なのだろう。

 

 私は、フランケル様の寵愛を求めていた。ただ抱かれるだけではない。辱めて欲しい。虐めて欲しい。私でちんぽをいきり勃たせてほしい。使用人だからと自分を律する事はできなくなった。

 

***


 フランケル様に射精禁止を言いつけられてから一ヶ月。

 私は今日も燭台の灯る屋敷を歩く。昼間は使用人たちが掃除や給仕でせわしなく動き回っている廊下も今は静かであり、私の足音ぐらいしか響かない。

 静謐とした屋敷の中は冬の到来を告げる冷たい空気が満ちており、足を進めると良い具合に火照った身体を冷ましてくれた。

 

 やがて、私はある扉の前で足を止めた。

 コン、コンと軽くノックをするとすぐに返事が返ってくる。

 

「オーモンドか、待ちかねていたぞ。入るが良い」


 扉の奥より聞こえる声は嗜虐的な響きの中に抑えきれない興奮を混ぜていた。いつもの、私を抱く時のフランケル様の声だ。

 ノックした扉は私が仕える主の居室へと続く。悪趣味ではない程度に装飾が施された木造の扉を私は何度も通ってきた。静寂に包まれ、月灯がぼんやりと降る屋敷の光景も同じ。

 

「フランケルさまぁ❤はしたないケツマンコに、寵愛をくださいませぇ❤❤❤」

 

 変わってしまったのは私だけだ。

 男としての意地も執事としての誇りも忘れ、情夫と成り果てた愚かな馬人。それが私。

 

「――――っ!オーモンド、お前……」


 息を呑む音がする。私をどうやって可愛がるか考えていたであろう主人は、目を見開いて私を見つめていた。

 フランケル様の前に現れたのは「私」ではなかった。そこにいるのは、快楽に負けて隷属を誓った淫獣だった。


「はあぁ❤いかがですか❤❤フランケル様専用のマンコ野郎に相応しい格好でしょう❤」


 私が身に着けているのは筋肉の鎧だけ。靴も下着も何も身に付けず、ガチガチになったデカマラからブルンと汁を飛ばす。

 男らしさの証明である肉体は一転して交尾をねだる為の装飾品に変わる。ちんぽを恥知らずに揺らしたかと思えば、ケツを突き出して濡れたマンコを見せつける。


「早くオマンコしましょうよぉおぉ~~❤フランケル様の優秀な子種をいーーっぱいぶちまけてぇ❤私も役立たずザーメンドピュドピュさせてくださいませぇ❤❤❤」


 こんな恥知らずな言葉をすらすらと並べ立てる事ができるようになった。

 服も纏わずにゆっさゆっさと尻肉を振る事ができるようになった。

 肉厚という言葉では足りないデカケツがフランケル様とにらみ合う。元々デカかったケツはこの一ヶ月で更に膨らんで卑猥な肉袋へと成長した。

 ぱっくりケツを割り開けば見えるだろう。愛液を垂らすオマンコが、射精を禁じられてぱんぱんになった金玉とちんぽが。

 

「ちんぽ❤ちんぽ❤ザーメン出したいぃいぃぃ❤❤フランケル様の極太おちんぽでマジイキさせでぇ❤お願いじまずうぅ~~❤❤❤」


 ケツが揺れれば汁と匂いが部屋に飛ぶ。でかいケツ肉は汗と愛液でじっとり濡れて雫を卑猥に輝かせており、私の身体を下卑た煌めきで修飾するのだ。

 並みの男の倍ではきかない大腿筋も詩人どもが詩の題材にさせてくれと頼む剛腕も、全てはちんぽの為に使われる。

 

「ほらほらぁ❤フランケル様のおちんぽが欲しくってぇ❤❤❤勝手に腰が踊ってしまいますぅ❤❤ほっ❤ほぉ❤おちんぽほしいぃ~~❤❤」


 すっかり私のマンコ臭が染み付いた寝室の中に振り撒かれる新たな匂い。それは牝馬へと堕ちた私の体臭だ。ケツを振り立てながらフランケル様を見つめる顔は火照ってぐずぐずに蕩け、淫売であると一目で分かるありさまだ。

 振り返ると、ガウンを押し上げるフランケル様のちんぽが視界に入る。私で興奮し、孕ませたいと本能が反応している。喜びは快美となってマンコへと伝導した。

 

