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「……」 先ほどまでリーダーを務めていた少年は、そんな2人の様子を静かに見つめていた。 その視線は羨ましそうでもあり、しかしどこかに葛藤もうかがえる。 彼も男娼として活動してきたし、もちろん経験だって豊富だ。 普段なら特に気にすることなく日常の光景として流しつつ、自らも性欲に浸っていただろう。 しかし久しぶりに退魔師として戦ったせいか、未だに理性が性欲を抑えつけてしまっていた。 (一時的なものだろうけど……) イレギュラーな出撃から、精神面の切り替えが少し上手く行っていない。 今の自分たちにとっては男娼として淫魔に奉仕すること……視線の先でまぐわい合う同僚たちのように、性欲のままに過ごすことの方が自然なのだ。 自らの性欲だって限界が近いのも事実だし、逆レ券を使って淫魔と行為に及べば自然といつもの調子に戻るだろう。 そんな自己分析をしつつ、手早く着替えを済ませてそっと更衣室を出ようかと考えていたところ―― ぎゅっ 「なーに辛気臭い顔してんの」 後ろから褐色ギャルの少年が抱きついてきた。 しっとりと汗ばんだ肌と、男子らしい体格、その上にうっすらと乗った柔肉の感触が軽い衝撃とともに伝わってくる。 一拍おくれて、ふわりと甘い香りが鼻腔に広がった。 「ウチらも一緒に楽しも♪」 「い、いや、オレは……」 葛藤するような表情を浮かべるリーダーとは対照的に、完全にノリノリのギャル男娼。 後ろから抱きつくように彼の身体に腕を回し、さわさわと手を胸板に這わせていく。 性欲が限界なのもあるだろうが、そもそもヤること自体が楽しくて仕方ないのだろう。 「胸板厚いね~、かなり鍛えてたでしょ」 「ま、まぁ……ひっ!?」 胸元をまさぐるネイルの施された両手。その褐色の指先が乳首に触れた瞬間、彼の上半身がビクリと跳ねた。 男娼として過ごす中で開発された、彼の性感帯。 ただでさえ敏感なそこは出撃から今に至るまでずっと、スーツの内側でじわじわと刺激を送り込まれ、本人の自覚もないまま極限まで感度が高められていたのだ。 彼の反応に気付いたギャルは抱きついたまま、ニンマリと笑みを浮かべた。 「弱点みーっけ♪」 「なっ……いや、やめ……」 しまったと表情をこわばらせるリーダー。 しかし振り払おうとする前に、褐色の両手は動いていた。 くにゅ 「んひぃっ!?」 小粒のサクランボのように肥大化した両乳首を指先で押し潰す。 同時に電流を流されたかのように背筋が跳ね、振り払おうとした腕がダラリと弛緩する。 抵抗できない。条件反射のように身体が発情モードになって、乳首に送られてくる刺激を待ち望んでしまう。 「乳首はっ……ダメになっちゃうからぁ♡」 男娼として淫らに熟れた身体、それは彼も例外ではなかった。 少なくとも男娼として培われたものは、身体にも何かしらの影響を残している。 とくに個性や素質、本人の希望によって、少年たちがどんな男娼になるかはバリエーションも様々だ。 彼の場合は、それが乳首に如実に表れていた。 男娼として奉仕する日々の中、数えきれないほどに淫魔たちに責められることで性感帯はどんどん弱く、性的には魅力的な身体になっていく。 日々の経験と絶頂の積み重ねによって、彼の胸板でそそりたつ二点の肉蕾は、さながら条件反射のように「メスになるスイッチ」として出来上がっていた。 「あひっ、あっ……うあぁっ!?」 褐色の指が、ピンク色の乳首を弾く。 本来ならば男娼としての魅力となる武器ともいえるのだが、今このときばかりは致命的すぎる急所といえるだろう。 退魔師としての思考が、乳首の性感で塗り潰されていく。 このまま絶頂させられて、イキまくることになるのだろう。 ……しかし想定とは裏腹に、指先はむしろ乳首から遠ざかっていった。 