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「わぁ~い、夏休みです~!」


 7月。学生ならば心躍る季節である夏。一年の中で一番の長期休暇が今年もやってきた。

 夏休みを前にしたら、誰だって気分が軽くなり心が踊るものだ。

 それはアリスだって邦彦だって変わらない。特にアリスは伏木野家で迎える初めての夏休みの高揚で、今にも飛び立ちそうなほどウキウキしていた。


「うふふ、待ちに待った夏休みで嬉しそうね。アリス、夏休みにしたいことはある?」

「はい! みんなで海に行ったり山に行ったりたくさん遊びたいです!」

「はは、確かにそうだな。これまでは父さんが忙しいせいで、中々皆で遠出できなかったからな。せっかくの夏休みなんだし、時間を作って家族で遊びに出ようか」

「わぁい、楽しみです!」

「ふふ。良かったわね、アリス」


 無邪気にはしゃぐアリスほどではないが、邦彦も内心ワクワクしていた。

 アリスたちと迎える夏は、今まで体験したことない刺激的なものになる予感がするのだ。

 期待のこもった彼の予感は、色んな意味で当たることになる。

 一生記憶に残るような、刺激的すぎる灼熱の夏が始まる。



 ×××



 夏休みといっても、決して楽しいことばかりではない。

 学生たちを悩ませる宿敵といえば、夏休みの宿題である。

 小◯生であろうと高◯生であろうと、いつだって宿題は悩みの種になる。

 アリスは夏休みの宿題をどう乗り越えているのだろうか。ふと気になった邦彦は、彼女に質問することにした。


「アリスちゃんって、夏休みの宿題はどうしてるの? 一気に片付ける派? それとも毎日コツコツ片付ける派?」

「……うーんとですね、毎日少しずつやるタイプです。宿題は計画的にやりなさいってお母様の教えですので! 夏休みの宿題を一気に片付けるのはいいけど、終わらせることだけ考えているとせっかくの勉強が身にならないらしいので」

「うんうん、アリスちゃんは偉いねぇ」


 彼女のエッチな側面ばかり見ていると忘れがちだが、アリスは基本的に優等生なのだ。

 確かに彼女が夏休みだからといって遊び呆けて勉強を怠けている姿は想像できない。

 天才とエロは紙一重なのだと思い知る邦彦だった。


「そういうお兄様はどうですか?」

「僕? ははは。恥ずかしい話、夏休みの宿題は後でまとめて終わらせるタイプかなぁ。やるなら最初のうちに片付けといつも思うんだけど、ついつい後回しにしちゃうんだよね」