「お゛ぉおぉぉ~~❤❤」


 触れてもいないのにマンコが強く収縮しメスイキをキメてしまう。フランケル様からはぐぽぐぽと開閉し、ちんぽをおねだりする私のオマンコも見えているのだろう。

 ああ、見てください。マンコ汁で艶々にてかるマンコ壁を。フランケル様を求めて、涎を垂らすのを止められないのです。

 

「触れられもせずにイったのか?淫乱になったものだな、オーモンド」

「はひいぃ❤フランケル様のおかげでこーんなマンコ狂いになりました❤ですから、あぁ❤おちんぽぉ……❤❤」


 媚びを売って揺れる尻尾がマンコを打ち据えて、ねとねとした淫汁が糸を引く。五感全てから色欲を刺激する痴態は、大抵の男を射精しか考えられない馬鹿に変えられるだろう。それが驕りではないとフランケル様のぎらついた瞳を見れば分かる。もはや温厚な貴族でも私を愛玩し愉しむ主人でもなく、雌を孕ませたいという欲求に支配された雄に成り果てていた。

 

「欲しいのならば、相応の態度を取らねばならぬだろう?いつものようにな」


 ただ、フランケル様はやはり傑物と言えるお方なのだろう。私に食らいつきはせず、腰を突き出して命じるのだ――媚びろ、と。私に躊躇なんてあるはずがない。私に奉仕する機会をくださった主人に胸がきゅんきゅんと疼き出す。

 

 もどかしげにデカケツを振りながら歩み寄るのは、ベッドに腰掛けるフランケルさまの膝元だ。私が放つ雌の匂いを上書きするようなちんぽの匂いに誘われて辿り着けば、フランケル様の素敵なおちんぽがある。私の肛門を淫乱マンコに変えた凶悪な性器。今日も私を壊してやろうと我慢汁を光らせていた。

 

「ああ、フランケルさまぁ❤立派なおちんぽにご奉仕させていただき、ありがとうございますぅ❤❤❤」


 すんすんと鼻を鳴らせば強烈な雄のフェロモンが私の脳髄を殴りつける。馬人の長い鼻面を擦りつけていると匂いが顔にまとわりつくようで興奮が湧き上がる。すぐに咥える事はしない。だって、しゃぶってしまったらザーメンで胃をいっぱいにしなくては気がすまないから。今は、オマンコを抉られてザーメンを出すのが最優先事項。

 

「んっふぅ❤逞しすぎるおちんぽの匂いでオマンコが涎を垂らしてしまいましたぁ❤❤オマンコ汁が止まりません❤」


 顔面我慢汁で粘つかせつつも舌での奉仕を怠らない。臭気の濃い根本に舌を這わせて滴り落ちる先走りを一滴残さず喉へと流し込む。立派な睾丸を舌の上で転がして、オマンコを気持ち良くしてただけるようにと唾液まみれにしていく。

 舌肉での奉仕の合間にキスの雨を降り注ぎ、ちんぽへと媚びへつらう。

 

「ん、くぅ。オーモンド、舌を使うのが随分と巧みになったな」


 私を見下ろす瞳には抗えない欲求が渦巻いていた。射精管理をされるまでの私ならば気づく事ができなかった、射精がしたいという雄の本能に呑まれた瞳。

 今の私にはよく分かる。自分が性欲に支配された雌になったからこそフランケル様の御心に深く繋がれるのだ。

 じっとりした視線を交錯させれば何をすべきかが分かる。もう、前戯はいらない。フランケル様の性欲を私のオマンコで発散していただく時だ。私の浅ましい情欲をフランケル様のおちんぽで解放していただく時だ。

 

「ありがとうございます❤フランケル様ちんぽの事ばかり考えていたらぁ❤❤このようなドスケベマンコになってしまいました❤」


 顔をぴたりと床にくっつけて、肥えすぎたデカケツを高々と掲げてみせる。尻肉がぶ厚すぎて隠れてしまうマンコがきちんと見えるように割り開くと、ちんぽを求めて開閉を繰り返すマンコが顔を出す。

 

「フランケル様のお部屋を汚して申し訳ありません❤❤と、止めようとしてもオマンコ汁が漏れてしまうのです❤❤❤」


 尻の谷間からは愛液の滝が流れ太ももやふくらはぎを汚す。雌としての本性を開花させようともぶ厚い筋肉はそのままであり、柔らかいケツとは反対にその堅牢さを誇示していた。

