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茶熊学園の女生徒が立て続けに妊娠し、子育てのために休学するというニュースがあってから、学園側は緊急でアンケートを取った。

それは「避妊具を使っているか」という問いにYes/Noを答えさせるものだ。


リルテットはこのアンケートを見て、即座に「No」に丸を付けた。

そもそも男とセックスなどする事はない。したくもない。自分には無関係のアンケートだと思った。


しかし学園側は、避妊をしない危険な性行為を繰り返しているとして、Noに丸を付けた全員を、避妊具練習特別実習に参加させることにした。

リルテットもその中に含まれていた。



「そんな貧相なもの見せないでよ。汚らわしい。」

実習はランダムで組んだ男女が一対一でパートナーを組んで練習を行う。

全員水着着用である。

リルテットが組まされたのは、ヤリチンと噂されるのチャラ男だった。風の噂では、何人かの女生徒を妊娠させたことがあるらしい。それでものうのうと学園に通い続けているということは、責任など取っていないのだろう。

こんな男のために、自分がくだらない実習に参加させられていると感じ、リルテットは吐き捨てるように言った。


「へへ、言ってくれるじゃないか。本当に貧相かどうか、じっくり見てな。」

「う……」


さっきまで萎んでいてポケットサイズだったものが、みるみるうちに膨れ上がり、堅く起立する。多くの女子を泣かせているという、彼自慢の巨根だった。

「こんなに大きくなるの……」

「まだまだ本気サイズじゃないぜ。これが今から君の中に入るんだ。楽しみだろ。」

「だ、誰がそんなこと!するわけないでしょ」


この実習のノルマは、コンドームを付けた状態で射精させることができればクリアである。ゴムの開封と装着は女の子が行い、そこから射精に導けるまで試してもらう。ただし本番をする必要はなく、手か口でイかせることができればそれでクリアだ。


ゴムの扱いに慣れていないリルテットは、相当手間取りながらも、やっとのことでそれを付け終えた。

「たく、おせえんだよ。」

まわりはもうとっくに始まっている。ほとんどの人は手か口でやっているが、一部はもう本番を始めているペアもいた。好きでもない相手と本番えっちまでしてしまうなど、リルテットには到底考えられないことだ。

「最初は口でいいけど、それでイけなかったら、ぶち込むからな」

「そんなの、ダメに決まってるでしょ!」

「ヤられたくなかったら、頑張って口で奉仕するんだな。」

「う……」


好きでもない男のそれを口に含むというのは、どれほど嫌悪感を催すものか。想像しただけで悪寒が走る。しかも男の前に膝をついて奉仕しなくてはならない。それはひどく屈辱的だった。

だがこんな相手に操を渡すわけにはいかない。それだけはなんとしても避けなければならない。

やむなくリルテットは、男の前にひざまずき、舌でその先端を舐めはじめる。


心を無にし、現実を直視しないことでその屈辱を紛らわせる。

そうだ、これはフランクフルトだ。放課後にファストフードに寄って、そこでフェネッカと一緒にフランクフルトを頼んだと思えばいい。

歯を立てないように慎重に気をつけながらも、太すぎるフランクフルトを頬張っていく。そう思うと、そこまで苦に感じなくなってきた。


薄目を開いてちょくちょく相手の反応も窺ったが、なるほど、ソーセージのつなぎ目、すなわち亀頭の裏筋のあたりを重点的に舌でなぞると、気持ちよさそうな反応を見せることがわかった。

これはいけるかもしれない。リルテットはそう思っていた。


だがリルテットは見誤っていた。

男は亀頭責めだけでは射精に導くことは難しい。それは確かに気持ちいいけれども、やはり前後運動に比べれば微々たるものでしかないのだ。せめて手を使ってしごくか、口と喉を使って深くまで飲み込んで、前後運動によって射精を促さなくてはならない。

しかしリルテットの遠慮がちな舌の動きでは、到底その域には達することができなかった。


「はい、タイムアウト~」

男は唐突にそれを打ち切る。

「待って、もう少し頑張るから…」

「見てみろよ。あんまり下手だから、もうシナシナだよ。」

「う…」

改めて直視してみると、口で奉仕し始めたときよりも随分サイズが小さくなっている。それは興奮していないということは見るからに明らかだった。


「じゃ、約束通り、あそこを使わせてもらうぜ。罰として、ゴム無しな。」

「馬鹿なこと言わないで!」


だが回りを見回してみると、興奮が抑えきれなくなったのか、かなりのペアが本番セックスを始めていた。しかも無理矢理やられているという感じではなく、女の子達は気持ちよさそうな嬌声を上げている。自分もあの中の一人になると考えると、おぞましい感じがする。


よく見るとコンドームを付けていないペアも結構いた。避妊具実習で避妊をしないとは本末転倒である。これで妊娠してしまったら一体どうするつもりなんだろうか。


「お…お願い…せめてつけてからにして。」

生でするつもりでゴムを外してしまった男に、哀願するようにもう一枚のコンドームを提示した。

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