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ふたけっとで頒布されたシーメール合同誌に寄稿したssです。 代わり映えのない一日が終わり、眠りについていた真夜中。 「ん……?」 妙な気配というか息苦しさに目が覚めた。何かがズシリと身体の上に乗っているような圧迫感がある。 眠気で重いまぶたを無理やり開くと―― 「あ、起きた?」 「っ!?」 俺の腹あたりにまたがり、覗き込んでいる人影がいた。 驚きと共に、頭の中にかかっていた靄が一気に晴れていく。 「こんばんは~♪」 動揺する俺に向けてマイペースに挨拶してくる侵入者。 独り暮らしで部屋に入ってくる奴に心当たりなんてないし、そもそもシルエットが人間のそれじゃない。 背中からコウモリような羽が一対、腰と尻の境目あたりからは尻尾も伸びて、どちらもゆったりと揺れている。衣装は黒いビキニのみで、全身のほどんどを晒していた。 その顔は中性的ではあるものの、この世のものとは思えないレベルの美女。 「……サキュバス?」 「せいかーい♡」 俺の呟きに、楽しそうに応じる腹の上の魔物。 淫魔なら人外かる痴女のような容姿にも説明がつく。 ……ただ、彼女の身体にはどこか妙な違和感があった。 女子にしては肩幅が広いというか、全体的に体格がガッシリしてて大きいのだ。 胸は片方だけでも顔より大きく、ビキニのような衣装から乳輪がはみ出している。肩幅がある分だけ胸板も広く、ついている肉の量は相当なものだろう。 尻も負けないボリュームで、俺の身体の上でむっちりとたわんでいる。腰は括れているが、細いというよりは肉の詰まった印象の方が強い。 やけに性的なパーツが強調された肢体、しかし体格ゆえか腕や太腿はうっすらと筋肉の陰影が浮かび上がっている。 全体的に筋肉の上に柔らかそうな脂肪が乗っていて、スレンダーでないが抱き心地はよさそうだ。そういう意味では、淫魔と呼ぶに相応しい身体つきかもしれない。ただ…… 「……それは何なんだよ」 視線を下げていくうちに見つけた違和感の正体。 股間を覆う面積の少ない布地をモッコリと押し上げる、男の象徴だった。サオと玉の輪郭が浮き上がってしまうサイズ。 「あ、これ? ボク、サキュバスだけどシーメールなんだよね」 あっけらかんと返してくる彼女、もとい彼。 それならインキュバスが正しいんじゃ……とは思ったが、男の精を絞りにきてるんだからサキュバスなのかもしれない。 「おにーさん美味しそうだし、精をもらいに来ちゃった♪」 性別なんて関係ないとばかりに舌なめずりする淫魔。 襲われている、俺は自分の状況をようやく理解した。 だがマウントを取られてる状況では分かっていても逃げられない。それに、どうしてか抵抗する気力が湧かないのだ。 むしろ俺の股間はこれから起きることを期待するように固くなっていた。 「ボクの身体で興奮してくれてるんだよね、嬉しいな~♪」 器用に身体を反転させて、手際よく俺の下着をはいでいく。 すでにガチガチに固くなった俺のペニスが、ひんやりとした部屋の空気に晒された。 「いい匂い……♡」 ごちそうを目の前にした子供のように目を輝かせながら、スンスンと匂いを嗅ぎ始めるシーメール淫魔。 俺の胸元にのしかかった巨尻が目の前で揺れている。 「じゃあ、このケツマンコにザーメンもらうね♡」 自らの尻たぶに両手をあて、見せつけるように開いてくる。 中心にある肉孔は縦に割れつつ腸液らしき透明な液で濡れぼそり、奥にみえるピンク色の粘膜が物欲しそうにヒクヒクと小刻みに震えている。その様子は本物の女性器のような……むしろそれ以上に淫靡なもので。 騎乗位の体勢で向き直った淫魔は俺の亀頭に尻肉をあてがい、そのまま一気に腰を降ろした。 グブブ……ッ! 「あはぁっ♡」 平均的なサイズの俺のペニスがあっさりと飲み込まれる。 