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2周年記念にて、『いろいろ閲覧プラン』で募集したシチュから書くssです。 「筋肉成長」「ふたなり化」「巨根化」などの要素を含む内容になります。 本作は先行公開で、完成したのちに一定期間をおいてpixivに投稿する予定です。 本パートは約4750字、区切りのいいところで更新していくので、よろしくお願いします。 ~~~~~~~~~~~~~ 「では、行って参ります!」 整列しているのは、女騎士で構成された小隊。 隊長の私は先頭に立ち、見送る人々に対して剣を構えて礼をする。 「騎士さま気をつけてー!」 「がんばれー!」 民衆の歓声を背に受けながら、我々は街を出た。 事の起こりは、我が領地に隣接する森林だった。 この区域にはアマゾネスと呼ばれる民族が住んでいるのだが、ここ最近、通りかかった者たちの行方不明になる事件が相次いでいるのだ。 複数の目撃証言からも、犯人はアマゾネスとみて間違いない。 これまで我が国はアマゾネスたちに対して不干渉を貫いていたが、こちらに危害を加えてくるならば話は別だ。 その対処のため、私の隊が派遣されることになった。 領地におけるアマゾネスの駆逐、そして攫われた者の可能な限りの救助。 それが、今回の我々の任務だ。 「緊張してますね」 歓声も聞こえなくなった通りで、横を歩く副隊長が声をかけてくる。 黒髪の長髪に白い肌、清楚という言葉を体現したような容姿。 私の髪は金髪だから2人並ぶと画になるらしく、街の花形のように扱われているのも事実だ。 また彼女は聖魔法を扱えるヒーラーで、危ない所を何度も助けられてきた。 幼いころから腕を磨いてきた間柄でもあり、かけがえのない相棒といえるだろう。 「当代随一と謳われる騎士隊長でも不安になりますか?」 「……ああ、かなり特殊な任務だからな」 少しからかうような調子の彼女に対して、緊張を自覚しながら言葉を返す。 まず、普段の訓練では想定していない相手だ。 武器などの技術の発展に乏しいとは聞いているが、人数や戦力は分かっていない。 交渉や剣の圧力で穏便に済めばいいが、何倍もの人数で敵対されたときに勝てるかは分からない。 人員が割けないとはいえ、何が起きるか分からない状態で小隊一つの派遣とは……状況を甘く見ているとしか思えない。 しかし、任務が与えられた以上は全力を尽くすしかないのだ。 私は険しい表情を崩さず、報告のあった森へと向かった。 (やけに静かだな……) 森に入ってみたが、人気は全くない。 行方不明者が多発した現場を抜け、さらに奥地へと進んでいく。 しばらく進み、密林と呼べるレベルに木々が生い茂った領域まで踏み入ったところ……。 静寂を破るように、一斉に人影が飛び出してきた。 「敵襲!」 集団が身にまとっているものはみな同じだった。 民族的な首飾りや腕輪、紐の水着のような衣装……一目でアマゾネスたちだとわかる。 (誘いこまれたか……!) こちらの動向を察知し、簡単には退けない場所で囲うように待ち構えていたのだ。 予想以上に集団での戦略に長けていた……自分の想定の甘さを自覚して歯噛みする。 距離を詰めてくる数瞬の間に状況を把握するべく、相手となる集団をじっと見定める。 人数は小隊の倍ちかくいるだろう。 身長は私と同じくらいか頭一つほど大きく、みな褐色の肌をしている。 しかし、驚くべきはその肉体だ。 一言で表現するなら、筋肉の塊。 今まで相手にしてきたどんな男たちよりも逞しく、横幅だけなら鎧を着込んだ私よりずっと分厚く広い。 張り出した肩幅は左右に広がり、脇の下からは背筋が大きくはみ出している。 丸太のように太い腕や、我々の胴体くらいありそうな太腿、縦横に割れつつせり出した腹筋……。 ほとんど露わになった全身を、鎧のように発達した筋肉が包んでいる。 ボコボコと浮き上がる筋肉の隆起は、屈強な戦士であると周囲に向けて威圧しているようだ。 一方で、胸にはハリの強いメロンのようなサイズの膨らみが分厚い胸板についている。 顔つきをみても、全身のシルエットをみても、規格外に筋肉質ながらも女性だとわかった。 (なんだ……あの姿は?) しかし、異常なのはそれだけではなかった。 腰に巻いた下着のような布からはみ出たモノ。 股間からずるりと伸びている、異様な棒状の器官……それは、あきらかに男性器だった。 「総員、迎え撃て!」 姿だけでも異様で動揺が隊に走るが、とにかくこの状況に対処しなければいけない。 指示を出しつつ、飛びかかってきたアマゾネスに意識を集中させる。 ギィンッ 「ぐっ!?」 相手の振りおろしたこん棒を剣で受け止めた途端、一気に目の前まで押し込まれる。 さらにすさまじい圧力で、ジリジリと数歩後ずさる (強すぎる……!) 大の男と手合わせしたときでも、こんな膂力は感じなかった。 どうやら、その筋肉は見せかけではないらしい。 「はあぁっ!」 気合いとともにこん棒を斜め下に受け流して間合いを取り直す。 ふたたび攻めてくるが、こちらもやられてばかりではない。真正面から向かい合うのを避け、回り込むように立ち回っていく。 しかしアマゾネスの方も力押しできないとわかると、他の仲間を合図で呼び寄せて1対多人数の状況を作り出し、容易に突破をさせてくれない。 培ってきたスキルをフルに使って、自分の周囲については膠着状態を保っていられたのだが―― 「うわぁっ!」 私よりも技量の劣る隊の騎士たちはあっという間に剣を弾き飛ばされてしまった。 複数人で立ち回ろうとするが、それ以上の人数と力で押し切られてしまう。 ある程度は格闘術も訓練しているが、こんな筋肉の相手に武器なしで立ち回れるわけがない。 あっという間に組み伏せられてしまった。 ガシッ 「な、何をする、やめろっ!」 しかしアマゾネスたちはとどめを刺すわけではなく、制圧した隊員たちを抱きかかえるように担ぎあげる。 力の差は歴然、おそらく体重も倍以上あるだろう。 隊員たちがじたばたともがくのも意に介さず、アマゾネスたちはそのまま密林のさらに奥地へと入っていく。 広い肩の上に担がれ、どうすることもできないまま遠ざかっていく騎士たち。 「待てっ!」 私も意図を察して後を追おうとしたが、他のアマゾネスたちが行く手を塞いで進めない。 膠着状態を作られ、攫われた仲間たちの声だけが遠くなっていく。 焦燥に身を駆られ、強引に押し切ろうかと思ったところ―― ビチャッ! 「っ!?」 上から何かが飛んできて、私の鎧に白いものが付着した。 見上げると、小高くなった岩の上に立っていたのはガニ股になって股間の肉棒を丸出しにしたアマゾネスたち。 こちらに飛びかかるでもなく、一心不乱に肉竿をしごいている。 かなりの太さと長さがあるのだろう、両手で掴んでもなお亀頭がはみ出し、ゴツゴツと分厚く大きな手でも掴むのがやっとな巨根をしている。 その下には、握りこぶしに匹敵するサイズのご立派な玉袋もついていた。 肉棒から放たれ鎧にべったりと張り付く白い液体と、おくれて鼻をつく独特の臭気。 正体は考えずともわかった。 (奴らの精液か!) ビュッ、ビュグッ、ドプリュッ! あまりにも下劣な行為に顔をしかめるが、立て続けに絶頂しているようで白濁した水鉄砲が降りかかってくる。 剣の届かない間合い、くわえて直接襲い掛かってくる奴らの相手もしなくてはいけない。 ピッ 「くそっ……!」 精液の飛沫が頬に飛んだが、いちいち気にできる場合じゃない。 しかし、こんなことをする狙いが分からない。 目に入りでもしたら一時的な目潰しにはなるだろうが、戦いに効果的とは到底いえない。 (先にこいつらを片付けるしかないか) 奇行の意味を考えていても仕方がない、意識を相対するアマゾネスたちに向ける。 複数人に囲まれそうになるのを移動と剣で防ぐのがやっとだ。 彼女たちから繰り出されるのは、武器を落とすことが目的のような攻撃の数々。 どうやらあちらは我々を生きたまま捕まえることが目的らしい。 こうなったら少しでも戦力を削り、玉砕覚悟で突っ込むしか―― バアァッ! 「っ!」 白い閃光が辺りに迸る。目くらましの聖魔法だ。 よく知ったそれを使えるのは、うちの隊でもただ一人だけ…… 「一旦引きましょう!」 「……ああ」 無事だった副隊長が私の肩を掴む。 