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イズネが闇の王の騎士に任命されてからしばらくが経っていた。

闇の王の騎士とは、光の王のキングスクラウンと類似するもので、王の剣、また鞘として仕える存在である。

そしてもう一つの役目として、王の跡継ぎを作ることを期待される。


イズネは二番目に選ばれた騎士なのにも関わらず、未だその役目を果たせていない。他の騎士たちが続々とその身に後継者を宿しているのに、自分はまだ騎士としての仕事を務めることができていない。そういった焦りがあったのだろうか。

ここ最近は毎晩のように寝室に訪れては、王の寵愛を受けていた。


「気持ちいいですか?陛下。」

イズネはなぜか陛下という呼び方をしてくる。なんだかくすぐったい感じもするが、それが彼女の奥ゆかしさをも表していた。

だがひとたび床を共にすると、その大人しそうな顔に似合わない積極性を見せる。


すでに一度イズネの中で射精を迎えているのに、さらに求めようとして騎乗位の体勢で腰を下ろしていた。

全身を使って腰を上下させ、まるで他に人には残さないと言わんばかりに、少しでも搾り取ろうと吸い付いてくる。

「陛下……!どうか私に、慈悲をください……っ!どうか・・・」

上下運動から前後運動に変わり、のひときわ激しく腰をグラインドさせる。その動きにはたまらず二度目の絶頂を彼女の中で迎えてしまった。

「ああ……熱いです……。」

二度目ともなるとさすがに体の負担も大きい。鈍痛が芯に響くなか、やっとこれで解放されるかと思った。

だがイズネの場合はそうはいかない。彼女の持つ〈叡智共鳴〉の力のおかげで、密着している限りはイズネの持つソウルが流れ込んでくる。出したばかりだというのに、たちまちそれは硬さを取り戻し、むらむらとした性欲が湧き上げってきた。

だが精力は無限でも、精液は有限である。気持ちよさはあっても、出すものがないのだからどうしようもない。

もはやカラカラになって何も残っていないそこから更に吸い上げるべく、イズネは再び腰を下ろした。




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