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去年、一気に書き上げたデレマス木場真奈美さんの筋肉娘化ssです。 12月24日から25日へと日付が変わり、いい子もそうでない子も寝静まった夜。 いたって普通の生活を送っていた少女は、窓が開く物音で目が覚めた。 「おや、起こしてしまったか。すまないね」 寝起きの頭で眺めると、窓からヌッと身体を入れる女性の姿があった。 落ち着いた声音につられたせいか、なぜか警戒心が湧かない。 「プレゼントを渡すだけだ、安心してほしい」 近づいてくる彼女の顔が月明かりで照らされる。切れ長の瞳に通った鼻筋、イケメンと呼びたくなるような凛とした相貌……アイドルについて詳しくない彼女だったが、名前を知っていた。 「木場……真奈美さん?」 「おや、私を知ってくれているとは。光栄だな」 少女の前に立ち、ニッと口角を上げる木場さん。 しかし、同時に疑問が湧いてくる。 「どうして、そんな恰好をしているんですか?」 サンタの帽子とマントを身に着けているのだが、それだけなのだ。 本当にサンタとして来ていたとしても、袋も何も持っていなかった。 「それは……プレゼントをあげるためさっ!」 バッとマントが開かれる。 褐色の肌とマイクロビキニ。そして、全身を覆う筋肉。 「ひっ……!?」 「どうだ、美しい肉体だろう?」 ポージングをしてゴリゴリの筋肉をさらに肥大化させて見せつける。 血管がビキビキと浮き上がり、汗がじんわりと滲み出てテカテカと薄明りを反射してきらめく。 「筋肉は何よりも素晴らしいものだ、クリスマスに贈るには相応しいと思ってね」 「いやっ、あのっ……むぐっ!?」 動揺する少女へ一気に距離を詰め、筋肉で少女の胴体ほどに太い腕を回して抱きしめた。 抵抗しようにも圧倒的な力で抑え込まれ微動だに動かすことが出来ない。そのまま大胸筋の谷間へと顔を押し込まれ、声をあげることもままならない。 しかし、すぐに変化が起きた。 「そうだ、力を抜いて……」 「あっ、ふぁ……」 暖かい筋肉とムワァ……と汗の匂いが少女の周囲を満たす。 木場さんの身体から放たれた筋肉フェロモンが少女へ取り込まれていく。中でも胸の谷間という濃厚なフェロモンの溜まった場所からフェロモンを吸いこんだ少女、その身体に変化が現れる。 ムクッ、ムククッ……! 「始まったようだな」 木場さんの腕の中で、少女の身体が膨らんでいく。 その様子を感じて満足そうに微笑む木場さん。 メコッ、バキッ、ムキッ……! 「んっ……♡」 細い身体がドンドン大きく、太くなっていく。 両脚も水風船が膨らむかのように質量を増していき、なだらかな曲線を描いていた太腿がゴツゴツとした隆起が盛り上がる。 「あぁっ♡」 全身が熱く、快感に包み込まれている。体中が……正確にはその筋肉が気持ちよくてたまらない。 少女自身の身体から溢れ出すナニカが身体を膨らませ、さらに溢れだしていく。 「んっ、いっ……イックゥウウウ♡♡♡」 身体の中で快感が爆発した。 快感に蕩けながら筋肉絶頂する少女、ガクガクと震える身体を支えながら満足そうに顔をほころばせる木場さん。 そっと両腕から力を抜いてゆき、少女の身体を布団に横たえる。 「他の子たちにも贈らないといけないが……絶対に気に入るさ」 声を聞きながら、少女の意識は闇の中へと消えていった。 「んっ……あれ?」 目が覚めると、いつもと変わらない布団と部屋の光景があった。 「夢……だったのかな?」 そのまま身体をみて、動きが止まる。 ゆったりしていたはずのパジャマが内側から破かれたかのように身体の周りに千切れ落ちていた。 視界に映る自分の身体。 両腕が異様に太く、筋肉の形を浮き上がらせている。 慌てて胴体を見ようとしたが、前に張り出した大胸筋で視界の下側がよく見えない。肌は記憶にあるよりもずっと褐色で、寝ている間にかいていたらしい汗でテカテカと輝いている。 伸ばされた足は自分のものだと思えないくらいにゴツゴツと大腿筋が折り重なって樽のように膨らんでいる。ふくらはぎの筋肉も左右にボコッとはみ出ていた。 お腹まわりは脂肪の柔らかさがなく、触れると固い筋肉の手ごたえが返ってくる。姿勢を意識して胸板ごしにお腹をみると、板チョコを何枚にも重ねたかのような厚い腹筋がボコボコと盛り上がっていた。 洗面所に駆け寄り、自分の全身を映す。 「……すごい」 全身がありとあらゆる極大の筋肉で覆い尽くされていた。 褐色に輝く肉体はボディビルダーを連想させるが、いまの彼女なら男性ビルダーをもはるかに凌ぐだろう。 「…………」 なんとなく知っていたボディビルのポーズを取ってみる。腕を水平に持ち上げた状態で曲げ、力を込める。 ボコォッ! 太い二の腕がさらに膨らみ自分の顔と同じくらいボリュームになる。 背筋が胸の後ろからはみ出して逆三角形の体型をより強く主張する。 腹筋は分厚くも括れを作りながらウエストを引き締めていて、筋肉で膨らみつつ上向いたヒップのボリュームを際立たせる。 太腿はヒップよりも左右に広がり、上半身のボリュームに負けることなく力強さを見せつけている。 この身体を贈られる前よりも女性らしいプロポーションを描いていた。 「私の身体、とっても綺麗……♡」 彼女の価値観は、木場さんに抱きしめられたときからすでに筋肉で塗り替えられていた。 全身がさらに熱くなり、汗が筋肉の谷間を流れていく。 しばらく自分の肉体美に見惚れていた少女だったが、だんだん別の欲求が湧いてくる。 (もっと沢山の人に筋肉を見せつけたい、もっと私の筋肉を見てほしい!) 隣に住んでいた親友の顔が思い浮かび、そのまま彼女の家へと踏み込んだ。 玄関のドアは開いており、一気に彼女の部屋へと押しかける。そして―― 「この身体……サイコー♡」 姿見に筋肉を映して見惚れている親友をみつけた。 少女と同じくらい発達した筋肉に包まれ、汗が筋肉をより際だたせている。 親友も少女がやってきたことに気付いて動きを止めた。 「贈り物してもらったんだ、すっごく綺麗……♡」 「そっちの身体もだよ♡」 衝動のまま抱きしめ合い、互いの筋肉を愛撫する。 美しく、力強く、気持ちいい肉体を全身で味わい続ける。 汗の匂いすらも愛おしく、ひたすらに濃厚な筋肉の宴は体力の尽きるまで続いた。 この日、街に住む少女たちの身体がみな一夜にして圧倒的な筋肉へと変わった。 彼女たちにとって、最高の贈り物だったことは言うまでもない。 (了)

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