ぬるぬるエリス(2) (Pixiv Fanbox)
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連邦の特務機関 v.o.x.に密かに招待された時は何事かと思ったが、そこでエリスから意外な接待を受けた。
ぬるぬるのルーンをつかった浴室での接待。
まだ慣れていないようで、少し動きはぎこちなかったけれど、一生懸命に頑張っている様子が微笑ましい。
発展途上の身体は包み込むほどの大きさは無かったけれど、とても柔らかくていい香りがする。唯一欠点といえば、胸に埋め込まれた宝石がたまに当たって少し痛いくらいだ。
一通り洗い終えると、エリスが上に乗ってくる。
腰をなんどかこすりつけたかと思うと、自ら導き入れるようにして、ぬるりとそれを呑み込んだ。
「あ……おお……きい……っ!」
エリスは自重をかけて一気に腰を下ろす。
裏筋がぞりぞりと撫でられるようにこすられ、強烈な刺激を感じる。狭くてぴっちりと閉じた肉孔に包まれて、拳で握りしめられるかのような強い締め付けを感じた。
そのままじっと動かないでいると、徐々に馴染んできて、お互いの体温を感じるようになる。
「えへへ、入っちゃったね。」
エリスはまだ少し辛そうだが、笑顔を見せた。その顔はまだあどけない。公称ではたしか17歳だったはずだが、実際はそれよりもずっと幼いようにも見える。まだ中等部かあるいは……。
そんな彼女が身体を張ってこういうことをしているかと思うと、背徳感がむくむくと湧き上がってきた。その幼い穴を犯し尽くしたいという欲望が満ちる。
「う、動かないで……っ」
このまま彼女が主導権を取るつもりらしい。だがこちらもずっとやられっぱなしというわけにもいかない。経験の差というのを見せつけてやる。
上に乗ったエリスをマットの上に押し倒すと、その狭い穴に再び深く突き入れた。
*
「もし、帝国と連邦が全面戦争になったら、飛行島はどっちにつくの?」
事後。お互いシャワーを浴び、さっぱりしたところで、ベッドの上でエリスはそう言った。
やっと本題が出てきたようだ。
確かに最近、帝国が大規模蜂起によって火に包まれ、その対応に忙しくあたっていた。帝国内のゴタゴタはある程度まとまってきたが、その間に他国、とりわけ連邦に与えた影響はまだ消えていない。むしろ今が勢力拡大のチャンスとばかりに帝国に進軍しようとしている連邦構成国もいくつかある。
一旦火蓋が切って落とされれば、全面戦争も避けられない状況である。
いまや帝国・連邦に次ぐ第三勢力として認知されつつある飛行島は、双方にとっても見過ごすことができない存在である。
もちろんどちらにも深く加担するつもりはなく、平和裏に抑えられるよう最大限の努力はするつもりだったが、そう簡単な話ではない。
「困った時は力になるから。」そんな曖昧な言葉で返事をした。
「絶対だよ。」
不安げにそう言う彼女を抱きしめ、優しくキスをする。
「人質だってちゃんとここにもらったんだから。」
そう言ってエリスはぺろりと舌を出し、お腹を指さした。
なるほど、エリスはいいエージェントになりそうだ。そう確信した夜だった。