新体操(4) (Pixiv Fanbox)
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新体操(3)
ノアとの練習の次にはエクセリアとのあわせの練習がある。 三人目ともなるとさすがに疲れが出てくるが、エクセリアを一番ラストにしているのは理由がある。 彼女が一番身体の相性がいいからだ。 「はあああ……ん…っつ」 BGMに合わせてエクセリアが大きく足を上げたところに、すかさず腰をすべり込ませる。これがフィニッ...
大会前になって、ノアが急に体調を崩してしまった。
慢性的な眠気と微熱、そしてお腹が張るような痛みがあり、風邪のようにも見えるが、妊娠初期症状にも似ている。念のため今回は参加は控えるらしい。
大会まであと5日しかないが、3人の女子選手で申請しているのでどうしてもあと一人足りなくなってしまった。
そこで急遽、舞踊の特異なリーランに助っ人をお願いすることにした。
たまたま公務の長期休暇をとっている時であり、5日間だけなら手を借りられるらしい。
頼まれたら断れない性分のリーランは快諾したが、その内容については深く聞いてこなかった。
音楽の流れる部室に、リズムに合わせてパンパンと肉のぶつかりあう音が響く。
「も、もうダメです……こんなの……っ!」
もう3時間もこの練習を続けている。
なにしろ時間がない。あと4日で演目をマスターしなければならない。
他の二人は自主練習に任せるとして、ひたすらリーランとの合わせの練習に取り組むことにした。
3時間突かれ続けてどろどろになったリーランのそこは、熱く蕩けるように剛直を咥えこんでいた。
その締め付け具合は名器と言っていいほどだ。
これだけ交わり続けても体幹を崩さず体勢を保ち続けているリーランは、さすが武人として名を馳せているだけある。
だが、体力的にそろそろ限界かもしれない。何度もイキつづけて、絶頂の連鎖を迎えるようになっており、体力の消耗ペースがどんどん早くなっている。
足がガクガクと震え、そろそろ立っているのも厳しくなってきたようだ。
演目の音楽がフィナーレを迎えるので、そろそろ最後の弾を出し尽くすことにした。
どうしても出してしまうと動きのキレが落ちるので、できるだけ出さないように我慢しているが、こちらもそろそろ限界である。
「ふぁぁ……あっ!」
リーランが激しく痙攣し、絶頂に達すると同時に、こちらも溜め込んだものを一気に解き放った。
どくんっと脈打ちながら大量の精液を流し込む。
「あああッ!!」
子宮口に叩きつけられる熱い奔流を感じ、リーランは身体を大きく仰け反らせ、歓喜の声をあげた。
流石にもう立っていられないようで、音楽が終わると同時に膝をついて粗く息を吐く。
ぬるりとそれが抜けると、今日出したものが大量に逆流してくる。
三人分出す予定だったものをリーラン一人に注ぎ込んだので、もうすっかりどろどろになっている。
「全く、本当にここまでするとは、思いませんでしたよ。」
落ち着くと、少し怒ったような表情でリーランが睨んでくる。
汗ばんだ髪から立ち上るふわっとした香りは、リーランがいつもつけている香水だった。今日一日それを味わい尽くした。
「すまない……。でも今日でだいぶ仕上がってきた。明日には完成しそうな勢いだ。」
「もう、明日もやるんですか?」
そう言いながらもどこか期待しているかのような目つきだった。
「もちろん。明日も頼む。」
リーランの頭を撫でると、彼女は恥ずかしげにはにかんで見せた。
こうして抱き寄せてみると、リーランは想像以上に小柄である。
こんな小さな体で一国を背負っているのだと思うと、その器の大きさに改めて驚く。
だが今は大会に集中して、もうひと頑張りしてもらいたいと思う。
前日はソフィやエクセリアと最終調整をしなくてはならないので、リーランとの集中練習ができるのは明日と明後日の2日だけだ。
少し名残惜しげに、その身体から離れた。