推し百合の本連載が始まります。 (Pixiv Fanbox)
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お世話になっております。
同級生の推し作家に百合妄想がバレた結果、本連載が明日4/1よりスタートします!
12月から3月下旬まで原稿制作してやっと!やっと本連載です!お待たせしました!
せっかくなので2020年12月ごろやっていた短期連載の時の思い出を書いていきます!
思えば声を掛けていただいたのは2019年の末とかでした。そこから4作ぐらいネームが没ってあ~~~もうねえよ!ネタなんてねえ!!!!そんな面白人生送ってねえもん!!!!!くそお~~~!!スッカスカになって、久しぶりに再度打ち合わせすることになった前日に、「もうわからん何にも、しかし打ち合わせをするのになにもないのは悔しい」と思い、「以前似たような出だしで書いたことのある」ネタを苦し紛れに出したのが「推し百合」の冒頭4ページです。(なんかツイ4のサイトのURLがoshiyuriになってるのでこれ使っていきます)
これでゴーサインを頂いて、そこからまた野球のノックのように残りのネームを出しては直し出しては直し、ネームがやっと通っても、私は二次創作畑の人間なので、「純度100%自分の妄想」を愛することがなんとなくできませんでした。
恐らく、二次創作だと既にある魅力的なキャラクターたちは、他にも愛している人がいて、可愛い要素を共有できるから、愛することに何の疑問も持たずにいられたからだと思います。二次創作は芸能人とファン的な愛し方をしていたのかもしれません。
作画入ってもなかなか自分の思い通りにかけず、友人たちに弱音を聞いてもらいながらやっと出来上がったのが30本です。
無名の二次創作畑の人間なので、正直、人生の記念として短期連載まで作品を持って行けただけでものすごい達成感がありましたし、友人たちにやったぜ!うぇ~い!と自慢するぐらいの思い出になったかな~という心地でした。
今見返すと作画も甘いし、そこにこの色を入れる意味が分からん!という箇所がたくさんある30本です。
でも読んでくれる人が反応してくれて、「ジュリちゃん」「西園寺さん」「立花さん」「ロミ先生」と各々呼んでくれたり、ボケに突っ込んだりデフォルメ可愛い!と言ってくれたりするのがすごく不思議な気持ちでした。
だってそれは元々この世にいなかった子で、話からキャラから全部純度100%私の妄想で、ひろみとジュリなんてネームを作るときに便宜上呼びやすいからつけた仮名だったのに、私を知らない人が私の考えたキャラの話で面白かった!と言ってもらえることがものすごく嬉しかったです。
思えば適当に名前を付けたのも、短期連載さえできればいいと思ったのも、自信がなくて自己批判的で編集さんに「おもしろいですよ!」と言ってもらえても保険をかけて浮かれ過ぎないようにしていました。(さすがに話をもらった直後は浮かれましたけどね!!)
読んでくれた人がRTやいいねやコメントで応援してくれて本連載が決定して、自分が一番自分を信じられていなかったことが恥ずかしくなりました。
自分の妄想100%の世界とキャラクターの話を、私が可愛く思わないわけないんです。
伝え方が未熟なせいで話が上手くいかないこともあります。絵がいびつな日もあります。作業が鬼のように進まない時もあれば満足のいく絵が描けて友達にLINEしたりもするようになりました。
卑屈な私が自身のキャラクターを120%好きになれたのは、応援してくださった方のおかげです。本当にありがとうございます。
納得のいくまでネーム直しに付き合ってくれた編集さんもありがとうございました。確実に前より漫画が上手くなった気がします。
しめしめ上手くなった漫画で推しを描きたいぜと思ってましたが、皆さんのおかげで今の自分の頭の中で一番を占めているのは推し百合のロミジュリです。うちの子超可愛いし呼びやすくていいじゃんその名前!私がつけました!任せてよ私二次創作畑の人間だからさ!ふんわりした設定に肉付けして膨らませんの超得意だから!
自分の得意なことや今までやってきたことをやっと肯定できました。
そして今向き合っている我が子のようなキャラクター、この子たちのお話をちゃんとした決着までしっかり描いてあげることが今の私の夢です。
明日からの本連載、楽しんでいただけると嬉しいです!
以上です。