「あっ……? なっ、なんで……」 「美味しいところは最後にしないとね~♪」 愉しそうな声とともに、焦らすように指先をくねらせるギャル。 普通の男子よりも倍以上は大きくなった乳輪を爪の先でカリカリとひっかき、イヤでも感度を高めていく。 ピンク色に張り詰めた乳首は爆発寸前の性感帯として、もどかしそうに刺激を待ちわびている。 責められている彼の方は困惑しつつも、身体だけでなく精神も乳首での絶頂を期待しているのだと、自覚させられてしまう。 「ほら、性欲に任せちゃった方が気持ちいよ~?」 「うっ……くぅっ、ふーっ♡」 乳首の側面を焦らすように掠め、そのたびにピクリと背筋が跳ねる。 リーダーだった彼の身体は、乳首で感じる雌として完全にできあがっていた。 イクことしか考えられなくなって、全身が熱く火照り、わずかに震えだす。 抱きついたままそれを感じ取った褐色ギャルは、頃合いとばかりに乳頭を押し潰すように摘まみ上げた。 くにゅっ 「ひゃうあぁっ♡」 指の動きと連動するように喘ぐ少年。 退魔師小隊のリーダーとして気を張っていた彼は、別人のように蕩けきった娼年へと変わった。 戦士の貌をしていたはずの少年の声音は、甘く媚びた雌の嬌声となって喉から漏れていく。 「うぁっ、いひっ……はあぁぁっ♡」 背中を反らしつつ、ビクビクと上半身を震わせる。 それは紛れもなく、乳首での絶頂だった。 耐え続けていた快楽が一気に噴き出して、甘い痺れとともに全身に広がっていく。 天井を向いたその瞳から、理性の光がすっと消える。 「あっ……ひぁ……♡」 メスイキの痺れるような余韻で思考を鈍らせつつも、崩れ落ちそうになる自分の身体をロッカーに手をついて堪えようとする。 絶頂からゆっくりと戻ってくる意識、乳首を摘ままれた程度で、甘イキだったのもあるだろう。 「ぁ……♡」 発情した肉体は、まだスッキリとはしていない。 男娼として開発され、経験を重ねてきたこの身体は、1回のメスイキくらいで満足する肉体ではなかった。 そして後ろにいるギャルビッチな娼年が、これで終わらせるはずもないだろう。 さらなる責めが来るのをを身構えつつも、心のどこかで期待してしまう少年。 「……?」 しかし、立て続けに責めてくる気配がない。 自分の胸元をみると、乳首にそえられていた褐色の手もなくなっていた。 振り向くと、抱きついていたはずのビッチギャルは両腕を離してクルリと後ろを向き、尻を突き出すように見せつける。 「ウチにもチンポちょーだい♪」 ヌパァ…… 彼がまだ乳首でイキ足りないのを理解したうえで、今度は自分から責めに回れと要求するギャル。 弄ぶように、からかうようにニヤリとした笑みを浮かべ、煮卵のように艶やかな褐色の尻たぶに両手をあてて開いた。 その奥にあるのは、出撃の際にもスーツごしに浮かび上がっていた彼のアナル。 今は形状だけではなく、そのすべてが露わになっていた。 どっぷりとした褐色の尻肉の谷間をより深めるように、ぱっくりと縦に割れた肉孔。 ぷっくりと盛り上がった周囲は褐色をさらに濃く淫水焼けしており、使い込まれているのがうかがえる。 しかしそれが奥から顔を覗かせるピンク色の粘膜をより鮮やかに映えさせており、秘所の卑猥さを引き立てていた。 肉色でヌラリとした艶を放ちつつ、いくつものヒダが奥に向かって収束していくさまは怪しい花のようにもみえてくる。 やはり疼いてたまらないのだろう、何かを求めるようにひくひくとうごめきながら涎のような透明な液体が滴り落ちる。 ふたなり淫魔の逸物を受け入れ続けた彼のアナルは、極上の性器と化していた。 「ほら、ムラムラしてきたんじゃない?」 ふりふりと誘うように巨尻を振るギャル男娼。 少年らしいわずかにクセのある汗の匂いと、彼の身体から匂い立つ雌の匂い、そして淫魔とまぐわって染みついた甘美な媚香。 それらは、彼を性の虜にするには十分すぎた。 メスイキで甘く勃っていた肉棒が、今度は雄の絶頂を迎えようとビキビキにそそり立つ。 