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ルーンというのは万人に使える非常に便利な道具だが、あくまでも回路のようなものであり、それ単体では動かない。

必ず動力源となるエネルギーが必要であり、それはソウルとも呼ばれる。

ルーンは適切な量のソウルを流し込むことによって、初めて動作をするのである。


ただしソウルとは生体エネルギーであり、電池や発電機のように物理的に溜めたり、人工的に生成したりすることはできない。

……従来はそのように考えられていた。

だが人体から分泌されるソウルの流動体を用いることで、一時的に蓄えたり、他者に受け渡したりできることが、最近の研究によって明らかになってきた。


一つの方法は男性の精液によるものだが、これは膣内に射出しなければ効果が現れず、用途が限定的過ぎ、妊娠の危険もあるという欠点がある。

もう一つの方法は聖乳を利用するもので、これならば口から飲用することで、誰でもその恩恵を受けることができる。


万人が享受できるソウルの補給飲料として、この〈聖乳〉は急速に需要が高まっていた。


「あああー……っ!!!」


ミルクプラントの装置の一つに繋がれたマールの喉から悩ましげな声が漏れる。

この聖乳は噴出するたびに射精と同じような快感が訪れるため、それを連続的に搾り取られるとなると、絶え間ない快楽に晒されることになる。


マールはまだ未熟なため、一回の生産量は1リットルほど。通常の女性は2リットル、多い人は1日最大5リットルまで搾乳できることもある。

だが多ければ多いほど体にかかる負担も大きいため、マールはまだ半人分でセーブされていた。


「あっーああーっ!」

壁に固定されたルーンが膣内で震えると、再びドバドバと噴乳を始める。

これは聖乳の分泌を促す特殊なルーンで、女性器に挿入することで母乳体質になる仕組みだ。


一度聖乳が出る体質になると、一週間ほどで乳が張りだし、むらむらとした感情が止まらなくなる。そのため自らの意志でこのミルクプラントにやってきて、絞り出してもらっている。

パートナーがいれば人力で絞り出してもらうこともできるが、このプラントに来れば一時間もあれば全て吸い出してくれるので、ここに来る人が多い。


人が飲用するものなので、厳しい衛生管理体制が敷かれている。

そのため搾乳前には必ず身体を清潔に洗い、搾乳時は服を着用せずに行う。

そうして集められた聖乳は瓶に詰めて保存され、ギルドを介して商品として販売されている。母体によって味が異なるため、ラベルにはその名前が付されることになっている。


搾乳が終わると、ぐったりとした疲労感と爽快感に包まれ、急速に眠気がやってくる。

必要な水分を補給すると、プラントに併設された仮眠室で幸せそうな顔をしてマールは眠りについた。

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Comments

カイビャク

久々の搾乳シチュ来ましたね~。 また、色んな子のミルクを吸い取られる艶姿を期待したいです……。

みょん

飲むと幸運が訪れそうです! 聖乳と聞くと、つい妖帝の「Baptize」が頭の中で流れ始めます💦

AzoI Kad

アナルにも入れるとさらに聖乳の量が増えそうですね…!

nekotoraya

久々ですね! 同人誌の方でちょっと描いたので、ついでにマールも描いてみました

カイビャク

おお、いいこと聞かせて頂きました……! 益々次の同人誌が期待できますね~。