肉棒を柔らかく受け止めた淫魔のアナルは、快感を与えるようにうねりつつヒダを絡ませてくる。 パチュッ、ヌチュッ、クチュ……! 腰を上下させるたび、尻肉と下腹部がぶつかって一定のリズムで音が響く。そして淫魔のデカ乳がブルンブルン揺れる。 股間の膨らみを除けば極上の美女とヤっているような……いや、むしろ男だという倒錯感さえも興奮に拍車をかけている。 限界に達するのに時間は掛からなかった。 ドプッ、ドプッ、ビュルルゥ……ッ! 「あはっ、ザーメンきたぁ♡」 いつも以上に熱く固くなった肉棒が精を噴き出した。 サキュバスのアナルは生き物のようにうねり、吐き出された精液を一滴も残さず搾り取ろうとしてくる。 俺がイったのと同時に淫魔も大きい胸ごと抱きすくめながら背中を反らし、ビクビクと身体を震わせながら絶頂する。 「ふあぁ……♡ やっぱメスイキってサイコー♡」 うっすらと汗ばんだその身体は、サキュバスらしい怪しい魅力を解き放っていた。 射精したばかりのペニスがまた熱くなってくるが、このまま性欲に呑まれていくのは危険だと本能が訴えている。 「そろそろどいてくれるか?」 理性をフル動員しながら声を掛ける。サキュバスというくらいだし一発じゃダメかもしれないけど、満足すれば帰ってくれるだろう、そんな楽観がどこかにあった。 しかし―― 「ヤダ」 淫魔は俺の上から動くことはなく、むしろ両脚でガッチリと抱え込んできた。ニヤリと浮かべる笑みは、魔性のそれ。 「おにーさん気に入っちゃった。もう逃がさないよ」 おそらく自分は人外の存在というものを甘くみていたのだ。 こいつに目をつけられたときから、俺に選択肢なんてなかったんだろうけど。 ムニュ、グニッ、タプッ…… 「次はこうして……んっ♡」 淫魔はマウントを取ったまま、自らの爆乳を揉み始めた。 柔らかな乳肉に沈み込んだ両手は徐々に先端へと移動していき、指よりも太い乳首を摘み上げた瞬間――  プシャァッ! 「うわっ……っぷ!」 白い液体がシャワーのように噴き出した。止まりそうのない放水は、そのまま俺の身体を白く浸していく。 予想外のことに反応できず、口の中にまで入ってしまった。辺りを満たすミルクの匂いと口腔に広がる甘さ。 母乳をぶっかけられたのだと、少し遅れて理解する。 「もっと一緒にエッチなことして過ごそ♡」 そのままのしかかってくるシーメール淫魔。 母乳の上を滑りながらムニムニと爆乳が押し付けられる。 全身に淫魔の柔肉が、滑らかな肌がミルクをローション代わりにして擦り付けられる。 「あぅ、ちょっと、やめ……っ!」  全身が快感に包まれていく、特に胸が熱くてたまらない。 胸板をみるとプックリと膨らんだ乳首を中心に、柔らかそうな肉がお椀のように盛り上がっていた。 まるで女性の乳房のような―― 「お、俺の胸がっ!?」 「魔力いっぱいの雄ミルクだもん、もっとエッチになるよ♡」 ムクッ、ムククッ、ムチィ! 爆乳を押し返すように、みるみると俺の胸が膨らんでいく。 幻覚だと思いたくなる光景、しかし肥大化した乳肉は自分の身体の一部だと主張するようにたわむ感覚を伝えてくる。 ミルクをトプトプと溢しながらの乳合わせ、鏡餅のようにむっちりと形を歪ませるう4つの乳鞠。 「うん、このぐらいでいいかな」 満足したのか身体を離す淫魔。 「一体どうなって……うわっ!」 ダプンッ マウントから解放された俺は起き上がろうとしたものの、 肩にかかる重さでバランスを崩し、前に倒れかけた。 両手で支えつつ胸元をみると、スイカを二つ抱えたような乳が鎖骨の下から大きくカーブ描いき、視界を埋め尽くしていた。 呼吸をするたびにゆっくりと上下し、身じろぎに反応してフルフルと揺れる肌色の塊。 「おっきくなったね~♪」 ムニッ 「ひゃん!」 愉しそうな声とともに淫魔の両手が俺の爆乳を揉みしだく。 