 そこらの男の腰よりも太い両脚は微かな灯の中で陰影を際立たせ、毛皮の上からでも筋肉の形が分かる。筋肉がつきすぎているせいで内股になるのも一苦労。

 

「どうか、罰ぉおぉ❤このはしたないオマンコに、剛直で喝を入れてくださいませ❤❤」

 

 そんな極上の筋肉を使って行うのはフランケル様へのおねだりだ。たぷたぷと弾むケツ肉と、濡れたマンコ肉にフランケル様の視線を感じるとメスイキしてしまいそうだ。

 お互いがお互いに交尾を望んでいる。こんな真似をしなくともちんぽは貰える。それでもこうしてケツを振ってしまうのは、そうした方が気持ち良くなれると知っているから。

 

「おちんぽびぐびぐじでるぅ❤オマンコ掘られていっぱい射精じだいって硬くなってまずうぅ❤❤❤」

 

 マンコ以上に期待に疼くのは私のちんぽ。射精を今か今かと待ち望むデカマラは鈴口をクパクパさせて勃起していた。メスイキのたびに汁を吐き出そうとするものの何も出せずに尿道を開閉させている。早く、この縛めを解いてくれとフランケル様へと媚びている。

  

「いいだろう。罰と――私の言いつけを守った褒美をくれてやる」

「あひっ❤❤フ、フランケルしゃまあぁ❤」


 ケツを軽く撫でられただけでも軽いメスイキをしてしまった。ケツ肉で感じるのは恐ろしく熱いフランケル様の体温だ。伝わる熱は興奮の度合いを表しているようで、期待が高まるのを抑えられない。オマンコをひくつかせてより下品なおねだりまでしている。


「さあ、いくぞ。お前を、私の物にしてやる」


 デカケツを鷲掴みにされてちんぽが肛門へと近づく。今日、私の中で熟成された欲望が解放されるのだと思うと脳みそが茹るようだ。

 

「はあ、あっあっ❤」

「一気にいくぞ。精は漏らすなよ」

「は、はいっ❤漏らしません❤❤ですから――――あ゛ッ❤お゛ォっ❤お゛お゛ぉおぉぉおぉぉ❤❤❤」


 ちんぽと肛門が触れたと自覚したのはほんの一瞬。フランケル様のデカマラが腸内へと侵攻を開始した。巨根が何の遠慮呵責も無く入り込んできて、私が雌であると精神に刻み込む。


「ん゛っほぉおおおぉおおぉおぉおぉ❤❤❤」


 でかすぎるケツ肉が大きく痙攣し、喉から嬌声が搾り出された。ちんぽが何度も腹を打ち据える。

 一撃。何度も咥えこんできたちんぽなのに、奥を一回叩くまでの間に私は数えきれないほどの絶頂に陥った。まるで脳みそにちんぽを突っ込まれたような深い絶頂。

 

「う゛ぅうぉっほぉ❤❤んぉおぉ❤ひぃいぃ❤へお゛っ❤ちんぽ❤ちんぽきたあぁあぁ❤❤❤」


 それはまるで冷水に灼けた鉄棒を突っ込んだようで、私という存在がちんぽの熱で染め上げられる。ちんぽという圧倒的存在を受け入れようと呼吸を繰り返すがフランケル様から見れば涎を惨めに垂らしているとかしか見えないかもしれない。

 亀頭で押しつぶされた性感帯から快楽が下半身に広まり、足の指先までも痺れるようだ。ただ、オマンコは休む事なくうごめいてちんぽへと媚び続けていた。

 忠誠を誓う主のちんぽ、そして私の煮えたぎった精液を解放してくれる救い主たるちんぽ。全力で奉仕しろと雄膣が私の意思とは関係無しに締め付ける。

 

「ん゛っ……!今日はいつにも増して締め付けてくるぞオーモンド。どうした、射精がしたいからと甘えているのか?」

「お゛ひぃいぃ❤❤お゛ーーっ❤ちんぽしゅごぃいぃ❤オマンコにずっぼり入ってるぅううぅ❤❤デカマラもっど奥にきてえええぇぇん❤❤❤」

「くくっ、お前は私の執事なのだろう?そのような不敬な言葉を吐いていいのかな?口癖の忠誠心とやらはどうした?」


 指の間からこぼれるケツ肉を捏ね回しながらフランケル様は囁いた。確かに、主人であるフランケル様に浅ましくちんぽをねだるなんて使用人として失格だ。そんな事は分かっている。ただ、分かっていてもどうしようもないのだ。内部を攪拌するように動かされると脳みそまでもぐちゃぐちゃになる。思考が混濁し、本能が私を支配する。

