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営業開始して日が浅いながらも、人気が出つつあるテーマパーク。 人が増えれば、様々な客がやってくるのは必然でもある。 スタンプや魔力によって自身や周囲の認識は改変されているのだが、訪れた彼ら彼女らの肉体が変容し、性に開放的になったという事実は変わらない。 ビッチな男女たちが増えていけば日常生活も完全に今まで通りとはいかず、その影響は確実に周囲へと広がっていた。 常連客たちと直接関係を持ったり、口コミでおすすめされたり、グッズや衣装が人目に触れたり……。 そして情報が拡散していけば、「そういう目的」でやってくる客もいるわけで…… 「お~、ホントにエロい格好してるのな」 「すげーな、マジですぐにヤれんじゃね?」 「ちょ、ちょっと……まだ入口だよ」 騒がしくはしゃぎながら、入場ゲートを抜けてきた男子たち。 彼らは近隣の学校に通う学生なのだが、とくに大きな声をあげている2人……霧谷タクヤと荒井ケンタは頭を金髪と茶髪に染めており、服装も気崩したうえに耳にはピアスも光っている。 彼らの下卑た言動、いかにもチャラい格好からも分かる通り、素行のいい生徒とは言えなかった。 「本当に大丈夫なのかな……」 「マコトは気にしすぎだって、あんな格好は誘ってるようなもんだろ」 「俺たちについてれば大丈夫だからさ」 どこか浮かない顔をした残る1人、篠宮マコトは黒髪で細身の男子で、大人しそうなのが一目で伝わってくる。 タクヤ、ケンタの2人からすれば人数合わせの面も大きく、引き立て役をはじめ都合よく使ってやろうという意図が傍目からも丸わかりだ。 「こんだけいりゃ、誰かは引っかかるっしょ」 エロくてビッチな客……しかもとびきりの美人ばかりとなれば、1人でも捕まえられれば最高の結果になる。 彼女たちを1日かけてナンパして、あわよくばヤってしまおう……そんな魂胆だった。 「どうする?」 「まずは回ってみるか」 方針を決めるナンパ男子2人。 今はまだ開場して間もない、朝と呼んでいい時間帯だ。 早い時間からパークに入って、アトラクションやショーを楽しもうする客も多い。ナンパ目的で声をかけるには尚早だろう。 もっと空気に流されて誘いを受けてくれるような、いい時間帯やテンションになってからが勝負とみていた。 それにパークを一周しておけば、アトラクションだけでなく飲み物や食事、休憩できそうな場所も把握できる。 そういった情報は「一緒に巡ろう」と誘うケースにも使えるだろう。 「チケット買ったんだし、俺たちも楽しまないとな!」 「夜までの体力は残しとけよ」 「あ、うん……」 3人はどんどん奥のエリアへと進んでいった。 「すげーな、スタッフもエロい格好ばっかだよ」 「マイクロビキニに裸エプロン……男もエロいの着てる奴いるし、股間膨らませすぎだろ」 辺りを物色しながら進んでいく男子一行。 ナンパ目的で来たとしてもドン引きするような痴女や露出ばかりなのだが、彼らにも改変が効いているため「なんかビッチな女が多い」くらいの認識でしかない。 どこを見ても肌が目に入ってくるその光景に、チャラ男2人のテンションもどんどん上がっていく。 そして体力も性欲も有り余った男子たちが、黙ってパークで過ごすはずがなかった。 「お、脱出ゲームだって、やってみようぜ!」 手ごろなアトラクションを見つけ、ぞろぞろと入っていく一行。 せっかくテーマパークに来たのだから、遊んだ方が得なのは明白だ。 ……それが、彼らにも影響を与えるとも知らず。 本来なら一定の人数でまとめて入るアトラクションのようだが、開場してすぐここを目指す客は珍しかったようで彼らの他に参加者はなく、そのままスタッフに案内された。 「それでは、私についてきてくださいね」 彼女の後ろをついて歩きながら、方向感覚が分からなくなるような通路を進んでいく。 