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リリーの脱衣ブロック崩しの幕間ストーリーです。

http://totora.jpn.org/blocks/lily/

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「じゃあ、名前と年齢を教えてちょうだい。」

「リリー・コーネル、17歳、探偵です!」

「で、リリーちゃん、ウチが何屋なのかわかって来たの?」

「すみません!わかりません!」

リリーは明るい声でドヤ顔で答えた。

ヴィンセントは、ハァーっとため息をついた。口調がオカマから低い男の声に変わる。

「ギャングだよ。ギャング。ギャンブルの胴元から、ヤミ金融、風俗の運営、テキ屋の元締め、セコい奴らの粛清まで、カタギじゃないことはなんでもやる。ヤクザな稼業がお得意の総合商社だよ。」

呆れ顔で大声でまくしたてたあと、声のトーンを変えて付け加えた。

「……でもまあ、クスリだけは扱ってないわよ。」


「えーとですね。シャッキントリさんが、ここに来れば解決してくれるって言ってたんです。」

「借金ね。まあ下のモンから聞いてるわ。うちの系列なのよね。」

ヴィンセントはばらばらと持ってきた帳簿をめくる。

「んー、事務所管理費滞納と債務不履行で150万メセナ。トライドル換算で$$$1500万ね。まあこんぐらいならビデオ出演15本ってところかしら。それできっちり完済してあげるわ」

「びでお?」

「ウチは慈善事業じゃないのよ。泡風呂に沈めてもいいんだけど、あいにくアナタみたいな世間知らずには向いてないでしょうからね。それに最近はすにゃほの普及でこっちのほうが割が良いのよ。」

「???」

ヴィンセントは事務所の奥の部屋に声をかけた。

「汁男優ブラッドちゃん。出番よ〜」

「なんだい?ニィさん。って、リリー・コーネルじゃねぇか。」

ヴィンセントの弟分、ブラッドが顔を出した。

「あ!ブラッドさん!」

「あら、あなた達、知り合い?」

「知り合い……?どうなんだろうな。顔見知りくらいか?」

「そういえば誰でしたっけ?」

ブラッドがズコーっと滑った。

リリーとブラッドは、クリスマス公演の時に何度か顔を合わせることがあったが、面と向かって話したことはない。しかしお互い目立つので、なんとなく知っている相手ではあった。

「そうそう!リリー・コーネル。思い出したわ。アナタ確かアイドルやってたことあったわね。」

ヴィンセントがぽんと閃いたように手のひらを打つ。

「はい!アイドルωキャッツです!」

「ああ、そういえば聞いたことあるな。一時期爆発的にヒットしたものの、プロデューサーの不祥事で解散になったっていう……。」

「……んんん、いいわね!堕ちた元アイドル!これはデビューしたら売れるわ!」

「わーい!アイドル、またできるんですか!?」

リリーの顔がぱっと輝いた。結構大変だったとはいえ、アイドルとして舞台に立つのはなかなか楽しい経験だった。

「そうよ。あたしがプロデュースしてあげるわ。……裏の世界のアイドルとしてね。」

「はい、よろしくお願いします!」

リリーは笑顔でヴィンセントの差し出した契約書に即座にサインした。

そこには、AV女優専属契約、無制限の膣内射精許可、妊娠した場合の免責事項などが記されていた。

******


「きーらりー☆夢見てた~♪世界を~描いてく~♫」

場末のラブホテルの一室にあるカラオケセットで、リリーは歌っていた。

「いいわねいいわね~!!」

「なるほど、さすが本物だ。歌とダンスは上手いんだな。」

ヴィンセントとブラッドは、二人だけの観客としてそれを見つめていた。ヴィンセントはきっちりカメラを回している。

カラオケセットはステージに比べればはるかにしょぼいが、綺羅びやかに踊るリリーの姿を見ると、まだアイドルとして現役の魅力があることがわかる。

「このステージ衣装、懐かしいです!!」

歌を終えたリリーは、きらきらとした笑顔で喜んでいた。

「どうやって手に入れたんだよ、ニイさん。」

「ただのイメクラのコスプレ衣装よ。系列店に問い合わせてみたら、すぐに手配できたわ。」

「たしかに布がペラペラしてて、ちょっと安っぽいです!」

悪びれもなくリリーはそう言った。

「いいのよ、すぐに脱ぐんだから。」

「脱ぐ?」

リリーは頭にはてなマークを浮かべた。

「当然でしょ。これからエッチするんだから。」

「ど、どういうことですか!!?」

*****


「そ、そんなの、き、聞いてません!」

「聞いてないもなにも、アナタ、サインしたわよね。」

ヴィンセントがさきほどの契約書を見せる。よく読むと、そこにはきっちりアダルトビデオ女優の出演契約が書かれていた。

これから計15本のビデオを撮影すること。

男優やシチュエーションはすべてこちらで選び拒否権はないこと。

ゴム無し避妊なしで本番セックスをすること。

15本の出演後に、借金を全額帳消しにすること。

撮影期間途中に妊娠した場合、15本に達していなくてもその時点で借金返済とする。ただし一切の責任は取らない。

「ウチのレーベルは、擬似なしフェイクなしヤラセなしの、リアルな中出しをウリにしてるのよ。撮影で妊娠したことがわかったら、その回の作品の売上は跳ね上がるの。まあだからこそ一般には流通できない、裏ビデオになるわけよね。」