 

「い゛ぃいぃ❤ちゅーせーしんとが、そんなのどうでもぃい゛ぃぃいぃ❤❤❤いいがら、おちんぽもっどズコズコぉぉおぉ❤❤」


 オマンコをかき回すちんぽが動きを止めたら自分からデカケツを揺すって快感を求める。ガチガチになったちんぽが射精したいとせかすのだ。

 イイトコロを狙ってちんぽを擦りつけようとする私を嘲笑うようにちんぽは引き抜けて、亀頭だけをマンコに残すのみとなる。

 

「忠誠心などどうでもいい、か。ではなぜ私に抱かれている?嫌ならば拒んでもいいのだぞ?」

「だ、だっでえぇ❤このおちんぽすきぃいぃ❤❤❤おっひょぉ❤おちんぽでオマンコずごずござれだいがらぁぁあぁ❤❤はやく奥におちんぽぉおぉ❤」

「ははは、良い答えだ!褒美をくれてやる!」

「~~~~っ❤❤❤」


 腰とケツが激しく打ち合う勢いでちんぽを突っ込まれ、私は声も出せないまま背筋をのけぞらせた。締め付けるオマンコを無理やりに拡張しながら入り込んでくるちんぽはマンコの弱い部分を全て押しつぶしてくれる。

 このちんぽの為ならば忠誠心なんて何の価値も無い。執事だ、使用人だなんて関係ない。私の根底がちんぽを求めている。逞しいおちんぽで雄膣を抉られるとはらはらと涙までも零れてくる。

 

「おっほぉおぉ❤ちんぽ❤ちんぽ❤オマンコでイくの止まらない゛のほぉ❤❤❤ドスケベオマンコおちんぽでズボズボされるのしゃいこぉおおぉぉ~~~❤❤いぐぅうぅ❤も、もういぎぞうぅうぅーーーー❤❤❤」


 フランケル様のおちんぽは感じる部分を的確に抉り取り、私を一突きごとに絶頂へ追い込む。単なる往復運動ではなく、膨らんだ前立腺をカリ首で擦ったり、左右に押し広げるように動かしたりと巧みな性技で私を追い込んだ。自分のマンコを気持ち良くしてくださるちんぽがあまりにも愛おしくて、結腸がちんぽをちゅぱちゅぱとしゃぶってしまう。マンコで得る幸福はそのまま全身へと伝わり、精子の生産を加速させる。

 

 結腸の入り口を力強く叩かれるたびにでかいケツ肉と、そしてちんぽが痙攣を起こす。顔面とマンコからは体液を溢れ出させているがちんぽは汁をこぼさない代わりに膨張していく――射精を封じる紐を引きちぎりそうなまでに。溜まりにたまった欲求がちんぽによって暴走し、射精という形で溢れ出そうとしていた。

 

「おっと、まだ鈴は鳴らしておらんぞ」

「んぎい゛い゛ぃいいぃいいぃ❤❤❤」


 それを押しとどめてくださったのはフランケル様の手だった。射精をしようと持ち上がっていた金玉を鷲掴みにして、万力のような力で握り潰す。マンコから拡がる幸福感に酔っていた私を現実に引き戻す激しい苦痛。それは握り潰される痛みだけではなく、射精を寸前で封じられる苦しみも混ざっていた。とろとろになっていた顔が苦しみ悶え、見るに堪えない凄惨な面になる。

 

「タマッ❤キンタマ潰れるう゛ぅうぅうぅ❤❤❤うぎぃいぃ❤」

「危うく射精するところだったぞ?約束を破るような雌にはちんぽはこれ以上やれんなぁ?」

「や、やだあああぁ❤おちんぽ抜かないでぇええぇ❤❤❤」

「ならばしっかりと射精を堪えていろ。お利口にできたなら、もっと良くしてやるぞ?」


 金玉を弄びながらの囁きは飴と鞭を両立していた。我慢すれば痛くされない。我慢すれば気持ち良くなれる。射精させて貰える。馬鹿になった脳みそでは反抗する理由を考えられなかった。

