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「おいっ、一体何をする気だっ!?」


 ある日のこと。マイルームに女性の叫び声がこだました。

 叫声の主はカイニスだ。彼女はマシュに羽交い締めにされ、身動きが取れなくなっていた。


「ごめんなさい、カイニスさんっ! これも大事な儀式なんです!」


 申し訳無さそうにカイニスを制圧するマシュだが、そこに一切の手心はなかった。

 彼女は嫌々やっているわけではない。確固たる意思を持って事に及んでいるのだ。


「カイニスさんは先輩のサーヴァントになりましたから、任務先でカルデアからの魔力供給が途切れた時のために、先輩と魔力供給の演習をしてもらいます」

「それってつまり、こいつと交尾しろってことだろっ!? そんなことしなくてもオレは平気だ!」

「そう言われましても、これは儀式のようなもので大切なことなんですよっ……!」

「それくらいでいいよ、マシュ。そろそろ始めよう」


 マシュの説得に応じることなく、カイニスは怒りに任せて叫んでいる。

 このままでは埒が明かない。そこで立香は最終手段にして強硬手段に出る。


「……令呪を持って命ずる。カイニス、発情しろ!」

「うぅっ……!」


 立香が令呪を使うと、カイニスはうめき声を上げ頬を赤らめる。

 肉体の奥から沸々とこみ上げる火照りに困惑しているのだろう。


「カイニス、身体の調子はどうだ?」

「……へへっ、令呪がどうした。その程度の命令で、オレが発情してマスターに飛びつくと思ってるのか? こんなのちょっと身体が熱くなっただけじゃねぇか」


 立香の令呪にそこまでの強制力はない。

 カイニスの肉体や精神に劇的な変化はなく、彼女が言うようにあくまで『ちょっとその気になってきた』程度の変動である。

 だがそれでいい。その程度で十分なのだ。

 彼の実力ならば、その程度の取っ掛かりさえあれば攻略することができる。

 百戦錬磨の経験が彼の背中を心強く支えていた。


「カイニス、始めるよ」

「えぇっ、それはっ……!?」


 いよいよ情事となり、立香はズボンを下ろし股間の封印を解く。

 顕になった逸物を見やり、カイニスは目を見開き驚愕の声を上げる。

 彼の男根は丸太のように太く大きく、摩天楼のように天高くそびえ勃っていた。


「でけぇ……人間なのに、なんでそんなにデカいんだ……?」

「先輩のおちんぽは元から大きいですけど、今は精力剤やら媚薬やらで更に強化してるんです♡」

「このチンポならカイニスを満足させてあげられるかな」


 雄々しき怒張を前にして、カイニスの目の色が明らかに変わった。

 ムラムラしたメスが巨根を目にし正気でいられるはずがない。

 カイニスの欲情を察知した立香は、彼女の前までおもむろに歩み寄り顔面に男根を近づける。


「カイニス、どうだ? エッチがしたくなってきたんじゃないか?」

「うるせぇ、そんなわけないだろ。このオレがマスターのきったねぇチンポなんかに……」


 口では拒絶の意思を示しても、肉体は正直だ。

 彼女の顔は肉欲で真っ赤に染まり、荒い息は愚息を優しくくすぐっている。

 カイニスの精神は、今や決壊寸前の堤防のよう。後一押しすれば欲望が濁流の如く流れ込んでくるであろう。

 彼女の性欲を刺激するために、立香はカイニスの顔面に陰茎を擦りつけた。


「んあっ……やめろっっ……汚いチンポを擦りつけるなっ♡」

「本当は欲情してるんだろう? そろそろ素直になったらどうだ?」

「そんなわけないだろ! こんな臭いチンポで……すんすん♡ 興奮するわけが……くんくん♡♡」


 理性と性欲の狭間で揺れ動くカイニス。だが確実に、性的欲求が心身を支配しつつあった。

 彼女は首を伸ばして男根に顔を寄せると、くんくんと亀頭の臭いを嗅ぎ始めた。

 先程までの反抗心はどこへやら。そこにいたのは、性欲溢れる一匹のメスだった。


「ふふ。カイニスさんったら、そんなに必死に臭いを嗅いじゃって。そんなに先輩のおちんぽが気になるんですか?」

「すんすん、そんなことねぇよっ♡ くんくん、臭すぎて鼻が曲がりそうだっ♡♡」


