残暑送り (Pixiv Fanbox)
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残暑のビーチにオスクロル、ツキミ、ルナ、セルピナの4人が集められていた。
「暑いですね~もう10月になるというのに……」
「そう!暑いのよ!」
4人を呼び出したのはキャトラである。
「水着になるのはわかるんですけど、これから何をするんですか?」
「夏追い出しパーティよ!」
「夏追い出しパーティ?」
それは夏の権現であるサマーソウルの力を奪うことで、無理やり夏を終わらせるという儀式である。
サマーソウルの持つ夏のソウルを根こそぎ搾り取ることによって、冬眠状態にさせる。そうすれば秋も来るだろうという算段だ。
4人はそのために呼ばれたのだった。
*
「待って下さい、こんなこと、聞いてません~~っ!」
一番手のオスクロルは、燃えたぎるサマーソウルのそれで背後から突き上げられていた。あまりにも熱い。まずサマーソウル自体の体温が40度近くあって、そこから生えた太い肉棒はさらなる熱を持っていた。およそ人間では考えられない高熱だが、サマーソウルの場合はこれが平熱らしい。
「熱い…熱いです~!」
オスクロルの平熱は35度くらいで少し低めだが、それよりも5度も高いものを突っ込まれるとその温度差に感覚がおかしくなってしまう。
まるで身体の内側から温泉にはいったかのようで、どんどんその熱に侵食されていくのがわかった。
パンパンと音を立ててそれが往復し、摩擦でさらなる熱を生み出す。
しかも太くて長く、比較的奥行きのあるオスクロルの腟内も、ぴったりと隙間なく埋められてしまっていた。その一番奥にある子宮の入り口が、ごつごつと乱暴に突き上げられてむちゃくちゃにされてしまう。
もう熱くて立っていられないほどだったが、さらなる熱さが襲いかかってきた。
「熱い……っ…!な、なか…にっ……!」
それは唐突にやってきた。びゅくびゅくと脈打つ律動を感じたかと思うと、まるでお湯が噴き出したかのような激しい射精が膣内で弾き出され、あっという間に膣内が満たされ、溢れ出してきた。それはやがてさらなる奥にも浸透し、熱い液体が子宮の中にも染み込んでくる。お腹の中がぽかぽかと温まって、まるで湯船でのぼせたかのように頭がボーッとしてきた。
「あ……ああ……」
もう身体に力が入らなくて、くたりと膝をつく。
「オスクロル、おつかれさんね。次はあんたよ。セルピナ」
「えええ!私なんぞが二番手とは僭越すぎます~。ささ、ルナたん、先どうぞ~」
「オスクロルさん、大丈夫かな~」
ツキミが心配そうに声を上げる。
オスクロルは力なく笑った。
元魔王といえど、生殖能力は普通に持っている。今日はとくに危険な日だった。天使との合いの子というのは非常にまずい。ましてやサマーソウルの子など絶対に孕みたくない。
だが精子は37度を越えると生存率が格段に下がるという。今はその確率にかけて、希望をかけるしかなかった。
「ひえええ~~!!」
隣では、色気のない声でセルピナが犬のように犯されてはじめたところだった。