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「そこの岩に手をついて、お尻をこっちに向けなさい。」

「誰がそんなことをっ!」

「私はどちらでもいいのだよ。君がしなければ、あの娘を代わりにするだけさ。」

「トワには手を出すなぁっ!」

「ふむ、ではどうすればいいか、わかるだろう?」


トワにとって温泉旅行は特別なものだ。それに水を差したくはない。ここでこのオッサンを満足させることができたら……。そんな考えがセツナの頭をよぎる。



「よし、いい子だ。」

セツナは露天風呂の端にある岩場に両手をついて、無防備なお尻を晒した。

「さっさと、終わらせてよ!」

後ろをちらりと見ると、凶悪なまでに巨大化したオッサンのそれがそそり立っていた。あれが入ってくると考えるとゾッとする。


「痛っ……!!」

「おや、この抵抗感。君は処女なのかな?」

「痛……、無理、やっぱり無理!!」

「なあに、痛いのは最初だけさ。」


「うあああ……っ!」


セツナの聖域を守っていた結界は、いとも簡単にぶち破られてしまった。

男のそれが無理矢理侵入してくる。

とろりとした泉質の湯がローション代わりになっていたが、それでもろくに前戯もせずにぶち込まれると、その衝撃は激しすぎる。ましてやこれが初体験だとすると。

「さすがにきついな。だがおめでとう、これで君も女だ。」

「うるさい!抜いて、抜いてよっ……」



「お言葉通り、一発抜いてやろう。このままではキツすぎるからな」

オッサンの腰が律動して、中に熱いものが入ってくるのを感じた。

「まさか……っ!」

「これで中も滑りやすくなるだろう。アレも少し小さくなって、痛みも減ったはずだ。」

男の言う通り、さっきまではち切れそうなほど固く肥大化していたそれが、今は柔らかくなってその圧も減っていた。だがその出したものというのが気になる。

「まさか……中に出したんじゃ……」

「当たり前だろう。男女のまぐわいとは、子作りのためにするものだ。」

「子づく…り…」


その生々しい現実を押し付けられて、卒倒しそうになる。そうだ、知識としてはなんとなく知っていたが、これは間違いなく子供のできる行為だ。そんな重要なことをこんなにあっさり許してしまうなんて……。


「うむ、滑りがよくなって、実に良い。」

「う…動くなぁっ!」

パンパンと音を立てて肉体がぶつかりあう。先程までの刺すような痛みはだいぶ和らいでいて、そのかわりに内側から来る熱が全身を支配しようとしていた。

出されたばかりのものが、そのピストン運動によって、奥へ、奥へと入り込んでいく。一刻も早く洗い流さないと、大変なことになるのに。


「ほら、だんだん気持ちよくなってきただろう。君の尻がそう言っている」

「そんなことは……ぁっ……!」

セツナは大きく背中を反らせて、そのお尻を突き出していた。

容赦ないピストン運動を全身で受け止めるためだった。だが、ある角度で突かれた時に、しびれるような感覚がやってくるのに気がつく。毎回ではないが、ときたま絶妙な角度で入ってきた時に、悦楽が身体を包み込む。まるでかゆいところに手が届いたような気分だった。

「はあ……そ、そこ……っ!」

そんなセツナの後ろ姿を見て、男はにやりと笑う。


ホメ=タタエールの百人斬りノートに、また一人の名前が刻まれた。










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