1分ほどだろうか、スタッフが突き当りにあるドアを開けると小部屋に出た。 「こちらがスタート地点になります」 今さっき通ってきたドアは締まると、壁と一体化するように目立たなくなる。その代わりというべきか、部屋の四方には通路が続いていた。 どうやら巨大な迷路になっているようで、分かれ道が入り組んでいるのが通路の奥にチラリとみえる。 そして、ルール説明が始まった。 「これから30秒後に、スタッフがあなた方を捕まえにやってきます」 どうやら迷路にくわえて、鬼ごっこのような形式らしい。 そんなホラーゲームもあったな、などと思いつつ説明を聞く男子たち。 「捕まっても失格にはなりません。ちょっとしたペナルティはありますけどね」 どんなものが用意されているか分からないが、罰ゲームのようなものだろう。 それでリタイアとならずに進めるというのは良心的に思える。 「出口に到達できればクリアです。タイムが早い方には景品も用意してあります」 景品という単語を聞いて、少しだけ色めき立つ男子たち。ゲームに挑むモチベも上々だ。 「では……スタート!」 合図とともに脱出ゲームが始まった。 さっそく通路に向かおうと足を動かした男子たち。しかし、1人だけ違う動きをしていた。 「お姉さんさー、仕事が終わってヒマでしょ、連絡先交換しない?」 早速というべきか、案内と説明を終えた彼女をナンパしにかかる金髪のチャラ男。 「お、おいタクヤ、何やってんだよ。もう逃げねーと」 「大丈夫だって。鬼はここに来るまで結構時間あんだろ」 脱出ゲームというシステム上のメタ読みをしつつ、余裕そうな表情を浮かべるタクヤ。 「それに、俺はサッカー部のエースだぜ? 姿みてからでも全力で逃げれば余裕っしょ」 脚に自信があるようで、走れば追いつけないと考えているらしい。 彼女も美人なのは確かだし、あしらわれても脱出ゲームに戻るだけ、損のない行動だ。 ……と、思っていたのだろうが。 「はい、捕まえました♪」 その肩にポン、と手を置く彼女。 スタートの合図から、ちょうど30秒が経過していた。 「……え?」 「私もスタッフですから」 さきほどと同じ口調で説明されて、ようやくその意味を理解する。 彼女もまた鬼の一人であり、だらだらと部屋に残っている参加者は狩られてしまうのだ。 直前まで余裕を見せていたのもあってか、タクヤは一番に捕まったという事実に気まずそうにするしかない。 「遊びたいなら、満足いくまで相手してあげますよ」 「お、おぉ? マジでいいの?」 罰ゲームが待っているかと思いきや、予想外に好感触の反応が帰ってくる。 困惑と歓喜の色が混ざりあった表情を浮かべ、さらに距離を詰めようとするタクヤ。 「……でも、覚悟してくださいね」 突然、紫がかった霧が彼女の全身を包み込んだ。 唖然として固まる3人の目の前で、姿が見えなくなっていくスタッフ。 そして、濃厚な闇と紫が一気に晴れてゆき—― 「私たち、ふたなりサキュバスなので♪」 そこに、魔物が立っていた。 露わになった全身は、血の気を感じさせない艶やかな青い肌。 後ろから生えている翼と尻尾を見なくとも、人外の存在だと感覚で理解できる。 「なっ」 「え……?」 「うそだろ……」 あまりに現実離れした光景に、呆然と見つめる3人。 元から美人だった彼女だが、さらに磨き上げられた容姿へと変わっていた。 引き締まって括れた腰、それでいてむっちりとした太腿や、肉感のある下腹部。 形よく上向いた乳房や頂点で尖った紫色の乳首も、性的でありつつ美術品のように完成されている。 肌の色など気にならない、むしろそれすらも魅力の一つとして、見ている者の性癖を歪めてしまうほど。 女体美というものを凝縮したようなプロポーション。 現実を忘れて見惚れるほどの、文字通り人間離れした美貌。 ……しかし、彼らの理性が異常を認識して引き留める。 原因は、彼女の股間だった。 ムクッ 子供の腕ほどに太く巨大な男性器。 青い肌をいっそう濃くしたような色をしつつ、軽く反り返りながら、ウネウネと血管が這いまわっている肉竿。 毒々しいほどに濃い紫色をした亀頭はエラを張り、凶悪なまでに犯すための性欲を象徴している。 しかし男子たちですらも目が離せないほどに、雄としての魅力を詰め込んだフォルム。 性の権化たる、ふたなりサキュバスの男性器だ。 「お客さんへの直接のエロが禁止なので、こういうアトラクションでしかヤりにいけないんですよね~♪」 艶めいた唇が笑みの形に歪み、巨根を撫でさするサキュバス。 獲物を前にした捕食者のように、鈴口から先走りが涎のように垂れ、糸を引く。 もちろん獲物は捕まえた彼であり、犯そうとしているのは誰が見ても明白だった。 「ひいぃっ!?」 「お、おい、逃げんじゃねーよ!」 パニックになりつつ、それぞれ別方向に逃げ出していく2人。 引き留めようと叫ぶものの、あっという間に見えなくなる。 小部屋にはスタッフ……もといふたなりサキュバスと、肩を掴まれたタクヤだけが残された。 「大丈夫ですよ、すぐに終わりますから」 淫魔に抱きつかれ、密着する身体とともに熱いふたなりチンポを押しつけられる。 慣れた手つきでズボンを脱がし、バックを取られ、腰まわりをがっしりと掴まれる。 サキュバスとしての魅了、そして人外の膂力もあって、抵抗することもままならない。 「まだ始まったばかりですし、一発だけですから。楽しみましょ?」 「ひっ……!」 熱くて固いものが尻の中央に触れる。 そして身体を捩る余裕も与えず、腰を一気に押しこんだ。 ズブブ……ッ 「うぐあぁぁっ!」 アナルを押し広げながら逆流してくる、熱く太い塊。 経験したことのない感覚に、叫び声を挙げるタクヤ。 感じたくないのに、反射的に筋肉が緊張して肉棒を締めつけてしまう。 ズプッ、ヌプッ、パチュ! 「あ~、処女アナル最高だわ~❤」 もちろん挿入しただけでは終わらず、ピストンを始めるふたなりサキュバス。 熱くてヌルついたものが前後するたび、軽い衝撃が下腹部から伝わってくる。 しかし、これだけの巨根が蹂躙しているにもかかわらず、彼の感覚に苦痛はなかった。 性に特化した魔物である淫魔、その肉棒は抽送のたびにアナルを柔らかく造り変え、開発しているのだ。 違和感こそあるものの、それ以上に這い上がってくるような快感が湧き上がりつつあった。 犯されている彼にとってはむしろ、感覚を弄られているようで恐ろしくもあったのだが。 「んっ❤」 ドブルルルルッ! 肉棒から、さらに熱く粘ついた精液がアナルの奥に叩きつけられる。 粘膜に張りついてくるように下腹部に残るふたなりザーメン。 「あ~、やっぱ男子の処女アナル最っ高❤」 射精してもなお太く固い巨根を引き抜きながら、満足そうな様子のふたなり淫魔。 両手を離されて床に崩れ落ちるタクヤ。 まだいくらでも犯せる状況だが、彼女は気持ちよさそうに頬を緩めつつも手を出さない。 「犯したスタッフは1分間はここから動けませんので、頑張って逃げてくださいね」 ルール説明をしたときと同じ口調で声をかける。 あくまでもスタッフ……この脱出ゲームの鬼としての役目なのだろう。 しかし身体は満足したとは到底言えないようで、一発の射精では足りない、まだヤれるとばかりにギンギンにそそり立つ彼女のふたなりチンポ。 「ひっ、ひいぃ……っ!」 タクヤは快感に尻を押さえながら、立ち上がって走りだす。 よたよたと足を動かして去っていく後ろ姿は、運動部のエースとしてのスピードも瞬発力もまったく感じられない。 「これなら、2回戦もすぐできそうね❤」 今日初めての獲物を美味しく頂いたふたなり淫魔は、愛おしそうにペニスを撫でながら1分経過するのを待っていた。 「くそっ、なんなんだよ!」 