 フランケル様の気を惹こうとデカケツを揺すり、ぶら下がった金玉もぶらぶらとさせる。ザーメンを出したい出したいともどかしげに揺れる玉袋からは射精欲求がこみ上がるが、死ぬ気でケツマンコを引き締める。精液が漏れないように、ちんぽをよりはっきり感じ取れるように。


「いいぞオーモンド……!そのまま耐えていろよっ!」


 そうすればフランケル様は強く私の奥を打ち付けてくださるのだ。絡みつく雌襞を引き伸ばして侵入してくるちんぽによって私の視界で火花が散った。途方もない快楽は、フランケル様との約束を守る選択が正しいのだと肯定してくれる。

 

「ん゛ぅほおおぉおぉ❤❤❤おちんぽたまらんん❤オマンコ感じまくるうぅっ❤❤」


 フランケル様に従って良かった。射精を管理され、オマンコをめちゃくちゃにされるのはこんなにも幸せな事なのだ。他の男では決して得られない快楽。

 ザーメンが漏れないように堪える苦しみすらも幸福だ。フランケル様に与えられるもの全てに耽溺し、私は役立たずのデカマラを跳ねさせた。

 

「心地よさそうだなぁ!どうだ、幸せだろう!オーモンド!」

「はいっ❤じあわぜでずぅうぅうぅぅ❤❤❤だかりゃオマンコグチャグチャにじでええぇぇ❤❤」

「言われずとも!私無しでは生きられない淫乱な穴に躾けてやる!」


 咆哮を皮切りにフランケル様の動きが荒々しいものへと変わる。たてがみを振り乱しながら叩きつけられる腰振りは私を蕩かせる為ではなく自分が快楽を得るためのそれだ。

 私のケツに爪を食い込ませ、結腸の曲がり角を真っすぐにする勢いで犯す。

 

「おっひょぉ❤お゛っほぉおおぉ❤❤❤ぐひゃああぁあぁ❤❤」


 射精を封じられ感度と情欲が高まったマンコは乱暴に犯されても快楽しか感じず、絶頂を連続で決めると鼻の穴が膨らんで視界が揺らぐ。

 めくれ上がった肛門を擦られると感謝と敬愛を示したいマンコがより淫猥に蠢いた。

 

「ん゛ぅうお゛ぉお゛お゛おぉおぉぉ❤❤❤マンコえぐっれるうぅぅうぅ❤❤マンコマンコしゅごぃいぃいぃぃ❤❤❤フランケルさま゛のおちんぽぉ❤しゅんごいぃいぃいぃ❤❤❤しゅきぃいいぃ❤このおちんぽずぎぃぃぃぃ❤❤」

「そうか、私もお前もマンコを愛しているぞ!両想いというやつだな!」

「うれじぃいぃ❤愛してまずぅうぅぅ❤❤❤しゅきっ❤好きぃ❤フランケルしゃまぁ❤愛してるう゛ぅうぅううぅぅ❤❤❤❤」


 フランケル様を敬愛している、忠誠を誓っていると思っていたが、今の私が抱く愛に比べればちっぽけなものだった。フランケル様のちんぽだけでなくフランケル様のすべてが愛おしい。マンコは親愛をこめて締め付けて、同じく愛して欲しいとちんぽにおもねっていた。ただ、愛するだけではなく愛して欲しい。使用人の本分を超えた感情が私を支配していた。

 

「ん、私もそろそろ限界だ……共に射精するとしようか、オーモンド」

「お゛ぉおぉぉおぉぉお❤❤❤」


 絶頂が近いのか、フランケル様は私のデカケツを強く鷲掴みにする。筋肉と毛皮で丸々としたケツ肉が醜くひしゃげて手形が残りそうなほどに指が食い込む。

 ケツ肉に千切れるような痛みが生まれるが、私は射精という言葉で脳が歓喜してそれどころではなかった。

 

 射精させて貰える。その言葉は福音と同義であり、マンコで感じ取るちんぽの震えは祝福への合図。

 

