セルフコメンタリー(終) (Pixiv Fanbox)
Published:
2020-05-16 15:28:53
Imported:
2023-05
Content
だいぶ間が開いてしまいましたが、
今回で市長まんがのコメンタリーは終わりになります。
最後のページはこのまんが全体に言える事ですが
「描きたかったシーン」と「整合性を取る部分」の合わせ技になります。
つまり、「夜の屋上で乾杯させたかった」のと
「後日談で全体をまとめた」の合体です。
このへんは結構バランスに迷う部分で、上半分で終わらせても
蛇足がなくていいような気もするし、でも下半分で市長らしいこともしないと
無責任なのでは…みたいなせめぎ合いがあって、
結果としてはちょっと説明過剰ぎみになっています。
後半になるほど、読むリズムがおかしくならないように
めちゃくちゃセリフを書き直して頑張りましたが、
今見ると絵のほうも頑張ったらいいじゃんまんがなんだし…と思ってしまいます。
最後の4コマはあとになってから、
芝犬署長まわりのことが描き足りなかったので描き足しました。
普通にひどい内容ですが、設定の補強ができたので描いて良かったなと思います。
セリフのリズムや、ことばにかぎらず情報の選び方ひとつで
なにもかもが変わってしまうのは4コマも同じなので、
今回はわりと難産なほうの4コマです。
※
今回のまんがを通して感じたことは
描きたい部分から描いて整合性を補強する…のは間違っていないけど、
やりすぎるとセリフが増えてあんまり面白くなくなっていく
というバランスのむずかしさです。
「やりたいこと」が「やるべきこと」に置き換わって窮屈にならないためには
どうするのか?
といった課題を今後解決していきたいですね。
次回「子年のまんが」でお会いできればと思います。
それではここまでお読みいただきありがとうございました〜!