同時刻、つるんでいた仲間が真っ先に犯された事実に、ケンタは悪態をつきながらも全力で走っていた。 脱出ゲームに参加している彼らには、ほとんど認識改変はかかっていない。 わざわざ魔力で誤魔化さなくても脱出するまで人目に触れることはないし、「この方が面白い」という享楽的な理由によるものだ。 (とにかく捕まらなければいいんだ、このまま走り抜ければ……) 幸いなことに、まだ後ろから追いかけてきている気配はない。 迷路の壁に非常口もなさそうだし、このまま出口まで一気に逃げ出すことが最善だろう。 曲がり角を減速しないよう、片足に力を込めて一気に身体を横に滑らせて—― どむにゅ! 「むぐっ!?」 「あら」 目の前に迫ってきた「青」に視界を埋め尽くされた。 出会いがしらに衝突したのは、かなり大柄な淫魔。前傾姿勢で走っていた彼は、その巨乳に顔を突っ込んでしまったのだ。 息を吸い込んだ瞬間、甘く濃密な匂いが鼻腔に押し寄せて頭の中にまで染み込んでくる。 ねっとりと甘く……しかしくどくはなく、ずっと嗅いでいたくなるような魅惑の香り。 (っ……やばい!) 危機感とともに首を反らし、乳房から顔を離したところで淫魔と目が合った。 そして下を向くと、胸のすぐ下にまでそそり立ったふたなりチンポ。 目の前にまで迫ってきた亀頭も、こちらを見つめているようだ。 「じゃ、捕まったということで」 「え、あっ、ちょ……」 淫魔は彼の頭を軽く押さえ、ゆっくりと下げていく。 そこには、胸の下でそそり立った逸物が待ち構えている。 彼は状況を理解する余裕もなく—― 「せっかくだし、口で抜かせてもらうわね❤」 「もごっ!?」 動きは止まらず、そのまま口の中へと挿入した。 亀頭と唇がキスをして、舌よりもずっと熱く張り詰めた塊が押しこまれる。 極太の肉棒が口をいっぱいに広げ、先走りで濡れた肉棒が舌の上に擦りつけられる。 中太りした肉竿が、さらに押し広げるように奥へと這い進む。 「あ~、口マンコ効くわ~❤」 「んぶっ、ぐぅっ……じゅぷぷっ!」 肉棒の味と圧力のせいか唾液が勝手に出て、潤滑剤となっていく。 喉奥までぬるついてきたのは、おそらく先走りのせいだろう。 口そのものをオナホとでも思っているのか、上から気持ちよさそうな声が聞こえてくる。 「あっ、イグッ❤」 「んぶっ、ぐぶぶっ!?」 どぶるるるるるっ! 白濁液が大量に口腔と喉に放たれた。 息が詰まりそうになるが抵抗できず、吐き出そうにも逸物で栓をされている状態だ。 どうすることもできず、口に溜まったふたなりザーメンを必死に飲み込んでいく。 鼻で息を吐くたび絡みついてくる、濃厚な精液の匂い。 じゅぷぷっ…… 「んぐっ、うぅっ……」 男の象徴を咥えさせられたという事実に眉をしかめ、上目遣いで睨む。 しかし彼の口腔には、なぜか喉が渇いてくるような、もっと味わっていたくなるような衝動が広がっていた。 引き抜かれ、ヌラヌラと光沢を放つチンポを見つめてしまいそうになるが、軽く首を振って正気に戻ろうとするケンタ。 「げほっ、これで終わりなんだろ、先に行くぜ……っ!?」 とにかく先を急がねばと立ち上がり、動きを止めたふたなり淫魔へ吐き捨てながら周囲を見渡して……固まった。 「うそだろ……」 衝突する直前、ケンタは十字路を曲がろうとしていた。 彼を囲むその四方の通路それぞれから、ふたなりサキュバスたちがやってきていたのだ。 足止めを食らっている間に、水音や喘ぎ声を聞いて集まってしまったのだろう。 目の前のサキュバスを除いた残りの3方向から手が伸びてきて、彼を捉える。 「やった、捕まえたっ❤」 「今日一発目ぇ!」 「みんなで抜きましょうね♪」 あっという間にふたなりの人外美女に囲まれてしまった。 「胸板でイっていい?」 「腋、腋でっ❤」 「顔もシコれるわ~。髪にぶっかけていい?」 