 こうしてみると、自分は兄として尊敬できない人間だなぁとつくづく思う。

 勉強もスポーツもできないし、人格的にも優れていない普通の少年だ。

 なぜ自分のような人間に懐いているかは分からないが、彼女の前では立派な兄を演じたいものだ。

 それが例え少女をイケない道へと誘う行為だとしても、嫌われるよりはマシなはずだ。


「特に自由研究が苦手でね。あれってやることによっては時間かかるから、後でまとめてやろうとすると苦労するんだ。アリスちゃんの宿題に自由研究はあるかな?」

「はい、ありますね」

「何をやるか決めてるの?」

「そうですね……四十八手というのに興味があるので、それを実践してみるというのは!」

「いやいやいやっ、そんなの絶対大騒ぎになるからダメっ!!」


 アリスは頭は良いが時々すごい天然だ。普通の人とは感性が違うからだろうか。

 己の好奇心を優先して常識を投げ捨てる時があるきらいがあるものの、同時に彼女の情熱は本物だ。

 扱いを間違えれば自身が火傷する危険を孕んでいる。しかし上手く使いこなせれば、彼女を一回りも二回りも成長させる着火剤になるだろう。

 全ては彼女を監督する邦彦の手腕にかかっている。アリスを正しい道へと導くのは自分の役目なのだ。


「そうですか、ダメですか……」

「エッチなことは人前で見せびらかしちゃいけないんだ。だから、自由研究はもっと別のことにしようね」

「はい、分かりました……」


 アリスは悲しそうに肩を落とすが、これも彼女のためなのだ。

 とはいえこれ以上悲しむアリスを見たくない。なので邦彦は自由研究から話題を変えることにした。


「……そうだ。アリスちゃんは夏休みに何かしたいことはあるかな? 僕にできることなら何でも手伝うよ」

「夏休みにやりたいことですか? うーん、そうですね……」


 悲哀に満ちた表情から一転、アリスの表情が好奇心でキラキラと輝き出す。

 夏休みといえば子供たちの夢と希望を叶える一大イベントだ。

 この夏にアリスがやりたいこととはなんだろう。邦彦が答えを待っていると、アリスは何かを決意するような顔で口を開いた。


「あの、その……わたし、お尻でエッチできるようになりたいんです!」

「お尻……えっ……?」


 邦彦は最初、アリスが言ってることの意味を理解できなかった。

 しかし十数秒脳内で言葉を反芻することで、発言の意味をようやく形にすることができた。


「……えぇと、つまりアリスちゃんはアナルセックスをしたいんだね?」

「はい、そうです!」

「ははぁ、なるほど……」


 彼女がなぜアナルセックスのことを知っているかは、あえて聞くまい。

 アリスはアナルセックスに興味津々のようだ。それは彼女の表情を見れば一目瞭然だ。

 邦彦はこの顔を知っている。一度でも興味を持ってしまえば最後、目的を遂行するまでアリスは止まらないだろう。

 ならば邦彦にできることはただひとつ。アリスの手綱を握りつつ、彼女の希望を叶えることだ。


「アリスちゃんがやりたいことは分かったよ。僕もアナルセックスには興味あるから、一緒に挑戦してみよう」

「はいっ、頑張りましょう!」


 そんなこんなで、邦彦とアリスの夏休みはアナルセックスに挑戦することとなった。

 なぜこんなことになってしまったか、邦彦にもよくわからない。



 ×××



 明くる日から、アリスのアナル開発が始まった。


「えーと、まずは肛門を拡張してチンポが入るようにしなくちゃいけないね」


 当たり前のことだが、肛門は本来ペニスを挿れる場所ではない。

 それをセックスのための穴にしようというのだから、入念な準備は必要不可欠だ。

 だから邦彦はいきなり本番を始めるのではなく、開発にたっぷりと時間をかけることにした。


「ためしに指を挿れてみるから、身体の力を抜いて気を楽にしてね」

「はい……」


 四つん這いになって挿入を待つアリスは、流石に緊張しているのか肉体が強張っていた。

 肛門に異物を挿れるのだから怖がっても無理はない。むしろ彼女も普通の感性があるんだなと安心したくらいだ。

 とはいえ恐怖を乗り越えなければそこに明るい未来はない。

 少女の尻穴を淫乱に仕立てるべく、邦彦はローションで濡らした指をゆっくりと挿入していく。


「んあっ、ふあぁっ、あぁんっ……!」


 人差し指の第一関節がアリスの肛門内へと埋没する。

 長さにしてたった2センチ程度だ。たがその衝撃は凄まじかったのか、彼女は苦痛で滲んだ声を上げた。


「アリスちゃん、痛いかな?」

「あうっ、んんっ……痛くはないですけど、違和感がすごくてお尻が苦しいですっ……!」


 お尻の穴は排泄するための穴であって挿入するための穴ではない。

 たった2センチだろうと違和感があるのは仕方ない。これは本番を前にできるだけ違和感や苦痛をなくすための訓練である。