「ウチをイかせてくれたら、もっと乳首でイかせたげるからさ♪」 「っ……!」 その交換条件は、わずかに脳内にこびりついていた彼の理性の残渣を吹き飛ばした。 全身を満たす衝動のままに、褐色でうっすらとくびれている腰をがしっと乱暴に掴む。 さきほどまでと違う荒々しい行為に掴まれた方も一瞬だけ身体が反応するが、彼が煽りに乗ってきたことに口角を上げつつ、されるがままに受け入れる。 ガチガチに張り詰めた肉棒を押し当て、尻肉の中、ピンク色に咲いた秘所へと一気に突き込んだ。 ばちゅっ 「あはぁっ♡」 粘ついた水音を立てて押しこまれる肉棒。 胸を責められることが多かった彼は、男性器の方は開発されきったわけではない。 退魔師時代から変わってないサイズで、おそらく平均よりも少しだけ大きいくらいだろうか。 しかし、挿れた先が極上の名器であることはすぐにわかった。 柔らかく、しかし歓迎するように適度にまとわりつきながら締めつけてくるギャル男娼のアナル。 乳首の疼きは残っているものの、それとは質の違う重く熱い興奮が下腹部に広がっていく。 マグマのように熱く重くこみ上げてくるのは、目の前の雌を犯し抜きたいという雄の衝動。 ずぷっ、ぱんっ、ぐぶぶっ ピストンのたびに丸々と肉の詰まった尻が一瞬潰れ、大きく波打つ。 ヌラリと濡れた肉棒が尻たぶと下腹部の間から顔を覗かせては、花弁のようなアナルへ戻っていく。 2つの身体が連動して前後に揺さぶられる。 「あんっ♡すごっ♡」 ひと突きされるたび、甘い嬌声をあげてよがるギャル。もう完全にビッチな男娼の行為でしかない。 その後ろではついさっきまで退魔師だった彼もまた、精悍な体躯、その身体能力をすべて目の前のメスを犯すために使っていた。 性欲に任せ、スピードを増していくピストン。 パンッ、パンッ、パチュッ、バチュッ! 「あっ♡やばっ♡イクぅ♡♡」 「ふっ、はっ、うぐっ……!」 挑発するような声音だったギャルも、徐々に余裕がなくなっていく。 後ろで犯している彼も息が荒く、ピストンの動きも興奮と快楽でぎこちない。 上半身と下半身、双方から押し寄せる疼きに腰をがくつかせながらも、熟れきってビンビンに張り詰めた乳首をそそり立たせながら肉棒を突き込んでいく。 お互いに際限なく高まっていく快感に、自然と身体が緊張して、呼吸が浅くなっていく。 下腹部に熱く重い快感がこみあげて、張り詰めて、そして―― どびゅるるるっ! 「んぐぅっ!」 「はあぁぁぁっ♡♡」 くぐもった声とともに、大量の精液が肉壺の最奥に迸った。 快感を示すかのように熱く濃厚なザーメン。それに歓喜するようにアナルが一気に収縮し、犯された方も絶頂する。 気持ちよさそうにメス声を上げながら、ガクガクと身体を震わせるビッチギャル。 射精の快感に腰が砕けそうになるも、必死に踏みとどまっている。 勝手に収縮したアナルが、キュンキュンと肉棒から精液を搾り取るようにうねる。 「ふぁ……あひっ……♡」 深い絶頂の中にいるギャル男娼は、そのまま崩れ落ちるように尻を持ち上げた状態でうつ伏せに倒れ込んだ。 ヒクヒクと身体を震わせながら、それでも尻を相手に見せつけるような体勢を維持。 ケツマンコは白濁をわずかにこぼしながらも、まだやれると言わんばかりに震えている。 見事なメスイキっぷりだ。 「ほら、オレをイかせるんだろ、早く起きてくれよ」 理性を吹き飛ばされたリーダーは、ギャルビッチな少年へ声をかける。 射精の快感が醒めると同時に、乳首の疼きに性欲と思考が支配されていた。 そもそも犯すことを条件に、この中途半端な乳首をまたイかせてくれる……そんな交換条件だったはずだ。 はやく責めてほしい、イかせてほしい。あちらから煽ってきたのだから、このぐらいの要求は果たされて当然だろう。 しかし―― 「ち、ちょっとまって……まだイってるからぁ♡」 床に倒れたまま、蕩けきった声で返すギャル男娼。 