「はっひい゛ぃいいぃいいぃ❤❤❤しゃせいっ❤しゃせいだぁああああぁあぁ❤❤❤❤ん゛おっ❤あふふぅぅ❤❤オマンコ種付けきちゃうぅううぅぅうぅん❤❤❤」


 グチュグチュと、マンコから溢れる粘液も卑猥な音を立てて掻き混ぜられる。上と下、両方の口で感謝を唄い、射精の到来を待ち望む。私は人生で最高の射精をしようとしているのだ。

 結腸を穿たれて脳みそが馬鹿になり、直腸を抉り取られて理性を削られて、私に残っているのは欲望と愛情。きもちよくなりたい。フランケル様と一緒にきもちよくなりたい。

 

「ん゛っほお゛ぉお゛っお゛ぉぉおぉ❤❤❤う゛ぉ❤ふぅう゛ぅうぅ❤❤あ゛へえぇ❤❤お゛ォぉおおぉおぉおぉ❤❤❤❤」


 言葉すら発せなくなった私は雄たけびを上げながら絶頂へのきざはしを駆け上がる。この一ヶ月、途中で塞き止められていた快楽へ到達する為、デカケツを揺らしてちんぽを少しでも奥へ擦りつける。

 

 デカケツが波打つように強く腰がぶつかって、結腸のすぼまりが穿たれる。同時にオマンコがきゅっとすぼまって――

 

「さあ、いいぞ。全部出すが良い、オーモンド」


 りん、と音がした。


 聞こえたのは優しく、穏やかな声。そして望み続けた鈴の音。

 下品な喘ぎ声と肉音と反した涼やかな音が鼓膜を揺らす。

 

「オ、お゛❤お゛っ❤お゛ぉっ❤お゛❤お゛ぉ❤❤んお゛ぉおぉぉ❤」


 尿道を擦りザーメンがせり上がってくる。一か月間煮詰めた私の欲望が爆発する。

 

「お゛――――」


 鈴口からぷしゅりと飛び散った先走りは射精の合図。

 暴れ回っていたちんぽが硬直し、ついに、私のちんぽから溜め込んだザーメンがぶちまけられた。

 

「お゛お゛ぉおぉっほおお゛おおォォォおおおぉおおぉおぉおぉぉおぉぉ❤❤❤❤❤」


 それはザーメンの噴火だ。凄まじい勢いで鈴口から溢れ出るザーメンは小麦粉を練って作った麺のような太さと粘度で飛散する。我慢し続けた金玉は生産を止めずに、蕩けてしまった知性やプライドを吐き出しているかのようだ。

 

「んお゛お゛お゛ぉおおおぉぉ~~~~❤❤❤❤」

「は、あ゛っ!ああ、出ているぞオーモンド!こんなに、私に抱かれてこんなにも精を吐いているのだな……!」


 いつの間にかフランケル様は木桶を手に持ち、私のザーメンを受け止めていた。湯を汲む為の桶は瞬く間に私の汚らしいザーメンで満杯になるが、それでも射精は止まらない。木桶から溢れ出したザーメンがベッドに垂れて、白濁の湖を作ってもちんぽはしゃくりあげ続ける。

 

「と、止まらない゛ぃいいぃぃ❤❤❤んぎいぃぃぃ❤おちんぽ止まらんぅうぅうぅぅぅ❤❤❤」


 射精の快楽によってまた射精し、絶頂を繰り返す。フランケル様に種付けされたザーメンも射精を助長していた。結腸の中を雄臭くどろどろの熱い液体で犯されると幸せが私の中に満ちていく。

 

「ひぃいいぃぃいぃ❤❤❤じあわぜえ゛えぇ❤フランケルしゃまのオマンコになれで、じあわぜぇええぇ❤❤❤❤ふへっ❤ふへええええぇ❤❤」」


 射精はいつまでも止まらずに、私はイき続けたまま笑っていた。身体をびくびく震わせながらマンコをひくつかせ、幸せをいつまでも噛み締める。

 私の中に出されたザーメンがたまらなく愛おしい。自分の子どもに抱く気持ちとはこんなものなのだろうかと、慈愛と肉欲を混ぜ合わせた充足感が腹の中でいつまでも熱を持っていた。

 

「は、あぁあぁあぁ❤❤おひぃぃ❤いぐ、まだおちんぽいってるぅ❤はあぁぁ……❤❤」


 ちんぽはまだしぶとく吐精しているが、私の身体はついていけずに崩れ落ちる。指一本動かせないほどに困憊していたが、どこか心地良い疲労感だった。背中にはフランケル様のぬくもりがあり、中のザーメンと一緒に私を温めてくれる。微睡みに落ちる時のようにふわふわして、思考が纏まらない。

