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「……流石にさ、ごまかしきれなくなってきたんだけど」 「そうだなぁ」 一週間ほど経って、マコトの身長が2メートルの大台を超えようかというところで拓海と話をすることになった。 身長が頭一つ抜けてしまうため、どうしても注目を集めてしまう。筋肉は男よりもついて、力を抜いていてもボコボコとした隆起が目に入る。 一番はズボンを破りそうなほどに膨れる逸物。下の袋もその中身も、膝に届くようなサイズまでパンパンに成長していた。布をイジリながら見えないようにしてきたが、街の外に出いる今などは外気にさらけ出している。 「戻せねぇんならさ、お願いがあるんだけど」 「うん?」 「拓海のチンポ、あたしのここにぶちこんでくれねぇか?」 もう限界なんだよ、と雌の顔で見せつける股の間から透明な液がゴポゴポと溢れだしていた。 「こんだけ身体が強くなれば大丈夫か」 事務所でも挿れられる相手は少ないし拓海自身もセーブしてきたが、成長してきたマコトの身体なら壊れないだろうと判断した。ズボンを脱ぎ去った拓海は寝転がるマコトの足を掴んで、亀頭をあてがう。 「念のため聞くけど、いいんだな?」 「あぁ、拓海のふたなりザーメンを膣内に注いでほしいっ……!」 欲しくてたまらないと腰を振るマコトに興奮して、拓海の鈴口から我慢汁が垂れる。 「分かった。挿れるぞ」 ズブブブブブッ……! トロトロに濡れきったマコトの割れ目に、拓海の逸物が入っていく。いつもよりゆっくりと、具合を確かめるように突きこんでいく。 「痛くねぇか?」 「ああ、大丈夫だ……っ!?」 最初は何とか耐えられたものの、中太りした拓海の爆根がマコトの中を押し広げていく。苦しさと、その何倍もの快感。マコトの身体が反射的に締め付けても、拓海の怪力とチンポがおかまいなしに突き進む。竿の中ほどまで入ったが、マコトの腹は外からみても亀頭が分かるほどに盛り上がっていた。 「動くぞっ!」 「あぁっ、んあっ、やあぁっ!?」 ゴリュゴリュと、マコトの体内を削るようにしてペニスが前後する。肉棘が的確にマコトの体内に快感を生み出しているのだが、それを味わう余裕はマコトにはない。 拓海はオナホのようにマコトを持ち上げて上下させながら、ペニスに溜まる熱を感じた。 「射精るぞっ、アタシの中出し……受け止めろォ!!」 ゴビュル、グビュルルル、ボビュルルルルル……! 腹の中から音が聞こえる、物凄い勢いのふたなりザーメンがマコトに注ぎ込まれる。 マコトの腹が大きく膨れ上がるが、強靭な腹筋がボテ腹程度で押しこめた。 「……はぁ♡」 「すげぇ気持ちよかったっぜ」 ズルリと引き抜かれる拓海のふたなりチンポ。あまりの快感に気を失ってしまい、仰向けに横たわるマコト。しかしマコトの中からザーメンが溢れだすこはなかった。まるで身体が勝手に出口を締めているかのように。 ザーメンが大量に詰まっているはずの腹が、みるみるうちにしぼんでいく。 「……ん?」 拓海がそれをいぶかしむ間に、マコトの身体に変化が現れた。 メリッ、ムキッ、ビキキ…… 筋肉が膨れ上がる。背が伸びていく、全身が大きくなっていく。筋肉一つ一つがハッキリと見えるほどにその存在を主張して、装甲のように全身を覆う。 ペニスもムクムクと膨らみ、勃起したままサイズを増していく。頭と同じ位置にきたところで肥大化は止まった。 大量のふたなりザーメンを糧にして、マコトの肉体が「完成」していく。 筋肉の肥大と成長が止まってしばらくして、気を失っていたマコトが目を覚ました。 「ん、あたしの身体……」 立ち上がると、ズシッと地面が揺れた。 首を下に向けると、豊満なバストで足元がみえない。肌色で埋め尽くされた下半分の視界、その根元は大胸筋で盛り上がり、固い谷間が形成されている。 腕を持ち上げてみると、自分の顔ぐらいの大きさに筋肉で膨れ上がった二の腕が目の前にくる。肩はそれ以上にデカく固い山がせり上がっていた。 拓海にしか見えていなかったが、背中は広くぶ厚い筋肉で覆われ、腕を動かすたびその山と谷がうごめく。 