膝立ちにさせられた彼の服を脱がし、それぞれ好みの場所に肉棒を擦りつけながらオナるふたなり淫魔たち。 性的嗜好がかなり偏っているようにも思えるが、それを気にしているほど余裕もない。 「くっ……さっさと済ませろよ」 悔しさ、恥辱、恐怖、自暴自棄……様々な感情によって歪んだ顔。 ただ彼女たちにとっては、それすらもオカズになっているらしい。 しごくペースが上がってゆき、垂れた先走りがボタリと足元に落ちる。 「んおおっ❤」 「あんっ❤」 「おほっ❤」 どぶるるるるるりゅっ……! それぞれ思い思いの場所に、精液をぶっかけられる。 熱く粘度が高すぎてセリーのようにプルプルと半固形状の白濁が、べったりと肌に貼りついていく。 熱気とともに立ちのぼる濃厚な性臭に、ただ顔をしかめることしかできない。 「はぁ……これ落ちんのかな」 とはいえ、これで淫魔に捕まったペナルティは終わった。 ケンタはゆっくりと全身の感覚を確かめるように立ち上がり、目に入った精液を払い落とす。 そして迷路を進もうとしたのだが……後ろからポンと肩を叩かれた。 「え……」 「抜くのが長すぎると、復活しちゃうのよね~」 振り向くと、さきほど彼の口を犯したサキュバスが股間をギンギンに勃起させながら性欲丸出しの笑みを浮かべていた。 最初の射精から、すでに1分が経過していたのだ。 「今度はお尻ね♪」 「あ、あはは……」 性欲に満ちた笑みを浮かべる彼女を前に、彼は力なく笑うしかなかった。 (みんな捕まっちゃった……) 犯されているときの彼らや淫魔たちの声は、遠くからうっすらと聞こえてくる。 2人がやられたことを感じながら、ユウトは絶望を感じていた。 「あ、みーつけた♪」 「うわあぁっ!」 感傷に浸っている余裕もなく、出会いがしらに伸びてくる腕をかいくぐり、身を躱して全力疾走。 半ばパニックになっているユウトの後を、股間を勃起させながら追いかけるふたなり淫魔。 「い、意外と速いわね……」 「ひっ、こないでぇ!」 細く小柄な体躯を活かしてちょこまかと逃げるユウトに、どうやら淫魔たちも手こずっているようだ。 距離が詰まることはなく、不意打ち気味の衝突すらも足音や気配を察知して避け続ける。 実はこのゲーム、最初の1発を回避するのが肝心なのだ。 どこかを犯されてしまえば、快感や違和感で思うように逃げられなくなる。 そうなったが最後、2発、3発と捕まっては犯されるようになり……好き放題されてしまう。 彼は無意識のうちに、正解の攻略法を進めていた。 とはいえ、これで安心というわけではない。彼を追いかけている淫魔たちには、犯した後の1分間の待機時間が存在しないともいえる。 つまりゴールが近づくにつれて、追いかける人数も徐々に増えていった。 「さっきから犯せてなくてガマン限界なんですけど~」 「あっちの男子狙えばヤれたかな~」 「でもかわいいのはこの子だし~」 後ろから、左右から、艶やかで甘い声が聞こえてくる。 魅力的な肢体が脳をよぎり、性欲がムラッとこみ上げてくる。 人魚の歌のように引き寄せられそうになるのを必死に堪えながら、脳裏にあのふたなりチンポの剛直を思い浮かべ、恐怖で強引に足を動かした。 頭を身体の全力を、未だかつてないほどに振り絞りながらひた走る。 しかしあともう少しというところで、淫魔の方がガマンの限界に達した。 「あーもう、射精しちゃえ❤」 「んおっ❤イクぅ❤」 ブビュルルルッ!ビュルルルゥッ!!! 小ぶりな尻がフリフリと揺れるさまをオカズに、限界ギリギリの肉棒をしごき出す。 捕まえているわけでも、犯しているわけではない。むしろ絶頂で減速してしまい、次々に戦線を離脱していく。 しかし、規格外の肉棒から勢いよく噴き出したふたなりザーメンは、ホースで水を撒いたかのように勢いよく放たれ、ユウトの前方にまで飛んでいた。 それらがすべて、重力に負けて降りかかってくる。 「うわっ! やめっ……このっ!」 