指が沈みこんだ途端に敏感になった肌が、その内側に詰まった柔肉が、未知の快感を滲ませる。 変化は胸だけじゃなく母乳で濡れた全身に及んでいた。 尻は重いし、手足はスラリと細い。ウエストも括れができ、全身が柔らかな脂肪に覆われて輪郭が丸みを帯びている。 喉から漏れる声も変声期前のような高さになっている。母乳を飲んでしまったせいだろう。 「じゃあ次はボクが挿れる番ね」 淫魔は呆然とする俺を四つん這いに組み伏せ、その上から覆いかぶさるようにのしかかってきた。 胸がシーツの上でたわみ、乳首が擦れてジンジンと痺れる。 「ケツマンコもいいけど、こっちもすごく気持ちいいんだよ♪」 見せつけるようにまろび出された巨根は、俺の逸物より2回りは太く長く、ギンギンに力強く屹立していた。 ムワリとした匂いを嗅ぐたびケツマンコが疼いて……って何を考えてるんだ俺!? 「もうシーメールの身体になりかけてるからね、おちんおちんを見て発情するは仕方ないよ」 こちらの動揺を見透かすようにニヤニヤと語る淫魔。 畳みかけるように菊門に亀頭があてがわれ、そして―― ズブゥッ! 「ひゃあぁぁ!?」 一気に熱くて固いモノが押し込まれた。挿れたことなど一度もないのに、メス化しつつあるアナルは痛むことなく巨根を受け入れてしまう。おくれて下腹部から快感が押し寄せてきた。 「処女ケツマンコ、締まっててすっごく気持ちいいよ♡」 「んぅっ、うあっ、ひゃぅ!」 ピストンされるたび、尻肉がブルブル震えながら重さを増し、太腿も重く揺れる肉の感覚がまとわりついていく。 「いやっ、もうイっちゃうぅ!」 「イっちゃえ、メスイキしちゃえ♡」 すでに少年のようだった声が、さらに甘く艶を帯びていく。 アナルから溢れだした快感が全身に広がっていく。 初めての圧倒的な快感によがることしかできない。心臓がドクドク脈打ち、限界が近いことは身体で感じていた。 「射精るよっ、ボクのサキュバスザーメン受け止めて……っ!」 ドプッ、ビュルッ、ドピュルルルル……ッ! アナルの最奥に熱い塊がが叩き込まれる。 「あっ、やぁっ……ふあぁぁっ♡」  水風船が破裂るすように、俺の身体はメスイキを迎えた。 ケツマンコだけじゃない、お尻も、胸も、全身が性感帯になったみたいに甘い痺れがビリビリと渦巻いている。 視界が白く染まって、全身の快感とケツマンコの熱いザーメンの感覚だけが鋭敏に感じ取れる。 変わっていく身体ごと、頭の中まで塗り替えられていく。 幸せに包まれながら、俺の意識はここで途切れた。 「あ、起きた?」 「ふぁ……?」 声を掛けられて、ゆっくりと起き上がる「私」。 お尻を突きあげたまま、ちょっと気を失ってたみたい。 抱えきれないサイズのおっぱいと、むっちりとしたヒップと太腿。骨格をほとんど変わってないけれど、余計な筋肉や脂肪がなくなって括れた腰。 股間の方はむしろ大きくなって、ケツマンコを犯すのもすっごく気持ちよくできそう。 これがシーメールの身体……♡ 「かわいい~♡」 自分を眺めていると、サキュバスが……この身体に変えてくれたお姉さまが抱きついてきた。 おっぱいとペニスがぶつかり合って、それだけで快感と一緒に母乳と先走りが溢れだしちゃう♡ 「もっと気持ちいいこと沢山しよっか♪」 「……はい♡」  これから、もっともっとエッチなシーメールになろう。 私はそう心に誓いながら抱き返し、唇を重ねた。 この日、1人の青年が消息を絶った。 それ以降、一帯を中心にシーメールなサキュバスの姉妹が現れ、女性よりもメスらしい身体で精を搾り取る……まことしやかにそんな噂が流れたが、真偽のほどは不明である。 ただ、シーメールフェチが増えたことだけは確からしい。 (了)

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