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1年前のクリスマスに勢いで書きあげた短編です。 すごい人を選びそうな内容なので注意(念のため) 12月24日から25日にかけての聖夜、深夜2時。 いい子もサンタの正体を確かめようと夜更かしを図る子も、寝静まった時間。 とはいえ大人はその限りではなく、布団にもぐっても眠りにつけずひとり悶々とする者だっているのだ。 「あー、クリスマスとかいらないってのに」 そう呟く青年はひとり暮らし。彼女もいないまま大学を過ごしつつ、今日もアパートで寂しく寝ようとしていた。目が覚めればいつも通りの朝がくるはずなのだが、妙に目が冴えて眠れない。ぼーっと暗闇を眺めたり、リア充への恨みつらみを呟いたりしていると―― ガララッ! 唐突に、窓が開く音がした。首を傾けると、寝室のカーテンを掛けた窓に人影が写っている。 (ど、泥棒!?) 全身が一気に緊張して、恐怖が身体を震えさせる。月明りごしにカーテンに映った人影は、手を布にかけてめくり…… 「メリークリスマス♪」 挨拶代わりに祝ってきた。突拍子もない展開に青年はフリーズする。 「……へ?」 「もう、ノリ悪いわね」 カーテンが明けられ月光に照らされるその顔は、息をのむほどの美貌。 濃紺の髪に切れ長の瞳、美人という概念を体現したような存在に、青年は見覚えがあった。 「は、速水奏……!?」 「あら嬉しいわ、私のこと知ってくれてるだなんて」 微笑をたたえる少女は、人気沸騰中のアイドルだった。ミニスカートにへそ出しのサンタ服を身にまとって、目の前に立っている。夢のようなシチュエーションだが、それを喜べる余裕はまったくない。 「それで、一体どういう……ドッキリか何かか?」 「完全にプライベートよ、貴方が起きてるのは予想外だったけど」 訳も分からず、奏を見つめることしかできない。 「プレゼントをね、送ってるの。私の気に入った、ソロの男の子に」 手口がヤバい気はするが、青年はわずかに嬉しいという感情が浮かんできていた。こんな美女に選ばれた、それだけで男は幸せになれる。 「そう……今からプレゼントを渡すから、受け取ってちょうだい」 そう言って奏はミニスカの下からパンツを降ろした。直後、バルンッと巨大な袋と棒が降りてくる。 「…………へ?」 「このふたなりちんぽで、貴方にザーメンを贈ってあげるわ♪」 美少女の雰囲気は消え去り、獰猛な肉食獣のように舌なめずりをする奏。 思考が追いつく前に抑え込まれ、恐怖が青年の背筋を這い上がる。 「うわあぁっ………むぐっ……」 「叫んだら、他の部屋の人達が起きちゃうじゃない。今日は性夜なんだから、迷惑かけじゃダメよ」 怪しく微笑みながら、ぶっとい肉棒が鎌首をもたげながら勃起していく。 手際よく服を脱がされて裸になった青年は、寒さと恐怖にふるえていた。 「そんなに怖がらなくても……プレゼントをあげるだけじゃない」 「いや、そんなのいらないから……っ!」 その言葉が気に障ったのか、奏の眉がゆがんだ。 「……そう。折角のプレゼントだし手加減してあげようと思ったけど、やめたわ」 息を吐く青年に、宣告する。 「全力で中出しするから」 「ひっ!?」 先走りでヌルヌルに濡れたペニスが、前戯も何もなく強引に彼のアナルに挿入された。 「あがっ……!?」 「あら、結構すんなり入るのね。もしかして淫乱かしら?」 そのままグッポグッポとピストンする。比較的早漏な彼女はすぐに達した。 「いくうっ、ザーメン射精しちゃうぅぅ!!」 ドブブブブブッッツッツ! ホースのような放水が彼の中に放たれた。 「あぐっ、ああっ……うやぁぁ……」 青年はあまりの衝撃の連続に、悶えることしかできない。 腹が風船のように膨らんだところで、長い射精はおさまった。 「……ふぅ、一発目はこれでおわり。プレゼントならこれで十分だけど――」 ギラリ、と金色の瞳が輝く。 「徹底的に堕としてあげるわ。サンタの贈り物を喜べない悪い子だもの」 「…………!」 手でしごきあげたふたなりペニスはあっという間に固さを取り戻し、下に有る金玉はギュルギュルと音を立てながら精液を生産していく。 「ぶっかけでいっくうううっっ!!」 どびゅるるるるる…… ふたなりザーメンのシャワーが彼の全身に降り注ぐ。その臭いと熱に全身を犯されてしまい、頭が働かなくなっていく。 「気持ちいいでしょ?もっと犯してあげるから覚悟しなさい」 「…………」 反応することもできない。しかし青年は、ひとつだけ理解した。自分の人生は、この聖夜を境に大きく変えられてしまうのだと。 朝日が差しこもうとする直前の、薄明りが窓からもれてくる。 「あら、もう時間ね。愉しかったわよ、また機会があったら会いましょ」 ズルリとペニスを引き抜いて、窓から去っていく奏。それを目で追うことしか青年にはできなかった。 「……あ、う……」 全身を白濁で染め上げられ、アナルも口の中も、どこもかしこも精液まみれになっていた。 そして、贈り物の影響はすでに出始めていた。 「あ……あぁ……♡」 アナルが疼く。口が熱い。肌がザーメンに反応するように気持いい。自然と両手はふたなりザーメンを全身に擦りこみながら、口へ運んでなめとっていた。 吸収されはじめた精液は彼の身体を内側から作り変え、わずかに丸みを帯びた身体ができつつある。これからメスに変わっていくのは間違いなかった。 しばらく恍惚としていたが、精液には限りがある。次第に残された白濁だけでは物足りなくなっていった。 「もっと、もっとほしいっ……!」 身体をくねらせているうちに、一枚の紙きれが視界に入る。手に取ると、奏のキスマークと共に住所が記されていた。 そこはふたなりアイドル達の休憩室……つまりヤり部屋なのだが、彼はまだ知らない。いや、むしろ喜ばしいことかもしれないが。 ふらふらと誘われるように、彼は部屋を後にした。彼のその後は、アイドル達しか知らないことである。 気まぐれなサンタの贈り物で、彼は大量のザーメンとメスの身体を手に入れた。 ……失う者は大きかったが、今の彼は沢山の悦びを貰えて幸せらしい。 (了)

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