腹筋はボコボコと割れつつ胴を引き締めていたが、それぞれが厚く成長したためくびれというよりも力強く張りだしている印象を受ける。 太ももは筋肉がこれでもかと肥大した影響で胴体と同じくらいのサイズに成長した。つけ根よりも中ほどの方が圧倒的に筋肉で太くなっている。膝から下はふくらはぎの筋肉でふたたび大きく膨れ上がり、強靭さを主張している。 拓海と違ってズル剥けのふたなりチンポは、カリが大きく突き出てまるでカエシのように反り返っている。性質は違うが、ユニット仲間である松永涼のそれを連想させた。 亀頭だけでも十分にデカいのに、その中ほどはその2倍ちかくの太さを誇っている。ウネウネと走る血管が絶えず固さを維持し続け、雄としての力強さと凶悪さを視覚的にも主張していた。 その下ではバランスボール大の袋の中で、大玉スイカのように成長した2つの玉がゴロゴロと音を立てて精子を作り続けている。 マコトの身体は、拓海とそっくりな肉体になっていた。 「すげぇことになってんな、あたし」 拓海と向き合うとマコトの目線はほぼ同じ高さにある。鏡を見ているような不思議な感覚になりながらも、拓海は動揺を抑えつつ口を開く。 「なんか……ゴメンな、理屈は分かんねぇけど、アタシのせいなのは間違いないわ」 「いいよ、何となくたけど予想ついてたし。それに――」 ニカッとマコトは快活に笑って続ける。 「この身体、拓海だって嫌いじゃないだろ?」 嬉しそうに、楽しそうに話すマコトに、変わってしまった後悔は感じられなかった。 「……ありがとな」 「ったくよぉ、とんだヤツを拾っちまったもんだぜ♪」 拓海と同じ身体になれた、そんな嬉しさで一杯になっている。 「ま、こんなことになっちまったし、あたしの希望くらいは聞いてほしいけどな」 「アタシにできることなら聞くぜ?」 少しだけ顔を赤らめながら、拓海に抱きつく。 ふたなりとして生まれ変わって初めてのお願いを。 「この身体で、拓海とヤりたい」 熱い肉の感触と、ぶつかり合うペニス。身体の底から湧き上がる性欲と、それに負けない肉体。抱き合った二人の性欲が混じりあうように、本能がお互いを求めている。 「そうだな、ヤるか♪」 拓海の一言で、互いのリミッターが外れた。 バズンッ!バズンッ! 筋肉どうしがぶつかり合う音が野原に響く。一糸まとわぬ巨体がまぐわうさまは圧巻だが、街から離れたこの場所が誰かに見られることはなかった。……本人たちは視線など気にしてないだろうが。 マコトの爆根が拓海の秘裂を穿つ。筋肉で締まったそこはマコトのチンポを力強く締め付ける、最高の肉孔だった。拓海もここまで強く太く膣内を刺激してくれる相手は初めてで、思わず雌としての欲望が溢れだす。 本気を出しあえる相手に、2人の全身が悦びの熱を放った。 マコトが挿入したまま拓海にのしかかる。 筋肉と脂肪で厚い胸が合わさり、全身がなんともいえぬ肉感で包まれる。腕も足も腹筋も、相手の熱と汗が伝わってくる。肌を擦り合わせるだけでも気持よくなってくる、そんな肉体。 目の前にある相手の顔、そのすぐ下ではバランスボールが4つひしめき合って中心に拓海の爆根がある。2人がかりのパイズリ、圧倒的な快感に拓海のペニスもムクムクと限界まで肥大する。ダブンダブンと胸と肉棒がぶつかり合いながら、双方に快感を生み出していた。 腰を動かすたび、マコトの玉と拓海の玉がベチンベチンとぶつかり合う。柔らかくも中身の詰まった袋同士がぶつかる衝撃は玉に直接届き、ギュギュルルルルル……と精子を増産してさらに張りつめる。 マコトは腰を動かすスピードを上げながら、目の前にある拓海の亀頭をトドメとばかりに咥えこんだ。ピストンするたび、顔も上下して刺激を与え続ける。鼻で息をするたび、フェロモンにまみれた肉棒の熱気を吸いこんで脳がイキそうになる。 互いのチンポの快感によがりながら相手のチンポを責めて、自分のチンポも責められる。全身が快感にまみれ、その興奮がチンポに溜まっていく。熱く重い疼きが、互いのふたなりチンポの根元で爆発しそうな圧力を放ちはじめた。 