「ううう……」

契約書の半分も理解はできなかったが、とんでもない契約を結んでしまったことがわかった。

「で、でも、私……まだこういうことしたことなくて……」

「あら!処女なのね!今どき珍しい!それが本当なら売上は3倍になるわ!」

かくして、撮影は始まった。

***

「あの…どうして靴下だけ履きなおすんですか。」

「細かいこと言わなくていいの!そのほうがえろいからよ!ほんとは衣装も着たままでも良かったんだけど、借りる時に汚すなって言われてるのよねぇ…。」


なかば諦めた様子で、リリーは服を脱いでいった。

そして最後の下着にも手をかける。

「リリーちゃん、顔は子供っぽいけど、身体はとっても色っぽいのね。」

リリーが服を脱ぐ一挙一動を、きっちりヴィンセントは動画におさめていた。もう撮影は始まっているのだ。

「天井のシミでも数えているうちに終わるわよ。全部ブラッドに任せちゃいなさい。」

「悪く思うなよ、これも仕事なんだ。」

黒パンツ一丁になったブラッドと、裸になったリリーが並んで立つと、改めて体格差がはっきりする。体格のいいブラッドが抱きかかえると、まるで親子のようだった。

「せめてもの情けだ。きっちりほぐしてやるさ。」

ベッドに寝かせ、リリーの処女膜を確認すると、30分もかけて念入りに準備をした。

****

「んひぃっ!」

何もかもが初めての体験で、リリーにとってはまるで嵐のような時間だった。

丹念な愛撫でふわふわと気持ちが浮いていた所に、突然の全身を貫く衝撃。

その瞬間は叫び声を上げるほどの激痛だったが、ひとたび山を越えると、それほど痛みは苦痛にならなくなった。

それよりも、これまだ感じたことがない、こみ上げるような熱い何かが突き上げてくる。

「ひああっ!はあっ!ああっ!あっ!」

しばらく馴らせたあとに、本格的なピストンが始まっても、リリーは艶のある息を上げていた。ブラッドのその行為は、決して独りよがりではなく、優しさと共に、女性の弱いところを的確に攻め上げるテクニックを併せ持っていた。


「ああっ!あっ!あっ!」

もはやカメラで撮られていることも忘れ、襲いかかる快楽の波に、ただ押し流されていた。

「くっ!いくぞ」

びくびくと、膣内でブラッドの肉棒が震える。濃厚な液体が注ぎ込まれていた。

ドクドクと、溢れる精液がリリーの膣を満たしていき、そして子宮の中へとなだれ込んでいく。

ぞくぞくとした感覚が、背筋から全身へと駆け抜けた。

しかし一息つく間もなく、第二ラウンドが開始される。

果てしなく続くような嵐のような時間が過ぎ去った時、リリーはぼーっと放心状態で空虚を見つめていた。

「お疲れ様。どう、一回目の撮影は。」

「はい……凄かったです。」

「ブラッドもノリノリだったわね。久々に本気の顔を見たわ。」

「るせー!しかしまあ、いいカラダしてんな。その点は自信持っていいと思うぞ。」

「あら。気に入っちゃった?次は別の男優をあてがう予定だったけど、次回もやりたい?」

「あーーっ!」

リリーが素っ頓狂な声を上げた。

「あら、どうしたの?」

「天井のシミの数…いくつだったか忘れました……。」

大真面目な顔をして、リリーは言った。

******

その後、リリーは数日おきに、何本ものビデオ撮影をさせられた。

初めて撮影した『堕ちた元アイドル!処女喪失直後に中出し三昧!』はその飾り気のないリアルな演技がうけて大ヒットとなり、予想の三倍以上も売上があった。


露出、輪姦、乱交ものなどを中心に、次々とヒット作品を生み出していったが、約一ヶ月後、8本目を出した頃に妊娠が発覚。契約通り、晴れて借金は全額帳消しとなった。

想定以上の売上があったため、実は5本目の段階ですでに全額返済ぶんは稼いでいたらしい。

結局誰が父親なのかはわからずじまいだった。

しかし、ヴィンセントとブラッドは、懐妊祝いに大金を贈った。

そのため出産と子育てのための当面の資金が確保でき、リリーは幸せな顔で臨月を迎えているという……。

Q.E.D.

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Comments

AzoI Kad

最高のシチュです・・・!

Anonymous

ひぇぇ〜(゚ロ゚;) リリーちゃん、お幸せに…

Anonymous

素晴らしいです! どうして靴下だけ履き直してしまったのかは私も気になりました!