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鬼狩りに失敗したトワは気がつくと、裸で布団に寝かされていた。

周りには男たちが何人もいる。


「あ…あなたたちは…!」

見覚えのある男たちだった。宿の店主や料理人の親父、用心棒など、この宿の関係者ばかりだった。

「あの方の正体を知られた以上、あんたをそのまま帰すわけにはいかねぇ…」

「あなた達も…鬼の一味だったのですね……」

盲点だった。味方だと思っていたはずの人たちが、最初から敵であったのだ。思い返してみると、いくつかおかしな点がある。ただの冒険家であるはずのトワたちが、こうやって遊女の真似をさせられているのも、仕組まれたことだったのだ。

どうしたらこの状況を抜け出せるか。思考が転回する。そうすると妙に冷静になった。

「ち…違うんじゃ。ただ…」


元々は静かな村だった。村の裏山に鬼が棲み着いてから、村の娘たちを攫うようになり、ついには全ての若い女が村から消えてしまった。

このままでは跡継ぎがいなくなり、村が全滅してしまう。

そんなときに鬼が持ちかけてきたのが、遊郭を経営するという取引であった。

そうすれば若い娘が次々と集まってくる。


「なるほど…生贄として集められたのですね」

「たくさんの娘を集めれば、ワシらもおこぼれを預かっていいと言われている。あんたはあのお方が要らないとおっしゃられた。だからワシらのものじゃ。」

鬼は退魔の力を嫌がったのだろう。たしかに、懐に置いておいてはいつ討たれるかわからない。そんなトワを傍に置きたくはないだろう。


男たちが一斉に襲いかかる。いくら退魔の力があるとはいっても、人間相手には無力に等しい。一人ではどうにもならない。

唯一の希望は、セツナ達が気付いて助けに来てくれることだった。


「んむ……っ」

右手で手コキしながら、左手で口に咥えて射精を促す。

トワが一番恐れているのは妊娠することだった。

これだけの男に膣内射精され続けたらなら、いずれ受精は避けられない。

どれだけ犯されようと、妊娠さえしなければまた元の生活に戻ることが出来る。だがもし子供ができてしまえば……、その後の人生はすっかり変わってしまうだろう。

それだけは何としても避けなれければならなかった。

そのためには、慣れない手扱きも口淫もやってみせる。膣内に出される精液を一滴でも減らすために。


ここ十数日、遊女の真似事をしてきたおかげで、男性器の扱いはずいぶん慣れてきていた。緩急のつけかたや、どこを刺激すれば悦ぶかなど。そうしたテクニックのお陰で、手で扱かれていた男が耐えきれずにその先端から白濁を吐き出した。そして間もなく口の中にも苦いものが放出される。

やっとできた……と一安心したところで、下の男も射精を始める。びゅくびゅくという律動が腟内を満たしていった。


「わしらの子…わしらの未来を孕んでくれ……!」

とんでもない。ここで村人の子を孕まされたら、一生この村の娘として生きていかなくてはならない。

もっと頑張って手や口で逝かさなければ……。


次の男たちが交代してくると、できるだけ早く手と口で出させるように努力した。これが遅れてしまえば、彼らも腟内で出したがるだろう…。


「おせーな。こっちが空いてるから使わせてもらうぞ。」

待ちわびた男がお尻の穴に触れてくる。ぞわりとした悪寒が走った。

だが肛門の射精ならば受精の危険性はない、そう思い直して、入れやすいように腰を持ち上げる。


いつか来るはずの救いの一手を待ちながら、トワは耐え続けていた。





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