 

「オーモンド、大丈夫か?少し無理をさせ過ぎたかもしれんな」

「ふへぇ❤フ、フランケル様ぁ❤❤❤」


 行為の時とは違う柔らかい声色と一緒に栗毛の手が私を撫でまわす。無理なんてしていない。最高の快楽を得て、ようやく理解したのだ。フランケル様に抱かれる事は私の喜びであり幸せだ。

 使用人だからなどとくだらない意地を張るのをやめて快楽を貪ればこんなにも気持ちよくなれる。今の私に満ちているのは執事としての敬愛ではない、もっと深い情愛だ。

 

「私はな、怖かったんだ」


 そう伝える前にフランケル様が言葉を紡ぐ。指先と言葉がほんの少しだけ震えていた。

 

「お前が、私の前からいなくなってしまうのではないかと怖かった。私が主人だから抱かれているが……いつかは私を拒むのではないかと」


 そう言って私に抱き着くフランケル様の顔は見えない。

 だがどこか寂しそうで、迷子になった幼子のような不安さを纏わせていた。身体で感じるフランケル様はどこも逞しい最高の雄なのに、今にも泣き出してしまいそうだ。

 

「だから、私から離れられなくしてやりたかった。私無しでは生きられないぐらい気持ち良くしてやれば、ずっと私のそばにいてくれるんじゃないかと思ったんだ。それで……」


 ああ、なんて愚かなのだろう。

 フランケル様も、私もどうしようもなく愚かだ。こんなにも激しく互いを求めあい、愛していると囁きあったのにその愛情は伝わっていなかった。

 私がもっと早くにフランケル様を受け入れていれば、雌として抱かれる悦びに溺れていればフランケル様を不安にさせたりしなかったのに。

 

「フランケル様……大丈夫です。私はいなくなったりなどしません」


 でも、愚かさを嘆くのも謝罪を口にするのも無意味だ。今は私たちの関係を未来に進める時。

 愛する主人の手を掴み、指を絡ませる。フランケル様よくしてくれたように指先同士で愛情を確かめ合う。言葉以上に私の気持ちが伝わるように。

 

「あなたをずっと愛しています。今までも、これからも。私はもう、フランケル様のいない人生なんて考えられません」


 フランケル様の顔が見えなくて良かった。真っすぐ向き合っていたらちゃんと口にできていたか怪しい。私のちんぽからは未だに射精の余韻が漏れ出ているし、オマンコはちんぽをしゃぶったままなのだ。真面目な台詞を吐くのは少しばかり恥ずかしい。

 

「フランケル様、快楽で繋ぎとめなくとも私はずっとそばにいます。あなたを愛しているから、一緒に生きていたい」


 私はこの方と一緒に生きたい。他の者に明かせない関係であっても構わない。もし家を追い出される事があれば二人で生きていけばいい。どんな終わり方を迎えても後悔はしない。


 快楽によって自覚できた愛情でも、快楽が無くなったって消えはしない。背中に感じるフランケル様の熱も、汗の匂いも、少し寂しそうな声も愛おしいのだから。

 

 でも、一つだけ願い事を言うならば。

 

「でも、一つだけお願いが、あるのですが……」


 ああ、全く以てフランケル様の顔が見えなくて良かった。

 毛皮の上からでも分かるぐらいに顔が赤くなっているのが分かる。こんなお願いをするなんて、私は本当に変わってしまったようだ。変態になってしまった自分も嫌いではないけれど。

 

「フランケル様が嫌でなければ、また私を、その」


 ちんぽをびくびくと震わせながら、私はおねだりを口にする。

 ちんぽもオマンコもまた火照り始めていて、続きがしたい汁を漏らしている。私はどうしようもなく変わってしまった。快楽なんかで縛られなくても愛しているとのたまいながら、こんなお願いをしてしまうなんて救い難い変態だ。

 

 でも、それでいいのだろう。

 変わっているご主人様だ。私も変態なぐらいできっとちょうど良い。どんな変態でも私を愛してくれて、同じように私も愛し続けるから。

 

「これからも、私のおちんぽを射精管理してください……❤」

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