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「ボールパークを作りたい?」

「そうなんです!ただのテニスコートじゃない、テニスを通じてあらゆる年代の人々が楽しく交友できる、そんな素敵なところを作りたいんです!」

ミューエは拳に力を込めて力説した。身体を取り戻したミューエが最初に願ったことがそれだった。

彼女が交渉していたのは、この街でスポーツジムを経営している会社の社長である。


「いいだろう。君のテニスプレイヤーとしての腕は評価している。14歳とは思えない、その身体にも、ね。よし、約束通り君とスポンサー契約を結ぼうじゃないか」

「ありがとうございます!」

「ただし一つだけ条件がある。君は練習や試合の時以外は、ウチのジムで働いてもらおうじゃないか。」

「わかりました!精一杯、頑張ります!」



「あの……これは一体どういった…」

「うちのジムはただ運動だけではなく、最高級の癒やしも提供する。君の仕事は、激しいトレーニングを終えて汗臭い男たちの、身体を洗って綺麗にすることだ。」

「男性をですか!?ですが、何も私の方まで裸にならなくても……」

「いいか、アスリートというのは普通より性欲が高いものなんだ。大会の時に、宿泊所で避妊具が配られているだろう?」

「あ…あれはそういう意味だったのですね。私、使い方がわからなくて……。ま、まさか、洗うだけでなく、それを使うようなことまでするのですか!?」


「安心したまえ、避妊具は使わない。うちはそれが売りだからね。サブスクリプションで一ヶ月固定料金だから、通う客は毎日だってやって来るぞ。何せ人手不足なんだ。」


ミューエのボールパーク構想は別の形で実現しようとしていた…

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