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フォロワーさんと盛り上がって書いたニッチ性癖の詰め合わせ二次創作です。 『ふたなり拓海と狼少女』(https://hnzm.fanbox.cc/posts/1180756)の続編で、ふたなり化したデレマスの向井拓海とプリコネのマコトが、さらに筋肉化するssになります。 あまりに濃いのでこちらに投下します。 ~~~ 「でやあぁぁぁっ!」 裂帛の気合いと共に、マコトの大剣が振り下ろされる。 相対する亀の化け物のような魔物の見るからに堅牢な甲羅へ刃が届き、そのまま力づくで叩き割った。 あっけなく沈黙する魔物。 「……ふぅ」 軽く息を吐きながら大剣を腰に戻す。紫の髪に、狼の耳と尻尾……その姿はマコトであることには間違いなかったが、よく知られているビジュアルとはいくらか異なっていた。 まず身長は軽く2メートルを超える。全身が分厚い筋肉の鎧で覆われ、巨体という表現が相応しい。 快勝したマコトだが、その表情は不満そうだ。 「なんか軽いんだよなぁ」 首をひねりながら呟いて両腕を眺める。 筋肉の繊維が見えるくらい太くなった前腕。何もしなくても力こぶの隆起が分かるような二の腕。 そこから繰り出される攻撃の威力は、見た目以上に計り知れないものとなっていた。物理攻撃が厳しいと言われる魔物でさえも、一撃で昏倒させてしまうくらいには。 「どうもスッキリしねぇ。このあたりにこれ以上の敵はいないし……」 強靭な肉体を得たマコトにとって、満足するような敵がいないのだ。自分の大剣も、今では片手で扱えるくらい軽くてしょうがない。 どんなに戦っても全身の筋肉が心地よく疲れるような、身体を動かす満足感が得られなかった。 このままでは肉体が鈍ってしまう。 「あっち行くか……」 マコトはそう呟いて、のしのしと歩きだした。 ひょんなことから繋がった、交わるはずのない二つの世界。 池袋晶葉のマシンを使った拓海が迷い込んだことがキッカケで、マコトはその影響を多大に受けた。 端的にいえば、拓海と交わったことで筋肉と巨体とふたなりチンポを手に入れたのである。 もしマコトが拓海の世界に生まれていたら、こんな身体に育っていただろう……素質の開花した拓海と同レベルの身体。 マコト自身とても嬉しくはあったのだが、性欲も拓海並に増していて。 今、満足できる相手はこちらの世界にはいなかった。 生活そのものは、予想以上に上手くいっている。今も自警団に所属しているし、一人でもモンスターを倒せるから日々の収入にも困らない。 そして拓海の事務所も使えるので、食う寝るヤるにも困らなかった。 元いた自分の世界で過ごしながら、ときおり拓海の事務所に顔を出す日々を送っている。 ……大体は、拓海とヤるためなのだが。 誰も立ち入らない森の木陰に、マコトが通れるサイズのゲートが設置されていた。白い光の膜が張られたその中へ、躊躇なく足を踏み入れる。 慣れた動きでゲートを抜けると、景色は一変して巨大な機械が並ぶ部屋に立っていた。 拓海のいる世界、アイドル事務所の一室だった。最初は知らないことだらけだったが、何度も来た今では建物内の勝手は知っている。 「拓海、いるかー?」 アイドル達のいるメインルームに顔を出す。 残念ながら会いたい巨体の姿は見当たらなかったが、机でウサちゃんロボを弄っていた晶葉が声をかけた。 「拓海ならトレーニング室にいるぞ」 「トレーニング室……?」 初めて聞く名前に、マコトは首をひねる。事務所には何度も訪れているが、そんな場所を拓海が使ってた覚えはない。 「最近だが新調してな。マコトも使えるはずだし、見てみるといい」 場所を教えられて事務所の中を移動する。フロアの案内図をみると、いつも使う部屋の何倍もの広さがあるらしい。 大きな扉の前に立つと、かすかに物音が聞こえてくる。何か金属の塊がぶつかるような重く響く音だ。 意を決して中へ入ると、見たことのないマシンがズラリと並んでいた。 「すごいな……」 機械の多くには巨大な金属の重りがついていて、これを動かす仕組みらしい。 見渡すと、奥の方に見慣れた後ろ姿を見つけた。 マコトと遜色ない体格、ロングの黒髪にチラリとのぞく巨大な胸……間違いなく拓海だ。 しかしマコトに反応する様子はなく、何かを夢中で動かしている。 近づいてみると、棒状の何かを両腕で曲げているところだった。 「拓海、何してんだ?」 「うぉっ、マコトか!」 集中していたようで、真横で話しかけるまで気がつかなかったらしい。 両腕の力を抜いたのか、曲げていた棒が一直線に戻る。中央がバネになっていたようだ。 「ここにいるって聞いたんだけどさ、何やってんだ?」 「何って……部屋の名前の通りトレーニングだよ」 拓海は答えながら、持っている棒を曲げてみせる。 その腕は前に会ったときよりも二回りほど太くなっており、今も力を込めた二の腕がボコボコと盛り上がっていた。

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