本当に絶頂のさなかにいるようで、先ほどまでの浮ついた余裕は感じられない。 見るからに気持ちよさそうなイキっぷりで、しばらくは押し寄せる絶頂の余韻で動けないだろう。 相手を煽り、弄びながら前戯までこなしつつも、本番はイかされて受けに回る。 退魔師からビッチギャルな男娼として……相手の欲情を煽る性格かつ体質へと育っていた。 この、わからされるまでの一連の流れが淫魔からの評判も上々らしい。 「っ……お前が言い出したんだろ!」 「だ、だってぇ……♡」 しかし、犯していた彼は満足できていなかった。 ずっと耐えに耐え、小隊のリーダーを務めてきたのに、半ば無理やり目覚めされられたのだ。 乳首は未だに刺激を求めてビンビンに屹立しているし、股間だって射精し尽くしたわけではない。 全身に溜まった性欲が行き場を求めて身体の内側を暴れまわっている。 一人だけ気持ちよくなっている……目の前でイっている男娼に、苛立ちにも似た感情が湧き上がる。 メスイキの震えに合わせてだぷだぷと揺れる尻肉が、射精したばかりの下半身を再びむらむらとかき立ててくる。 このまま犯してやろうか、衝動に任せた思考が脳裏を支配しようとそのとき―― 「なーにこわい顔してるんですか♪」 どむにゅっ 唐突に後ろから、さきほどまで青年とまぐわっていたシーメール少年が抱きついてきた。 同時に柔らかく暖かで、濡れた感触が背中の上半分いっぱいに広がる。 それが彼の爆乳であることは、感触とその大きさでわかった。 一拍おくれて、濃厚な母乳と精液の匂いが立ち上る。 「折角だし、みんなでヤろうよ~♡」 背後から少年が甘ったるい雌の声で誘ってくる。 振り向くと、さっきまでまぐわっていたもう一人のシーメールな青年も立っていて、微笑みながら見つめている。 無言ながらも、その瞳はすでに蕩けていて、肯定しているのだと一目でわかった。 うっとりとした表情に、むくむくと持ち上がっていく彼の巨根は、まだまだヤり足りないと物語っている。 「……ああ、そうだな」 ……もう、リーダーとか戦士とかどうだっていい。 脳内に性欲が溢れだし、全身が期待と衝動に震える。 彼は、一人の男娼として快諾した。 「ひあぁっ♡」 「やばっ、あんっ♡」 直前まで戦士であり、戦友であった4人での乱交。 全員が攻めであり受け、性欲のままに身体を重ね合う。 淫魔と戦っていた頃には考えられなかった光景。 戦場に向かう者同士、友情よりも強固な感情や絆で結ばれていたことはあった。 ただ少なくとも大っぴらにそういう関係とは公言できなかったし、性欲に任せて互いの身体を求めるなんてことは、もってのほかだった。 そしてしがらみから解放された彼らは今、仲間と性欲の限りを尽くしていた。 「ち、乳首が疼いて限界なんだ……」 今まで耐えに耐えたご褒美を求めるように、抱き合いながらシーメールな青年に身を任せる。 恥ずかしそうに、しかしもう我慢できないという様子の彼に、青年はそっと腕を回しながら優しく微笑んだ。 「リーダー頑張ってたものね。もう終わったんだし、いっぱいイっていいからね♡」 艶やかで少し低い声が、優しく彼を包み込む。 穏やかで、しかし確実な快感が全身に染み渡る。 「乳首は私と同じくらいかな……んっ♡」 「ひゃあっ♡」 汗とや母乳にまみれた互いの胸を押し付ける。 ヌルヌルと肌が滑る中で、性的に肥大化した乳首同士もくにゅくにゅとぶつかり合い、お互いの性感帯を責め合う恰好になる。 とはいえ、ただ抱き合っているだけ……指先のように的確な責めがくるわけではない。 しかし、逃げ場のない、もどかしくも甘い快感が注ぎ込まれていく。 それは淡雪が積み重なるように、消えることなく確実に上乗せされていく。 「はぅっ、」 じわじわと攻められているからか、限界までなかなか到達できない。 ずっとこの快感を味わっていたいような、解放されたいような、 そして、快楽の許容量もねっとりと身体を絡ませるスキルも、青年の方が上手だった。 