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シエラ・ルウシェ・トワ・セツナ・ルミエの5人は温泉宿の同室でガールズトークに花を咲かせいた。女の子同士の会話となると、どうしても色恋沙汰の話題は欠かせない。

「ねえ、セツナはどういう男の人が好みなの?」

「えー、あんまりそういうの考えたことないなー」

「ふーん、じゃあ、トワは?」

「ええと、殿方とはあまり話したことがないですし…」

「ほんと、とことん奥手ねぇ」

むしろシエラがなかば強引的にそういう話に持っていこうとしていた。


「ねえ、あなたたち、もしかして……まだしたことないの?」

シエラが急に真顔になる。セツナとトワは顔を見合わせた。

「ルウシェは?」

「私は信徒の方々にご奉仕させて頂くことが多いですから」

「わお、私より経験多そうね。ルミエは?」

「ひっ……私は、その、小さい頃暗がりで無理やり襲われたことがあって…思い出したくないー!」

「それで暗いところ苦手なのね。」

ルミエは顔面蒼白になっていた。


「じゃあ、セツナとトワだけね。まだ未経験なのは。」

「そういうことは……まだ早いと思いますし。」

「だよねー!」

二人のトーンが一致する。

「ダメダメ。人生損してるわ!絶対勿体ない。若いうちにたくさん経験しておかなきゃ!」

シエラの声に熱がこもる。トワとセツナは苦笑いしていた。


「決めた。あなた達にミッションを与えるわ!」

シエラは左手の拳を握りしめ、右手で指を突きつける。

「あなたたちはこの温泉旅行の期間中に、処女を捨てること。いいわね!」

「「えええーー!」」

二人の驚きの声がこだまする。



「は、はやく終わらせてよ…っ!」

セツナは宿で居合わせた飛行島の主と同衾していた。

他に男といえば冴えないおっさんか気持ち悪いおっさんしかいなかったので、消去法で選ぶしかなかった。

べたべた触られるのがいやで、前戯は最低限にしてさっさと本番に入ってもらう。

しかし十六年守ってきた結界の門が破られると、さすがのセツナも悲鳴を上げた。

顔を見られるのが恥ずかしいので、後背位の体勢だった。

破瓜したばかりのセツナを気遣っているのか、つながったままでなかなか動かない。もう10分以上くっついたままで、ほとんど動きがない。そうしているとだんだん感覚が麻痺してきて、痛みもなくなってきた。奥までぴったりと埋められていて境界線がわからなくなる。

だがこのままでは進まないこともセツナはわかっていた。だからさっさと終わらせてもらいたい。

「は、はやく…動いて……っつ!」


催促した途端、ゆっくりと深いピストンが始まる。身体の内側からめくりあげられるような感覚がして、背筋がびりびりと震えた。

「う……あっ……あっ」

リズミカルに、一定間隔で突かれるぶんには痛みがなかった。でも時々タイミングをずらされるので、それに対応しきれなくて悲鳴を上げる。

やがて少しずつペースが早くなっていき、だんだん思考が追いつかなくなり呑み込まれていった。

「あーっ!あっ!あっ!」


いつの間にか終わったことに気付いたのは、びゅくびゅくと脈打つそれが体内で律動し、腰の動きが止まった時だった。



「おめでとうー!セツナ。どうだった?」

行為が終わって身体を洗い流すと、別室で待機していたシエラ達が祝福の声を上げる。

「まだなんか挟まってるみたい」

ぴりっとした痛みとともに、まだそこに入っているような異物感が残っている。

「どう?素敵だったでしょ。」

「ぜんぜん!…何が何だがよくわかんなかった。でも、思ったよりは痛くなかったかも。」

「初めてにしては上出来ね。」

「あと、中に出された……」

「あー、ゆきずりの人とえっちするときはちゃんと避妊しないとダメよ。」

「それを先に言ってよー!」

「ふふ、次からはそうしなさい。ゴム、渡しておくわ。」

「次は無いから!」

「でも一回目より、二回目のほうがずっと気持ちよくなるはずよ。明日もう一回抱いてもらえば?」

「却下!」


「そうね、明日はトワの番だもんね。」

「ふえっ!?」

急に話を振られてトワがきょとんとする。


温泉旅行はまだ始まったばかりだった。



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