その刺激で思考も冷静さを取り戻し、導きだした判断は彼女の言う通り一時撤退だった。 どうすることもできない自分の不甲斐なさに歯を食いしばりながらも、私と彼女は動きの止まったアマゾネスたちに背を向け、一気に駆け出した。 「はあっ、はっ、はっ……」 「撒けたみたいですね」 しばらく森を駆け抜け、岩の影にあった横穴で息を整える。 少なくとも、体力やスピードについては負けていないようだ。 周囲にアマゾネスたちの気配はないし、ここにいれば見つかる可能性は低いだろう。 「このまま、森を抜ける方がいいでしょうか」 「……いや、まだ退くには早い」 副隊長の顔にもショックと動揺が浮かんでいるが、こうなった以上は次の戦略を考える他なかった。 このまま帰っても、ただ甚大な損失を生んだだけになる。 出直すにしても相当な時間がかかるだろうし、地形や環境を利用して攻めてくる以上、やみくもに数で攻めても意味がない。 とにかく今は、情報が必要なのだ。 アマゾネスの集落の位置や、相手の戦力、捕虜の状態……どうしようもなくなったら退く選択もあるが、今はそのときじゃない。 生け捕りに執着していたアマゾネスたちの行動からして、隊員たちがすぐに手に掛けられる可能性は低いだろう。 もしかすると、他の行方不明になった者たちも生きているかもしれない。 少なくとも、自分ができるだけのことをするのが隊長としての責務だ。 「ここからは隠密行動をする。いいな」 「わかりました」 副隊長も覚悟を決めた表情でうなずく。 隊員たちを攫っていった方向は分かっている、アマゾネスと1対1なら負けない自信もある。 あとは自分が本拠地を突き止め、できる限りの働きをするしかない。 「……しばらく休もう」 まだ外ではアマゾネスたちが捜索しているだろう。 ほとぼりが冷めるまで、身を隠すことにした。 太陽の見えない密林でも、夜はやってくる。 野営くらいは慣れたものだが、岩に身体を預けて静かに休むくらいだ。 普段はこれで平気なのだが…… 「んっ……なんだ……?」 下半身に妙な違和感が広がって、太腿を無意識に擦り合わせてしまう。 みるみる膨れ上がっていく違和感に顔をしかめつつ。そっとインナーの下に手を差し込むと…… むにゅ 「っ!?」 割れ目しかないはずの股間に、記憶にない膨らみがついていた。 指が沈み込むしっとりとした肌と、柔らかな肉の感触。 ぴょこんと飛び出た突起のような形状。 それが何であるかは、手触りだけでもすぐにわかる。 (男性器……) 女の身体についた、男の象徴。 すぐに思い浮かべたのは、あのアマゾネスたちの姿。 しかし傷一つ負っていないし、何か攻撃を食らったわけでもない。 心当たりがあるとすれば…… (あの精液か) 戦闘中に私めがけて射精してきた行為を思い出す。 あまりにも奇妙な行動に、見たことのない症状……呪術の一種なのだろうか。 (あんなやつらと同じふたなりに……) アマゾネスたちの、あの変態としかいいようのない体型を思い返し、嫌悪感がこみ上げてくる。 しかし股間に生えた男性器は、彼女たちのような異様なものとはほど遠い。 手の平で隠せてしまうくらいに小ぶりなサイズで、未成熟なことを示すように亀頭も皮をかぶっている。 これでは子供のペニスにも負けるだろう。 (中途半端な状態だな……不完全なのか?) 精液に触れはしたが、頬に少し飛んだくらいだから、この程度で済んだのかもだろうか。 大量に浴びたら、もしかするとより事態は悪くなっていたかもしれない。 これから気をつけなければ。 「すぅ……すぅ……」 チラリと隣をみると、副隊長は眠っている。交代で番をし、少しでも心身を休めることが今できる最大限の行動だ。 かなり追い込まれた状況ゆえに、余計な負担を掛けたくはない。 流石に起こしてまで股間を見せる気は起きなかった。 (時間経過で落ち着けばいいのだが……) 普通の術であれば、このぐらいはすぐに治るはず。 夜が深まる中、じっと股間の違和感が落ち着くのを待つことにした。

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