たわむ美巨乳が艶めかしく、視覚的にも興奮を増幅させていく。 気付けば主導権を握られ、ぬちゅぬちゅと乳を擦り付けられる。 乳首も乳輪も……周囲の肌すらも甘く痺れて、呼吸でさえも感じてしまうほどになって―― 「あっ……」 何か決定的な刺激があったわけではない。 ただ、送り込まれた快楽が、男娼として培ってきた許容量すらも上回って、限界を迎えたのだ。 トクンと心臓が高鳴り、身体の中で一瞬の静寂が訪れる。 パンパンに張り詰めた水風船に、わずかに穴が空いたような感覚。 水漏れのような快感は急激に膨れ上がり、全身へと流れ込んでいく。 「ひあぁっ♡あっ♡うあっ♡イクうぅっ♡♡」 溜まりに溜まった疼きが、快感が、一気に解放された。 蹂躙していく快楽の濁流。 先ほどの何倍も深い乳首イキで、全身が満たされる。 「あっ……ひあぁっ……♡」 甘く痺れて、五感までもが鈍っていく。 重力の感覚さえも曖昧になって、下手に倒れないよう、お互いの身体を抱きしめながらへたり込む。 優しく、甘く、ドロドロに蕩けさせられる。 「もっとシよっか♪」 「ふぁい……♡」 兜合わせをしながら、また乳首を擦り付け合う。 絶頂を経た乳首は、さらに甘く蜜のような快楽をとろりと滲ませる。 青年がリードしながら、彼の胸元へ両手を伸ばしていく。 自らの乳首も性感帯のため、扱いは慣れているのだろう。 イったばかりの敏感な肉蕾を刺激しすぎないよう、今度は両手で胸板に乗った肉を揉みながら優しく責めていく。 「あひっ♡あはぁっ」 少し前までの凛々しさが見る影もない。 もっと欲しい、もっとヤりたい。 衝動のままに肌を重ね、獣のように欲求のまま快感を貪り合っていく。 脚はガクガクと震えていたが、崩れ落ちれば乳首が気持ちよくなくなってしまう。 ……もちろん、彼らだけではない。 「母乳あまぁい……ウチもおっぱい欲しくなってきちゃう♪」 「大きいおっぱいいいよぉ♡一緒にビュービューしよぉ♡」 ベンチでは、先ほどまでへたり込んでいた褐色ギャルと牛乳シーメール少年が座りつつ抱き合っていた。 薄い胸板に少年の爆乳がたわみ、白い乳肌と褐色の対比が映えている。 乳首にしゃぶりつく褐色ギャルは、絶頂を経て完全にできあがっていた。 うっとりと母乳を味わい、口の端や胸板には、褐色の肌に白い跡がべったりと残っている。 吸われている少年の方も心地よさそうにしつつ、母性のような表情も浮かべている。 出撃中も、パイズリプレイでも、これまで大量に出してきたにもかかわらず、母乳の勢いは衰えることがない。 無尽蔵に出てくるのかと思えてくる牛おっぱい。 「乳合わせもできてキモチイイよぉ♡」 「それいいなぁ♡チケットと一緒にお願いしてみよっかなぁ♡」 本人が望めば、淫魔たちはより性的な身体に変えることを躊躇わない。 爆乳シーメール褐色ギャル……属性がてんこ盛りだが、客である彼女たちはむしろ歓喜するだろう。 「……よそ見してる余裕があるなら、もっと責めても大丈夫そうね♪」 「んあっ♡そこっ♡またイっちゃうぅ♡♡」 彼が目視できた光景はそこまでで、繰り返す波のように押し寄せる絶頂が視界を白く濁らせていった。 退魔師だった少年たちは、男娼としてひたすらに情交に耽った。 スーツを脱いだ喪失感を紛らわせるように肌を重ね、性欲をぶつけ合う。 全身を体液でドロドロにして雄と雌の淫臭を纏わせながら、お互いの肉体の境目が分からなくなる……そんな錯覚に陥るほどに身体を重ねていく。 何時間いたのだろうか。時間の感覚も分からなくなるほどに絶頂し、 そもそも時計をみる余裕などなかったので、誰も分からない。 ただ、夜が明けていないのは確かだった。 「いっ……♡」 「あはぁ……♡」 イキ疲れて、くたりと弛緩した4人の身体。 溜まっていた疼きと熱がいくらか抜けて、濁っていた思考も明瞭さを取り戻してくる。 