「あたしもっ、限界っ……!!!」 「アタシもだよっ……射精るっ!!?」 過去最大の性欲のマグマが塊になってこみ上げてくる。自分でも見たことないサイズに膨れ上がったふたなりチンポが、間欠泉のように中身を噴きあげた。 「「本気射精イクぅぅううう!!!!!」」 ゴビュビュビュギュルギュギュギュギュルルゥゥゥゥルルルルルルルルルル!!! ボッビュゥゥゥゥゥビュビュビュビュルルルルルゥゥゥゥウウウウウ!!!! 「おっほおおおうぉぉぉおおおおお!!!!!」 「んっぶぶふぉおおおううぅううう!!!!!」 ビュビュルルルブルルゥルルルルゥゥウウウウウゥゥウウウウウウウウウ!!ゴブルルルルルルウルウウウウウウウウ!!!バビュウウウウウウゥゥゥゥゥウウウウルルルルル………… 互いの膣内と口内に注ぎ込まれるふたなりザーメン。噴き出すのも、受け入れるのも、あまりにも甘美な快感で蕩けながら酔いしれる。身体は勝手にもっと搾り取ろうとチンポをしごきあげ、腰が勝手に上下する。 拓海はマコトの口内から引き抜いて、に白濁を噴き出しながら欲望のままに膣内にも注ぎ込み、マコトも拓海の顔にぶっかけながら口内へも注ぎ込む。 身体の中も外もザーメン漬けにして、それでも性欲のままに互いを貪る。 ザーメンを噴き出すチンポはそのままに、くんずほぐれつ責めて責められ、欲望の限りを尽くして交わり合う。 二人の本気射精の宴は、治まることなく30分以上続いた。 辺り一面に白いゼリーがまき散らされたその中心で、脱力して寝転がる二人。 「すっげえよかったぜ、マコト」 「ああ、拓海のも最高だった……♡」 満足げに並んで笑い合う。 全力でヤりたいようにヤりあえる相手がいる。それだけで二人は幸せになれた。 「……ん?」 ふと唐突に、拓海の周りを光が取り囲む。どこか機械じみた光は、拓海にとってどこか見覚えがあるものだった。 「拓海?これって……」 「ああ、うちの奴らが迎えに来てくれたのかもしれねーな」 晶葉の機械の光だ、直感だが間違いなくそうだと拓海は確信した。おそらく間違えて飛ばしてしまった拓海の存在を、ようやく探し当てたのだろう。これで帰ることができる、そんな嬉しさがある反面、目の前の相手を残す名残惜しさもあった。 「そんな……」 「アタシが勝手にジャマしてきたんだ。もとの世界に帰るのは仕方ねぇだろ?」 あまりにも突然のことで、マコトの頭が追いつかない。もちろん拓海が元いた場所に帰るのは自然だと分かっていたが、あまりにも突然だった。 「じゃあなマコト、楽しかったぜ」 白い光に包まれていく拓海、その全身がかき消えていく。 この方がいいんだ、そう理解はしていた。交わることのない二人が行き会った方がおかしかったのだ。……でも。 身体が、本能が、目の前から消えゆく相手を欲している。 「ちょっと待てよ!」 マコトは衝動のままに、光の渦の中へ飛び込んだ。 「なんとか事務所に戻せたのはよかったが……拓海、彼女はどうした?」 拓海の所属する事務所、巨大な機械が置かれた部屋で、晶葉はカプセルのような部分に現れた人影を見ていていた。裸の拓海に抱きつく巨体の少女――マコトを見ながら質問する。 「あー、ついて来ちまった」 拓海はというと、気まずそうに頭をボリボリとかいた後、端的に答える。そっけない表現にムッとしたのか、マコトは拓海に抱きついたまま食って掛かった。 「あれでサヨナラとか無責任すぎんだろ。あたしをこんなんにした責任、とってくれよな!」 なんとなくだが事情を察した晶葉は、大きくため息をついた。 「……仕方ない、テレポート先はあの座標に固定しておこう。拓海、アフターケアは大事だぞ」 「ちょ、そんなんじゃねぇって!」 「あたしをザーメン漬けにして、ヤりまくって、こんな身体にしたナニが違うって?」 「うぐ……」 流石の拓海も言い返せない。 マコトは満面の笑みを浮かべて、拓海に告げた。 「よし、決まり!おまえはあたしの傍に、ずっといること!」 (了)

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