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「わぁ、すっごい臭い…。大分濃くなったねー?」 石造りの牢獄で黒猫は嬉しそうに声をあげる。嵌めごろしの窓から入り込む月明かりに照らされるその姿は衣服を身に付けず全裸で、艶のある黒い耳と尻尾の毛並みが美しく輝いていた。 半獣人、人と獣の特徴を兼ね備えた黒猫は姿は人間、しかし頭部には猫の耳、臀部には尻尾が生えた姿をしていた。その顔や四肢は白く艶やかで、黒猫らしい漆黒の背中まで伸びた長い髪、金色の目をし整った中性的な顔立ちは見るもの全てを魅了した。 そしてその目の前には屈強な肉体の馬獣人が困惑した顔で簡素なベッドへ座り足を開いていた。 彼は完全なる獣人。馬の頭部を持ち、黒い体毛に包まれ、発達した筋肉の鎧に身を包む。鬣も立派なもので同族の中では中々な男前だった。 黒猫は彼の股間へ顔を寄せスンスンと鼻を鳴らしながら自ら股間でそそり立つ肉棒を扱きあげている。 「くそ…ッ、ほんと変態なクソガキ…ッ…」 馬獣人はこの黒猫の奴隷。 元は有名な盗賊団のリーダーで、盗みの腕も、性別問わず抱く腕でも有名な人物だった。しかし、ある一件でとうとう捕まり彼の処罰を決めようと国が動く中、この黒猫がこの馬獣人を買うと申し出たのだ。 名家の跡継ぎで、国への資金提供や政治への介入をすることも出来る一族の言葉を無下に出来ず、結果として馬獣人への処罰は行われずこの黒猫の少年へと引き渡された。 「ちゃんとおしっこも、精液も…ボクのあげたお薬も毎日塗り込んでるんだね?えらいえらいっ、もっと臭くておっきいチンチンになってもらわないと…ボクのお馬さん?」 黒猫は彼を性欲発散の玩具として扱っていた。勿論、一族の者は反対する声が多数。しかし当主の息子ともなると逆らえる者はいなかった。 結果、この屋敷の牢獄に彼を閉じ込め、性癖を満たす道具へと仕上げていくことになる。 黒猫は牡の強い匂いや、逞しい肉体、巨大な性器に強く発情する性癖を持っていた。 そのため、馬獣人には毎日性器へ匂いを強くするための薬を塗り込むこと、出した尿や精液は肉棒へ塗り込むことを指示した。 結果、その匂いは常人であれば性別問わず嗅ぐだけで発情し腰砕けになるような強い香りへと成長した。 そして薬のもう1つの効果でより太く長く成長した肉棒に合わせ性欲が強まり、1日に何度も出さなければ抑え込めないようになっていった。 無論、玉袋にも薬を塗り込まれている為、大きく成長した上に精液を作り出す早さが尋常では無いほど増しており、例え全て出しきったとしても数分もすればすぐに満タンになるように変化を遂げる。 その他は罪人としてはかなりの待遇で、この場所だけは簡素で牢獄であるものの、湯に浸かることも許され、食事も満足に与えられていた。 故にここから出ることも出来ないが、そもそもこの行為さえ我慢すれば馬獣人にとっては特段悪い話でもなかったのだ。 「ねぇ?聞いてる?」 鼻を股間に押し付けながら上目使いで見つめる黒猫。どくんと肉棒が脈打つのを隠さずに、馬獣人はめんどくさそうに答えた。 「へーへー、聞いてるよ。お前の言う通りのチンポになってやっから、お前は好きなだけ嗅いでシコって楽しんでろよ…。」 普段からこんな態度だが黒猫は怒らずに笑っている。そして、唯一身に付けられた馬獣人の腰布を取るとその育てている性器を露出させる。 むわぁっと周囲の温度が僅かに高くなる様な熱気と香りを撒き散らす肉棒。血管がびきびきと浮かび、どっくんどっくんと脈打つそれは牡でも牝でもなびく様な代物。 黒猫は膝立ちになり肉棒を抱き締めそして顔の辺りに亀頭を寄せると一番強く匂う裏筋の隙間へ鼻をグッと押し込む。 瞳の中にハートを浮かべて腰を揺らすが、肉棒に抱きつき手を離すことが出来ずにもどかしそうにしていた。 はぁ、と1つ溜め息をついた馬獣人は何も言われてもいないが彼の年相応な大きなの肉棒を掴んでやる。すると黒猫は嬉しそうに腰を打ち付けその手の筒の中で皮を被せては剥いてと、亀頭を何度も露出させながら擦っていく。 幸せそうに馬の肉棒へ鼻を押し付け端正な顔を歪ませる姿は正直、馬獣人の彼も十分に興奮するものだった。 先端の鈴口からはどろりと白い精液混ざりの先走りが溢れる。こうなるともう黒猫はとろとろに仕上がってしまう。先走りが鼻に付着した瞬間、ぶびゅるるるるっと馬の手の中で達してしまう。 床へ吐き出される濃い精液。それを眺め、そのまま何度か扱き尿道へ残った精液も出させてやる。 毎日やっていることもあり、馬獣人も加減が分かるし、黒猫も何をどうしたいか言わずともしてくれる馬に満足していた。 当初、薬の効果で成長した状態のチンポから精液を思いきり出したときは大変だった。 精液を顔面で浴びた黒猫は、その濃度と匂いに完全にキまってしまい娼夫のように腰を揺らし馬獣人へ迫ってきたのだ。大声で人を呼び、黒猫を連れていかせた時には執事に何度も頭を下げられたのを覚えている。 「満足したか?変態黒猫。」 馬獣人は腰布を付け直し性器を隠すようにしベッドへ腰かければ、椅子に座ってふぅふぅと乱した息を整えている黒猫へ話しかけた。 「っ、はぁ…やっぱ、さい、こう…ッ…」 頬を赤く染めながらも笑うその様子に、馬は苦笑する。そしてごろんとベッドへ寝転ぶと脚を投げ出し、頭の後ろで手を組んで天井を見上げた。 「お前、結局いつまでこうやって遊んでんだよ。俺だって、いつかはじじいになるんだぞ?」 ポツリと呟く。そもそもこんな想像もしていなかった生活、いつ終わるかも分からない。黒猫の気分次第では明日処刑されるなんてのもあるかもしれない。 「いいじゃない。そのいつかまで、遊んでよ。」 全裸のまま、俺の肉棒の匂いを染み込ませた体で腹に跨がってきた。匂いにあてられてまだ発情してはいるが少しは落ち着いたようでこちらを見下ろしている。 その表情は、困ったような、何とも言えない顔だった。黒猫がこんな風に砕けた口調で話すのは馬にだけ、買った罪人だからなのか、それとも違うのか。それは分からないし、聞く気も馬にはなかった。 「また、明日…ね?」 「淫乱猫。ちゃんと寝ろよ?」 黒猫は彼の頬に唇を寄せると体から下りて黒いローブで体を隠す。 牢の扉を締めるといつもの挨拶、淫乱猫と言われてにへぇっと笑う笑顔を見送り馬は眠りについた。

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