ユウト目がけて放たれる、白濁液のシャワー。 しかし精液まみれになりながらも犯されることなく追手を振り切り、外の光が差し込む中へと飛び込んだ。 「お疲れさまでした」 「はっ、はぁっ、はっ……!」 入ってきたときと変わらない、テーマパークの光景。 そして出口に控えていたスタッフがユウトを出迎える。 何とか逃げ出せたという安堵と、同時にこのアトラクションの異常さが脳をパニック寸前まで振り回していた。 「こ、こんなのっ、やっていいわけが……っ!」 大人しい彼でも、流石にガマンできなかったらしい。 彼女もまた人間に擬態したふたなりサキュバスかもしれないと頭の片隅で理解しつつも、その異常さを訴えようとする。 パアァ……! 「射精して、人に掛けるなんて……まだ友人だって……中に……」 しかし、脱出したと同時に入場スタンプが淡い光を放ち、パークに蔓延している改変を発動。彼の口調も勢いも、一気にしぼんでいく。 「短時間での脱出、おめでとうございます! こちらが景品になります」 「あ……ありがとうございます」 どこか違和感はあったが、差し出された景品を受け取るユウト。それは長方形の紙で、『特盛チケット』と書かれていた。 よく分からないが、食事とかでサービスしてもらえるんだろうか。 どこかで使い方も分かるだろうと、ポケットにしまっておくことにした。 「はぁ……やっと出れた」 「全身グショグショだよ」 出口でしばらく待っていると、10分ほど遅れてタクヤとケンタがバラバラと脱出に成功した。 2人ともユウト以上に白濁まみれで、胸や尻を手で抑えている。 足取りがおぼつかないのは、ふたなりサキュバスたちに犯されまくったからだろう。 「お前、先に出れたのか」 ユウトをみて、意外そうな表情を浮かべるチャラ男たち。 脱出が遅れたからか認識改変が進み、普段と変わらない態度で接している。 2人には特に景品もなく、そのまま脱出ゲームを後にした。 「なんか……めちゃくちゃスリルあったな」 「そうだね、ちょっと疲れたかも」 「あぁ、身体が重いわ……」 脱ぎかけのズボンを引きずり、疼く尻を抑えつつ、乱れた服を整えながら通りへと戻る男子たち。 パッと見ただけでは、体格は変わっていないようにみえる。 しかしその立ち姿や匂い立つ雰囲気は、どこか変容しつつあった。 とくにふたなりサキュバスに何度も犯された2人からは、さきほどまでの男としての雰囲気は一切感じられない。 身体についた柔肉、輪郭の丸み、わずかな変化が積み重なって、雌の色香を生み出していた。 尻穴を、そして全身を、自分よりもずっと雄らしいふたなりチンポに犯され抜いた結果、急速に全身がメスとして開花しつつあるのだ。 本人たちは気づけていないが、尻穴はヒクヒクと震えながら疼き、極上の性器へと生まれ変わっている最中である。 全身の肉がメスとしてのそれに変質し、性感帯として一気に開発されていく。 「次どこ行く?」 「どうしよ……頭回んねーわ」 ぼんやりとした調子で通りを歩く男子たち。 その声はどこか甘く、唇もふっくらと厚みと艶を増していたが、それを指摘する者は誰もいなかった。 ふたなりサキュバス脱出ゲーム:メス化、性器開発、性感帯化 刺激が欲しいという人にはコレ! 迷路から抜け出すまで、ふたなりサキュバスたちが追いかけてくるよ。 捕まったら、一発ヤられるペナルティが待っている。イけるとこまで思いっきりイっちゃおう! ギブアップしない限りはプレイできるけど、犯された所からどんどんメス化が進行していくから気をつけて。 タイムがいいと景品も出るから、体力やスピードに自信のある人は、ぜひチャレンジしてみよう! 犯されたい人、アナルが心配な人は、先にディルドコースターでほぐしておくといいかも!

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