 もはや彼女の理性は風前の灯。

 今にも消えそうなプライドを守ろうとするカイニスだが、立香は彼女を追い落とすため一気呵成に攻め立てる。

 カイニスの唇に亀頭を押し当てると、そのまま腰を突き出し口内へと逸物を突き立てた。


「んぐっ、んんっ、んじゅうぅっ♡♡」

「うおっ、カイニスの口内熱いっ……!」


 唐突に始まったフェラチオに、カイニスは目を丸くする。

 予想外の強引なプレイに理解が追いついていないようだ。

 口いっぱいに肉棒を詰められ喋ることもできない彼女は、抗議のうめき声を上げることしかできなかった。


「んーっ、んぐっ、んんんっ!?」

「あらあら、先輩ってば大胆ですね♡ カイニスさんが驚いてますよ♡」

「悪いね。カイニスの口がとても魅力的に見えたから」


 まだ口内に挿入しただけだが、ペニスは至福の快感で包み込まれた。

 これだけでも温かくて気持ちいいのに、腰を振ったらどうなることだろう。

 マシュがカイニスの背中を支えているので、プレイ自体に支障はない。

 立香は欲望の赴くままに、立香はゆっくりとピストン運動を始めた。


「んぐっ、じゅぶっ、ずずっ、ずちゅうっ♡ ぐぼっ、んぶっ、ずるるっ、ぐちゅうぅっ♡♡」

「おぉっ、カイニスの口マンコ気持ちいいよっ!」


 それは立香が勝手に腰を振ってる一方的なフェラチオであったが、それでも気持ちいいことに変わりはなかった。

 荒ぶる獣欲に従って、カイニスの口内を乱暴に突いていく。

 愚息に伝わる快感もさることながら、彼女の口を制圧しているという充実感がたまらない。

 しばらくの間、立香はカイニスの口マンコの感触を楽しんだ。


「んぐっ、んぶぅっ、ぐぶっ……んはぁっ♡ オレの口を勝手に使うんじゃねぇっ!?」

「あぁ、ごめんごめん。乱暴して悪かったね」


 理性を取り戻した立香は、慌てて口内からペニスを引き抜く。

 自分としたことが、嫌がる相手につい欲望が選考してしまった。

 それでは彼女と絆を深めることはできない。

 何事も相手の心を慮って歩み寄ることが大事なのだ。


「俺はカイニスと仲良くなりたいだけなんだ」

「そんなこと言って、オレとエロいことがしたいだけだろ!」

「カイニスとエッチがしたいのは間違いないけど、カイニスにもエッチを楽しんでほしいんだ」

「オレはセックスなんかしたくねぇっ!」


 そこで立香は再度、逸物をカイニスの顔面に近づける。

 すると、カイニスは再びメスの反応を示した。


「やっ、やめろっ! チンポをオレに近づけるなっ!」

「カイニスさんは先輩のおちんぽで興奮してるんですよね♡ だって、アソコがこんなに濡れてるじゃないですか♡」


 カイニスの背後にいるマシュが、後ろから手を伸ばしてカイニスの股間に触れる。

 肉壺からは愛液がとめどなく漏れ出ており、床には小さな水たまりができていた。

 肉欲で濡れそぼった膣口を、マシュが指先で丁寧にイジる。

 マシュの愛撫を受けて、カイニスは腰をくねらせ感じていた。


「あぁっ、んあぁっ、ひあぁっ♡ んあぁっ、おまんこイジるのやめろぉっ♡♡」

「そんなこと言って、私の手で感じてますよね♡ カイニスさん、エッチな声で喘いでいますよ♡」

「うぅっ、んなぁっ、そんなことないぃっ♡ うあっ、ぐあぁっ、オレはおまんこイジられたくらいで感じてないんだぁっ♡♡」


 口ではそう言ってても、単なる強がりなのは誰の目から見ても明らかだった。

 マシュが指を弾く度に、カイニスは気持ちよさそうに卑猥な声で鳴いている。

 力ずくで抜け出そうと思えばできるのに、それをしないのは意識が完全にエッチに集中しているからだ。

 彼女の肉体は既に、セックスの準備が万端に整っているようだった。


「んあっ、ううっ、んあぁっ、やめろぉっ♡ おまんこイジりながらチンポを顔面に擦りつけてくるんじゃねぇっ♡ ふおぉっ、頭がおかしくなってくるじゃねぇぁっ♡♡」

「それはカイニスさんがエッチなことで頭がいっぱいになっているからですよ♡ カイニスさんはもっとエッチに素直になってください。そうすれば、もっと気持ちよくなりますよ♡♡」

