撮影会(4) (Pixiv Fanbox)
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撮影途中でリタイアしてしまったセツナの代わりに、ティナが撮影されることになった。
二穴同時挿入というなかなかハードな内容で、ティナはやりたくないと断ったが、周囲には昂りを抑えられない男優達が待機しており、断りきれるような雰囲気ではない。
お尻を洗浄し、そこ穴をほぐされることも不快だったが、いよいよ挿入ともなると強い嫌悪感が伴った。
「ひあっ……」
メリメリと穴を押し拡げられ、男のそれが入ってくる。そこはえっちする穴ではない。本来の用途で使うわけではないから気持ちいいはずがない。
入り口を通過する時は、焼け付くような熱さとひりひりとした痛みが襲いかかってきた。だが奥までぬるりと入ってくると、不思議なほど感覚がない。入り口以外には痛覚がないので、それ以上痛むことはなかった。
「ふう……う……」
痛みに耐えながら浅く息をしていたので、すこしそれが収まったことで深く息を吐いた。とりあえず第1段階はクリアしたが、本番はこれからである。
「こんな格好……!」
後ろに挿入されたまま、仰向けの体勢にされ、足を大きく広げさせられる。つながっているところがみんなに見えてしまい、とても恥ずかしい。剥き出しになったあそこが、まるで男を待ち受けるかのようにぱっくりと口を開いた。
「ああああっ!」
二本目が入ってくる。今度は入れるべき穴だ。しかし男のそれは太すぎて、ただでさえ一本入って狭いところを、押しのけるようにして占有しようとしてくる。
「無理……無理です……っ!」
身体の中に異物が二つも入ってきて下半身が張り裂けそうだった。
耐えきれぬほどの圧迫感が襲いかかってきて、身体が悲鳴をあげる。
「こ…こわれちゃう……っ!」
だが人間の身体というのは柔軟にできているもので、不可能と思われた太いものを、二本ともずっぽりと奥まで飲み込んでしまった。
前の男がクリトリスを弄るため、刺激が三重になってやってくる。
「ひあああっ!」
苦痛8割快感2割くらいであったものが、徐々にその比率を逆転させていった。
肉芽からくる快楽がじわじわと広がっていき、前穴の刺激が気持ちよさへと変化していく。それがやがて後穴にも伝播していき、ついにはその痛みさえも甘美に感じるようになってくる。
「あっ……あっ!ああっ!!」
これが二穴挿入の、しいてはお尻の穴の気持ちよさ……!
何かを掴みかけて、あともう少しでイけそうなところで、前の男がびゅくびゅくと射精を始めた。
もうちょっとだったのに…!
だが代わりはいくらでもいるのがAV撮影の利点である。すぐさま待機していた別の男が正面に陣取って、クールダウンを始めかけてきたその穴を塞いだ。
セツナを犯していた組の男優たちもその様子を見て復活したようで、これから8人フルで相手をさせられることになる。
セツナもむくりと起き上がってきて、その様子をにやにやと眺めていた。まるで天罰だとでも言いたげだった。