「最初は違和感があると思うけど、少しずつ慣らしていこう。しばらく入口部分を解していくから、力を抜いて身を委ねてね」

「はいっ、お願いしますっ……!」


 アリスの小さな肛門は、邦彦の指を拒絶するように押し出そうとしている。

 邦彦は括約筋の力強さを感じながら、弧を描くように指を動かす。

 どんなに強固な扉も、攻略さえしてしまえばただの通路である。

 邦彦はゆっくりとゆっくりと時間をかけて肛門をほぐす。

 最初は苦痛に滲んだ喘ぎ声を出していたアリスだが、段々と声が和らいできたような気がした。


「あうっ、うぅっ、んあっ……ひあっ、あぁっ、んんぅっ……!」

「アリスちゃん、どう? まだ苦しい?」

「うぅ、まだちょっと……。ごめんなさい……」

「いいんだよ、別に。普通はお尻でエッチなんてしないんだから。少しずつ慣らしていこう」


 元々一日で本番までいこうとは考えていない。

 こういうのは反復練習で肉体に覚えさせるのが一番だ。

 アリスのアナル開発初日は、指先を挿入するだけに留めた。

 初日にしては感度は上々。彼女の今後に期待が持てる結果だった。



「んんっ、んあっ、ふあぁっ……♡」

「おぉ、今日は第三関節まで入ったよ。やっぱりアリスちゃんは飲み込みが早いね」


 アナル開発2日目。

 昨日と同じように、アリスは四つん這いになって邦彦の指を受け入れている。

 彼女の肛門は依然として固いものの、今日は指一本を難なく飲み込んでしまった。


「アリスちゃん、苦しくない?」

「まだ少し苦しいです。でもこれくらいなら我慢できます」

「そう、じゃあゆっくり動かすよ。でも無理そうならすぐに言ってね」


 アリスの反応に注意しながら、邦彦は慎重に指を動かす。

 ゆっくりと指を出し入れしたり、左右に動かし肛門を広げたり。

 邦彦の愛撫によって、彼女の肛門は徐々に心を開いてきた。

 やはりアリスにはエッチの才能がある。そのことを指に伝わる感触からひしひしと感じ取る邦彦だった。


「んんっ、ああっ、んあぁっ……うぅっ、ふあぁっ、ひあぁっ……♡♡」

「うん、いい調子だね。今日はもう少し続けたら終わりにしようか」


 いくら順調だからといって、急いては事を仕損じる。

 特に肛門はデリケートな場所だ。壊れてしまっては元も子もない。

 慎重すぎるくらい時間をかけて開発を進めるくらいが丁度いい。

 邦彦は逸る気持ちを抑えてアリスの成長を見守ることにした。



「今日はこれを使おうか」

「それは……」


 アナル開発5日目。

 この日から邦彦は新たな道具を開発に使うことにした。

 それはアナルビーズだ。大小様々なビーズが一列に並んでおり、それを肛門に挿入するアナルプレイの定番玩具だ。


「アリスちゃんのお尻はだいぶ解れてきたからね。今度はアナルビーズで拡張していこう」

「はい、分かりました!」


 やる気満々なアリスは鼻を鳴らして四つん這いになる。

 突き出した桃尻の割れ目の奥、性の快楽に目覚めつつある菊門はヒクヒクと動き何かに期待しているようであった。

 アナルの期待に応えるためにも、邦彦は全力で相手をする所存だ。

 ビーズと肛門にたっぷりとローションを塗りたくり、ビーズの先端をズブリと腸内へと挿入していく。


「ああっ、んあっ、ふあぁっ……♡」


 指の挿入で経験値は積んでいるので、先っぽのビーズは難なく挿入することができた。

 ここからひとつずつビーズが大きくなっていく。

 まずは無理のないよう、2つ目までで様子を見ることにした。


「アリスちゃん、辛くない?」

「はいっ……まだ指よりは小さいので大丈夫です」

「分かった。どんどん挿れていくから、無理だったら言ってね」


 アリスが平気そうなのでプレイを続行。ビーズを次々と挿れていく。

 3つ、4つ、5つと、肛門はビーズをぱっくりと飲み込んでいった。

 これまでじっくりと開発してきた成果が見れて上々だ。

 挿入したビーズの長さは、既に人差し指よりも長い。最長記録更新である。

 そしてプレイはここからが本番だ。5つ目までで挿入は一旦止め、続いてゆっくりとビーズを引き抜いていく。


「ああっ、んあぁっ、あぁんっ♡」


 肛門から次々と現れるビーズたち。アリスは排泄にも似た感覚を味わっているはずだ。

 これがアナルビーズの真骨頂。引き抜いたときの快感である。


「アリスちゃん、どんな感じかな?」

「おっ、お尻がぞわぞわって……変な感じがしますぅっ……♡」

「それがアナルの快感だよ。どんどん出し入れしていくから、ビーズの感触を楽しんでいこう」

「はいっ……!」


 アリスはアナルビーズに抵抗感がないようだ。

 これは良い兆候だ。それから数往復、性玩具で彼女の尻穴を開発していった。

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