「嫌だぁ、オレはチンポには屈しないんだぁっ♡♡」


 なけなしのプライドでなんとか持ち堪えているカイニスだが、いつ陥落してもおかしくない状況だった。

 ならば彼女の性欲を、限界ギリギリまで引き出すとしよう。立香はカイニスを落とすために次なる手に出た。


「んんっ、んあぁっ、ダメだぁっ……このままじゃあ、イッちまうぅっ……♡♡」

「マシュ、一旦手を止めるんだ」

「はい、先輩♡」

「えぇっ……」


 愛撫の手を止めると、カイニスは露骨に残念そうな顔をする。

 調教は順調だ。立香はニヤニヤしながら彼女を攻め立てる。


「おや、カイニスはもっと愛撫してほしかったのか?」

「そっ、そんなことねぇよ。不快なモンがなくなってせいせいしたくらいだ」

「元気なのは良いことだ。それじゃあ次にいこうか」

「えっ……」


 立香はカイニスをベッドに寝かせると、彼女の股を開いて肉壺を観察する。


「カイニスのおまんこ、愛液でビショビショになってるね。こんなにびしょ濡れになってるなんて、よほどマシュの愛撫が気持ちよかったんだね」

「いやぁ、そんなにアソコをジロジロ見るなぁっ……♡」

「カイニスのおまんこ綺麗だよ。これから俺がイジってあげるからね」

「何をっ……んあぁっ♡♡」


 立香は蜜壺に人差し指と中指を差し込むと、小刻みに動かし手マンを始めた。

 唯でさえマシュの愛撫で敏感になっているというのに、そこに追撃の手マンを喰らえばどうなるかは一目瞭然だ。

 立香の手マンによって、カイニスは快楽の奈落へと突き落とされた。


「あぐっ、んんっ、んあぁっ、はあぁんっ♡ やっ、やめろぉっ、おまんこイジめるんじゃねぇっ♡♡ ひぎっ、ひぐぅっ、おおっ、おまんこ熱くなっちまうぅっ♡♡」

「カイニスさん、顔が真っ赤になってますよ♡ 先輩の愛撫がよほど気持ちいいんですね♡」


 立香の高速手マンが、カイニスの敏感マンコに襲いかかる。

 腟内を勢いよく掻き回すと、彼女は愛液を撒き散らして感じてくれる。

 奥からいくらでも愛液が湧いてくるので、彼女の肉壺はスプリンクラーと化していた。

 カイニスの反応があまりに良かったので、立香は彼女のリアクションを見たいがために攻めて攻めて攻めまくった。


「ああっ、んぐっ、んあぁっ、ダメぇっ♡ おおっ、おまんこが馬鹿になってるぅっ♡ あぁっ、んあぁっ、ダメだぁっ、イッちまうよぉっ♡ マスターの手でイッちまうぅっ♡♡」

「いいや、まだイカせないよ」

「えぇっ……!?」


 カイニスがイキそうになる寸前、立香は手を止め愛撫をやめる。

 絶頂をニ度も阻まれ、カイニスは残念を通り越し絶望の表情を作っていた。


「なっ……なんで手を止めるんだ?」

「あれ、俺に愛撫されるのは嫌なんじゃなかったの?」

「そっ、そのとおりだがっ! マスターに愛撫されてもちっとも嬉しくなんかねぇぞっ!!」

「だったら何も問題ないよね。……それじゃあ手マンを再開するよ」

「オレの話を聞いてねぇだろ!」


 カイニスが落ち着いたところで手マンを再開。再び膣を攻め立てる。

 ここまできたら慣れたもので、どこをどうイジれば彼女が感じるのか手に取るように分かる。

 二度のアクメを逃し、彼女の膣はこれ以上ないほど敏感になっている。

 ちょっとした愛撫で、瞬く間に絶頂への階段を駆け上がっていく。


「んあっ、んんっ、んあぁっ、おまんこぉっ♡ 指がおまんこの中をゴシゴシ擦ってぇっ……んあぁっ、ダメだぁっ、イクぅっ……今度こそイッちまうぅっ♡♡」

「はい、ストップ」

「んあぁっ、どうしてだぁっ! なんで肝心なところで意地悪するんだぁっ!?」


 絶頂の瞬間を何度も妨害され、カイニスは涙目になって抗議する。

 こうなってしまっては、プライドも何もあったものではない。

 アクメこそが差し迫った最重要事項であり、他のことなど眼中になかった。


「頼むぅ、イカせてくれぇっ♡ イキたくてもイケなくて、頭がおかしくなりそうなんだぁっ♡♡」

「カイニスさん。そういう時は、ちゃんとした態度で頼まないとだめですよ♡」


 マシュはカイニスに股を開かせ、自分の手で膣口を顕にさせる。


「カイニスさんが本当にしてほしいことはなんですか? 手じゃなくて、先輩のおちんぽでイカせてほしいんじゃないですか? だったら、なんて頼めばいいかわかりますよね?」

「うぅっ……」


 彼女の中に残った塵のような理性では、溢れ出る欲望を抑えられなかった。

 カイニスは渋々、しかし自分の言葉で懇願する。


「おっ、お願いだぁっ♡ マスターのチンポを、オレのおまんこに打ち込んでくれぇっ♡♡」

「その言葉を待ってたよ」


 時は満ちた。文字通り手の込んだ前戯を経て、いよいよ本番セックスの時間である。

 ようやくの交尾を迎えて愚息はギンギンに漲り、挿入を今か今かと待ちわびている。

 立香はびしょ濡れの膣口に亀頭をセットし、そして勢いよく腰を突す。

 発情しきった肉壺は一切の抵抗なく陰茎を迎え入れ、立香とカイニスの交尾が始まった。

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