イけているし、気持ちいい。疼きは確かに解消されていく。 ……ただ、それでも心から満足したとは言えなかった。 (まだ、まだ足りない……) 身体に染みついた、男娼としての快感……それらはすべて、奉仕してきた淫魔たちによるものだ。 性の権化であるサキュバスとのプレイ、その責めとスキルは比較することができない。 そもそも、ベッドの上こそが淫魔の本領なのだ。 彼女たちの本気は、こんなものじゃない。 それこそ、常人では耐えられないほどに。 「っ……♡」 徹底して開発し尽くし、人外の快楽まで与えてくる。 彼の身体をこんなにした淫魔たちの責め……乳首を責めまくる淫魔の指先を思い返しただけで甘イキしてしまう。 身体がその責めを求めていた。 「……ふう」 こんなことを考えていられる時点で、どうしようもないほどの欲求不満は解消されたのだろう。 疼きを落ち着かせるという、本来の目的は達成された。 これ以上はチケットを使う相手を逃してしまうという、男娼としての理性が身体を動かす。 「……出ようか」 上がった息を整えながら、リーダーだった彼が静かに告げる。 他の面々ものそりと動き出した。 しゅるっ…… 淫臭にまみれながら、男娼としての衣装に身を包み、更衣室の扉を開ける。 長い着替えが終わり、娼館の廊下へ出る。 来たときと同じように静かだったが、耳を澄ませると向こうの方で男娼や淫魔たちの声がうっすらと聞こえてきて、日常に戻って来たのだと実感させられる。 廊下を進み、エントランスの広大な空間へと出る。 「じゃあ、また」 「うん」 「元気でね」 「またね~♡」 4人は、各々の目指す場所へと別れた。 今の彼らがいるべき場所……本来の立場へと戻っていく。 こうして交わるのも、次はいつになるかわからない。 互いに男娼として、淫魔たちに奉仕する日々が待っているのだ。 更衣室ので情交も、一時だけの関係になるだろう……そう考えると、スーツを脱いだときのような、わずかな寂しさを覚える。 しかし男娼として、退魔師だった者としての絆が確かにあるのだと、彼らは信じていた。 各々、思い思いの相手を求めて夜の街を歩く。 有名だった淫魔のもとを訪れる者、今までで一番の責めをしてくれた淫魔のもとへ向かう者……。 またとない機会を味わうために、それぞれの思い描く最高の相手とヤるために。 緊張と不安、期待と興奮をごちゃ混ぜにしながら、その胸は高鳴っていた。 更衣室でのまぐわいよりも、はるかに濃密で凄まじいセックスが待っているのだ。 チケットを使ってベッドの上へと着くころには、限界まで発情して性欲のままにその相手を求めるのだろう。 もしかすると、一夜では足りないかもしれない。 「…………」 退魔師小隊のリーダーとして指揮を執った彼は、先ほどまでいた娼館を出て大通りを下っていた。 夜風を浴びながらも、身体が期待と興奮で熱い。 相手は決めた。彼女がいる場所も、だいたいは分かる。 いつも奉仕する側だったが、こんどは自分が客になるのだ。 「……っ!」 ゆったりと歩く後ろ姿が目に入る。 遠目にも立ち姿だけでわかるようになってしまった。 自分の身体をこんなにした常連……退魔師だった自分に、快楽と奉仕する喜びを教え込んだ相手。 敵対心は、もうない。淫魔たちも、性的なことにのみ興味があることは理解している。 ただ、圧倒的な快楽だけがそこにあって―― 「……あら? 今日はお休みだって聞いたんだけど……」 こちらの存在に気付いたようで、意外そうな顔をする淫魔。 緊張ゆえに唇を真一文字に引き搾りながら、うつむき気味で彼女の前に立つ少年。 わずかに震える手で、金色のチケットを差し出す。 「あの……コレで、相手をしてくれませんか?」 少年たちは退魔師としての誇りを胸に抱きつつ、より淫らに堕ちていく。

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